JR東日本のバリアフリー料金導入について

冬ですね。結構寒いです。外気温が下がるとヒートポンプの効率が悪くなるので、暖房をエアコンに依存しているししょーには影響が大きいです。

そんなことより、ぼーっとニュースを見ていると、気になるニュースがありました。JR東日本がこの3月から鉄道駅バリアフリー料金を導入(東京の電車特定区間)、さらに通勤定期券を値上げ&オフピーク定期券を新設だと?この話は、ハッキリ言って局巡りとほぼ関係のない話ですが、ししょーが気になったことを書かせていただきます。

とうとう来たか。それがししょーの印象です。バリアフリー料金の導入についてプレスリリースを見ておりますと、駅のエレベーター、バリアフリートイレ(要するに多目的・・・ゲフンゲフン)、ホームドアを整備し、と書いてますけど、一番大きい理由はホームドアではないかなと思っています。

言われるまで気付かなかったんですけど、昨年12月に『鉄道駅バリアフリー料金制度』なるものが施行されたんですね。ただ、制度として発足しても使う義務はない。でも、よし、せっかくだし使っちゃるか!と判断したんですよね、東日本さんは。関西では京阪電鉄も導入予定だとか。

今まで、駅のバリアフリー化(エレベーター設置、トイレのバリアフリー化)なんて鉄道会社が自発的にやってましたよね?路線の建設に伴い建設費を負担させる形で加算運賃というのはありましたけど(羽田空港線とかです)、こういうあからさまな制度って気になります。原因はおそらくホームドアの整備だろうと。

駅のホームは大変危険です。高速の列車がすぐ近くを通過するので、ホーム端にいたり、ホームから転落すると死傷する恐れがあります。それを防ぐためにホームドアが整備されつつありますが、それは従来は鉄道会社が費用を捻出して自発的に実施してました。ところが、ニュースのコメントとか見ていると、なんだかホームドアの整備が遅れている、鉄道会社の怠慢だみたいな論調がまかり通っているように思えました。

ホームドアの設置って、ただホームの端にブツを置けばいいってものではないです。ホームドアは1基あたり約400kg、最近は軽量型も出てきましたがそれでも250kgぐらいと結構重いです。それを鉄骨に薄いコンクリート板を渡した程度の(貧弱な)ホームに置いたら壊れますよ。なんで、まずホームの補強工事を行います。その後に重いホームドアをホーム端に設置します。さらに停止位置がシビアになるので定位置停止装置(TASC)の導入、さらに車両側ドアスイッチとホームドアは連動するので(新幹線はそうでもないようですが)、そのシステム導入の費用もあります。そういうわけで工事費は億単位のお金になります。そんな簡単に付けられるものではないです。

しかしながら、ホームからの転落事故があってそれが報じられると、また事故が起きた、鉄道会社の怠慢のせいだみたいなコメントが雨後のタケノコのごとく湧いてくるのは気になってました。一方費用負担に関する言及はあまり見られなかったですね。でも、いずれは設置が義務化されたら、きっと工事費が利用者に跳ね返ってくるんだろうなと思ってたら案の定です。でも、今まで鉄道会社を批判していた人たちは、理解があるからきっと追加分を喜んで払ってくれるでしょう。

追加料金は今のところ普通運賃で10円(現金、ICカードとも)、通勤定期1ヶ月で280円のようです。通学定期には適用されないみたいです。東京の人は寛大だからそれぐらい出すんでしょうか。ただ、今後の状況によっては上がる可能性もあります。料金制度の利用に関する通達軌道法施行規則第21条第2項第4号に規定する料金及び鉄道事業法施行規則第3第1項第に規定する料金の取扱いについてを見ると、追加徴収した費用の用途は決められていますが、金額に定めはありません。10円というのはあくまで現状の想定に過ぎないです。でもホームドアが整備されて安全になるんだから、それぐらいは出しましょう?

あ、オフピーク定期券の話もしたかったのですが、長くなったのでこの辺にしておきます。物価は上がる、運賃も上がる、でもお給料は上がらない。春闘なんて一部の大手企業のお話だから、ウチらの給料には1ミリも反映されませんよ。後はフリーきっぷに影響しないことを祈るばかりです。

名古屋市内の旅(おそらく4回目)

0.はじめに

2023年、とうとう年が明けてしまったか。やれやれだぜ(新年からテンションがおかしいのはご容赦ください)。年明け1日、2日働いてまた連休に入るのなら、年始からずっと休みにした方が効率がいいのでは?と言っても、作業が残っているので、それを放置して休むことは難しい。サラリーマンの悲哀というやつか。

結局、帰省の移動しか利用することができないが、復路は少し余裕がある。家に帰り着く時間は遅くても構わないので。ということで途中の数時間を利用してどこか回るとしよう。今回は名古屋市内を回ることにした。関東から相当離れているので、関東から旅行するなら泊まり必須のロケーションである。なので、こうやって通るたびに少しずつ訪問する作戦を採っている。本当は名駅か栄かどっかに前泊して局巡りするのがいいんだろうけど。優先度が低いので、それはそのうち考えるとするか。

1.プランニング

名古屋駅の到着予定は11時前ぐらい。関東方面への移動(もちろん青春18きっぷを使うので鈍行を利用する)を考えると14時ぐらいがリミットとなる。その間の時間を使って回れるところを回ることにした。そこで今回は名古屋市営地下鉄桜通線に沿って回ることにした。桜通線は、名古屋駅の隣の中村区役所太閤通が起点となっている。よって太閤通駅をスタートとして行けるところまで行くことにする。

時間は短いけど、想定では高岳ぐらいまでは行けそうな気がする。まあ、名古屋はあまり詳しくないので、あまり無理しない方がいいかも。名古屋市攻略はいつになるか分からないけど、とりあえず愛知県内局を増やすんだ!

2.名古屋市の旅

名古屋駅に到着した。桜通線ののりばというか入口を探す。それとコインロッカーどこか空いてないかな?とうろうろしてなんとか発見する。ICカードで認証するタイプは空き無し、だが横の現金タイプは空いている。大丈夫、100円玉ならたくさんあるぞ(郵便局に出す用以外にも)。ロッカーに荷物を押し込み、投入口に100円玉4枚を投入し、鍵を抜き取る。と言うことでようやく荷物から解放されたので、近くののりばで1日乗車券(地下鉄全線24時間券)を買い求める。いざ、桜通線のホームへ降りる。

名古屋駅のコインロッカー
【桜通線のりばの近くで見つけたコインロッカー 左側は現金用であった】

名古屋市地下鉄24時間券
【名古屋市営地下鉄全線24時間券 最初の入場時から24時間有効なきっぷ】

名古屋市に関していえば、過去に中途半端な訪問の仕方をしているので、ダブりには特に注意が必要である。 “名古屋市内の旅(おそらく4回目)” の続きを読む

関東バスで行く中野区、杉並区の旅

0.はじめに

ああ、ついに2023年が明けてしまいましたねえ。正直言って仕事について行ってないのだが、まあここまで何とかなっている?ところで、東京23区の旅についてだが、順番から言ってそろそろ西の方かな?そう言えば、まだ本格的に京王バスに乗ってなかったな。ということに気がついた。

京王バスに乗るのが目的、ではなくあくまで杉並区内局の訪問が主目的である。ということで、杉並区内の残り局をチェックしていたところ、重大な事実が判明した!

関東バスの沿線局しかないじゃないか!

ぐぬぬ、京王バスの沿線局ってなんだかんだ言って京王線から無理矢理アプローチしていたような気がする。都心に近いところでは都バスで済んだ場合も多かった。バスに乗るのが目的ではないので、大した問題ではないけれど、関東バスツアー2回目を実施することになろうとは。

関東バスは、周知の通り(?)JR中央線の沿線を中心に展開しているバス会社である。じゃあついでに中野区も回れそうかな。そんな感じでプランニングに入ることになった。

1.プランニング

関東バスの旅と決まったので、まずは中野区内局から。中野区内の残り局は3つ。全て関東バスで行ける場所にあった。それをクリアしたら杉並区へ。具体的には、中野駅からスタートし、いったん新宿方面へ向かう。新宿駅~中野駅間の系統だが、新宿駅から乗ると渋滞に遭いそうなので。中野駅に戻ったら、次は江古田方面へ。その後杉並区方面に行きたいが、中野駅に戻らないといけないようなので、中野駅から下井草方面に向かう。ここからは杉並区内を回って未訪問局を拾うことになる。

使用するのはもちろん関東バスの1日乗車券。ICカード(PASMO、Suica)に搭載するタイプのきっぷである。これで関東バスの全線(コミュニティバス、高速バスなどを除く)が1日乗り放題となる。うまくいけば、最後に京王バスとの共同運行路線を利用することになるが、自動的に判断されるので問題はない。210円取られるけど。

2.中野区の旅

バスの系統から言って、スタート地点は中野駅となる。さて、今日は頑張ったおかげで何とか8:40過ぎには到着することができた。最初に乗るバスは新宿方面行きの宿08系統小滝橋経由新宿駅西口行き。9時よりも前には8:48発の便がある。これを目標にしていたわけだが、無事に乗ることができた。が、中野駅(北口)のりばを正確に把握してなかったので、ちょっとのりばを探して右往左往する。発車3分前にのりば発見!関東バスは前乗りなので、乗車時に1日乗車券を買う。「すみません、1日乗車券ください・・・」ダメだ、声が出ねえ。 “関東バスで行く中野区、杉並区の旅” の続きを読む

豊橋鉄道東田本線(豊橋市内線)の旅完結編

0.はじめに

ここ10年以上の傾向として、帰省するときは青春18きっぷで移動することが習慣になっている。せっかくなので、今回もどこか途中で降りて郵便局を回ることにした。実は、東海道本線を地道に下って沿線局を訪問する旅も続けているのであるが、帰省の重い荷物を担いで乗り降りするのはかなり辛かった(過去形)。斤量が重いと行動も鈍くなるものである。さて、今回はどうしようか。そうだ、豊橋鉄道東田本線(以下、豊橋市内線とする)の沿線は、終点手前の競輪場前電停までしか到達できていなかった。わざわざ、終点の赤岩口まで行くために旅行をプランニングするのは効率が悪い。しかし、途中下車して市内電車に乗るぐらいなら良かろう。ちなみに、豊橋市内を攻略するのであれば、豊鉄バスの1日乗車券、豊橋鉄道(渥美線、市内線)と豊鉄バスの1日乗車券(いこまい豊橋 電車・バス1日フリー乗車券)というのもあるが、それはそのうち考えるとしよう。

なお、その手前の井原電停と、そこから分岐する運動公園前電停の付近には郵便局がないことは確認済みである。

1.プランニング

朝関東を出発し、東海道本線を下ってゆく。途中浜松で某魚のパイを買ったりしても(実家からのリクエストである)豊橋駅には14時頃には到着できるはず。そこから豊橋市内線で終点の赤岩口電停まで往復しても、名古屋には17時前に到着できる。たまには、東海道線を下っていこうかと思ったのだが、やはり時間がかかりすぎるので名古屋から近鉄特急に乗る方が結局早く行けることに気付いた。

途中立ち寄る(?)のが豊橋市内線の赤岩口だけというなんとも贅沢な行程である。ついでに豊鉄バスに乗ればいいのでは?いや、そうなるとバス向けのプランニングが必要になるし、1日乗車券の都合からバスオンリーの方が効率が良い。鉄道線、軌道線の沿線はほぼ回ってしまったので。

2.豊橋へ

青春18きっぷを握りしめ東海道本線を西下する。当然のように熱海発静岡行きの普通列車から華麗に興津作戦を決め、浜松駅で途中下車する。ここでの用事はウナギの夜のお菓子を買い求めることのみ。なかなか面倒な行程だが、結構家人には評判が良いのである。なお、ししょーが大好きな静岡名物黒はんぺんは早々に否定された(´・д・`)ここで昼ご飯にしてもいいのだが、ここのそば屋さんも飽きてきたな、ということで豊橋駅まで移動することに。最近は、豊橋駅構内のラーメンにハマってるので、そちらを選ぶことにした。到着予定時刻は14時前ぐらい。ゴール(おうち)への到着時間を考えると、名古屋駅には17時ぐらいまでには到達していることが望ましい。それを過ぎると夕食の時間が遅くなってしまう(一人だけ)。市内電車往復なら、それほどかからないはず。 “豊橋鉄道東田本線(豊橋市内線)の旅完結編” の続きを読む

郵便局の昼休みについて

世間はすっかり師走の様相を呈し(まあ12月ですからね)、クリスマス商戦は終了し、既に年末年始の商戦に突入した感のあるそんな時期に衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。偉大なるアニキの訃報。いや、それについても語りたいのですが、ここでは趣旨と外れるのでさすがに控えますけど。それと、もう一つ、郵便局巡り関連のニュースとして、本格的に郵便局が昼休みを導入するという一部報道がありました。

2023年3月から、一部郵便局で昼休みを導入するとのこと。つまり、昼間の11時~14時の間で1時間程度の昼休み(業務停止時間)を設けることを公式に発表したことになります。これはねー、局巡りする立場からすると意外とインパクトがあるんですよ。もっとも、過去にも局によっては(ししょーがエンカウントしたのは某O府のS市でしたけど)抜き打ちで昼休みを宣言されてその間の窓口業務が停止していたこと、簡易局に関しては抜き打ち休業なんてこともありました。そういう突発的な休業を食らうことを考えれば、予めいつ昼休み(窓口停止時間)を設定するのか、それを事前に通知していただけるのであれば、その方がよいのかなと思います。

サービス業の本来から言えば、営業時間が9時~16時と決まっているんだから(24時間営業じゃないんだし)、その間は窓口を開けて欲しいという希望はあります。しかしながら、報道にあるように利用者の減少などにより、窓口を開け続けることが困難になってきている、と言われれば無下に反対することも難しいと思います。都心部の局であれば昼休み時間帯は結構混雑していますが、それ以外の郊外の局では局員さんが手持ち無沙汰にしている場面に遭遇することも結構ありました。ならば、その時間を昼休みに充てるのもやむなしかなとも思います。コストダウンによって交代要員の確保もままならない地方局では深刻な問題なので、うん、まあ、リーズナブルな考えなのでしょう。

国営企業でなくなって、一民間企業に成り下がった時から、あらゆる面でのサービス低下は覚悟していましたが、これも仕方ないことなのでしょうか。公共サービスのあり方、受益者負担によるサービスの維持、これは郵便局に限らず赤字ローカル線にも共通した考え方なのですが、あまりこちら方面には適用されない考え方なんでしょうかね。と言ってたら、ついに一部地域で水道サービスまでそんな感じになってきましたね。インフラに収益を求めてはいけないというのは、ししょーの普遍的な考え方なのですが、それは間違っているでしょうか?もしかしたらそれは現代の犠牲の上に後の歴史が証明することになるのでしょうか?それではイカンと思うんですけどねー。

夏の節電キャンペーン

この夏、某電力会社で節電キャンペーンなるものがありました。これは、1日の標準的な電気消費量よりも少ない電力消費を記録すると、その分の電力量(kWh)分のポイントが貯まり、期間内のポイントに応じてアマゾンギフト券がもらえるというものです。1日の標準的な消費量の算定は過去の使用状況によるらしいのですが、詳細はわからないです。まあ、一般家庭の電力消費を想定してるんでしょうが。

で、面白そうなので参加してみました。あまりアマゾンで買い物しないんだけどな。対策としては、冷房の設定温度を高めにする(熱中症対策でいつもやってる)、ノートPCのピークシフト機能(設定時間中のAC給電を止めてバッテリーで頑張る機能)の活用、後は時々家を空ける。と言っても平日はテレワークのためほぼ在宅、休日に時々外出するぐらいです。

計測の都合上、2日前ぐらいのデータが出るので、即座に対策できないところは仕方ないですが。それよりも問題なのは、うちの電力消費量が標準的な消費量よりもかなり多いこと。ほとんどの時間で標準値を上回るので、そこはさすがにマイナスにならないものの、標準値を下回る少ない部分だけポイント加算されるので、想定よりもかなりポイントは少なくなりました。

そんなにうちは電気を浪費してるのか?確かにパソコンはつけっぱなしですが、別に暗号通貨のマイニングをしてるわけではないので、そんなに電気を食わないはず。それなのに、実際の消費量グラフは標準的な使用量を結構超えているのです。一部の時間帯(たぶんみんなが冷房を最強にする時間)に逆転するくらい。と言っても照明は点けてないし、冷蔵庫を切るわけにもいかないし、これ以上削るところはないぞ。と半ば諦めていたのでした。

ですが、意外なところで答えが見つかりました。お盆休みに入って、予定のある日は外出しますけど、そうでない日は家の中でぼーっとユーチューブを眺めておりました。すると、急に電力消費量が下がり、標準値を下回るようになったのです。特に電気を使わなくなったわけではないし、何が違うんだろうか?と、その時はあまり深く考えなかったのですが、お盆休みが明けて再びテレワークの日々が始まると、またしても標準的な使用量とやらを大幅に超えるようになったのです。

そうか!テレワークが原因だったのか!あまり深く考えていなかったのですが、テレワークの日は始業時刻(朝9時)になると業務用のPCを立ち上げ、VPNソフトを起動して職場のネットワークに接続します。そこから、職場にあるししょーPCを操作してお仕事をします。つまり、業務中はずっとVPNに接続しており、おうちと職場の間で相当量のデータ通信が発生するわけです。もちろん、インターネット接続は月額固定なので、費用が増えることはありませんが、もしダイヤルアップだったらパケ死確実な通信量だと思います。

通勤することがほぼなくなり、通勤定期を買うことがなくなったのですが、そんな弊害があったとは。ししょーは2年前にエアコンを買い換えて、電気代が劇的に下がったので感動しておりましたが、その一方で電気を大きく消費する出来事が起きていたのですね。うーん、給料明細の事業所手当(諭吉さん渋沢先生ぐらい)っていうのはこういうのも入ってるんだろうか?テレワークになって、通勤費がない分照明とか冷暖房とかおうちの電力消費その他含めて水道光熱費は上がってるはずなので、その分の費用請求ができないかと考えたこともありますが、それなりのお金はもらっていると思ってよいのでしょうか。

最近の世間の傾向として、通勤定期代は出るようになったので、まあよしとしよう(それでいいのか?)。ししょーは真面目に通勤定期を購入して、月に1~2回ほど出勤しておりますが。テレワークってある意味楽だけど、それなりにデメリットもあるものですね。通勤には1時間半以上かかるのですが、やはり出勤した方がメリットがありそうです。職場のリーダーからも「最近は出勤制限がないから出ていいんじゃね?」と言われてますし。悩ましいところです。

小田急バスの旅(その2)(世田谷区完結その他)

0.はじめに

シルバーウィークが終わってしまった。間に3日の平日があったが、結局そこに休みを入れることはできなかった。とてもそんなことを言い出せる雰囲気ではなかったので(+_+)しかし、ここで僥倖が?またも夜間作業が発生したのであった。ということは、その作業前の昼間の時間を使えるのでは?前にも書いたが、うちの現場では、夜間作業がある場合、その当日(つまり夜間作業がある日の昼間)は仕事を免除される。要はその時間で仮眠を取るなりして調整しなさいという意味だが、夜間作業慣れしているししょーにそんなものは不要である。

では、どこに行こうか?順番から言って(?)そろそろ西の方かな。あまり遠くなるといけないので、都区内シリーズを行くことにした。都区内については、杉並区が結構残ってるな。しかし、世田谷区は残り1局となっている。あまり時間をかけられないので、今回は世田谷区の残り局に行こう。となると、利用するのは小田急バスとなる。だが、小田急バスの都区内エリアはほぼ行き尽くしている。かと言って、ここから杉並区に行くのは少し効率が悪い。じゃあ、小田急バスで行けるところに行こう。都区内からは外れるが、一応都内ではある。

1.プランニング

一番の目的地は、世田谷区最後の局となる北烏山八局である。そこに行けるバスは、千歳烏山駅から吉祥寺駅までの系統となる。なので、その沿線局を訪問する。その後は、小田急バスの長距離系統に沿って進むとしよう。東京市部については優先度が低いので、バス系統を基準にして沿線局を回ることにする。

ざっくりしたプランだが、だいたい以下の経路で進むことにした。
千歳烏山駅~(世田谷北烏山八局)~吉祥寺駅
吉祥寺駅~調布駅
調布駅~武蔵境駅
三鷹駅~仙川駅

ほぼほぼ三鷹市と調布市になってしまった。京王バスのエリアの印象が強いが、まあ今回は小田急バスにこだわって、というより1日乗車券を使うので小田急バス沿いになるのだが。今回は夜に用事があるので、軽めに行くことにする。

なお、小田急バスの1日乗車券はICカード(PASMO、Suica)での発売となる。利用範囲は小田急バス全線(ムーバス(武蔵野市コミュニティバス)、みたかシティバス(三鷹市コミュニティバス)の新川・中原ルート、空港連絡バス、高速バスを除く)となっている。よってお値段は600円となる。なお例によって、1枚のICカードには1種類の1日乗車券しか載せることができないので注意。

2.世田谷区の旅

今日のスタートは、京王線千歳烏山駅。到着したのは、9時40分。はい、遅刻です。本気度が薄いと起きられないのか?ともかく、北口のバスのりばへ向かう。千歳烏山の駅前にバスは来ない。駅前の道が狭いからだろう。西口(北口)を出て、目の前の商店街を北に進む。200mほど進んでバス通りに出ると、右の方にバス停があった、いやこれは関東バスだ。路線図を見るとバス停から西に進むので道路の南側にのりばがあるはずでは?実は、小田急バスの千歳烏山駅北口バス停は、折返し設備を兼ねており、降車後に切り返してのりばに入る。ということは道路の向かいだ。と、ここまで気付くのに数分かかったが(前回は関東バスの荻58系統を利用したので、その時は道路の南側にのりばがあった)、小田急バスのりばにたどり着いた。 “小田急バスの旅(その2)(世田谷区完結その他)” の続きを読む

宝くじの当選結果について(宇部市の旅番外編)

先日、山口県の宇部市を旅して参りました。その道中で、当たると評判の宝くじ売り場に遭遇したので、ものの試しに宝くじを買ってみました・・・

などというバカみたいな導入はこれくらいにして、果たして自分の運がどんなものか、琴芝のチャンスセンターは哀れなおっさんに慈悲をくれるのか見てみることにしたというのは、前回の拙稿にてふれた通りです(宇部市(山口県)の旅を参照)。

今回購入したのは全国自治宝くじ(宝くじの日記念)と地域医療等振興自治宝くじ(レインボーくじ)の2種類です。全国宝くじは連番、バラを10枚ずつ、予定になかったレインボーくじはバラを10枚。発売額はともに1枚200円です。

宝くじ(レインボーくじ)

宝くじ(宝くじの日)1

宝くじ(宝くじの日)2
【今回買った宝くじ 結果はいかに?】

では、結果発表~~!!レインボーくじは6等200円が1枚(10枚買えば必ず当たるやつ)、そして5等1000円も1枚的中!これは幸先がいい?

さて、宝くじ記念の方は?残念、20枚買ったにもかかわらず、6等200円×2しか当たりませんでした。。。

結局、レインボーくじ1200円、宝くじの日記念400円でトータルでは1600円/6000円という結果に相成りました。まあ、いつもは末等しか当たらないので、多少は御利益があったんでしょうかね。

これだけだと内容が淋しいので、いつものように(?)期待値などを検証してまいりましょう!まず、レインボーくじは、発売枚数が1500万枚(10万通×150組)、1等8000万円、1等の前後賞1000万円、組違い賞10万円、2等50万円などとなっています。これをししょーの作ったエクセルの計算シートに入力すると、期待値は約92.99円となります。期待値というのは、1枚200円に対して確率を加味して平均いくら当たるかという数字です。低いと思われますか?だいたいそんなもんです。宝くじがぼ○たくりと言われる所以でもあります。また分散S²は448348019なので、標準偏差SはS=√S²=√448348019=21174.23007。ここから偏差値σを求めると(仮平均50とする)、
σ=(素点-平均値)×10÷標準偏差S+50
=(1200-92.99)×10÷21174.23007+50
=約50.522
まあまあなんですかね?

次に宝くじの日記念について見ていきましょう。発売枚数が2000万枚(10万通×100組×2ユニット)、1等1億円!、1等の前後賞2500万円、組違い賞10万円、2等50万円などとなっています。これをししょーの作ったエクセルの計算シートに入力すると、期待値は約98.99円となります。こちらはちょっと高いですね。また分散S²は1128773201なので、標準偏差SはS=√S²=√11287732301=33597.22014。ここから偏差値σを求めると(仮平均50とする)、
σ=(素点-平均値)×10÷標準偏差S+50
=(200-98.99)×10÷33597.22014+50
=約50.03
こちらはこんなものでしょうね。50を超えてるのは、一応当たったからでしょうか?10枚買えば1枚は200円が当たるんですが。

そう言えば、いつだったか年末ジャンボを買う時に職場の人から「ガチで勝負するなら琴芝に行かなきゃダメっすよ」なんてことを言われたんですけど、コストを考えると、羽田空港~山口宇部空港の航空運賃(基準値は約43000円×2)+山口宇部空港~常盤町一丁目のバス代(250円×2)がかかるんですよね。それをペイするためには、10万円以上は当てないといけない。果たしてそれだけの意味があるのか?それとも、これは修行(マイルを貯めるためだけに飛行機に乗ること)だと思えばいいのか?お、おもしれーじゃねーか。

蛇足ですが、JR(新幹線)を使えば、片道22000円くらい。一応東京から日帰りは可能です。その方が現実的?ともかく、売り場の場所が分かったので、もしかしたら行くかもしれません。行かない可能性の方が高いけれど。たまにはいい夢見たいですなあ。

富士山五合目への旅

0.はじめに

今回の盆休みは結構長い。このまま終わるのももったいないな。そう漠然と考えていたのだが。そして、ふと思った。そうだ!富士山行こう!と言っても登山する気などさらさらない。郵便局を回ったり、ただ列車に揺られるだけの旅の途中で登山口近くの駅に設けられたポスト(登山届(登山計画書)を入れるあれ)をぼーっと眺めるだけのししょーが山登りに目覚める日は、まあ来ないものと思われる。

登山届入れ登山の看板
【登山ポスト?の例 こーゆー感じのやつ】

だが、郵便局は回らなければならない。そして、富士山には山頂と五合目に郵便局があるのだ。富士山頂局に行くのなら、ガチの登山をしなければならないが、幸い(?)富士山頂局は郵便のみの扱いである(余談だが、7~8月のみの定期開設局である)。よって、対象外なのであった。一方の富士山五合目簡易局はと言うと、貯金の取扱いがある。ただし、貯金の取扱期間は概ね5月中旬~12月上旬となっている。郵便の取扱いはそれよりも少しだけ長い。そして、五合目までならバスで行ける。簡単に言えばいつもの装備で何とかなるわけである。

場所が場所だけにこれだけでほぼ1日費やしてしまうが、たまにはいいだろう。と慌ててきっぷの手配を始めるのであった。

1.プランニング

富士山に郵便局があるから行ってみようという単純な動機ではない。実は富士急行改め富士山麓電氣鐵道(以下、面倒なので富士急行とする)は富士山五合目へのアクセスに便利なきっぷを発売している。富士山五合目フリーきっぷというのがそれであり、このきっぷを使うと富士急行線の全線と富士山駅~河口湖駅~富士山五合目の富士急行バスが2日間乗り放題となる。しかも、単純に大月から富士山五合目まで往復するよりも安いのである。富士急行は運賃が結構高いので、これは結構ありがたい。ただ、使う機会がほぼ無いけど。

ちなみに、富士山五合目簡易局があるのは富士スバルライン五合目である。山が好きな方にとっては常識かもしれないが、富士山には4つの登山ルートがある。よって五合目と呼ばれる場所も4ヶ所あるのだが、富士山駅・河口湖駅からバスで行けるのは富士スバルラインの五合目である。なので、大丈夫と思われる。ちなみに富士スバルライン五合目は吉田ルートの登山口に当たる。初心者向けらしい。まあ、行かないけど(ヲイ)。五合目の気温は8月でも20度くらいにしかならない。夏の服装でいいのか?大丈夫だ。ししょーは8月上旬の立山黒部アルペンルートを軽装で走破した実績がある。周りが登山服だらけでビビったけど。 “富士山五合目への旅” の続きを読む

宇部市(山口県)の旅

0.はじめに

お盆の季節になりました(変な日本語)。そろそろ世間も落ち着いてきたし(?)飛行機に乗りたくなってきた。それでどこへ行くか?北海道でもいいんだけど、前から気になっている場所があるのだ。それは山口県の宇部市。宇部と言えば宇部興産、そして日本一の私道宇部興産専用道路、とかが有名らしいが、ここにはなんと空港があるのだ。それになんと市バスもある。

よく考えたら山口県は初めてだったな(もちろん旅行貯金でという意味である)。新幹線なら岩国とか山口市とか下関とかに上陸するんだろうけど、飛行機だと宇部になるのか。まあ、山口宇部空港にはスターフライヤー(SFJ)が就航してるのでそれもあるけど。

1.プランニング

場所が場所だけにさすがに前泊とした。以前は右にバナーを貼っているじゃらんパックを利用したこともあるけど、今回は貯まりに貯まった青マイルを消化するためANAから購入しないといけないのだ。それを考慮すると、ANA公式と楽○トラベルで買った方が安くなる。山口宇部空港から市バスで市街地(宇部新川駅)に移動して宿泊。翌日は朝から市バスで市内を回る。市街地から空港までは比較的近いので、16時過ぎに宇部新川駅を出れば18時までには宇部を出られるだろう。と思ったのだが、バスの本数が少ないので僻地からの移動に不安がある。結局東京行きの最終便を取ることにした。

そこまではそれほど悩むこともなく決められた。しかし、しかしだ。宇部には市バスがある。そして、1日乗車券もある(2022年3月よりICカード導入)。それだけの情報で目的地を決めたのだが、よく考えたらどこに行けばいいのか分からない。ここは真面目に宇部市バスのリサーチを行うことにした。

宇部市バス(宇部市交通局)は、1944年12月宇部鉄道(現在のJR宇部線、小野田線)が国有化されたことに伴い、その路線バス部門を宇部市が譲り受けたことにより発足した。。。それはいいや。企業体としての規模(バス保有台数、路線総延長など)を考えると、だいたい神戸電鉄バスに近い気がする(分かりにくい例えで申し訳ない)。正確には、阪急バス唐櫃営業所に主要路線を譲渡する前の規模ぐらいとなる(さらに分かりにくい例えで申し訳ない)。主要ターミナルは宇部新川駅、新山口駅など。肝心の1日乗車券の適用範囲はと言うと宇部市内路線ほぼ全域となっている。と言うことは宇部市内しか回れないことに気付く(新山口駅はもちろん山口市である)。

過去のバス旅では、まず鉄道線で回れるところを回り、それ以外の場所をバスで拾う形であった。旭川市では主要バス系統に沿って回ったけれど。さて、今回は。プロセスとしては、まずバス路線(宇部市バス)に近い局をピックアップした。宇部市内には他にもサンデンバス、船木鉄道バスが走っているが、それは考えないものとする。そして、宇部新川駅を基点として沿線に郵便局の多そうな系統に乗ることにしたのであった。宇部市バスの主要系統にはアルファベット(N、W、E)と1ケタの数字が付いている。主要系統と言っても大都市と違い、本数は多くて1時間に3本程度。うーん少ない!系統単位で考えると心許ないので、トータル便数の多い区間を進むことにした。かの戦国武将毛利元就が死の間際に3人の息子に遺したとされる「1本の矢はたやすく折れるが3本束ねると折ることは難しい」という逸話に因んでこの作戦を、いや止めとこう。とにかく、便数の多い、かつ郵便局が沿線にある区間を選んで進むことにした。

1日乗車券についてだが、有効範囲は宇部市内の交通局(市バス)の運行区間となっている。特急便(新山口駅方面)の常盤駅入口まで、新山口線の東岐波商業団地前、日の山園、ミスターマックス宇部店まで、小野線の瀬戸まで、小野田線の上梅田まで、西ヶ丘・日赤線の馬渡橋までが範囲となる。そんな端まで行く余裕はないと思うけど。今回の利用区間は、以下とした。
・宇部新川駅~宇部興産中央病院~岐波
・常盤町二丁目~宇部新川駅~新地/ゆめタウン宇部~宇部駅
・宇部新川駅~八幡宮/あすとぴあ~交通局
おそらく全部回ることは不可能だろうけど、複数の系統が走る区間としてはこんなものだろう。

宇部市一日乗車券
【宇部市交通局 一日乗車券と整理券】

それと、1日乗車券の適用日は基本的に土休日、その他バスの日(9月20日)、春休み、夏休み、冬休み期間となっている。春休みでもよかったのか。しかし、休暇を取れる期間を考えるとどうしてもこの時期になってしまう。 “宇部市(山口県)の旅” の続きを読む