WEB通帳

都市銀行などではよく見るWEB通帳、いわゆるペーパーレスな通帳のことですが、時代の波はついにゆうちょ銀行まで押し寄せてきたようです。とうとうゆうちょ銀行まで始めましたね、WEB通帳を(ゆうちょダイレクト+(プラス)という名前のようですが)。

今まで、通帳というものは紙でなくてはならない、という固定観念を打ち破ったIT革命(最近聞かないけど)はすごいですね。この流れがさらに進むと、紙の通帳が廃止になるのでは?我々の数少ない楽しみは?と不安を覚えたりしますが。

ですが、幸いにして(?)WEB通帳の普及率はいまいちなのか、紙の通帳をなくします、完全にWEBに移行しますという話は聞かれませんね。最大15ヶ月までのデータしか保存されないというのもネックなんでしょうか。それとも、インターネットって我々が思っているほど世の中に普及してないのかな?そういうわけで、まだ我々の数少ない(ウソです)楽しみは守られるということでしょうか。ちょっと安心しました。とは言え、油断はできないので引き続き注意することは忘れないようにしようと思います。

三島村の簡易局

鹿児島県鹿児島郡三島村。三つの島(竹島、硫黄島、黒島)から構成されているので、そう呼ばれているようですが。そのうちの竹島の簡易局(竹島簡易局)の局員さんが音信不通になって、今は40キロ以上離れた黒島の職員さんが応援で週2回来て営業しているそうです。

本来、簡易郵便局の設置基準として代表者(局長)の他に2名以上の職員を確保しなければいけないのですが、竹島簡易局についてはその補助員が黒島にいるということで、急な休みに対応することは難しかったようです。しかも、離れた島の人をいちいち呼ぶこともできないので、局の業務はほぼその局長さん1人で行っていたようで、かなりの負荷であったと想像できます。

ちなみに三島村には、竹島簡易局の他に、硫黄島局(硫黄島)、大里簡易局、片泊簡易局(いずれも黒島)がありますが、このような僻地、特に離島ではなかなか人員の確保は難しいであろうと思われます。

郵便局に課せられたユニバーサルサービス、すなわち全国一律のサービスの難しさを感じます。僻地での人員の確保の難しさがあり、そこで平日のみとは言え毎日営業時間内の業務、さらに時間外の付帯業務をこなせる人員が確保できるのか。公営であれば、ある程度採算は度外視して人員を配置することは可能でしょうが、民営である以上余計なコストはかけられない、そんな状況で他地域と同レベルのサービスを提供することが困難であることを痛感させられます。『民間にできることは民間で』などと嘯いたあのパーマに、この状況を説明してもらいたいと衷心より思います。

このような事案は、別に離島に限ったことではなく、山間部の僻地でも起こりうることだと思います。このような現状を鑑み、郵政事業は本当に民営化して良かったのか、有識者の方々の賢明な判断を願う次第です。

高知の旅(市内と海岸と)

ちょっと休みが残っているので(なぜ休みがあるかはそのうち書くかもしれません)、遠出することにした。今まではきっぷの都合上東へ行くことが多かった気がするので、今回は西の方へ行くことにした。

0.プランニング

たまには飛行機に乗ろう。マイル貯めないといけないし。さて、西の方で飛行機で行ける所としてまず考えたのは宇部市(山口県です)。理由は、宇部市バスの1日乗車券が使えるという見込みだから。ところが、問題に気付いた。宇部市バスの1日乗車券は、基本的に土日祝日に利用できる。さらにバスの日(9月20日)と夏休み期間(7月21日~8月31日)に利用できる。ああっ、過ぎてるじゃないか!なので予算の都合で四国に行くことに。さらに限られた日程と回れそうな郵便局を検討した結果は・・・。

JR四国のきっぷ「徳島・室戸・高知きっぷ」(便利なきっぷその他西編を参照 ‎)を使うことにした。ネーミングがビミョーなのはともかく、このきっぷは徳島から高知まで四国の南東海岸(ほぼ国道55号線)に沿ったルートを移動する片道きっぷである。とは言え、途中経路では自由に途中下車ができる。もちろん、片道きっぷなので戻ることはできないが。さらにプランを検討した結果、細かいことは書かないが、高知から徳島へ移動する経路とした。

さて、詳細な経路だが、まず飛行機で高知(龍馬空港)へ。1日目は高知市内をお察しの通りとさでん交通で回り高知市内泊、2日目は徳島・室戸・高知きっぷ(B)で一路徳島を目指し、徳島(阿波おどり空港)から帰路へ。計画から出発まであまり日がないので、これをまともに購入すると、飛行機代だけで約6万円くらい、さらにホテル代もかかる。何とかならないかなとさらにいろいろ検討して、出した結論はじゃらんパック。これだと、往復の飛行機代と現地宿泊費(発着空港の近く)込みで4万円を切る。要は組み合わせ自由なパックツアーのようなものだが、おかげでかなり旅費を減らすことができた。通常は往復で同じ空港を利用することが多いが、行きと帰りで空港を変えることができるので、こんな変則的なプランも可能だったりする。たまにはこういう宣伝もしとかないといけないんだろうな。

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電力自由化

諸般の事情でスマホを機種変して、そのついでに勧められるままに電力会社も変えてしまいました。電力会社を新会社に変えると電気メーターをスマートメーターなるものに交換しないといけないので、面倒だなと思っていたのに。

変えた先は、携帯ショップで申し込んだので、予想の通り携帯電話系です。スマートメーターの威力で、アプリで電気使用量、料金がほぼリアルタイム(日単位)で分かるのはとっても便利です。逆に日々単位で料金が分かるのは怖いですけど。

まあ、元々電力会社は変えたいと思っていたので(色々見解の問題とかあるので)、結果的には良かったかもしれません。それに、利用料金に応じてポイントが貯まり、それが携帯料金に充当できるとか、プリペイドカードにチャージしてお買い物ができるとか、なんだかお得感もあるのでそれも楽しみです。何より日単位で料金が分かるのは想像以上のプレッシャーです。節電意識がいやが上にも高まる。それが一番のメリットでしょうか。

東急西武線まるごときっぷの旅(その1)

東京23区完全制覇プロジェクト(そんな名前だっけ?)の一環として、南の方はだいぶ行ったのでそろそろ北の方に行かないと。しかしそちらの方は鉄道系のフリーきっぷって案外ないんだよなあ。そんな中でチョイスしたのは西武線フリーきっぷと言いたいが、実際は該当する東急西武線まるごときっぷ

東急西武線まるごときっぷとは、東急線各駅からメトロ副都心線を経由して西武有楽町線または池袋駅から西武線全線に乗り放題というきっぷである。所沢よりも先へ行くなら断然お得なのだが、例によって近いところから順番に行くことに。うーん、足が出るんじゃないか(PASMOの方が安いのでは?)と思ったが、緻密な(?)シミュレーションの結果池袋方面(椎名町)まで行ってから中村橋まで行けば何とか元は取れそうと判断した。

さて、東急東横線で渋谷の地下深くからメトロ副都心線へ。渋谷駅も随分と地上まで遠くなったもんだ。メトロに関しては、既に沿線局を訪問済みなので、パス。いやー、急行って速いな。

●小竹向原(板橋小茂根)
何でこんなところで降りるんだよ。だって、乗った電車が森林公園行き(東武東上線方面)だったし、なんて言い訳は致しません。東京メトロは制覇したことにしていたけど、微妙に遠い小茂根局は外していたのだった。ただ、検討の結果他のアクセス手段が乏しいことに気付き、今回訪問することにした。

一番郵便局に近そうな出口から出るが、表通りではなく住宅地の中だったので方向が分からなくなる。こちらだろうと歩き始めるが様子がおかしいので、地図アプリを見ると方向が違っていた。本来の道に戻り、北上する。大きい道路が近づき、小茂根一丁目の交差点が見えたので左に曲がり、大きい道路を右に進むと小茂根局に到着。帰りは駅に向かう道を下り駅に近づくとローソンを発見する。これが目印だったのかな?ただし、この道を進んだ場合も途中で行き止まりになり、左の道へ寄らないといけないので、駅からのアプローチは難易度が高い。GPSがなかったら遭難していたかも。小茂根バス停(国際興業バス)の方が分かりやすいな。 “東急西武線まるごときっぷの旅(その1)” の続きを読む

渋谷区・新宿区・豊島区・文京区

0.今回の旅についての説明

旅行貯金の訪問パターンとして王道(普通のやり方)は、旅行(移動)しながら途中の郵便局に立ち寄り入金すること。そして、イレギュラーなのは一定の地域にある局を全て回ること(イレギュラーって言っちゃった)。後者の場合、ししょーの作戦としてはまず効率の良い鉄道で回れる箇所を回り、それ以外の部分についてはバス路線などで補完するというのがパターンとなっている。これが適切かどうかは分からないけれど、それほど的外れな方法ではないと思っている。しかし、同時に問題点もある。それは、残った地域がとんでもなく離れてしまうこと、それを回収するのが一苦労と言うことである。今回は、そのようにして残ってしまった地域を拾う旅となった。初めからバスを使えばもう少し無駄なく回れそうだが、市街地のバスってやっぱりアテにならないんだよなあ(渋滞が多いから)。

1.はじめに

今まで東京の鉄道網に期待して効率よく回っていたつもりが、やはり中途半端な場所や僻地(区境付近など)が残ってしまう。残りわずかとなっている地域は、渋谷区、新宿区、文京区、豊島区など。それらの残り局を回ることにした。行程が非常に分かりづらくなってしまったが、途中の大移動は気にしないでいただきたい。これは回る人によって大きく変わる要素だと考えているので。

今回使用するのは、都営まるごときっぷ。東京都交通局の全線(上野動物園のモノレールは除く)が乗り放題のきっぷである。ただし、今回はおそらく都バスにしか乗らないから、都バス1日乗車券でよかったかも。でも、地下鉄に乗るかもしれないし。

2.渋谷区

●渋谷本町五
渋谷区最後の局は本町五局。どこにあるかというと中野区との境界に近い辺り。アクセス手段は、あった。渋谷区のコミュニティバスであるハチ公バス(春の小川コース)。春の小川(文部省唱歌)と言えば、かつて渋谷付近を流れていた(一応現存してるけど)渋谷川に由来するらしい。ちなみに担当は京王バスである。
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100円派対1000円派の熱き戦い

旅行貯金をするにあたって、当然窓口で入金するわけですが、いくら出してますか?いろいろな派閥が存在するようですが、多いのはやはりキリのいい100円または1000円だと思われます。

では、100円と1000円どちらが良いのか?これも一概にどちらが良いとは言えないのですが、両者の言い分を見てみましょう(あくまでししょーが見聞した範囲ですが)。

100円派:
1.もし全部回った場合に100円だと24000局×100円で240万円だが、1000円だと同じく2400万となり、預入限度額をオーバーする。(今の規則では利息を無視しても13000局で超えますね)
2.1000円派ってよく下ろすけど、100円派は絶対に下ろさない。だから通帳がきれい。
3.いつもきれいな100円玉を用意している(ししょーの場合ですが)。

1000円派:
1.100円ごときで粗品(ティッシュとか)もらおうとするな。
2.金額を入力する時、100円だと「1」「0」「0」の3ストローク必要だが、1000円だと「1」「000」の2ストロークでいいから、局員さんの負担が軽減される。
※窓口にある端末(CTM)の数字キーには000というのがあるんです

うーん、どうでもいいや。そう思えてきました。どちらにせよ、窓口担当者の負荷はあまり変わらない気もするし。ちなみに、旅行貯金の教祖的存在だった方(有名なT村氏)は(訪問局数)円を預けていたそうですが(つまり2197局目なら2197円)、それの方が面倒だろ。

蛇足ですが、ししょーは100円派です。何せ1日最大26局回ったこともありますので、そんな大金用意できないし、あくまで目標は20000局なので(無理だとは思いますけど)、100円玉を大量にストックしてます。

色々書きましたけど、ルールがあるわけではないので、自分の好きなようにすればいいと思います。ちなみに、ししょーの師匠は通常100円、本局(地域の代表局)は1000円という変わった方でした。

東急バスの旅完結編

大田区も残り1局となり、世田谷区のうち東急バスエリアもほぼ回った。そんなわけで、大田区最後の局田園調布五局とついでに世田谷区の南側エリアを回ることにした。うまくいけば東急バスエリア(東京都内)をクリアすることができるはず。

ちなみに、世田谷区のうちほぼ南半分(小田急線より南)は主に東急バスが走り、北半分(小田急線より北)は主に小田急バスが走っている。なので、東急バスエリアを全て回れば、小田急線の南側はクリアしたことになる(はず)。

残りの局を拾う形なので、効率の悪さはお許しいただきたい。得てして地域制覇の最後はこうなるもんですよ(開き直り)

使用するきっぷはもちろん東急バスIC1日乗車券である。ちなみに、電車はメインではないので東急のワンデーオープンチケットは使わないことにした。

●世田谷野毛、田園調布五
さて、いよいよ大田区最後の局へ。田園調布五局を経由するのは等01系統(たまリバーバス)ということで、東急大井町線の尾山台駅へ。駅前の道路へ出て、等01系統のマイクロバスに乗り込む。バスが等々力バス停(等々力駅前)に到着し、アナウンスが。「発車まで11分ほどお待ちください」しまったぁ。この系統の起点て尾山台駅じゃなくて等々力だったのか。電車代をケチったので天罰が下ったと諦める。

このバスのルート上、世田谷野毛局の近くを通るので、郵便局に近い不動下で降りる。前方の道を右に入り、進むと野毛局に到着。バス停に戻って、さらに等01系統に乗り先へと進む。 “東急バスの旅完結編” の続きを読む

鎌倉市と周辺の旅

最近はいつも東京区内を目指していたが、たまには気分を変えて神奈川方面へ。と言うよりは、青春18きっぷで東海道本線を下って行く旅もしていたのだが、ふと手前(東京寄り)の方が抜けていることに気付いたのであった。とは言え、あまり近くだと青春18きっぷでは割高になる。そのさじ加減も難しいのだが、とりあえず行ってないところから行ってみるか。なお、今回も青春18きっぷを利用しての旅となる。

※今回写真が少なくなっております。疲労が蓄積しているため、写真を撮る余裕がありませんでした。ごめんなさいm(_ _)m

●横浜川上、東戸塚駅西口、東戸塚駅東口
調査の結果(?)東海道本線で一番手前(東京寄り)の未訪問地は東戸塚だった。厳密には東海道本線の列車は止まらない横須賀線の駅だけど。駅の両側に東戸塚駅西口局、東戸塚駅東口局があるが、地図を見直すと川上局も近くにあるのを発見、いや忘れるところだった。それ以上駅から離れると神奈中バスのお世話にならないといけないので、限界(と思われる)川上局を目指す。

東戸塚駅の西口を出るとそびえ立つ階段が、あ、横にエスカレーター発見!エスカレーターでバス乗り場まで上がり、西へ進み交差点を右に曲がって横浜新道のトンネルをくぐり、川上第二団地入口を左折・・・って道がない。第一団地入口の方だった。思ったほど遠くもなかったのでよかった。しかし、郊外のバイパス周辺て歩行者に優しくないよな。
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郵政民営化10周年

だそうですが。

民営化することで、サービスの向上、収益の改善を目指したらしいですけど、その前に民営化したJRの失敗を見て何も思わなかったのでしょうか。もっとも、あの天パは何か歴史の教科書に残ることをやりたかっただけだと、ししょーは考えております。実際にどんな影響が出るかを考えないで。

幸いにして郵便局にはユニバーサルサービス(全国一律のサービスを提供すること)が義務づけられたため、JRみたくローカル線をバンバン切り捨てるような悪行は避けられたわけですが。

そもそも郵便事業は公共サービスであり、利益を追求する性質のものではないし、利益を考え出したら、当然赤字の地方は切り捨てられることになる。そういう問題が起こることは容易に想像できます。そのため、ししょーはずっと郵政民営化に反対しています。いや、今からでも郵政省とは言わないけれど、郵政公社ぐらいには戻して欲しい、そう思っています。

ししょーは、10年以上にわたって全国津々浦々の郵便局を回ってきました。大都会の番号札取って数十分も待たされる局から、よくこんな所にあるなと言うほど辺境の郵便局まで色々見てきました。だからこそ、ユニバーサルサービスの重要さ、利益だけで郵政事業を語ることの愚かさが本当に強く感じられるのです。あのパーマだってちゃんと日本中の郵便局を見て回れば、あんな戯言なんて出てくるはずがないと思っています。横須賀市だって走水簡易局とか秋谷とか長井とかエラい所にあるんだけどなあ。

ユニバーサルサービスが民営化の妨げになっている?何をくだらないことを言っているんだ。民営化が大きな愚行であったということの証明ではないか。

ただ、このままの状態が続くことはないでしょう。利益を追求して地方を捨てるか、過ちに気付いて国営(または特殊法人)化するか、どちらかになると思います。後者になることを強く願います。

あ、今回はなんかまじめな文章書いちゃった。もっとソフトでお気楽なサイトにしたいんだけど。でも、これは緊急事態ですから。次回からはちゃんと笑いを入れます(ウソ)。