小田急線の旅(その1または特別編)

0.はじめに

今年の夏は特別な夏です。もうそれは、東京都という一地方の話なんだなと認識するようになった。うちら関係ないわ。まあとにかく、休みのうちに回れるところは回っておこう。という方針で進めることにした。とは言え、感染防止策を講じながらでは、やはり行動は制限される。今度はどこへ?

そうだ、小田急が1日乗車券を通年発売するようになった(2019年9月から)。そんなわけで今回はこれを利用することにした。残念ながら東京都区内の小田急線エリアは既に訪問済み(実はそうでないことが後で判明する)だが、目的は東京だけではない。ほぼ神奈川県内となるが、まあよかろう。

1.プランニング

と言ってもいつものように各駅で降りて、周辺局を訪問というやり方はやはり危険だ。テレビでも連日「命に関わる危険な暑さです」と強調していることもあるし。そんなものにビビっていては話になりませんよ、といつもはうそぶいていたけれど、今回はそうもいかないようなので、ちょっとルールを作ってみた。

  • 駅から300m以内(移動距離ベース)の局に限定する
  • 電車で30分程度の移動(冷却タイム)を設定する

軟弱だ。と言われそうだけど。今回は、何分特別な夏なので(結局それかよ)。それと次の日が仕事なので、あまりダメージを残したくない。もう少し涼しくなれば、足を伸ばしてもいいのだが、今回は諸々の事情によりこのようなプランニングとなった。そもそもエクストラな休暇に戸惑いもあるけれど。

今回のきっぷは「1日全線フリー乗車券」。小田急全線(もちろん多摩線、江ノ島線も)1日乗り放題のきっぷである。お値段は2000円(小児は半額)。新宿~小田原間の普通運賃が900円(IC891円)であることを考えると、なかなか絶妙な設定である。余談だが、特に優待などはないようである。長いので例によって以下1日乗車券と記載する。

1日フリー乗車券 “小田急線の旅(その1または特別編)” の続きを読む