東急線と東急バスの旅(今度こそ完結編?)

0.はじめに

世間は緊急事態である(そうなの?)。とは言え、そんなことで活動をやめるのもポリシーに反するので、まあ長くなるので細かいことは書きませんけど。一応東京都区内は厳戒態勢なので(あくまでイメージである)避けることとして、どこに行こうかと考えていたら、東急線沿線が一部残っていることに気が付いた。

ところがよく調べてみると、東京都区内はクリア済み、残っているのは田園都市線の藤が丘から先?横浜市だな。なお、終点の中央林間は小田急線ツアーで訪問済み。つまり、手前のつきみ野までが対象となる。うん、時間が余る!じゃあ、ついでにバスも乗ることにしようか。東急では電車の1日乗車券だけでなく、バスもセットになった1日乗車券(東急線・東急バス一日乗り放題パス)を発売している。お値段は1000円。紙券だけでなくPASMOに載せることもできる。参考までに電車のみ(東急線ワンデーパス)は680円、東急バス一日乗車券(ICカードのみ)は520円である。

参考までに、東急線各駅(世田谷線、こどもの国線は下記参照※1)で購入する場合は東急線・東急バス一日乗り放題パスを購入すればいいのだが、東急バス沿線の人、渋谷の地下に潜るのが面倒な人はどうするかと言うと、東急バスに乗車する際に東急バス一日乗車券(もちろんPASMO、Suicaのみ)を購入する。次に東急線の駅窓口で(鉄道を利用する前提ですよ)その1日乗車券(が入ったICカード)を提示して、東急線一日乗車券(480円!)を購入する。なお、この1日乗車券は現金での発売となる。この場合、バスはICカードの1日乗車券、鉄道は紙券の1日乗車券という面倒な事態になる。

※1 世田谷線から乗車する場合は、乗車時に乗務員さんなどに一日乗車券購入の旨を伝えて乗車券購入票を受け取る。三軒茶屋(もちろん田園都市線)の窓口にその購入票を出して差額(1000-150=850円)で購入する。ICカード利用なら147円なので、853円で購入できる?
こどもの国線(恩田、こどもの国)から乗車する場合は、乗車券を購入、またはICカードで乗車する。長津田駅の窓口に使用した乗車券またはICカードを出して差額(1000-160=840円)で購入する。ICカード利用なら157円なので、843円で購入できるはず。長津田駅のこどもの国線のりばに改札口がないことにお気づきだろうか。

1.プランニング

まずは藤が丘からスタート。青葉台周辺はなぜか訪問済みなので飛ばして、田園都市線の終点中央林間、も訪問済みなので(小田急線ツアー)その手前のつきみ野まで。それだけだとどー考えても足りないので、青葉台駅、あざみ野駅から東急バスで行けそうなところへ。それでも時間が余ったら、町田市内にも行こうかというプランとなった。実は、東急線、東急バス沿線で未訪問の地域はそれだけなので、それ以降は神奈中バスのお世話になることに。東京都内の東急バスエリアはクリア済みなので。神奈中ツアーは別途企画するとして、今回はそういう行程になった。神奈中バスに関しては1050円かかるが丹沢、津久井、宮ヶ瀬までも行ける1日乗車券がある。 “東急線と東急バスの旅(今度こそ完結編?)” の続きを読む

中央東線の旅

0.はじめに

いろいろな成り行きによって休みを多めに確保してしまった。というわけで、今回の休みで行っていない場所かつ沿線局の攻略を進めているところは、と考えて中央東線を選んでみた。折しも首都東京と付近の埼玉、千葉、神奈川に緊急事態宣言が出されるかもという不穏なニュースも聞かれる。じゃあそこは外すか。中央東線については高尾までの快速区間はほぼ終了(八王子周辺が一部残っているがバス必須)、それを過ぎると藤野までは訪問済みである。よって、その先の上野原から西の区間が対象となる。うーん、大月までは結構な山道に見えるが。

1.プランニング

使用するのは青春18きっぷ。ほかのフリーきっぷが使えないエリアで威力を発揮するというのも選んだ理由なのだが(休日おでかけパスなら大月まで行けるが、冬は12/29~1/3しか使えないので対象外である)。八王子周辺も訪問しようかと考えたが、緊急ナントカが面倒そうなので(政治的なお話はサイトの趣旨から外れるので以下略)今回は高尾以西を進むことにした。

大月までは1時間2~3本程度、甲府までは1時間に1~2本程度、もちろん複線なので行って戻って技が必ずしもハマるとは言えない。もっとも駅から離れた局が多いので次の列車に乗れるという保証もない。時間までのんびりとハイキングを楽しむ感じになるんだろうか。

2.中央東線の旅

●四方津
高尾から普通松本行きに乗り信濃路を目指す。ウソです、そんな遠くまでは行けないだろう。藤野の次だから上野原からスタートか?いや、最寄りの上野原局は直線距離で約800mだが、経路が複雑なので今回はパス。よって隣の四方津で降りることにした。距離は遠いが線路沿いに行けばいいので大丈夫だろう。四方津で降りて駅前の道(国道20号線)を東へと進む。ここは比較的歩道が整備されている。藤野ではろくな歩道がなく恐怖を感じながら車道を歩いたが。国道沿いに1.6キロほど歩く。街中では絶対にやらない長距離移動である。意外と平坦な道で助かった。ようやく四方津局にたどり着いた。 “中央東線の旅” の続きを読む

豊橋鉄道(市内電車)で行く豊橋市内の旅

1.はじめに

明けましておめでとうございます。さて、例によって帰省したからには戻らないといけないわけで、その途中どこかに立ち寄っていこうと考えたのだが。前回の文章でも書いたように豊橋あたりで時間を取って回ることにした。豊橋鉄道は軌道線(市内線)と鉄道線(渥美線)でそれぞれ一日乗車券を発売している。最初は何となく両方回れるかな、などと考えていたが、青春18きっぷで立ち寄るということは豊橋到着の時点でそれなりに時間が過ぎている。現実はそんなに甘くないと言うことを思い知らされたのであった。

2.豊橋鉄道市内線の旅

東海道線を東上し、豊橋に到着した。まずはここでお昼ごはんに。だが、この時点で既に時計は13時を回ろうとしていた。そして、ゴール(おうち)への到着時間を考えると豊橋を出るのは16時ぐらいがリミット。ということは、市内線を回るだけで精一杯じゃないの?と豊橋駅の構内で気付くとは、我ながら不覚を取ったものだ。

カルミア豊橋案内板
【カルミア 豊橋駅構内案内板 名古屋のきしめんはパスしてここに来た】

豊来軒カウンター
【豊来軒カウンター 見えない壁】

鶏白湯ラーメンと煮卵
【味玉入り鶏白湯ラーメン これを食べに来た】 “豊橋鉄道(市内電車)で行く豊橋市内の旅” の続きを読む

静岡県西部(東海道線)の旅

1.はじめに

というわけで、今年も年末は帰省することにした。昨今の事情があり、いろいろ考えたのだが、ここまでの状況から分かるように、普段のインフルエンザと同等の注意をすれば問題ないという結論に達したので、予定通り帰省することとした。テレビばかり見ているコロナ脳なら止めたのであろうが、ししょーは広範囲からの情報収集に努めているので。

とは言え、混雑を避けることは大切なので、いやいつも通り青春18きっぷで東海道本線を下るコースとなる。いつもは、熱海での3両アタックにやられるのだが、今回はそれほど人もいないだろう。

今回の訪問対象は、東海道線でネックとなる浜松~豊橋間。直通列車がほとんどなく、乗り換えがわずらわしい部分である。そのうち、訪問済みは弁天島局(弁天島)まで。ということは今回の対象はその次の駅からとなる。次は新居町か。豊橋まで行っても時間が余りそうなので、豊橋市内も検討するか。

2.東海道線の旅

・・・例によって興津作戦を発動。熱海からは6両(ただしトイレなし)だったが、興津からは3両(トイレなし)。ぐぬぬ。211系にトイレを付けるとか、編成に必ず313系を入れるとか、してくれないんだろうな。とにかく浜松まで移動する。普段なら、でっかいスーツケース(何が入ってるんだろう?)を持った軍団や安旅をする訪日外国人集団で混雑するが、さすがに今回はいない。長距離移動らしき人は散見されるが(そして興津作戦の遂行者も)、混雑は避けられた。浜松に到着。ここで昼食とお土産の確保のため途中下車する。いつもなら浜松~豊橋間の区間運転列車で座席の確保に苦労するのだが、今回は途中で降りるので座れなくてもよい。そういう狙いもあるわけだが。

211系浜松行き
【普通 浜松行き 211系の3両編成】

自笑亭天ぷらそば
【浜松駅の天ぷらそば】 “静岡県西部(東海道線)の旅” の続きを読む

小田急線の旅(その2)

0.はじめに

急に休みが取れたので、出かけることにした。しかし、急だったこともありプランニングの時間がない。バスの旅はかなり田舎でない限り系統が複雑であるため、効率的な行程をひねり出すためにプランニングに延べ4日ぐらいはかかるのである。うーん、ということは鉄道の旅だな。でも、東京都心はまた感染者がなんとかうるさいしあまり近付きたくないな。

と、悶々としていたが、悩んだ末に前回の小田急線の続きを進めることにした。主な理由は世田谷区の残りの1つである喜多見駅前局の訪問なのだが。面倒なので、またしても小田急線の1日乗車券で沿線局を回ることにした。もう熱中症の心配をするような時季ではないので、通常通りの行動でいいだろう。

1.プランニング

そんなわけで、手抜きと言われたら何も反論できないが、小田急線の沿線局を回ることにした。今回も使用するのは小田急の1日全線フリー乗車券(これが正式名称)。なお、前回と同じきっぷのため画像は省略する。小田急小田原線については、世田谷区の残りが喜多見駅前局であることから分かるように(?)新宿から成城学園前までは既にクリアしている。よって、喜多見から小田原を目指すことになる。あ、小田原周辺はヘンに回っているんだった。だが、今回はそこまで届かないだろう。でも、その前に江ノ島線に行くか。ついでに狛江市内局が3つほど残っているのでそれらをコンプすることにしよう。うち2局は狛江駅から小田急バスで行けることが確認できた。

まとめると、小田急小田原線喜多見、狛江(小田急バス利用)、和泉多摩川、その先は相模大野までほぼ回っているのでそれ以遠となるが、相模大野からは江ノ島線に入り藤沢方面へ。こっちも藤沢から先は江ノ電ツアーで訪問済みだった。危ない危ない。前回のようにクーリングタイムは不要だが、いつも通り駅からあまり遠くない局に限定するという基準は同じである。

2.小田原線の旅

●喜多見駅前
スタートは喜多見駅。ちょっと頑張ったおかげで20分ほど前に現地入りできた。ここは各停しか停まらない駅。登戸までは複々線があるので、途中駅で急行の通過待ちというものはない。

喜多見駅前局
【喜多見駅前局】 “小田急線の旅(その2)” の続きを読む

小田急線の旅(その1または特別編)

0.はじめに

今年の夏は特別な夏です。もうそれは、東京都という一地方の話なんだなと認識するようになった。うちら関係ないわ。まあとにかく、休みのうちに回れるところは回っておこう。という方針で進めることにした。とは言え、感染防止策を講じながらでは、やはり行動は制限される。今度はどこへ?

そうだ、小田急が1日乗車券を通年発売するようになった(2019年9月から)。そんなわけで今回はこれを利用することにした。残念ながら東京都区内の小田急線エリアは既に訪問済み(実はそうでないことが後で判明する)だが、目的は東京だけではない。ほぼ神奈川県内となるが、まあよかろう。

1.プランニング

と言ってもいつものように各駅で降りて、周辺局を訪問というやり方はやはり危険だ。テレビでも連日「命に関わる危険な暑さです」と強調していることもあるし。そんなものにビビっていては話になりませんよ、といつもはうそぶいていたけれど、今回はそうもいかないようなので、ちょっとルールを作ってみた。

  • 駅から300m以内(移動距離ベース)の局に限定する
  • 電車で30分程度の移動(冷却タイム)を設定する

軟弱だ。と言われそうだけど。今回は、何分特別な夏なので(結局それかよ)。それと次の日が仕事なので、あまりダメージを残したくない。もう少し涼しくなれば、足を伸ばしてもいいのだが、今回は諸々の事情によりこのようなプランニングとなった。そもそもエクストラな休暇に戸惑いもあるけれど。

今回のきっぷは「1日全線フリー乗車券」。小田急全線(もちろん多摩線、江ノ島線も)1日乗り放題のきっぷである。お値段は2000円(小児は半額)。新宿~小田原間の普通運賃が900円(IC891円)であることを考えると、なかなか絶妙な設定である。余談だが、特に優待などはないようである。長いので例によって以下1日乗車券と記載する。

1日フリー乗車券 “小田急線の旅(その1または特別編)” の続きを読む

アルピコ交通の旅(プロローグ?)

0.はじめに

今年の夏は特別な夏です。それはもういいって?お盆休みとは言え、例年と違ってマスクとか消毒とか必要な状況は変わらない。ただでさえ熱中症の恐怖と戦っているというのに、さらに苦戦を強いられることに。結局今回は、別目的の旅行のついでに郵便局を回ることにした。詳細はここでは割愛するが、目的地は長野県のアルピコ交通上高地線(旧松本電鉄上高地線)とした。

松本に向かって進み、アルピコ交通の沿線局を回る。途中の待ち時間も活用して周辺局を訪問することにした。そのため、いつもよりはボリュームがかなり減ってしまったが、仕方がないところかな?

なお、アルピコ交通上高地線については、一部(JR駅など)では未だに松本電鉄の呼称が見られるが、正式にはアルピコ交通であるため、ここではアルピコ交通の表記で統一する。

1.プランニングとプロローグ

今回も旅行貯金のための旅ではなく、普通の旅の途中で時間があれば局に立ち寄るスタイルである。場所が遠いので、青春18きっぷだけでは移動で終わってしまう。ので、今回は特急を利用することにした。中央本線を北上し、ちょっと寄るところがあるので(辰野支線)途中で特急を降りて普通列車に乗り換え。松本からはアルピコ交通の旅となる。そのうち、時間が取れそうなポイントは、上諏訪、岡谷、塩尻、とアルピコ交通沿線である。

今回は特急利用のため青春18きっぷは使えない。よって乗車券を購入することになる。東京都区内~松本間の乗車券を購入するが、ん?下車前途無効??そんなバカな!東京~松本間は201キロ以上(235.4キロ)あるぞ!しかも当日限り有効??これはいったい?とりあえずJR東日本のサイトを調べてみると。なんと!松本まで大都市近郊区間(Suicaエリア)が拡大されている!2014年4月から?すみません、勉強不足でした。松本までSuicaで行く需要なんてあるのか?とか疑問は尽きないが、その煽りを受けて東京から松本までの乗車券は近距離きっぷになってしまったようだ。回避策として隣の北松本(大糸線)までに乗車変更する。今度は都区市内各駅下車前途無効の表示になっている。よし!これが後に「屈辱の乗変」と呼ばれる事件である(ホントかよ?)特急券は、一番安いチケットレス特急券にした。9月まではキャンペーンで300円も割引になる。ただし、えきねっとのサービスであるため会員登録が必要であるが。

乗車券東京~北松本

復路の松本~新宿間はJR東日本のえきねっとのトクだ値の設定区間であるため、トクだ値を利用する。こちらは乗車券と特急券がセットになっているため、当日のみ有効だがそれは問題ない。 “アルピコ交通の旅(プロローグ?)” の続きを読む

新潟、秋田の旅

0.はじめに

なかなか休みが取れないまま、時間だけがたってしまったが、このあたりでようやくお休みが取れることになった。ということで、なかなか使う機会がなかった例の株主優待券を使うことにした。JRの長距離きっぷを使っての移動となるが、平日に移動するなら郵便局を回るしかない(そうなの?)。新型コロナウイルスとその対策については割愛します。別稿で触れていますが、ちゃんと対策はしているし、おうちにいることが正しいとは考えていませんので。ステイホームイントーキョーってことは、うちらと関係ないよね。

1.プランニング

今回は旅行貯金のための旅ではなく、普通の旅の途中で時間があれば局に立ち寄るスタイルである。ちなみに、行程としては新幹線で新潟へ、新津から羽越本線を秋田に向かって北上する。秋田からはさらに奥羽本線を大館まで進み、花輪線で盛岡まで移動する。ここで平日が終わってしまうので、その後の行程は省略する。

平日のうち9時~16時の時間帯が開局時間となるため、それに適合するところが訪問ポイントとなる。もちろん、ある程度の余裕時間がある場所に限られるが。今回は、新発田、村上、秋田、鹿角花輪(!)の4カ所になった。

2.1日目

●新発田(新発田諏訪町、新発田大手、新発田、新発田豊町(簡))
羽越本線を北上して、新発田に到着。メインのルートは、新潟からの白新線経由なので、ここでしばし時間が空く。新発田駅の西口を出て(実は西口しかないのだ)、駅前広場を左に進む。諏訪神社の横を通って交差点を西に進む。清水園前交差点の手前に諏訪町局があった。

新発田諏訪町局
【新発田諏訪町局】 “新潟、秋田の旅” の続きを読む

関東バスで行く世田谷区、杉並区の旅

0.はじめに

令和2年、明けましておめでとうございます(今さらかよ?)。さて、東京都区内完全制覇の旅を進めようとしているわけだが。今回はどこに行こうか?と考えていると、中途半端になっている世田谷区が気になった。前回の世田谷区ツアー(小田急バス)で書いたように、残りは4局、そのいずれもが微妙な位置にある。その中で、最難関と思われる世田谷給田局をターゲットにした。この付近を走るバスで使えそうなのは関東バスとなる。ならば、今回はその関東バスで行けるところに行こうということにした。

この関東バスという会社、あまり聞いたことがなかったのだが、基本的には新宿から西東京市、小金井市あたりまでのJR中央線、西武線などの付近に路線を持つ会社である。このエリアは京王バス、西武バス、小田急バスなどと言った鉄道会社系のバス会社が目立つ印象だが、この関東バスはどうやら独立系(と言うのだろうか)の会社のようである。「中央線沿線の路線バス」と銘打っているが、もともと新宿あたりから始まり、そこから西へと勢力範囲を広げたようである。郵便局と関係ないので、このぐらいにします(ヲイ)。なお蛇足だが、栃木県の関東自動車とは別会社である。

関東バスももちろん(?)一日乗車券を発売している。これは全線(ムーバスなどコミュニティバス、深夜急行バス、お台場直行バスなどを除く)が530円で乗り放題となるものである。ただし、PASMO、Suicaに載せるやつである。発売条件、利用条件はどこかに書いたと思うので割愛する。

1.プランニング

最初の目的地が世田谷給田局なので、そこへのアプローチは荻58系統の給田バス停となる。近そうな駅は京王線の千歳烏山駅なので、まずスタート地点は決まった。荻58系統の沿線局を拾いつつ荻窪駅方向に(進んでから)戻り、荻窪駅からは関東バスの系統を適当に進む。もちろん、時間の制約により東京都区内エリア限定だが。西武バスや京王バスの薄そうなエリアを狙ったつもりではあるけれど。さらに時間が余れば、高円寺駅から赤羽駅東口行きの赤31系統(国際興業バスと共同運行)で北へ進みたいが、事前のシミュレーションでは無理っぽかった。

例によって、郵便局(未訪問局)をチェックしながら、その辺りを通る路線を適当にピックアップしているだけなので、ベストプラクティスかと言えばそうではない。もっとも、バスの行程を組む際に完璧なプランなどありえない(特に市街地において)ということを今回は痛感することになるのであった。

2.スタート

スタート地点の京王線千歳烏山駅には、中央線の事故とかそれに伴う京王線の混雑などがあり、9時ちょっと前に到着。昔は、中央線の人身事故は風土病だなんて言われた時期もあったけど、最近はそうでもないなと思っていたら。。。まあ、間に合ったからいいけど。ここからは、いきなり本日の目標である世田谷給田局を目指す。そこへ向かうのは、関東バスの荻58系統北野行き。このバス、なんと荻窪駅から来るのである。 “関東バスで行く世田谷区、杉並区の旅” の続きを読む

東武バスで行く足立区の旅

0.はじめに
時代が令和に変わりました。天皇即位の礼とかで(ちゃんと書いておくと即位礼正殿の儀だそうな)、急に祝日が発生した。あまりに急で、どのカレンダー見ても(紙のカレンダー)そんなこと書いてないんだけど。とにかく、休みです。そして、幸いと言おうか、その狹間(日曜と火曜の間)も休みにしちゃえ!という作戦が成功し、無事月曜のお休みゲット!

さて、どこへ行こうか。夏の間は遠出をしたけど、そろそろ都内に戻ろうかということで、東京23区完全制覇の旅を再開することにした。再開とか言いながらどうせまたお休みになるんだろうけど。

今回の目的地は足立区とした。都バスエリアはほぼ回ったと思われるので、区内でやたらと見かける東武バスを利用することにした。東武バスでは、都区内で有効な足立一日フリーパスなるものを発売している。これは、都区内の東武バス全線(足立区、葛飾区、北区)が一日乗り放題となるきっぷである。これで足立区の残りエリアをだいたい回れるのかな?

1.プランニング
東武バスは、都内では北千住駅、亀有駅、綾瀬駅、王子駅をターミナルとしている。そこでアプローチしやすい北千住をスタート地点とした。王子は1日2本(+深夜バス1本)なので対象外。実はこの王子駅~亀有駅間のうち、一部ルート(王子駅~西新井駅)を都バスが走っているので、こんな本数なのである。もちろん、都バス沿線は訪問済み。足立区を越えれば、そこは埼玉県(川口市、草加市、八潮市)。足立一日フリーパスは、都内でしか使えないため、都県境が壁となる。 “東武バスで行く足立区の旅” の続きを読む