郵政民営化されたのっていつでしたっけ?10年ちょっとぐらい前ですかね。調べたら2007年10月から民営化(ゆうちょ銀行とかかんぽ生命保険などの発足)したようです。準備会社の日本郵政公社とかは省略します。
郵便事業(郵便貯金なども含む)は元々公営(郵政省)でした。それをあの首相がいちゃもんを付けて民営化していろいろひずみが出てきてますね。あの首相の為された偉業は他にも規制緩和による高速ツアーバスの氾濫による多くの死傷事故や、非正規雇用の拡大による国民生活の不安定化、少子高齢化(今の日本は超高齢社会です!)など数々ありますが、このサイトとはあまり関連がないので触れないことにします。
株式会社かんぽ生命保険(面倒なので、以下かんぽ生命とします)による不正な保険営業が巷を賑わせていますけど、これも民営化による弊害の最たるものだと思っていいでしょう。民営会社であるがゆえの利益追求、それによって引き起こされるノルマ営業、それが最悪の形で出てきたのではないかと思います。判断力の鈍った高齢者を騙して、不要な、または保険料が高くなる契約に付け替えさせる、解約に応じず無駄な契約を強要する、さらには保険料の二重払い!?など、まともな企業では絶対やらないような悪事の数々が明らかになっています。
最近の郵便局は、他にも年賀状やかもめ~るなどのノルマ営業も有名ですが、郵政省ではしないであろうこれらの悪質な営業活動は民営化したからこそ起きたものと断じていいと思います。民営化なんかしても全くメリットはなかったのに、かの首相のウソ(郵便局員は公務員だから、人員削減すればその分国家予算が減らせるというデマ)にまんまと国民は騙され、しなくてもいい民営化をしてしまい、郵便局が減る、サービスが悪くなる、年賀状を押し売りしてくるなどのデメリットだらけになってしまいました。ししょーは、郵政民営化に反対の立場を崩してませんので、今でも国営に戻すべきと考えています。
もっと卑近なお話としますとね、小さい郵便局では貯金と保険(かんぽ生命)の窓口って一緒になっていることが多いんですよ。貯金関連の業務は入出金や株主配当の払い出し、時間がかかる作業でも通帳の更新ぐらいです。しかし、保険の業務って契約内容(保障内容)の説明とか、契約手続きとかとにかく時間がかかります。まともにやると30分以上かかっているのではないでしょうか。それだけの時間1つの窓口がふさがると、タイムロスがかなり響くんです。こちらは時間との勝負(平日の9時~16時)なもんですから。
今までは、保険の話してるなー、時間かかってるなー、と思いながらも局員さんもお仕事だから大変だなとか思っていましたけど、こういうニュースを見ると見方が変わってしまいます。悪い局員さんにお年寄りが騙されているんではないだろうか、ここは割って入って助けるべきではないだろうか?とか余計なことを考えたくなります。
局員さんも好きでノルマ営業してるわけではないことは理解してますよ。上層部の圧力などで、強引な営業をしないと生活ができないレベルにまで追い込まれている実態というのも報じられていますし。ただ、こういう実態を知った上で保険営業に理解を示すことは難しいし、早く郵政事業を国営に戻さないと!という気持ちも強くなります。
参議院選挙が近いですね。各党の公約はえーと、うん、郵政国有化を謳った党はいないな。そのうち、政治家とコネクションができたらお話ししてみるか。だいたい、公共サービスに利益を求めだしたら(長くなるので略)。ししょーは元々は旅行の一環で郵便局を回り始めました。しかし、数多くの郵便局(日本全国津々浦々の地域)を回っているうちに、段々と事情通(と言うんでしょうか)になってきている気がします。これからも国民生活に欠かせない郵便局、郵政サービス(3事業)の成り行きを見守っていきたいと思います。
・・・なんだ、なんだ?今日は何だか社会派だな、ヲイ。