相鉄バスで行く海老名市の旅(短縮版)

0.はじめに

神奈川県内局制覇を進めているところだが、基本的には神奈中バス(神奈川中央交通)でよいのかと思っていた。かなりの辺境部以外ならほぼ網羅しているので、神奈中残り回数20回という想定も出したのだが。

ところが、時々出てきた相鉄バスにまたも乗らなければならない事態になりそうである。パス特もなくなってしまった今(しつこく言ってるけど)、1日乗車券を出していない相鉄バスは避けたかったのだが、海老名市攻略のためには避けて通れないことが判明した。と言ってもせいぜい4局程度である。それぐらいならいいか?

実はある事情により午後休が使えることになったのである。この時間を利用して相鉄バスエリアを回れないものか。基本的には神奈中バスを利用することにしているので、このようなイレギュラーなものは早めに片付けておきたい。

1.プランニング

海老名市内局についてはいくつかの手段(小田急、相鉄、JR)で回ったのだが、実は相鉄バスでないと回れない箇所があることに気付いた。ただし、相鉄バスのエリアは横浜市、綾瀬市、座間市、海老名市、寒川町なので、これを過ぎれば神奈中バスに集中できるはずなんだが。

海老名市の残局は4局。うまく行けばこれらを半日で回れるはず。今回のプランは以下の通りとなった。

海老名駅~綾73、海73系統(神奈中)~中河内
海老名駅~綾31系統~中原~農大前
農大前~綾23系統~国分寺台第8
国分寺台第8~綾11、12、22系統~国分寺台第10
国分寺台第10~綾22系統~下浜田
(国分寺台第10~綾11、12系統~国分寺台第8~綾23系統~下浜田)

上記のうち、海老名駅(東口)~寒川駅間の系統は相鉄バスの綾73系統と神奈中バスの海73系統(平塚担当)が共同運行している。意外にも海老名駅を拠点にしている神奈中バスってないんだな。相鉄バスが強いのも仕方ないところか。

ネックとなるのは綾73系統(海73系統)である。なんと運行間隔はほぼ1時間なのだが、途中に3時間も空白のできる時間帯がある(共同運行なのに)。これを避けないと相当なタイムロスになる。

2.海老名市の旅

用事も終わったので、海老名駅に移動する。さすがに東京からだと遠いな。今の小田急は新宿から出る快速急行が藤沢行きとなっており、相模大野から先へは小田原行きの急行に乗り換える必要がある。しかも急行は町田発だが、快速急行とは相模大野で接続するという丁寧なダイヤ(+_+)タイミングによっては小田原行きの快速急行もあるようだが。

ようやく海老名に着いた。時間があるので昼ごはんにする。

コロッケそば
【今日はコロッケそば】

●有馬
海老名駅(東口)から綾73系統寒川駅行きに乗り、中河内バス停へ。このバスはマイクロバスで運行されている。バス停に行列ができていたが、別系統の利用者だった。マイクロバスということはその程度の利用ということである。

海老名駅2番のりば
【海老名駅2番のりば】

乗降方法のご案内
【乗降方法のご案内 なんで同車種にしなかった?】

中河内バス停に着いた。バス停前方の有馬小学校入口交差点を左に入ると有馬局があった。

中河内バス停
【中河内バス停 相鉄バス・神奈中バス共用】

有馬局
【有馬局】

ゆうゆうポイント
【今日もゆうゆうポイント忘れずに】

バス停まで戻ってくると、海老名駅行きのバスがあと1分ぐらいで出るところだった。危ない。これを逃すと1時間待ちになるんだけど。帰りのバスは神奈中バスの海73系統であった。こちらもマイクロバス。余談だが、相鉄バスだと運賃は340円、方や神奈中バスだと310円。どうやら今年3月の運賃改定で二重運賃になった模様。

神奈中バス海73系統
【神奈中バス海73系統 やはりマイクロバス】

●杉久保
海老名駅に戻ってきた。次は綾31系統大谷宿経由の農大前行きに乗り中原バス停へ。手前に杉久保バス停というトラップがあるので注意。かなり郵便局を行き過ぎてからバスが止まった。ということで、バスが来た道を戻る。

杉久保局
【杉久保局】

ちょっとインクが濃くなったようであった。こちらで乾かしてみましたが、気を付けてくださいと言われる。まあ、紙をはさんでるから大丈夫だろう。もう通帳の残り行数が少ない。更新されますか?と尋ねられたがギリギリまで行こうか。昔は主務者印欄のある通帳を求めて早めに更新したこともあるけど。お気を付けてを声をかけていただいた。
主務者印については、拙稿((通帳は)左に寄せて挿入してください)を参照のこと。

杉久保局については、神奈中バスの長16系統(海老名駅東口~長後駅西口間)でもアクセスできるのだが、神奈中バスの杉久保バス停からは遠くなる。相鉄バス、神奈中バスとも1時間に2本の運行なので神奈中バスに乗るメリットはないと判断した。

●海老名国分寺台
海老名駅に戻るのは効率が悪いので、次の農大前バス停まで移動し、そこから綾23系統下浜田経由海老名駅行きに乗る。次のバス停が終点なのに乗るのはもったいないな、と気づき歩くことにした。局前からバス停を通り過ぎて500mほど進むと、農大前のバス停と転回場が見えた。

農大前バス転回場
【農大前バス転回場】

綾23系統下浜田経由海老名駅行き
【綾23系統下浜田経由海老名駅行き】

国分寺台第8バス停で降りて、反対側のバス停から綾12系統綾瀬市役所行きに乗り国分寺台第10バス停へ。事前の計画では綾11系統吉岡芝原行き、または綾22系統ハマキョウレックス行きに乗る予定だったが、チェックが漏れていた。うーむ。

国分寺台第10バス停で降りて、前方の交差点に向かう。手前の角で右側の先に郵便局があることに気付いた。

海老名国分寺台局
【海老名国分寺台局】

海老名国分寺台局の側面
【壁の看板が何ともレトロ】

●海老名大谷
次は下浜田バス停に行きたいのだが。ここから直接行けるのはハマキョウレックス発の綾22系統海老名駅行き。しかし、本数が少ない。その前にのりばはどこだ?国分寺台第10のバス停は、国分寺台交番前交差点の東側に国分寺台経由海老名駅行き(綾11、12系統)ののりばがあり、南へ150mほど歩いたところにハマキョウレックス発の下浜田経由海老名駅行きののりばがある。時間的に国分寺台経由のバスに乗って乗り換えた方がよさそうだ。次の綾11系統吉岡芝原発の海老名駅行きに乗り、また国分寺台第8バス停に戻る。

国分寺台第10バス停
【国分寺台第10バスのりば 綾22系統下浜田経由 JAの位置から言って交差点から150mは離れてるだろうか】

国分寺台第8バス停
【国分寺台第8バス停 ここで乗り換えとなる】

今度は同じバス停から綾23系統の下浜田経由海老名駅行きに乗る。そう、さっきの農大前発のバスである。隣の下浜田バス停まで移動する。隣とはいえまあまあ距離がある。

バス停から前方の道を左に入り、坂を上って130mほど先の四つ角を右へ、80mほど先の角を左に進むと大谷局があった。

海老名大谷局
【海老名大谷局】

ここはバス停から距離がある(約300m)。次のバスには間に合わないだろう。ということで今日はこれで終了となる。ではここで通帳を更新しておくか。あれ?通帳は現在3種類(緑、黒、ピンク)があるはずだが、どれにしますかとは聞かれなかった。そして出てきた新通帳は緑だった。ここは選べないタイプの局だったか?いや、今は緑しかないのかな。

長椅子
【そーしゃるでぃすたんす?】

3.おわりに

綾23系統で海老名駅に戻る。とにかく、これで海老名市をクリアした。そして相鉄バスの旅もこれで終了!したはずなんだが。

本日の結果は、神奈川県:4(海老名市:4)となった。局数が少ないのは単純にバスの本数の問題だが、地域的には妥当であると思われる。

本日の結果
【本日の結果】

今日も相鉄バスをかなり利用することになった。1日乗車券があれば助かるのだが、そんなものはないので毎回PASMOで支払うことになる。今日も結局2000円近く支払うことになった。神奈中バスも1回含まれるが。それでも最初はいちいち海老名駅を基点に行こうとしていたので、かなり行程を改善できたと思う。

これで次回からは神奈中バスに集中できる。近隣にあるのは座間市、大和市、横には厚木市がある。なお高座郡寒川町はクリア済みである。

神奈川県シリーズはいくつか計画をしているので、座間市、大和市ほかはその後に考えるとするか。ああ、休みがほしい。

JR東日本の運賃改定について

最近ニュースリリースがあって、一部で話題になっていますが、来年3月からJR東日本の運賃が改定されます。早く言えば値上げされます。

いろいろなサイトやニュースなどで取り上げられていますが、結構説明が長いので、ここではなるべく簡潔に何が変わるのかについて書いていきたいと思います。

詳細について知りたい方は、JRからの公式の案内を参照するといいと思います。【電子ブック】JR東日本運賃改定のご案内

まず、全体に運賃が上がります。それはそうですね。改定率は幹線で4.4%、地方交通線で5.2%とのことです。幹線、地方交通線てなんだよ?と言われそうですね。いわゆるローカル線と呼ばれるものが地方交通線、それ以外の路線が幹線と呼ばれており、運賃体系が異なっています。ちなみに関東地方で地方交通線に指定されているのは、八高線、久留里線、東金線、鹿島線、吾妻線、日光線、烏山線、水郡線です。

それよりも大きなトピックとしては、電車特定区間及び山手線内の運賃制度が廃止されます。電車特定区間はかつて国電区間と呼ばれていましたが、JRになったのでE電という腐った名称を付けたがスベったので今の名称に変わりました。もともとは都市近郊の電車が走っていた区間が指定されています。今は電化区間が広がっていますが、かつて近郊電車が走っていた区間に当たります。なお京葉線(千葉みなとまで)と武蔵小杉(正式には鶴見なんですが)~羽沢横浜国大間が追加されていますが。山手線内は文字通り山手線及びその内部(神田~代々木間、秋葉原~御茶ノ水間)で適用される運賃です。

電車特定区間や山手線内は利用者が多く、また競合する他社路線もありますので、通常の運賃よりも安い運賃体系が採用されています。それが来年3月でなくなり、東京の路線も田舎の路線と同じ運賃体系になるわけです。改定率は電車特定区間で10.4%、山手線内で16.4%とされています。例を挙げると、品川~池袋間(15.4キロ)が現行274円から341円(IC運賃)に上がります。現金だと280⇒350円となります。

JRのサイトを見ると、運賃改定の理由とかいろいろ言い訳が書いてますけど興味はないです。それよりも今は私鉄、東京メトロよりも比較的安いのに値上げしたらみんなそちらに行くのではないか?と思うのですが。渋谷駅の地底深くののりば(特に東横線&副都心線)に行くよりは山手線の方が近いから、そこだけはJRを選ぶかもしれませんが、基本的には安い方に行くのではないかと。
少し長い記事ですので、プレビューはここで切ります。 “JR東日本の運賃改定について” の続きを読む

神奈中バスで行く相模原市緑区の旅(その1)

0.はじめに

みなさん、おはようございます。えー、これ緊急でブログ回してるんですけどね。と意味不明な始まり方をしたのは理由がある。

神奈中バス(神奈川中央交通)が運転手不足などの理由により、津久井営業所管内の系統を見直すという。具体的には三ヶ木(みかげ)バス停以西のバス路線13系統中11系統を廃止するらしい。いろいろソースをひっくり返して調べてみたが、残るのは相模湖駅~三ヶ木間の湖21系統、湖28系統くらいか。

当サイトと直接関係はないが、一応調べたので書いておこう。
※参考:27年3月までに廃止の系統(★は26年3月まで)
八07 八王子駅北口~相模湖駅★
湖29 相模湖駅~高尾山口駅★
野05 藤野駅~奥牧野
野08 藤野駅~和田
野11 藤野駅~やまなみ温泉
野12 藤野駅~やまなみ温泉~奥牧野
湖23 藤野駅~相模湖駅
三55 三ヶ木~伏馬田入口
三55 三ヶ木~東野
三56 三ヶ木~月夜野
橋11 橋本駅北口~相模湖MORIMORI前(25年10月まで)

貴重な山間部区間のバス路線が。それもあるけど、このサイトの趣旨として、郵便局への足がなくなるのは困る。一応、乗合タクシーなどの代替手段は検討されているようだが、安心はできない。まさか、よそ者が郵便局のためにデマンドバス(前の日に予約して来てもらうバスのこと)を呼ぶのもなあ。

なので、面倒なことになる前に路線バスがあるうちに回れる所は回っておきたい。他地域ではやらないだろうが、神奈川県内については全局制覇を目指しているので、最悪の場合ハイヤーを使ってでも回り切りたいと思っている。でもバスで行けるならそれに越したことはない。

1.プランニング

相模原市緑区とその周辺部のうち、今回廃止になるであろう路線を中心に回ることにする。しかし、便数が極端に少ないので1回では回りきれないだろう。いつものパターンに反して集中的に行くとするか。

津久井営業所管内を回るので、拠点になるのは橋本駅、いや三ヶ木バス停かな?それと中央本線の相模湖、藤野駅も拠点になるだろう。

今回は三ヶ木バス停を中心とするプランとした。
橋本駅北口~橋01系統~三ヶ木
三ヶ木~三55、56系統~青野原診療所前~東野
東野~三56系統~三ヶ木
三ヶ木~三53系統~鳥屋郵便局前

ここまで来たら泊まりか?いや、たかだか県内で大げさな。物理的に可能であれば日帰りにこだわってみよう。 “神奈中バスで行く相模原市緑区の旅(その1)” の続きを読む

過疎地域の公共交通について(特にバス)

なんか堅苦しいタイトルになってますけど、このサイトは旅行貯金をテーマにしています。基本的には鉄道をベースに回りたいのですが、場合によっては鉄道の走っていない地域を訪問することもあります。その場合、当然バスを利用することになるわけですが。

都心や市街地を走るバスは、1時間に数本以上(10分間隔以内)で頻繁にやって来ますが、郊外ではそんなに人もいないので1時間に1本程度、さらに利用者が少ない地域は2時間に1本、さらに人のいない過疎地域においては1日3本とか4本という場所もあります。

それでもバスが走っていればいいのですが、最近そんなバス路線が廃止される事態が起きています。バス路線が廃止になることは今までからありましたけど、特に昨今は2024年問題により運転手の不足が深刻になり、そこそこ利用者が見込める路線でさえも廃止される状況になってきました。

とは言え、ある程度の利用があって必要とされているバス路線なら簡単には廃止にならないものです。バス会社から発表される路線廃止のお知らせを見ていると、やはり過疎地域(国土交通省がそう呼んでいるので、その呼び方を踏襲しています)の路線が目立ちます。大都会の駅前で頻繁にやってくるバス路線が廃止になるなんてことはまずないです。

過疎地域のバス路線を見ていると、だいたい似たような特徴があります。住んでいる人が少なく、住民はほぼマイカーを利用しており、バスを利用するのは学生かお年寄りが多い。かつて多く存在したいわゆる赤字ローカル線も晩年(廃止前)は学生とお年寄りばかりが車内で見受けられました(そして半分以上の乗客は鉄ヲタです)。

客の乗らないバスを運行してもコストは掛かります。収入が少なければ当然赤字になりますし、それが会社の経営を圧迫するなら廃止にしようということにもなります。ただ、少ないとは言え利用者がいるバスをいきなり廃止するということはありません。利用しているバスが明日から走りません、と言われたら困ります。 “過疎地域の公共交通について(特にバス)” の続きを読む

高崎線の旅

0.はじめに

努力の甲斐あって、ついに南関東4都県は訪問率10%を達成することができた。しかし、関東地方を何とかしなければ。まあ、実際問題として北関東は遠いんだよなあ。とは言え、関東地方ぐらいはある程度回っておきたい。

しかし、当然ながら家から遠いところは簡単に行くことはできない。北関東の訪問率が低いのは仕方ないところであろう。だが、いつまでも放置するわけにいかない。ということで、今回はJR高崎線沿線を進めることにした。高崎線と言えばJRを指すのは我々にとって常識なんだけど、世間の人はそうでもないのかな?

大宮まではどうにか攻略できているので、今回はそれより北の地域が対象となる。ついに念願の群馬県に到達できるのか?実を言うと、群馬県は僅かながら訪問済みである。高崎市、前橋市を中心に15局回っているが、まだ手を付けた程度でしかない。

高崎線に沿って進めていき、順番に攻略できれば新町で群馬県に到達する。その前に立ちはだかる埼玉県。実は埼玉県については、部分的に訪問してるので、それほどの障害とは言えないかも。もちろん、ダブりには注意である。

1.プランニング

高崎線沿線の訪問局を再確認する。熊谷駅とその周辺は回っているがそれ以外はなさそうだな。なお、大宮駅周辺は回っている(宇都宮線の旅参照)。よって、宮原から順に進めていくことになりそうである。熊谷駅周辺の局に気を付けて、残り局を拾っていく。熊谷では秩父鉄道と接続するが、そちらはまだ手が付いてないので、まあそのうちにでも。ちなみに、秩父鉄道全線が1日乗り放題となる『秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)』は1500円。Emotから購入できる。そう言えば、江ノ電バスのフリーきっぷを購入するためにインストールしたんだっけ。結構便利だな、これ。

今回は夏場なので、厳格に郵便局サイトの100m目盛りの範囲内だけ行くことにする。時期によっては範囲を広げてることもあったのだが、たぶん残りはバスで回れるはず。その他、前回訪問時は一時閉鎖していた大宮宮町局も復活したので行くことにした。

それから今回の懸念事項として、一部の局の昼休憩時間に引っかかると思われる。もし、通りかかった時間が昼休憩時間に掛かった場合は、潔く諦めよう。それでも深谷まで行ければいい方だろう。 “高崎線の旅” の続きを読む

神奈中バスで行く藤沢市、綾瀬市の旅

0.はじめに

ついに始まってしまった神奈中バスの旅。神奈川県の大部分を網羅するバス会社であり、神奈川県を制覇するには避けられない存在である。と言いつつも、実は横浜市も少し回っていたような。

神奈中バスについては、前回の旅でだいたい語りたいことは語ったと思うので今回はあまり書かないが、追加のトリビアとして単独のバス会社としては日本で最大の規模を誇っていることは述べておこう。ちなみにバス事業者としては西鉄バス(西日本鉄道自動車事業本部)が最大の組織となる。

さて、今回はどうしようか。前回頭を使い過ぎたので、今回は綾瀬営業所管内に絞ろうと思う。もちろん、エリア内の路線であれば他営業所でも利用するが。

1.プランニング

今回のエリアは、湘南台駅を基点として綾瀬営業所管内を回ることになるので、藤沢市、綾瀬市辺りとなる。特に綾瀬市は鉄道駅のない地域なので、今回必須のエリアとなる。

湘南台駅に発着するのは綾瀬の他、藤沢(この周辺はクリア済み)、戸塚(横浜市はクリア済み)、茅ヶ崎(今回は使わないが)がある。その他小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅以北で大和営業所が現れるが、いずれ利用することになるだろう。

今回は湘南台駅を軸に順番に回ることにする。綾瀬管内が終わったら、大和管内に入れるかな?ただ、前回よりも効率が落ちることは否めない。とにかく、全部回りきるんだ!以上から(?)今回のルートは以下の通りとなった。

湘南台駅西口~湘19、23、24、25、28系統~慶応大学
湘南台駅西口~湘20~用田
用田~長16、35系統~長後駅西口
長後駅西口~長22、24、33、36、38、39系統~上土棚
上土棚~長22、24、38、39系統~綾瀬農協前
綾瀬農協前~長22、38、39系統~綾瀬市役所
綾瀬市役所~綾51系統(相鉄バス)~富士塚
海老名駅~綾61、62系統(相鉄バス)~早川中央第1

結局綾瀬営業所管内で回れる局はこの程度。さらに、相鉄バスを使わないと綾瀬市内を回れないことが判明したため、こうなった。相鉄バスはもう乗りたくなかったんだけど、綾瀬市クリアのためだ。仕方ない。事前のシミュレーションでは最初は綾瀬市内クリアは難しいかと思われたが、綾瀬農協前からわざわざ海老名駅に出なくても綾瀬市役所で乗り換えできるじゃないか、と気付いて何とかなりそうになった。これで7局は行けるはずなんだが。 “神奈中バスで行く藤沢市、綾瀬市の旅” の続きを読む

常磐線の旅(その1)

0.はじめに

日本全国には24000局余りの郵便局がある。一部貯金扱いのない局もあるが、それは全体の1%程度しかないので、大して変わりはない。それを全部回るのは難しいとしても、せめて関東地方ぐらいはある程度回りたい。東京、神奈川くらいはかなり回ったと思うのだが、それ以外の地域、特に北関東エリアについてはかなり少ないように思う。これはいけない。と言っても、焦っても仕方ないので、順番に回っていこう。そう思い立ってみたものの、やはりなかなか数字は増えないもので。

その中でも特になぜか茨城県の訪問率が少ないように思われる。そうだなあ、と思いつつ訪問データを見直すと、ギリギリトップ20に入っていた(訪問局率ベース)。おそらく時間が空いたからと常総線(関東鉄道)に乗ったら、群馬県と逆転した模様。それでもこの数字の少なさは気になる。特に茨城を避けたつもりはないのだが。ちょっと理由を考えてみた。そして気付いた。

今までまともに常磐線に乗ったことがなかったのでは!?

なんだ、そんなことかよ。しかし、東京都区内はともかく、その先の松戸以北に行ったことはほぼない。昔気まぐれに水戸駅周辺を回ったこと、東北旅行の帰り道でいわき、じゃないや勝田に寄ったこと、それぐらいしか茨城県を回ったことがなかったな。最近常総線に乗ろうと思ったのも、この少なさを補うためであった。別に茨城を無視したわけじゃないんだ、何となく後回しにしてしまっていただけなんだ。だから茨城県の人許して。

でも、もう少しは数字を伸ばしておきたい。ということで、そうだ、常磐線乗ろう(なんだそれは)。常磐線は金町までが東京都区内(葛飾区)となる。そこまでは訪問済みなので、その次の松戸からのスタートでいいのか。

1.プランニング

そんなわけで、常磐線の松戸からスタートする。もちろん、快速ではなく緩行線(各駅停車)に乗って移動することになる。途中の馬橋から流鉄(旧総武流山電鉄)が分かれるので、そちらにも乗っておいた方がいいな。流鉄沿線で郵便局が近いのは、馬橋、幸谷、鰭ヶ崎、終点の流山。流山に着いたら、また常磐線に戻る。

実は幸谷と新松戸がかなり近いので、流鉄に乗るのは幸谷からでいいか。現地では案内表示があるくらいメジャーな乗り換えのようである。それでも、想定では柏辺りまでしか行けないようである。なお、想定局数は20局。そんなに行けるのか? “常磐線の旅(その1)” の続きを読む

富士五湖エリアの旅(その1?)

0.はじめに

ある日のこと。ししょーは日課としている開局情報のチェックをしていた。いや、日課ではないな。そんな毎日更新されるものではないので。だいたい月1くらいでチェックすれば突発的なもの以外は抑えられると思う。突発的に発生するのは一時閉鎖が多いけど(自然災害、火災、その他事件などによる)。

すると、今年の12月で廃止される局があることに気付いた。それは山梨県の精進局。名前から分かるように(?)富士五湖の精進湖に近い局である。実は、富士五湖エリアもいずれは回りたいと考えている。富士五湖エリアには郵便局が点在しているし、それらを回るのに適したきっぷがあるからである。便利なきっぷ(その他地域東編)でも紹介しているが、富士急行(富士山麓電氣鐵道)が発売する『富士山・富士五湖パスポート』がそれである。これは富士五湖エリアの富士急バスと周辺(下吉田~河口湖間)の鉄道線が2日間乗り放題となるきっぷである。なお、大月~河口湖間も乗り放題となる富士急電車セットも好評?発売中である。お値段は、富士山・富士五湖パスポートが3300円、同じく富士急電車セットが4700円となる(2025年8月現在)。

富士山・富士五湖パスポートのフリー区間は、富士急行線下吉田~河口湖間(富士急電車セットなら全線)と、富士五湖エリアの富士急バス(河口湖周遊バス(レッドライン)、西湖周遊バス(グリーンライン)、鳴沢・精進湖・本栖周遊バス(ブルーライン)、富士吉田・忍野八海・山中湖周遊バス「ふじっ湖号」、富士山世界遺産ループバス、他一般路線バス)となる。なお、一般路線バスのエリアは、富士山駅~河口湖駅~三つ峠入口・天下茶屋間、富士山駅~河口湖駅~プチペンション村間、河口湖駅~河口湖美術館~プチペンション村間、富士山駅~河口湖駅~勝山~本栖湖観光案内所間、河口湖駅~山梨赤十字病院~本栖入口・本栖湖観光案内所間、河口湖駅~富士山駅~忍野八海~山中湖(平野、旭日丘)~石割の滝間、河口湖駅~富士山駅~吉田高校南口/コミュニティセンター入口~忍野村役場前~山中湖旭日丘間、河口湖駅~富士山駅~コミュニティセンター入口~山中湖旭日丘間となる(たぶんこれで合ってるはず)。

まずは今年限りとなる精進局は必須として、それ以外はバス路線と時刻次第で行けそうな局を決めることにする。しかし、廃止になる局に駆け込みで訪問するというのは、葬式鉄ならぬ葬式局と言えばいいんだろうか?なんだかますます葬儀屋さんみたいになってきたな。

1.プランニング

富士五湖エリアを回るためのきっぷとして、上記の富士山・富士五湖パスポートを紹介したが、この辺りのバスは基本的に1時間に1本以下。それほど多く回れそうにもない。ましてや鉄道線まで回るのは不可能であろう。

バス路線をチェックしつつ、富士急バスのサイトを見ていると、バス用のきっぷがあった!河口湖・西湖・本栖湖周辺を回れる『河口湖・西湖・本栖湖周遊バス共通フリークーポン』、忍野・山中湖エリアを回れる『富士吉田・忍野・山中湖エリア共通フリークーポン』というのがあり、こちらは1日有効となる。お値段は河口湖・西湖・本栖湖が1500円、富士吉田・忍野・山中湖が1800円である。じゃあこっちかな。大月~富士山間の運賃が1039円(ICカード)であることを考えてもこちらがお得である。 “富士五湖エリアの旅(その1?)” の続きを読む

神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~

0.はじめに

旅行貯金の目標としていくつか挙げてきたが(もちろん最終的な目標は全局制覇だが)、東京23区は無事にクリアできた。次は地元の制覇ということで神奈川県内局の制覇を進めたいと思うのだが、どこまで行ったんだっけ?

地域別に見ると、川崎市、横浜市、横須賀市、三浦市、鎌倉市、逗子市、三浦郡(葉山町しかないけど)をクリアしている。鉄道で回れるところは、残りがJR御殿場線沿線ぐらい。ということでここからは必然的にバスの旅となる。順番から行けば、中途半端に回っている藤沢市、大和市辺りから手を付けるのがよいだろうか。

ここからしばらくの間は、あるバス会社にお世話になることになる。そう、神奈川県の西部を除く県内はほぼ網羅している神奈川中央交通(神奈中バス)である。もちろん神奈川県に含まれる町田市も営業範囲である(そのうちどこかから怒られるぞ)。

神奈中バスは全線で有効な1日乗車券(一日フリー乗車券)を発売している。これは一般路線バスの全線で有効なきっぷである。お値段は1300円(また値上がりしてる)だが、何しろ有効範囲が他社の比ではないので、これでもお得と言える。東は横浜市から西は二宮町、秦野市、清川村、相模原市まで、さらに東京都の多摩市、八王子市にも路線を持っている。さらに、風前の灯火だが、山梨県(南都留郡道志村)にも1日2便乗り入れている。

1.プランニング

例によって、鉄道で回れるところを全部回って後はバスでいいや作戦の結果、中途半端な虫食い状態になっているので、対象地域を精査する必要がある。もちろん神奈川県だってそうである。ただ、今回は神奈中バスに限定できるので、比較的楽である。一日乗車券のない相鉄バスは後回しだ。

東から順番に回ることになるが、今回は下の方から行くことにする。湘南エリアは鎌倉市までクリア、その隣の藤沢市を一部回っているので、この辺りからスタートすることにしよう。

バス路線で回る場合、手始めに主要な系統の沿線を回り、後で残り局を拾う形になる。近い局から順に回ってもいいが、バス系統の都合上主要系統沿いに回る方が効率がいい(はず)。 “神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~” の続きを読む

追憶~青春18きっぷ~

暑い日が続きますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。危険な暑さです。クーラーをかけないとヤバいです。そういう言葉も聞き飽きましたね。

世間では夏休みです。いや、学生のみなさんは夏休みですね。そう言えば、学校の長期休みに発売されるきっぷがありましたね。確か青春18ナントカきっぷとか言いましたか?

変な前振りはこのぐらいにしておいて。今年も青春18きっぷは発売されています。少なくとも今年の夏季は発売されていますね。ですが、周知の通り、過去のものとは大きく違っています。ここまで青春18きっぷ関連のニュースとか見てましたけど、新しい18きっぷもいいよ、普段は使わないけど(怒)試しに買ってみました、代わりにこんなきっぷはいかがでしょうか?みたいな記事ばかりで、何がどう変わったのか、なぜ不便なのかについて言及した記事はあまり見られなかったように思います。

どこかではあったかもしれませんが、ししょーが見た中では見当たらなかったので、改めて比較表を作ってみました。

 

項目 青春18きっぷ(改悪前) 青春18きっぷ(改悪後)
利用期間 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の任意の5日 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の予め指定した5日間または3日間
利用区間 JR線全線(BRT、航路含む)と指定の第3セクター線(※1) JR線全線(BRT、航路(※2)含む)と指定の第3セクター線(※1)
発売額 12050円(発売終了前) 12050円(5日間用)
10000円(3日間用)
その他 1回分につき1人・1日で使用可 同一人が連続して使用する
裏は黒いけど非自動化券 自動改札機が通れる

(※1)新幹線区間の延伸に伴う利用区間の見直しは考えないものとする
(※2)宮島航路の宮島訪問税は国家の圧力によるので、JR責ではない

いろいろ不便になりました。思い起こせば、かつては1日分のきっぷが5枚綴りだったので、分けて複数人で使うこともできましたし、なんなら金券ショップでは1枚ずつバラ売りされていました。ししょーも学生時代はよく大学生協で購入していたものです。

それが1枚にまとめられた時もかなりインパクトはありましたが、今回はその比ではないです。ししょーは基本1人で5回分利用していたので、まとめられたことについてはそれほど影響はないですが、3日間または5日間連続で使わないといけない、しかも購入時に利用日を指定するというのはかなりダメージがあります。

JRが津々浦々の路線まで網羅したフリーきっぷを出してくれるなら、それほど文句を言うこともないのですが、だいたいフリーきっぷというものは、利用範囲が特定地域(観光地など)を中心としたエリアに限定されます。広域で使えるきっぷと言っても東日本のんびり旅パスはJR東日本管内、北海道&東日本パスはJR北海道と東日本管内及び周辺部が範囲となります。JR全線を会社、地域に関係なく旅ができる、なおかつ自由に行程を組める(ここが重要)というのが青春18きっぷの大きなメリットだったのですが、それが失われた今かなり旅の可能性は狭くなってしまいました。毎週末に日帰り旅行なんてモームリです。

じゃあ、18きっぷが今まで通りだったとして日本全国各駅回れるのか?と言われると辛いのですが、今までみたいにとにかく東海道線を進むとか東北本線を北上するといった旅は難しくなります。東北本線を例に取ると、東京から自治医大(小山の2つ先です)まではのんびりホリデーSuicaパス(or休日おでかけパス)が使えますが、その先の区間は小さな旅ホリデー・パス(土休日と特定期間の平日利用可)の新白河~平泉間となります。少し区間が重なりますが、いわてホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)は、花泉(一ノ関の少し手前)~盛岡間、IGRいわて銀河鉄道の盛岡~好摩間も使えます。その先は、あ、JRが終わってた。しかし、あおもりホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)で青い森鉄道の目時以北が利用できます。

つまり、これからはフリーきっぷのエリアによって行ける範囲が決まってしまうということです。うーむ、これは不便だな。そんなことを言うほどししょーに休みはないので、そんなに気にすることはないのでしょうか。のんホリって千葉県の君津(内房線)と茂原(外房線)までしか行けないんですよ。まあ、房総半島はサンキュー♥ちばフリーパスを使えばいいのか。でも2日連続なんですよね。参考資料はこちらから。
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その2)

そんなことより休みを確保する方が先でしょうかね。まずはのんホリのエリア内ぐらいは回り切らないと、話にならない。ししょーの苦悩はなかなか厄介です(To be continued(+_+)