江東区、江戸川区の旅

0.はじめに

そろそろ東京都区内完全制覇の旅に戻ろうかな。と言っても、鉄道で回れそうな所はだいたい回ったので、あとはバス利用となる。これはなかなかやっかいなのだ。まず、東京はバス路線が異常に多い。都バスだけでなく、他の民営のバスもあるからそれらを考えると余計複雑になる。そして、できれば(予算的にも)1日乗車券を使いたいので、それを勘案した行程になるのはやむを得ないところ。それが、ますます話を複雑にしているように思われる。

とにかく、今回は東京都区内のうち東部のベイエリア(?)江東区、江戸川区を回ることにした。ここを走るバス路線は、都バスと京成バスがある。コミュニティバス?江東区のコミュニティバスは都営だから。

1.プランニング

プランニングか。とりあえずは、このエリアを走る東京メトロ東西線、都営地下鉄新宿線、JR京葉線、総武本線の周りは訪問済みなので、それ以外の部分を回ることになる。1日乗車券の都合から、今回は都バスで回ることにした。本来ならば、バスのダイヤを考慮してベストな行程を編み出すべきなんだろうけど、路線の多さと未訪問郵便局の所在(散らばり具合)を考えていると、気が滅入ってきた。まず、最重要課題は取り漏れがないこと、と開き直り(コラ)未訪問局をピックアップ、あとはそれに沿うバス路線を見つけ出しつつ行程を考えた。正直に白状します、この行程はきっと無駄が多い(^_^;)
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ビル内郵便局

ある建物(商業ビルなど)の中に設置される郵便局でビル名が名前に付いているものをそう呼んでいます。ただし、地権者としてビルに入っているものは除きます。

別にジャンルとして確立しているわけではなく、あくまで個人的な見解と言いますか、感想レベルの話ですので、その点ご承知おきください。

通常、郵便局の名前というものは、所在地の地名から付けることが多いです。例えば東京都中央区の銀座四丁目にあれば銀座四局(丁目は付けないようです)、銀座六丁目にあれば銀座六局といった感じです。銀座三丁目にある郵便局は銀座並木通局ですが、たまにそういうこともあります。ネーミングの話を始めると長くなりそうなので、今回はビル内局に限定してお話しします。

新しい商業ビル(ショッピングモールなども含めて)が建設されると、利便性のために新たに設置されるパターンが多いように思われますが、結構古いビルでも設置されていることもあり、意外に歴史は長いようです。

ネーミングのパターンとしては、昔からある○○ビル内局という「建物名+内局」のパターンが主流ですが、最近は○○局というビル内を付けないストレートな名前も増えてきています。前者の例で言うと、東京交通会館内局(東京交通会館1F)、NTT日比谷ビル内局(NTT日比谷ビル1F)、ニュー新橋ビル内局(ニュー新橋ビルB2F)など、後者の例だと汐留シティセンター局(汐留シティーセンタービルB2F)、八重洲地下街局(八重洲地下街北1)などがあります。最近、後ろにビルと付かない局が増えている印象がありますが、ビル内と言うからには○○ビル内のほうがそれっぽくてよいかなと思います(個人の感想です)。

さらに勝手な定義をさせていただくと、ビル内局は外部から直接入れる所と、ビルの中に入らないと行けない所に分かれます。そのうち外部の出入り口から直接入れるものは準ビル内局と呼んでいます(あくまでししょーの個人的な気持ちです)。外部から入れるビル内局ってビルにめり込んでるだけで普通の郵便局と変わらないから、あまり面白みがないじゃないですか。ビル内局というものは、まず大きなビルの正面口から入って、ビルのテナント案内板やフロアガイドを頼りに探してやっとたどり着く、そんな面白さがあると思います。

今の大企業の本社ビルというのは、たいてい2~3階までは外部からの出入りが自由なテナントゾーンとして飲食店や物販店(保険のナントカも)が入っていて、その一角に郵便局があるパターンが増えていますが、かつてはビルの入口に「関係者以外の立ち入りはご遠慮ください」といった看板が立っていて、その見えない壁の向こうにある郵便局に挑むというミッションもありました。ししょーの記録を振り返ると、大阪関電ビル内局(今はもうありませんが)、大阪全日空ビル内局(これも今はないですが)、第二霞ケ関局(ビル内局ではないですが、専用敷地内に入る必要があります)に挑んだことがありました。

ホテルや病院は、微妙な所ですが、用事のない者がむやみに立ち入る所でもないと思います。ですが、泊まりに来たわけでもなく、風邪を引いてるわけでもないのに、郵便局を目当てに入っていくこともあります。特に咎められることはないのですが、ちょっと気が引ける時間でもあります。東京の帝国ホテル、ホテルニューオータニ、ホテルオークラという錚々たる高級ホテルの中にも郵便局がありまして、なかなかこういうハイソな場所には縁がないなーなんて恐縮しながら広いロビーを歩いたこともあります。

病院は誰でも入れる雰囲気なので(面会というのもありますし)、比較的ハードルは低いかと思われます。消毒液のにおいが気にならなければ問題ありません。吹田阪大病院内局、横浜市大付属病院内簡易局、大崎郵便局NTT関東病院内分室(分室の話はいずれまた)などに訪問したことがあります。病院についての注意事項は、静かにする、入口でアルコール消毒する、ぐらいでしょうか。

郵便局っていろんな所にあるなあ、そういう発見も旅の楽しさだと思います。地域に根ざしている姿を見ると、本当にありがたい存在だなと改めて思います。最近の傾向として、新しいショッピングモールに併設されることが多い一方、昔からの企業ビルでは撤退が進んでいるようで、その辺りに一抹の寂しさを覚えるししょーです。

東海道線の旅(小田原辺りまで)

青春18きっぷで東海道本線を下る旅を何度かしてきたが、気まぐれに出かけるものだから結構飛び飛びになっているのであった。それをつなぐべく、今回出かけることにした。前回の東海道本線の旅は、確か平塚で終わったんだよな。でも、辻堂の北東にある辻堂本町局も行けなくはない。ということで、スタートは辻堂駅とした。

今回の目標は特に定めず、行けるところまで行く!とした。一応、資料は熱海駅まで用意したけれど、そこまではたぶん行けないだろうな。

●藤沢辻堂新町
さて、東海道線の下り列車で西へ。次の列車は快速アクティー熱海行き、と危ない、この快速は辻堂を通過するんだった。今回は、ちょっとこの快速アクティーがやっかいになりそうだ。

次の普通熱海行きに乗り、辻堂で降りる。駅付近は訪問済みのため、やや離れた辻堂新町局へ。線路沿いから羽鳥郵便局入口交差点へ抜ける道があるので、そこに行こうとして、違う道に入る。様子がおかしいので(GPS見た)、慌てて戻り、本来の道へ進む。約10分ほど歩いて羽鳥郵便局入口交差点に到着(ちなみにこの付近に羽鳥郵便局なんてものはない)。交差点の一角に辻堂新町局がある。駅から遠いので、帰りはバスに乗ろうかと思ったが、バス停が見当たらないので歩いて戻ることに。前回検討した藤沢駅~辻堂駅間のバスがあるはずなんだけど。

藤沢辻堂新町局
【藤沢辻堂新町局】
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トイレ事情について

夏の移動時は熱中症が心配です。一方、冬の移動時には熱中症の心配はないものの、気になるのはトイレです。気温のせいで、どうしてもトイレが近くなることと思います。対策として、なるべく必要以上に飲み物は取らないことも有効ですが、それでもトイレが近くなることは避けられないのではないでしょうか。

鉄道で移動する場合は、それほど心配はありません。かなり地方の小さな無人駅でもない限り、ほぼトイレは設置されています。地方の無人駅でもおそらく半分くらいの駅にはトイレがあるのではないでしょうか(ししょーの私見です)。駅の中になくても、駅前広場の一角に公衆トイレがあることも多いので、それほど気にすることはないと思います。

トイレを探す必要に迫られるのは、バス移動の時だと思います。もっとも、主要ターミナルのバスのりばであれば、たいてい駅前広場にありますし、なくても近隣の商業施設には必ずトイレがあります。場所の問題かいじわるか(ではないと思いたいですが)1階にトイレがない施設が多いですが、2階か地下1階に行けば必ずありますので、諦めず探しましょう。

ところが、バス路線の途中でトイレに行きたくなった時はどうすればいいか。バス路線の終点でも、何もない住宅地や住宅すらない転回場ということがあります。そんな時は下記の場所を探せばよいと思います。

  • 市役所(区役所)、町役場など
  • 公園
  • コンビニ

バスの終点や途中でも市役所(区役所)があれば、そこでトイレが使えます。お前は住民じゃないから使わせないなんてことは言われないでしょう。次に公園(大きい公園はもちろん、小さな児童公園でも)にはたいてい公衆トイレがあります。昔は本当に汚くて使う気がしなかったものですが、最近はきれいに整備されているところが多いので、安心して利用できます。トイレットペーパーがない場合もあるので、紙は用意した方がいいと思います。

最近のコンビニは、利用者へのサービスという観点からトイレが利用できるところが増えています。ししょーはイマイチ使い方が分からないので利用しませんけど、店員さんに「トイレを使わせてください」と声をかければよいようです。

その他、最近では観光地や主要道路沿いに公衆トイレが設置されることが増えているようです。東京の市街地ですと、橋のたもとにトイレが設置されている場所が多くあり、そちらも本当にありがたい存在ですね。あと、意外な場所として病院というのもあります。小さなクリニックではなく、大きな病院ですよ。公共施設と言えなくもないしということで、緊急時だけ使わせていただいております。

さらに追加情報としてですが、本当に困った時はトイレを使うためにあえて鉄道を利用することもあります。バスで移動できる場所であっても、鉄道が利用できるのであれば利用料のつもりできっぷを買い、列車に乗ることもあります。

気になる方は、冬期のプランニングにトイレポイントを設定するのもよいでしょう。いざという時に役に立つかもしれません。くれぐれもそこら辺で・・・というのはご遠慮ください。