神奈中バスで行く相模原市緑区の旅(その1)

0.はじめに

みなさん、おはようございます。えー、これ緊急でブログ回してるんですけどね。と意味不明な始まり方をしたのは理由がある。

神奈中バス(神奈川中央交通)が運転手不足などの理由により、津久井営業所管内の系統を見直すという。具体的には三ヶ木(みかげ)バス停以西のバス路線13系統中11系統を廃止するらしい。いろいろソースをひっくり返して調べてみたが、残るのは相模湖駅~三ヶ木間の湖21系統、湖28系統くらいか。

当サイトと直接関係はないが、一応調べたので書いておこう。
※参考:27年3月までに廃止の系統(★は26年3月まで)
八07 八王子駅北口~相模湖駅★
湖29 相模湖駅~高尾山口駅★
野05 藤野駅~奥牧野
野08 藤野駅~和田
野11 藤野駅~やまなみ温泉
野12 藤野駅~やまなみ温泉~奥牧野
湖23 藤野駅~相模湖駅
三55 三ヶ木~伏馬田入口
三55 三ヶ木~東野
三56 三ヶ木~月夜野
橋11 橋本駅北口~相模湖MORIMORI前(25年10月まで)

貴重な山間部区間のバス路線が。それもあるけど、このサイトの趣旨として、郵便局への足がなくなるのは困る。一応、乗合タクシーなどの代替手段は検討されているようだが、安心はできない。まさか、よそ者が郵便局のためにデマンドバス(前の日に予約して来てもらうバスのこと)を呼ぶのもなあ。

なので、面倒なことになる前に路線バスがあるうちに回れる所は回っておきたい。他地域ではやらないだろうが、神奈川県内については全局制覇を目指しているので、最悪の場合ハイヤーを使ってでも回り切りたいと思っている。でもバスで行けるならそれに越したことはない。

1.プランニング

相模原市緑区とその周辺部のうち、今回廃止になるであろう路線を中心に回ることにする。しかし、便数が極端に少ないので1回では回りきれないだろう。いつものパターンに反して集中的に行くとするか。

津久井営業所管内を回るので、拠点になるのは橋本駅、いや三ヶ木バス停かな?それと中央本線の相模湖、藤野駅も拠点になるだろう。

今回は三ヶ木バス停を中心とするプランとした。
橋本駅北口~橋01系統~三ヶ木
三ヶ木~三55、56系統~青野原診療所前~東野
東野~三56系統~三ヶ木
三ヶ木~三53系統~鳥屋郵便局前

ここまで来たら泊まりか?いや、たかだか県内で大げさな。物理的に可能であれば日帰りにこだわってみよう。 “神奈中バスで行く相模原市緑区の旅(その1)” の続きを読む

過疎地域の公共交通について(特にバス)

なんか堅苦しいタイトルになってますけど、このサイトは旅行貯金をテーマにしています。基本的には鉄道をベースに回りたいのですが、場合によっては鉄道の走っていない地域を訪問することもあります。その場合、当然バスを利用することになるわけですが。

都心や市街地を走るバスは、1時間に数本以上(10分間隔以内)で頻繁にやって来ますが、郊外ではそんなに人もいないので1時間に1本程度、さらに利用者が少ない地域は2時間に1本、さらに人のいない過疎地域においては1日3本とか4本という場所もあります。

それでもバスが走っていればいいのですが、最近そんなバス路線が廃止される事態が起きています。バス路線が廃止になることは今までからありましたけど、特に昨今は2024年問題により運転手の不足が深刻になり、そこそこ利用者が見込める路線でさえも廃止される状況になってきました。

とは言え、ある程度の利用があって必要とされているバス路線なら簡単には廃止にならないものです。バス会社から発表される路線廃止のお知らせを見ていると、やはり過疎地域(国土交通省がそう呼んでいるので、その呼び方を踏襲しています)の路線が目立ちます。大都会の駅前で頻繁にやってくるバス路線が廃止になるなんてことはまずないです。

過疎地域のバス路線を見ていると、だいたい似たような特徴があります。住んでいる人が少なく、住民はほぼマイカーを利用しており、バスを利用するのは学生かお年寄りが多い。かつて多く存在したいわゆる赤字ローカル線も晩年(廃止前)は学生とお年寄りばかりが車内で見受けられました(そして半分以上の乗客は鉄ヲタです)。

客の乗らないバスを運行してもコストは掛かります。収入が少なければ当然赤字になりますし、それが会社の経営を圧迫するなら廃止にしようということにもなります。ただ、少ないとは言え利用者がいるバスをいきなり廃止するということはありません。利用しているバスが明日から走りません、と言われたら困ります。 “過疎地域の公共交通について(特にバス)” の続きを読む

高崎線の旅

0.はじめに

努力の甲斐あって、ついに南関東4都県は訪問率10%を達成することができた。しかし、関東地方を何とかしなければ。まあ、実際問題として北関東は遠いんだよなあ。とは言え、関東地方ぐらいはある程度回っておきたい。

しかし、当然ながら家から遠いところは簡単に行くことはできない。北関東の訪問率が低いのは仕方ないところであろう。だが、いつまでも放置するわけにいかない。ということで、今回はJR高崎線沿線を進めることにした。高崎線と言えばJRを指すのは我々にとって常識なんだけど、世間の人はそうでもないのかな?

大宮まではどうにか攻略できているので、今回はそれより北の地域が対象となる。ついに念願の群馬県に到達できるのか?実を言うと、群馬県は僅かながら訪問済みである。高崎市、前橋市を中心に15局回っているが、まだ手を付けた程度でしかない。

高崎線に沿って進めていき、順番に攻略できれば新町で群馬県に到達する。その前に立ちはだかる埼玉県。実は埼玉県については、部分的に訪問してるので、それほどの障害とは言えないかも。もちろん、ダブりには注意である。

1.プランニング

高崎線沿線の訪問局を再確認する。熊谷駅とその周辺は回っているがそれ以外はなさそうだな。なお、大宮駅周辺は回っている(宇都宮線の旅参照)。よって、宮原から順に進めていくことになりそうである。熊谷駅周辺の局に気を付けて、残り局を拾っていく。熊谷では秩父鉄道と接続するが、そちらはまだ手が付いてないので、まあそのうちにでも。ちなみに、秩父鉄道全線が1日乗り放題となる『秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)』は1500円。Emotから購入できる。そう言えば、江ノ電バスのフリーきっぷを購入するためにインストールしたんだっけ。結構便利だな、これ。

今回は夏場なので、厳格に郵便局サイトの100m目盛りの範囲内だけ行くことにする。時期によっては範囲を広げてることもあったのだが、たぶん残りはバスで回れるはず。その他、前回訪問時は一時閉鎖していた大宮宮町局も復活したので行くことにした。

それから今回の懸念事項として、一部の局の昼休憩時間に引っかかると思われる。もし、通りかかった時間が昼休憩時間に掛かった場合は、潔く諦めよう。それでも深谷まで行ければいい方だろう。 “高崎線の旅” の続きを読む

神奈中バスで行く藤沢市、綾瀬市の旅

0.はじめに

ついに始まってしまった神奈中バスの旅。神奈川県の大部分を網羅するバス会社であり、神奈川県を制覇するには避けられない存在である。と言いつつも、実は横浜市も少し回っていたような。

神奈中バスについては、前回の旅でだいたい語りたいことは語ったと思うので今回はあまり書かないが、追加のトリビアとして単独のバス会社としては日本で最大の規模を誇っていることは述べておこう。ちなみにバス事業者としては西鉄バス(西日本鉄道自動車事業本部)が最大の組織となる。

さて、今回はどうしようか。前回頭を使い過ぎたので、今回は綾瀬営業所管内に絞ろうと思う。もちろん、エリア内の路線であれば他営業所でも利用するが。

1.プランニング

今回のエリアは、湘南台駅を基点として綾瀬営業所管内を回ることになるので、藤沢市、綾瀬市辺りとなる。特に綾瀬市は鉄道駅のない地域なので、今回必須のエリアとなる。

湘南台駅に発着するのは綾瀬の他、藤沢(この周辺はクリア済み)、戸塚(横浜市はクリア済み)、茅ヶ崎(今回は使わないが)がある。その他小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅以北で大和営業所が現れるが、いずれ利用することになるだろう。

今回は湘南台駅を軸に順番に回ることにする。綾瀬管内が終わったら、大和管内に入れるかな?ただ、前回よりも効率が落ちることは否めない。とにかく、全部回りきるんだ!以上から(?)今回のルートは以下の通りとなった。

湘南台駅西口~湘19、23、24、25、28系統~慶応大学
湘南台駅西口~湘20~用田
用田~長16、35系統~長後駅西口
長後駅西口~長22、24、33、36、38、39系統~上土棚
上土棚~長22、24、38、39系統~綾瀬農協前
綾瀬農協前~長22、38、39系統~綾瀬市役所
綾瀬市役所~綾51系統(相鉄バス)~富士塚
海老名駅~綾61、62系統(相鉄バス)~早川中央第1

結局綾瀬営業所管内で回れる局はこの程度。さらに、相鉄バスを使わないと綾瀬市内を回れないことが判明したため、こうなった。相鉄バスはもう乗りたくなかったんだけど、綾瀬市クリアのためだ。仕方ない。事前のシミュレーションでは最初は綾瀬市内クリアは難しいかと思われたが、綾瀬農協前からわざわざ海老名駅に出なくても綾瀬市役所で乗り換えできるじゃないか、と気付いて何とかなりそうになった。これで7局は行けるはずなんだが。 “神奈中バスで行く藤沢市、綾瀬市の旅” の続きを読む

常磐線の旅(その1)

0.はじめに

日本全国には24000局余りの郵便局がある。一部貯金扱いのない局もあるが、それは全体の1%程度しかないので、大して変わりはない。それを全部回るのは難しいとしても、せめて関東地方ぐらいはある程度回りたい。東京、神奈川くらいはかなり回ったと思うのだが、それ以外の地域、特に北関東エリアについてはかなり少ないように思う。これはいけない。と言っても、焦っても仕方ないので、順番に回っていこう。そう思い立ってみたものの、やはりなかなか数字は増えないもので。

その中でも特になぜか茨城県の訪問率が少ないように思われる。そうだなあ、と思いつつ訪問データを見直すと、ギリギリトップ20に入っていた(訪問局率ベース)。おそらく時間が空いたからと常総線(関東鉄道)に乗ったら、群馬県と逆転した模様。それでもこの数字の少なさは気になる。特に茨城を避けたつもりはないのだが。ちょっと理由を考えてみた。そして気付いた。

今までまともに常磐線に乗ったことがなかったのでは!?

なんだ、そんなことかよ。しかし、東京都区内はともかく、その先の松戸以北に行ったことはほぼない。昔気まぐれに水戸駅周辺を回ったこと、東北旅行の帰り道でいわき、じゃないや勝田に寄ったこと、それぐらいしか茨城県を回ったことがなかったな。最近常総線に乗ろうと思ったのも、この少なさを補うためであった。別に茨城を無視したわけじゃないんだ、何となく後回しにしてしまっていただけなんだ。だから茨城県の人許して。

でも、もう少しは数字を伸ばしておきたい。ということで、そうだ、常磐線乗ろう(なんだそれは)。常磐線は金町までが東京都区内(葛飾区)となる。そこまでは訪問済みなので、その次の松戸からのスタートでいいのか。

1.プランニング

そんなわけで、常磐線の松戸からスタートする。もちろん、快速ではなく緩行線(各駅停車)に乗って移動することになる。途中の馬橋から流鉄(旧総武流山電鉄)が分かれるので、そちらにも乗っておいた方がいいな。流鉄沿線で郵便局が近いのは、馬橋、幸谷、鰭ヶ崎、終点の流山。流山に着いたら、また常磐線に戻る。

実は幸谷と新松戸がかなり近いので、流鉄に乗るのは幸谷からでいいか。現地では案内表示があるくらいメジャーな乗り換えのようである。それでも、想定では柏辺りまでしか行けないようである。なお、想定局数は20局。そんなに行けるのか? “常磐線の旅(その1)” の続きを読む

富士五湖エリアの旅(その1?)

0.はじめに

ある日のこと。ししょーは日課としている開局情報のチェックをしていた。いや、日課ではないな。そんな毎日更新されるものではないので。だいたい月1くらいでチェックすれば突発的なもの以外は抑えられると思う。突発的に発生するのは一時閉鎖が多いけど(自然災害、火災、その他事件などによる)。

すると、今年の12月で廃止される局があることに気付いた。それは山梨県の精進局。名前から分かるように(?)富士五湖の精進湖に近い局である。実は、富士五湖エリアもいずれは回りたいと考えている。富士五湖エリアには郵便局が点在しているし、それらを回るのに適したきっぷがあるからである。便利なきっぷ(その他地域東編)でも紹介しているが、富士急行(富士山麓電氣鐵道)が発売する『富士山・富士五湖パスポート』がそれである。これは富士五湖エリアの富士急バスと周辺(下吉田~河口湖間)の鉄道線が2日間乗り放題となるきっぷである。なお、大月~河口湖間も乗り放題となる富士急電車セットも好評?発売中である。お値段は、富士山・富士五湖パスポートが3300円、同じく富士急電車セットが4700円となる(2025年8月現在)。

富士山・富士五湖パスポートのフリー区間は、富士急行線下吉田~河口湖間(富士急電車セットなら全線)と、富士五湖エリアの富士急バス(河口湖周遊バス(レッドライン)、西湖周遊バス(グリーンライン)、鳴沢・精進湖・本栖周遊バス(ブルーライン)、富士吉田・忍野八海・山中湖周遊バス「ふじっ湖号」、富士山世界遺産ループバス、他一般路線バス)となる。なお、一般路線バスのエリアは、富士山駅~河口湖駅~三つ峠入口・天下茶屋間、富士山駅~河口湖駅~プチペンション村間、河口湖駅~河口湖美術館~プチペンション村間、富士山駅~河口湖駅~勝山~本栖湖観光案内所間、河口湖駅~山梨赤十字病院~本栖入口・本栖湖観光案内所間、河口湖駅~富士山駅~忍野八海~山中湖(平野、旭日丘)~石割の滝間、河口湖駅~富士山駅~吉田高校南口/コミュニティセンター入口~忍野村役場前~山中湖旭日丘間、河口湖駅~富士山駅~コミュニティセンター入口~山中湖旭日丘間となる(たぶんこれで合ってるはず)。

まずは今年限りとなる精進局は必須として、それ以外はバス路線と時刻次第で行けそうな局を決めることにする。しかし、廃止になる局に駆け込みで訪問するというのは、葬式鉄ならぬ葬式局と言えばいいんだろうか?なんだかますます葬儀屋さんみたいになってきたな。

1.プランニング

富士五湖エリアを回るためのきっぷとして、上記の富士山・富士五湖パスポートを紹介したが、この辺りのバスは基本的に1時間に1本以下。それほど多く回れそうにもない。ましてや鉄道線まで回るのは不可能であろう。

バス路線をチェックしつつ、富士急バスのサイトを見ていると、バス用のきっぷがあった!河口湖・西湖・本栖湖周辺を回れる『河口湖・西湖・本栖湖周遊バス共通フリークーポン』、忍野・山中湖エリアを回れる『富士吉田・忍野・山中湖エリア共通フリークーポン』というのがあり、こちらは1日有効となる。お値段は河口湖・西湖・本栖湖が1500円、富士吉田・忍野・山中湖が1800円である。じゃあこっちかな。大月~富士山間の運賃が1039円(ICカード)であることを考えてもこちらがお得である。 “富士五湖エリアの旅(その1?)” の続きを読む

神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~

0.はじめに

旅行貯金の目標としていくつか挙げてきたが(もちろん最終的な目標は全局制覇だが)、東京23区は無事にクリアできた。次は地元の制覇ということで神奈川県内局の制覇を進めたいと思うのだが、どこまで行ったんだっけ?

地域別に見ると、川崎市、横浜市、横須賀市、三浦市、鎌倉市、逗子市、三浦郡(葉山町しかないけど)をクリアしている。鉄道で回れるところは、残りがJR御殿場線沿線ぐらい。ということでここからは必然的にバスの旅となる。順番から行けば、中途半端に回っている藤沢市、大和市辺りから手を付けるのがよいだろうか。

ここからしばらくの間は、あるバス会社にお世話になることになる。そう、神奈川県の西部を除く県内はほぼ網羅している神奈川中央交通(神奈中バス)である。もちろん神奈川県に含まれる町田市も営業範囲である(そのうちどこかから怒られるぞ)。

神奈中バスは全線で有効な1日乗車券(一日フリー乗車券)を発売している。これは一般路線バスの全線で有効なきっぷである。お値段は1300円(また値上がりしてる)だが、何しろ有効範囲が他社の比ではないので、これでもお得と言える。東は横浜市から西は二宮町、秦野市、清川村、相模原市まで、さらに東京都の多摩市、八王子市にも路線を持っている。さらに、風前の灯火だが、山梨県(南都留郡道志村)にも1日2便乗り入れている。

1.プランニング

例によって、鉄道で回れるところを全部回って後はバスでいいや作戦の結果、中途半端な虫食い状態になっているので、対象地域を精査する必要がある。もちろん神奈川県だってそうである。ただ、今回は神奈中バスに限定できるので、比較的楽である。一日乗車券のない相鉄バスは後回しだ。

東から順番に回ることになるが、今回は下の方から行くことにする。湘南エリアは鎌倉市までクリア、その隣の藤沢市を一部回っているので、この辺りからスタートすることにしよう。

バス路線で回る場合、手始めに主要な系統の沿線を回り、後で残り局を拾う形になる。近い局から順に回ってもいいが、バス系統の都合上主要系統沿いに回る方が効率がいい(はず)。 “神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~” の続きを読む

追憶~青春18きっぷ~

暑い日が続きますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。危険な暑さです。クーラーをかけないとヤバいです。そういう言葉も聞き飽きましたね。

世間では夏休みです。いや、学生のみなさんは夏休みですね。そう言えば、学校の長期休みに発売されるきっぷがありましたね。確か青春18ナントカきっぷとか言いましたか?

変な前振りはこのぐらいにしておいて。今年も青春18きっぷは発売されています。少なくとも今年の夏季は発売されていますね。ですが、周知の通り、過去のものとは大きく違っています。ここまで青春18きっぷ関連のニュースとか見てましたけど、新しい18きっぷもいいよ、普段は使わないけど(怒)試しに買ってみました、代わりにこんなきっぷはいかがでしょうか?みたいな記事ばかりで、何がどう変わったのか、なぜ不便なのかについて言及した記事はあまり見られなかったように思います。

どこかではあったかもしれませんが、ししょーが見た中では見当たらなかったので、改めて比較表を作ってみました。

 

項目 青春18きっぷ(改悪前) 青春18きっぷ(改悪後)
利用期間 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の任意の5日 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の予め指定した5日間または3日間
利用区間 JR線全線(BRT、航路含む)と指定の第3セクター線(※1) JR線全線(BRT、航路(※2)含む)と指定の第3セクター線(※1)
発売額 12050円(発売終了前) 12050円(5日間用)
10000円(3日間用)
その他 1回分につき1人・1日で使用可 同一人が連続して使用する
裏は黒いけど非自動化券 自動改札機が通れる

(※1)新幹線区間の延伸に伴う利用区間の見直しは考えないものとする
(※2)宮島航路の宮島訪問税は国家の圧力によるので、JR責ではない

いろいろ不便になりました。思い起こせば、かつては1日分のきっぷが5枚綴りだったので、分けて複数人で使うこともできましたし、なんなら金券ショップでは1枚ずつバラ売りされていました。ししょーも学生時代はよく大学生協で購入していたものです。

それが1枚にまとめられた時もかなりインパクトはありましたが、今回はその比ではないです。ししょーは基本1人で5回分利用していたので、まとめられたことについてはそれほど影響はないですが、3日間または5日間連続で使わないといけない、しかも購入時に利用日を指定するというのはかなりダメージがあります。

JRが津々浦々の路線まで網羅したフリーきっぷを出してくれるなら、それほど文句を言うこともないのですが、だいたいフリーきっぷというものは、利用範囲が特定地域(観光地など)を中心としたエリアに限定されます。広域で使えるきっぷと言っても東日本のんびり旅パスはJR東日本管内、北海道&東日本パスはJR北海道と東日本管内及び周辺部が範囲となります。JR全線を会社、地域に関係なく旅ができる、なおかつ自由に行程を組める(ここが重要)というのが青春18きっぷの大きなメリットだったのですが、それが失われた今かなり旅の可能性は狭くなってしまいました。毎週末に日帰り旅行なんてモームリです。

じゃあ、18きっぷが今まで通りだったとして日本全国各駅回れるのか?と言われると辛いのですが、今までみたいにとにかく東海道線を進むとか東北本線を北上するといった旅は難しくなります。東北本線を例に取ると、東京から自治医大(小山の2つ先です)まではのんびりホリデーSuicaパス(or休日おでかけパス)が使えますが、その先の区間は小さな旅ホリデー・パス(土休日と特定期間の平日利用可)の新白河~平泉間となります。少し区間が重なりますが、いわてホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)は、花泉(一ノ関の少し手前)~盛岡間、IGRいわて銀河鉄道の盛岡~好摩間も使えます。その先は、あ、JRが終わってた。しかし、あおもりホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)で青い森鉄道の目時以北が利用できます。

つまり、これからはフリーきっぷのエリアによって行ける範囲が決まってしまうということです。うーむ、これは不便だな。そんなことを言うほどししょーに休みはないので、そんなに気にすることはないのでしょうか。のんホリって千葉県の君津(内房線)と茂原(外房線)までしか行けないんですよ。まあ、房総半島はサンキュー♥ちばフリーパスを使えばいいのか。でも2日連続なんですよね。参考資料はこちらから。
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その2)

そんなことより休みを確保する方が先でしょうかね。まずはのんホリのエリア内ぐらいは回り切らないと、話にならない。ししょーの苦悩はなかなか厄介です(To be continued(+_+)

流し台

ししょーの住まいは古いアパートです。でも立地がすごくいいので気に入っています。なんせJRの駅まで徒歩5分圏内なのです。もっとも、そのJRは1時間に2~3本しか電車が来ないんですけどね。

さて、ある日の朝、今日も仕事か、行きたくないなーとかうだうだしてると、突然チャイムが鳴りました。N○Kの集金人にしては随分と早起きだな。サンドウィッチマンのコントに出てくる保険屋さんかよ、と思いつつ出てみると大家さんでした。

「最近水漏れしてません?」そう言われてみると、流し台の下がなんか濡れてるような、気のせいか何かしらの怪奇現象だと思って放置していたのですが、どうやら流し台の排水口辺りが傷んでいてそこから水が漏れているようなのでした。「とりあえずクラ○アン呼んだんで、後はお願いしますね♡」と言われて、その次の週末ク○シアンの人が来てくれることになりましたとさ。

さて、水漏れ調査の結果は?流し台ももちろん古いのでそれなりに劣化してますが、排水口の回りに亀裂ができていてそこから水が漏れて、配管の外を伝って階下にも影響しているようでした。修理できるレベルではなく、流し台を交換することになりました。そして、それまでは水を流さないでください、と言われてしまいました。交換するまでの応急処置で亀裂のところをパテで埋めるとか何とかならないの?と思ったんですが、プロがそう言うので仕方ないです。

いつぐらいに直りそうですか?と聞いてみると、メーカーに在庫があれば翌週にでも、そうでなかったら入荷次第、というお返事。とりあえず神様に祈るしかねえ。普段信心のない受験生がここぞとばかりに神仏に祈るくらいの勢いでお祈りした効果があったのでしょうか、週明けに電話が掛かってきて次の週末に作業できますとのこと。

とは言え、それまでは流し台は実質使用禁止、洗い物も残ってるんだけどなあ。カップラーメンのお湯を沸かすための給水はできるものの、水を捨てることはできません。当然、ラーメンの残り汁を流すのもダメ。ぐぬぬ、手を洗うのはお風呂、ラーメンの汁を捨てるのはトイレ、という不便な生活が1週間ほど続きました。

そしてついに次の週末になりました。流し台を交換するので、当然中に入っているものは全て出さないといけない、さらに流し台を撤去して新しい流し台をセットするので、そのためのスペースを確保しておいてくださいと言われていたんでした。流し台ユニットなので、流し台とその横に付いてるガス台?ごと移動することになります。台所にあるいくつかの段ボール(contains ビール、チューハイ、カップ焼そば他)をあっちへこっちへ移動しているとチャイムが鳴りました。

水道工事の業者さんとか来るのかと思ったら、来たのは先週と同じクラシ○ンの人。この人工事もするのかスゲーと感心してしまいました。ということで、ようやく壊れた流し台ユニットがおうちの床から分離されて去って行きました。そして、その代わりに同じ大きさの流し台ユニットが運び込まれて、無事に固定されたのでした。この作業を一人でやるって最近のクラシア○ってすごいですね。それと、先週流し台回りの寸法をかなり熱心に(?)測っていたのはこのためだったのか、と今さら気付いたのでした。

なんかついでに水道(混合栓)のカランも交換してくれてました。こっちもコマパッキンがかなり劣化しているのは気になっていたのですが、大家さんが伝えてくれていたみたいで今回きれいになり改めて水道のありがたみを感じました(そこなの?)。ああっ!排水口に付けていた純銅製の排水口ネットがぁぁ。あれも結構汚くなってたのでまあいいか。

流し台1
【きれいになった流し台(の一部)】

流し台2
【きれいになった流し台2】

ようやく水回りも復旧し、流し台が使えるようになりました。感動ですね。そうだ、大家さんにすぐには引っ越さないよね?と言われたので、そんなに費用が掛かったのかちょっと聞いてみました。うん、それなりのお値段です。うちは共益費のようなものはなく、何か設備が壊れたらこちらの費用負担なしで対応してくれるのですが、本当にありがたいです。共益費込みとしても家賃は結構安いです(地域の相場よりも)。なお、電気、ガス、水道の料金は自分で払っていますが。

あとは洗面台もかなりヤバいので、それが直ればなあ。しかし、住宅設備屋さんからは古すぎて修理は難しいって言われたことがあります。ちゃんとしたところに引っ越すのがいいんでしょうけど、まだまだししょーの生活が安定しないので、当分はこのボロアパートに住み続けることになりそうです。ああ、どこかに1億円(ry

国際興業バスで行く埼玉高速鉄道沿線の旅

0.はじめに

東京メトロ南北線の終点赤羽岩淵から埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線、以下SRとする)が浦和美園駅まで延びている。がこの路線は運賃がかなり高い。赤羽岩淵から隣の川口元郷までが210円、終点の浦和美園までだと480円かかる。しかも沿線の各駅に郵便局があるので全駅で下車する必要がある。その場合の運賃を計算すると、210×7=1470円(最後は東川口から脱出)となる。

1日乗車券があれば安くいけるのでは?その通りであるが少し問題がある。実はSR線が乗り放題のSR一日乗車券というフリーきっぷが発売されている。お値段は580円。しかし、発売日は土休日と埼玉県民の日(11/14)、年末年始(12/30~1/3)なのである。利用できそうな日は埼玉県民の日(埼玉県民がこぞってネズミの国に殺到する日)ぐらいだろう。

そんな中途半端な日に休みを取れるのか?すみません、その日しか病院の予約が取れなくって。何の病気だよ?となるので、利用はかなり困難であると思われる。

じゃあ、他の手段はないのか?あった。国際興業バスは、2021年4月から東京都、埼玉県のエリアで有効な1日乗車券(IC一日乗車券)を発売している。以前は紙券で東京都区内のみ有効なきっぷしかなかったが(都内乗り継ぎ一日乗車券)、今は飯能営業所以外なら埼玉県内も自由に乗り降りできる。

国際興業バスでSR線の沿線に行けるものなのか?と思って調べてみると、大丈夫。川口、鳩ヶ谷、さいたま東の各営業所の路線でSR線の沿線を回ることができる。参考までにIC一日乗車券は700円。あれ?800円!?値上げしてる(2024年10月から)。それでも周辺局へのアクセスも含めるとかなりお得である。

と言うことで今回は敢えて鉄道線の周辺をバスで回ることにした。いつもとポリシーが逆転しているが、やっぱり高いよ、SR。一部で埼玉高額鉄道なんて言われてるぐらいだし。

1.プランニング

あくまでSRの沿線を回るという趣旨で移動を考える。通常の国際興業バスでの旅とは趣を異にする(使い方はあってるのか?)ことはご理解いただきたい。SR沿線については未訪問かと思われたが、実は川口元郷駅前は訪問済みであった(国際興業バスで行く板橋区の旅を参照)。そうか、板橋区の旅で時間が余ったから少し回ったんだったな。と言うことは、その次の駅である南鳩ヶ谷からのスタートとなる。

南鳩ヶ谷駅からSR線の駅を通るバス路線を選んで進んでいく。敢えて言うならセルフ代行バスである(なんだそれは)。経由する駅は、南鳩ヶ谷、鳩ヶ谷、新井宿、戸塚安行、東川口(JR武蔵野線接続)、浦和美園となる。これらの駅を回るためにバス系統をつなぐとこんな感じだろうか。

・赤羽駅東口~(赤20、赤21)~南鳩ヶ谷駅~昭和橋(鳩ヶ谷駅近く)
・昭和橋~(赤20、蕨03)~新井宿駅
・新井宿駅~(赤20、蕨03)~鳩ヶ谷本町一丁目
・鳩ヶ谷本町一丁目~(西川04など)~戸塚安行駅~東川口駅南口
・東川口駅北口~(東川02、東川80、東川81、浦01)~美園郵便局
・美園郵便局~(浦02)~浦和美園駅 “国際興業バスで行く埼玉高速鉄道沿線の旅” の続きを読む