追憶~青春18きっぷ~

暑い日が続きますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。危険な暑さです。クーラーをかけないとヤバいです。そういう言葉も聞き飽きましたね。

世間では夏休みです。いや、学生のみなさんは夏休みですね。そう言えば、学校の長期休みに発売されるきっぷがありましたね。確か青春18ナントカきっぷとか言いましたか?

変な前振りはこのぐらいにしておいて。今年も青春18きっぷは発売されています。少なくとも今年の夏季は発売されていますね。ですが、周知の通り、過去のものとは大きく違っています。ここまで青春18きっぷ関連のニュースとか見てましたけど、新しい18きっぷもいいよ、普段は使わないけど(怒)試しに買ってみました、代わりにこんなきっぷはいかがでしょうか?みたいな記事ばかりで、何がどう変わったのか、なぜ不便なのかについて言及した記事はあまり見られなかったように思います。

どこかではあったかもしれませんが、ししょーが見た中では見当たらなかったので、改めて比較表を作ってみました。

 

項目 青春18きっぷ(改悪前) 青春18きっぷ(改悪後)
利用期間 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の任意の5日 3/20~4/10(春)、7/20~9/10(夏)、12/10~1/10(冬)各期間中の予め指定した5日間または3日間
利用区間 JR線全線(BRT、航路含む)と指定の第3セクター線(※1) JR線全線(BRT、航路(※2)含む)と指定の第3セクター線(※1)
発売額 12050円(発売終了前) 12050円(5日間用)
10000円(3日間用)
その他 1回分につき1人・1日で使用可 同一人が連続して使用する
裏は黒いけど非自動化券 自動改札機が通れる

(※1)新幹線区間の延伸に伴う利用区間の見直しは考えないものとする
(※2)宮島航路の宮島訪問税は国家の圧力によるので、JR責ではない

いろいろ不便になりました。思い起こせば、かつては1日分のきっぷが5枚綴りだったので、分けて複数人で使うこともできましたし、なんなら金券ショップでは1枚ずつバラ売りされていました。ししょーも学生時代はよく大学生協で購入していたものです。

それが1枚にまとめられた時もかなりインパクトはありましたが、今回はその比ではないです。ししょーは基本1人で5回分利用していたので、まとめられたことについてはそれほど影響はないですが、3日間または5日間連続で使わないといけない、しかも購入時に利用日を指定するというのはかなりダメージがあります。

JRが津々浦々の路線まで網羅したフリーきっぷを出してくれるなら、それほど文句を言うこともないのですが、だいたいフリーきっぷというものは、利用範囲が特定地域(観光地など)を中心としたエリアに限定されます。広域で使えるきっぷと言っても東日本のんびり旅パスはJR東日本管内、北海道&東日本パスはJR北海道と東日本管内及び周辺部が範囲となります。JR全線を会社、地域に関係なく旅ができる、なおかつ自由に行程を組める(ここが重要)というのが青春18きっぷの大きなメリットだったのですが、それが失われた今かなり旅の可能性は狭くなってしまいました。毎週末に日帰り旅行なんてモームリです。

じゃあ、18きっぷが今まで通りだったとして日本全国各駅回れるのか?と言われると辛いのですが、今までみたいにとにかく東海道線を進むとか東北本線を北上するといった旅は難しくなります。東北本線を例に取ると、東京から自治医大(小山の2つ先です)まではのんびりホリデーSuicaパス(or休日おでかけパス)が使えますが、その先の区間は小さな旅ホリデー・パス(土休日と特定期間の平日利用可)の新白河~平泉間となります。少し区間が重なりますが、いわてホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)は、花泉(一ノ関の少し手前)~盛岡間、IGRいわて銀河鉄道の盛岡~好摩間も使えます。その先は、あ、JRが終わってた。しかし、あおもりホリデーパス(土休日と特定期間の平日利用可)で青い森鉄道の目時以北が利用できます。

つまり、これからはフリーきっぷのエリアによって行ける範囲が決まってしまうということです。うーむ、これは不便だな。そんなことを言うほどししょーに休みはないので、そんなに気にすることはないのでしょうか。のんホリって千葉県の君津(内房線)と茂原(外房線)までしか行けないんですよ。まあ、房総半島はサンキュー♥ちばフリーパスを使えばいいのか。でも2日連続なんですよね。参考資料はこちらから。
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)
サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その2)

そんなことより休みを確保する方が先でしょうかね。まずはのんホリのエリア内ぐらいは回り切らないと、話にならない。ししょーの苦悩はなかなか厄介です(To be continued(+_+)