一口に郵便局といっても、規模によって分けられ、民営化の前には、普通郵便局、特定郵便局、簡易郵便局という区分がありました。
民営化後は普通、特定の区分がなくなり、郵便局と簡易郵便局が存在することになります。昔はよくニュースで、〇〇市の特定郵便局に・・・なんて言っていたものですが、特定って何だろうと疑問に思ったことはありませんか?
正しい定義(郵政省とか郵政公社の)によると、普通郵便局は普通郵便局長が配置された局、特定郵便局とは特定郵便局長が配置された局となります。意味わかんねーよ!というお怒りの声が聞こえてきます。はっきりとした定義ではないですが、一地域(集配地域と言いたいですが、実際はほぼ市町村単位)の中心になる局、または都心部などで規模の大きい局が普通郵便局、それ以外のあなたの町の郵便局が特定郵便局となります。
集配を行うのは基本的に普通局で、特定局では荷物(ゆうパックなど)を預かるだけのポジションですが、昔は僻地で普通局ではフォローしきれない地域では特定局が集配業務を行っているところがあり、集配特定局なんて言い方をしていました。今は、車の性能も上がり、道路事情もよくなったので、もはや集配特定局なんて言葉は死語になりつつあります。ゆうちょ銀行の支店はかつての普通局にあることが多いですが、全ての普通局にゆうちょ銀行の支店があるわけではないです。
それと今なお存在するのが簡易郵便局です。これは何かというと僻地などで(ごめんなさい、悪気はないんです。単なる説明のための言葉です)通常の郵便局ではフォローできない場所において、民間に委託された郵便局のことを指しています。昔、某天パのえらい人が民間にできることは民間でなどとえらそうにほざいていらっしゃいましたが、実際に民間に依頼すべきところは昔から民間に依頼していたんですよ。簡易局のサービスはほぼ普通の郵便局と一緒です。違うところと言えば、ATMがないこと(全てではないですが)、内容証明とかややこしい郵便物は扱えないこと、営業時間が割と自由なこと(あの東の川簡易局は14時30分終了だったし)ぐらいなものです。近年は簡易保険を扱うところも増えてきて、ますます郵便局との差が小さくなっているように感じます。その一方で、貯金扱いがなくなることもあり、ししょー的には痛いです。
普通の郵便局では、あまり会話することのないししょーですが(相手のリアクションにもよる)、簡易局では一般の方が郵政業務に協力されてるわけですし、なるべく会話するようにしています。地域の商店から、全くの個人、たまに地元の大きな会社(まれに役所の出張所)が担当されているので、皆さんに感謝の気持ちを持っています。
一部で、簡易局という言い方は存在を軽んじているなんて論調もあるようですが、ししょーはそういう考え方には反対です。簡易局というのはシステム的なものであって、別に存在を軽んじてるわけではないし、もしそう思っているのならそういう発言をする輩が軽んじているに違いないからです。
全国津々浦々にまで届くユニバーサルサービスを支えてくださっている方々に感謝しつつ、活動を続けるししょーです。うーん、オフロードバイクって便利なのかなあ。