地域コンプの条件について(考察してみた)

ここ最近、殺伐とした記事が多かったものですから(誰のせいなんだよ?)、ここらで局巡りに関する事柄について考えてみたいと思います。

旅行貯金というのは本来旅の途中で立ち寄った場所で記念に貯金するもの。もともとはそういう定義なんでしょうけど、趣味が高じてくると旅の途中ではなく郵便局を回ることが目的化して、その結果一定地域を全部回るようになります。

その際に、○○県制覇とか○○市コンプみたいな区切りといいますか、管理の仕方が出てくるわけです。普通に考えると県の境目とか都市の境目が変わることはないので、その地域内の郵便局を全て回りきるとその地域は完了したことになります。正式な用語ではないですが、この文章に関しては一地域内の郵便局を回りきることをコンプ(コンプリートの略)と呼ぶことにします。なお、ここでは郵便局の開局や廃止などは考えないものとします。

通常は○○県を全部回りました、○○市を全部回りました、でいいのですが、実はたまにエリアが変更される区分があります。主なパターンとしては①町村(合併により大きな町になったり市になったり)、②政令指定都市の行政区が挙げられます。

ししょーの過去訪問した地域に関して言えば、①のパターンだと福井県吉田郡上志比村(松岡町、永平寺町と合併して永平寺町が誕生)、和歌山県那賀郡打田町と粉河町(那賀町、桃山町、貴志川町と合併して紀の川市爆誕)などが挙げられます。さらに広島県の佐伯郡宮島町と大野町が2005年11月に廿日市市(はつかいちし)に吸収合併された例もあります。

②のパターンはさらに厄介です。一番のトピックは全局訪問した後で政令指定都市にクラスチェンジした大阪府堺市(南河内郡美原町を後に吸収合併)が挙げられます。関連記事はこちらから。その他、最近のトピックとしては2023年12月に静岡県浜松市がそれまでの7行政区から区分が見直され、3行政区に集約されてしまうという事件が発生しました。

町村単位でもエリア内局を全て回ればコンプとなります。政令指定都市の行政区内局も全て回れば○○区コンプとしていました。ですが、その途上で合併などにより地域区分が変更されたらどうなるの?という問題にぶつかることも少なくないのです。

町村合併前に完走した場合は堂々コンプと記録しています。ただ、途中で合併が起こり新しい○○町が誕生した場合はそれ以前の区分を諦めることにしています。頑張れば旧町村の区分を調べて、旧○○村コンプという宣言も可能でしょうが、面倒だし現実離れしているように思われますので、そういう未練コンプはしないようにしています。

政令指定都市に関しては基本的に行政区単位で回ることになりますが、それが拡張されたらやはり諦めて広がった行政区を受け入れることにしています。訪問済みの都市が政令指定都市にクラスチェンジした場合は、行政区の区分はなかったことにして都市全体を回りきった時点でコンプとしています。ただ、堺市の行政区を調べて訪問局がどの区に属するのか必死に調べたものです。もっとも、市については全部回って初めてコンプと言えるので、行政区はあくまで途中の目安とするべきかもしれません。

最近のトピックとして、静岡県浜松市が行政区を7区から3区に集約しました。県庁所在地の静岡市だって3区(清水区、駿河区、葵区)なのになんで7区に分けたんだよ。それはともかく、それまでの中区、東区、南区、西区と北区の一部(三方原地区)が中央区に、浜北区と北区の三方原地区以外が浜名区、天竜区はそのまま天竜区になりました。まあ、天竜区は人外魔境だしイジるほどでもないんだろうな。そのおかげで今までししょーが訪問した中区、東区、西区、南区がみんな中央区になってしまいました。この場合は中央区のみ訪問しましたという扱いになります。中区の割合が高かったのですが、今さら旧中区コンプとか書くのもダサいので、素直に中央区を受け入れることにしました。

ししょーが達成した逃げ切り(町村合併の前のコンプ)を探してみると、意外にありました。愛知県西春日井郡新川町⇒清須市の一部、海部郡甚目寺町⇒あま市の一部、海部郡佐織町⇒愛西市の一部、葉栗郡木曽川町⇒一宮市の一部、なんだ愛知県ばっかりじゃん(^◇^;)

日本全国24000局を対象にするししょーにとっては些末な問題ですが、それでも地域の訪局の区切りとして行政区分は意識しています。よってそれが変わることはそれなりにインパクトがあります。例のあの下仁田ネギ野郎による平成の大合併という策謀によってかなり振り回されましたが、最近は落ち着いてきてるみたいなので、地道に進めていきたいと思います。まあ、横浜市コンプを達成して空虚感が漂っているのも否定できない事実ではありますが。

よーし、これからGWに向かって頑張ろう!(意気消沈)