常磐線の旅(その1)

0.はじめに

日本全国には24000局余りの郵便局がある。一部貯金扱いのない局もあるが、それは全体の1%程度しかないので、大して変わりはない。それを全部回るのは難しいとしても、せめて関東地方ぐらいはある程度回りたい。東京、神奈川くらいはかなり回ったと思うのだが、それ以外の地域、特に北関東エリアについてはかなり少ないように思う。これはいけない。と言っても、焦っても仕方ないので、順番に回っていこう。そう思い立ってみたものの、やはりなかなか数字は増えないもので。

その中でも特になぜか茨城県の訪問率が少ないように思われる。そうだなあ、と思いつつ訪問データを見直すと、ギリギリトップ20に入っていた(訪問局率ベース)。おそらく時間が空いたからと常総線(関東鉄道)に乗ったら、群馬県と逆転した模様。それでもこの数字の少なさは気になる。特に茨城を避けたつもりはないのだが。ちょっと理由を考えてみた。そして気付いた。

今までまともに常磐線に乗ったことがなかったのでは!?

なんだ、そんなことかよ。しかし、東京都区内はともかく、その先の松戸以北に行ったことはほぼない。昔気まぐれに水戸駅周辺を回ったこと、東北旅行の帰り道でいわき、じゃないや勝田に寄ったこと、それぐらいしか茨城県を回ったことがなかったな。最近常総線に乗ろうと思ったのも、この少なさを補うためであった。別に茨城を無視したわけじゃないんだ、何となく後回しにしてしまっていただけなんだ。だから茨城県の人許して。

でも、もう少しは数字を伸ばしておきたい。ということで、そうだ、常磐線乗ろう(なんだそれは)。常磐線は金町までが東京都区内(葛飾区)となる。そこまでは訪問済みなので、その次の松戸からのスタートでいいのか。

1.プランニング

そんなわけで、常磐線の松戸からスタートする。もちろん、快速ではなく緩行線(各駅停車)に乗って移動することになる。途中の馬橋から流鉄(旧総武流山電鉄)が分かれるので、そちらにも乗っておいた方がいいな。流鉄沿線で郵便局が近いのは、馬橋、幸谷、鰭ヶ崎、終点の流山。流山に着いたら、また常磐線に戻る。

実は幸谷と新松戸がかなり近いので、流鉄に乗るのは幸谷からでいいか。現地では案内表示があるくらいメジャーな乗り換えのようである。それでも、想定では柏辺りまでしか行けないようである。なお、想定局数は20局。そんなに行けるのか? “常磐線の旅(その1)” の続きを読む

富士五湖エリアの旅(その1?)

0.はじめに

ある日のこと。ししょーは日課としている開局情報のチェックをしていた。いや、日課ではないな。そんな毎日更新されるものではないので。だいたい月1くらいでチェックすれば突発的なもの以外は抑えられると思う。突発的に発生するのは一時閉鎖が多いけど(自然災害、火災、その他事件などによる)。

すると、今年の12月で廃止される局があることに気付いた。それは山梨県の精進局。名前から分かるように(?)富士五湖の精進湖に近い局である。実は、富士五湖エリアもいずれは回りたいと考えている。富士五湖エリアには郵便局が点在しているし、それらを回るのに適したきっぷがあるからである。便利なきっぷ(その他地域東編)でも紹介しているが、富士急行(富士山麓電氣鐵道)が発売する『富士山・富士五湖パスポート』がそれである。これは富士五湖エリアの富士急バスと周辺(下吉田~河口湖間)の鉄道線が2日間乗り放題となるきっぷである。なお、大月~河口湖間も乗り放題となる富士急電車セットも好評?発売中である。お値段は、富士山・富士五湖パスポートが3300円、同じく富士急電車セットが4700円となる(2025年8月現在)。

富士山・富士五湖パスポートのフリー区間は、富士急行線下吉田~河口湖間(富士急電車セットなら全線)と、富士五湖エリアの富士急バス(河口湖周遊バス(レッドライン)、西湖周遊バス(グリーンライン)、鳴沢・精進湖・本栖周遊バス(ブルーライン)、富士吉田・忍野八海・山中湖周遊バス「ふじっ湖号」、富士山世界遺産ループバス、他一般路線バス)となる。なお、一般路線バスのエリアは、富士山駅~河口湖駅~三つ峠入口・天下茶屋間、富士山駅~河口湖駅~プチペンション村間、河口湖駅~河口湖美術館~プチペンション村間、富士山駅~河口湖駅~勝山~本栖湖観光案内所間、河口湖駅~山梨赤十字病院~本栖入口・本栖湖観光案内所間、河口湖駅~富士山駅~忍野八海~山中湖(平野、旭日丘)~石割の滝間、河口湖駅~富士山駅~吉田高校南口/コミュニティセンター入口~忍野村役場前~山中湖旭日丘間、河口湖駅~富士山駅~コミュニティセンター入口~山中湖旭日丘間となる(たぶんこれで合ってるはず)。

まずは今年限りとなる精進局は必須として、それ以外はバス路線と時刻次第で行けそうな局を決めることにする。しかし、廃止になる局に駆け込みで訪問するというのは、葬式鉄ならぬ葬式局と言えばいいんだろうか?なんだかますます葬儀屋さんみたいになってきたな。

1.プランニング

富士五湖エリアを回るためのきっぷとして、上記の富士山・富士五湖パスポートを紹介したが、この辺りのバスは基本的に1時間に1本以下。それほど多く回れそうにもない。ましてや鉄道線まで回るのは不可能であろう。

バス路線をチェックしつつ、富士急バスのサイトを見ていると、バス用のきっぷがあった!河口湖・西湖・本栖湖周辺を回れる『河口湖・西湖・本栖湖周遊バス共通フリークーポン』、忍野・山中湖エリアを回れる『富士吉田・忍野・山中湖エリア共通フリークーポン』というのがあり、こちらは1日有効となる。お値段は河口湖・西湖・本栖湖が1500円、富士吉田・忍野・山中湖が1800円である。じゃあこっちかな。大月~富士山間の運賃が1039円(ICカード)であることを考えてもこちらがお得である。 “富士五湖エリアの旅(その1?)” の続きを読む

神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~

0.はじめに

旅行貯金の目標としていくつか挙げてきたが(もちろん最終的な目標は全局制覇だが)、東京23区は無事にクリアできた。次は地元の制覇ということで神奈川県内局の制覇を進めたいと思うのだが、どこまで行ったんだっけ?

地域別に見ると、川崎市、横浜市、横須賀市、三浦市、鎌倉市、逗子市、三浦郡(葉山町しかないけど)をクリアしている。鉄道で回れるところは、残りがJR御殿場線沿線ぐらい。ということでここからは必然的にバスの旅となる。順番から行けば、中途半端に回っている藤沢市、大和市辺りから手を付けるのがよいだろうか。

ここからしばらくの間は、あるバス会社にお世話になることになる。そう、神奈川県の西部を除く県内はほぼ網羅している神奈川中央交通(神奈中バス)である。もちろん神奈川県に含まれる町田市も営業範囲である(そのうちどこかから怒られるぞ)。

神奈中バスは全線で有効な1日乗車券(一日フリー乗車券)を発売している。これは一般路線バスの全線で有効なきっぷである。お値段は1300円(また値上がりしてる)だが、何しろ有効範囲が他社の比ではないので、これでもお得と言える。東は横浜市から西は二宮町、秦野市、清川村、相模原市まで、さらに東京都の多摩市、八王子市にも路線を持っている。さらに、風前の灯火だが、山梨県(南都留郡道志村)にも1日2便乗り入れている。

1.プランニング

例によって、鉄道で回れるところを全部回って後はバスでいいや作戦の結果、中途半端な虫食い状態になっているので、対象地域を精査する必要がある。もちろん神奈川県だってそうである。ただ、今回は神奈中バスに限定できるので、比較的楽である。一日乗車券のない相鉄バスは後回しだ。

東から順番に回ることになるが、今回は下の方から行くことにする。湘南エリアは鎌倉市までクリア、その隣の藤沢市を一部回っているので、この辺りからスタートすることにしよう。

バス路線で回る場合、手始めに主要な系統の沿線を回り、後で残り局を拾う形になる。近い局から順に回ってもいいが、バス系統の都合上主要系統沿いに回る方が効率がいい(はず)。 “神奈中バスで行く藤沢市、茅ヶ崎市の旅~神奈川県制覇への道~” の続きを読む

国際興業バスで行く埼玉高速鉄道沿線の旅

0.はじめに

東京メトロ南北線の終点赤羽岩淵から埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線、以下SRとする)が浦和美園駅まで延びている。がこの路線は運賃がかなり高い。赤羽岩淵から隣の川口元郷までが210円、終点の浦和美園までだと480円かかる。しかも沿線の各駅に郵便局があるので全駅で下車する必要がある。その場合の運賃を計算すると、210×7=1470円(最後は東川口から脱出)となる。

1日乗車券があれば安くいけるのでは?その通りであるが少し問題がある。実はSR線が乗り放題のSR一日乗車券というフリーきっぷが発売されている。お値段は580円。しかし、発売日は土休日と埼玉県民の日(11/14)、年末年始(12/30~1/3)なのである。利用できそうな日は埼玉県民の日(埼玉県民がこぞってネズミの国に殺到する日)ぐらいだろう。

そんな中途半端な日に休みを取れるのか?すみません、その日しか病院の予約が取れなくって。何の病気だよ?となるので、利用はかなり困難であると思われる。

じゃあ、他の手段はないのか?あった。国際興業バスは、2021年4月から東京都、埼玉県のエリアで有効な1日乗車券(IC一日乗車券)を発売している。以前は紙券で東京都区内のみ有効なきっぷしかなかったが(都内乗り継ぎ一日乗車券)、今は飯能営業所以外なら埼玉県内も自由に乗り降りできる。

国際興業バスでSR線の沿線に行けるものなのか?と思って調べてみると、大丈夫。川口、鳩ヶ谷、さいたま東の各営業所の路線でSR線の沿線を回ることができる。参考までにIC一日乗車券は700円。あれ?800円!?値上げしてる(2024年10月から)。それでも周辺局へのアクセスも含めるとかなりお得である。

と言うことで今回は敢えて鉄道線の周辺をバスで回ることにした。いつもとポリシーが逆転しているが、やっぱり高いよ、SR。一部で埼玉高額鉄道なんて言われてるぐらいだし。

1.プランニング

あくまでSRの沿線を回るという趣旨で移動を考える。通常の国際興業バスでの旅とは趣を異にする(使い方はあってるのか?)ことはご理解いただきたい。SR沿線については未訪問かと思われたが、実は川口元郷駅前は訪問済みであった(国際興業バスで行く板橋区の旅を参照)。そうか、板橋区の旅で時間が余ったから少し回ったんだったな。と言うことは、その次の駅である南鳩ヶ谷からのスタートとなる。

南鳩ヶ谷駅からSR線の駅を通るバス路線を選んで進んでいく。敢えて言うならセルフ代行バスである(なんだそれは)。経由する駅は、南鳩ヶ谷、鳩ヶ谷、新井宿、戸塚安行、東川口(JR武蔵野線接続)、浦和美園となる。これらの駅を回るためにバス系統をつなぐとこんな感じだろうか。

・赤羽駅東口~(赤20、赤21)~南鳩ヶ谷駅~昭和橋(鳩ヶ谷駅近く)
・昭和橋~(赤20、蕨03)~新井宿駅
・新井宿駅~(赤20、蕨03)~鳩ヶ谷本町一丁目
・鳩ヶ谷本町一丁目~(西川04など)~戸塚安行駅~東川口駅南口
・東川口駅北口~(東川02、東川80、東川81、浦01)~美園郵便局
・美園郵便局~(浦02)~浦和美園駅 “国際興業バスで行く埼玉高速鉄道沿線の旅” の続きを読む

旅名人の九州満喫きっぷで行く九州北部の旅(後編)

九州旅行の続きです。前編はこちらから。

6.筑紫野市の旅(3日目)

今日も鳥栖駅から出発する。昨日と同じ区間快速門司港行きに乗り、原田で降りる。今度は近いから数分前に出る普通博多行きの方が早いか?残念、基山で追い越すからやっぱり区間快速の方が早いのであった。

ホテルの朝ご飯2
【基本的に昼ごはんはないので朝昼兼用となる】

鳥栖駅線路下のギャラリー
【鳥栖駅の線路下のギャラリー 展示内容は現地でご確認ください】

●原田
原田に着いた。ここは駅の東に1局ある。次の列車までの待ち時間でどうにか行けそうである。駅前広場の右側の道をまっすぐ進む。400mほど進むと左側に原田局があった。ちなみにはるだと読む。九州の地名はなぜか原をはると読む傾向がある。たまに塚原(つかはら)、釘原(くぎわら)みたいな例外もあるが(日田彦山線BRT)。

原田駅のりば案内
【のりば案内 桂川方面は0番線】

原田局
【原田局】

長崎街道原田宿の案内
【長崎街道原田宿の案内(クリックして拡大)】

原田駅近くの横断旗
【こんなに旗があるのは珍しいな】 “旅名人の九州満喫きっぷで行く九州北部の旅(後編)” の続きを読む

旅名人の九州満喫きっぷで行く九州北部の旅(前編)

0.はじめに

待ちに待ったゴールデンウィークの季節!(少々日本語が乱れております。ご了承ください)ちょっとケチが付いたが、休みは確保できた。今年はどこに行こうかな。と何となく考えていたのだが、ふと気付いた。今まで九州に行ったことがなかったな。

実際のところ、九州には1回だけ行ったことがある(もちろん局巡りという意味であるが)。しかし、このサイトを始めてからは1度も行ったことがない。ここまで九州地方の旅行記は未登録であったが、いつまでもそういうわけにはいくまい(そうなの?)。

ということで今回九州旅行を画策したのであった。旅行貯金も大事なのだが、その前に九州エリアの未走破路線に乗らなければ!という事情からプランを決めることにした。九州内の未走破路線はラクテンチケーブル(大分県)もあるけど、その前に西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)があるな、とか考えていると結局九州北部の旅をすることになった。まあ、順番に進めるとするか。

1.プランニング

九州北部という表記についてだが、昔の同人誌(大学時代の旅行記)でも触れたように(まるでその同人誌が一般に普及してるような書き方だなヲイ)北九州地域と書いてしまうと北九州市エリアを指すことになるので、ここでも九州北部という記載を用いることにする。

今回使用するきっぷは、その名も『旅名人の九州満喫きっぷ』。これはJR九州が発売するきっぷだが、九州島内のほぼ全ての鉄道線が利用できるきっぷなのである。ただし、2025年4月から価格改定(11000円⇒12000円)&長崎電気軌道がエリアから外れてしまったが。それでも九州島内を回るには有効なきっぷである。

なお、有効期間は発売日から3ヶ月、その期間内に3回利用できる。ここで言う3回とは1日・1人を1回とした場合である。さらに普通列車の自由席しか利用できない。特急(新幹線含む)を利用する際は、特急券の他に乗車券も必要になる。もちろん西鉄の特急は料金不要なので利用できる。青春18きっぷの3日間用拡張版と捉えればよいだろうか。九州内限定だが。それでも、長崎電軌と皿倉山ケーブル(ラクテンチケーブルもだな)を除く鉄道線に乗れるというのは魅力である。今回はこのきっぷを使って、九州内の未走破路線を回りつつ郵便局も回るという計画である。

旅名人の九州満喫きっぷ
【旅名人の九州満喫きっぷ】

九州へはどうやって移動しようかな?まあ、飛行機かな、とか思っていたのだが、気が付いたらじゃらんパックで予約していた。⇒⇒⇒⇒⇒↑せっかく、このサイトの右側で紹介しているのに使わないのもアレだから。そして気付いた。しまった!ANAのマイルが結構貯まっているじゃないか!どうしようかな?夏に旭山動物園でも行くか。 “旅名人の九州満喫きっぷで行く九州北部の旅(前編)” の続きを読む

茨城急行自動車の旅

0.はじめに

関東地方完全制覇に向けて(できると思ってないけど)どこに行こうかと考えていたのだが、あることに気付いた。某位置ゲーで各都道府県の市域を回らなければならないのだが、茨城県でどうしても鉄道で行けない地域があることを発見したのである。それは、坂東市。それ以外は鉄道で行けるのだが、坂東市エリアだけはバス利用となる。それのついでに郵便局も回ってみようか。と言うことでアクセスを調べてみた。

東武野田線(アーバンパークライン)の野田市駅から茨城急行自動車(以下、茨急バスとする)のバス路線が出ている。そのうち、岩井車庫行きのバスに乗れば坂東市(旧岩井市)にアクセスできるようである。茨急バスは期間限定で1日乗車券を出すことがあるようだが、岩井線については対象外の模様。うーん、仕方がない。PASMOは使えるようなので、これで行くか。いつぞやの相鉄バスツアーみたいになるな。

1.プランニング

茨急バスの岩井線(正式名称が分からないのでとりあえずそう呼ぶ)は概ね1時間に1本の運行である。ということは、バカ正直に来たバスに乗って進むのは効率が悪い。例によって行って戻って作戦を遂行することになる。

郵便局の分布を見ると、野田市駅寄り(野田市)に集中していて、岩井車庫側(旧岩井市街)にも点在していることが分かった。郵便局の間隔と上下線の運行状況を見ながら行程を検討する。茨急バスはバス停の時刻表しか公開してないので、結局面倒になった結果エクセルで簡単な時刻表を作った。

野田線時刻表改正版
【作った時刻表簡易版】

検討の結果、行って戻って作戦で良さそうに思われる。よって以下の行程となった。

野田市駅~小学校前 200
小学校前~下町 200
下町~庚申塚 240
庚申塚~辺田 540
辺田~自然博物館入口 300
自然博物園入口~岩井局前 420
岩井局前~野田市駅 740
(時間が余ればおまけ)
なお、上記区間の右の数字は系統番号ではない。そう、運賃である(藁)。最初に計画した時にも運賃は調べたのだが、その時よりも上がっているような。しかも端数がなくなって10円単位になっている? “茨城急行自動車の旅” の続きを読む

西武鉄道×西武バスおトクにおでかけきっぷの旅(東急線西武線まるごときっぷの旅番外編)

0.はじめに

寒い日が続きます。みなさまいかがお過ごしでしょうか?電気代が怖いので、エアコンの温度をあまり上げられないが、風邪を引いてもいけないので気合いで頑張るぞ。さて、そんなことより、西武線シリーズは、回を重ねてついに7回目に入ってきた。もういいよ。いや、ここまで来て投げるなんて、そんなことはできない。ゴールは目前である。でも、埼玉県だしなー。

前回で枝線を終わらせて、今回からは池袋線を進められるつもりだったが、結局中途半端に残ってしまった。だが、着実に進んでいるとは思うので、今回も地道に進めていきたい。

その前回では多摩湖線の一部、そして拝島線が残ってしまったが、それらは4局のみ、それをクリアすると狭山線経由で池袋線に復帰できる。池袋線については、飯能までは1時間に6本程度、それを過ぎると1時間に2~3本程度の運行となる。当面の目標は芦ヶ久保である。そこまで行くと秩父フリーきっぷのエリアに入るので。とは言えどう頑張ってもせいぜい飯能ぐらいまでしか行けないだろうな。

とここまで書いていたのだが、いつものようにまるごときっぷでは能がない。なんて思いながら西武鉄道のサイトを見ていると、新しいきっぷが出てきた。その名は「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ(長いので以下おでかけきっぷとする)」。これは期間限定だが、西武線の高麗~西武秩父間を除く全線と西武バスの全線(高速バス、空港リムジン、コミュニティバス、イオンシャトルバス、メッツァ線、ベルド線など除く)が1日乗り放題となるきっぷである。お値段は1600円。なお、スパジアムジャポン、ところざわさくらタウン、三井アウトレットパーク入間で利用できるおトクにおでかけクーポン1000円分が付いてくる。

西武鉄道×西武バスおトクにおでかけきっぷ
【西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ 2枚目以降は省略】

せっかくバスが使える(しかも、いつもみたいに1日乗車券じゃあと宣言しなくていい)のだから、使わない手はない。ついでにバス路線も回ってみよう。

1.プランニング

ようやく東京都区間を抜け埼玉県に入ることができそうである。そして、今回のきっぷを使うことを考慮して、少しコースを見直してみた。

前回の残区間を整理して、かつ西武バス路線を追加してみた結果、以下の行程となった。
東大和市~(拝島線)~西武立川
東大和市駅~(西武バス)~八坂駅前
八坂~(多摩湖線)~多摩湖
多摩湖~(山口線)~西武球場前(回送)
西武球場前~(狭山線)~西所沢
西所沢~(池袋線)~小手指
小手指駅~(西武バス)

今回のスタート地点は東大和市になるのか。ルートを検索すると池袋から山手線で高田馬場に戻れだと?でも今回はいつものように東急線に縛られることはない。新宿から新宿線に乗ろうか。拝島線は新宿線とつながっているので。 “西武鉄道×西武バスおトクにおでかけきっぷの旅(東急線西武線まるごときっぷの旅番外編)” の続きを読む

サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その2)

0.はじめに

サンキュー♥ちばフリーパスで千葉県内を回ることにしたのだが、このきっぷは2日間有効である。つまり、2日連続で使用しなければならない。かと言って宿泊するほどの遠隔地でもない。泊まりだったら結構有用なきっぷなんだろうか。

サンキュー♥ちばフリーパスの詳細については前稿を参照されたい。同じことを2回書いてもね。

前回のお話はこちらから。

今回は、成田線の沿線を回ることにした。一部のんびりホリデーSuicaパスエリアのエリアとカブるが、そのエリアを越えれば威力を発揮するはずである。当然そのくらいは行けるよな?初めは総武本線にしようかと思ったが、そうするならせっかくだから西千葉からスタートしたい。それならのんびりホリデーSuicaパスを使えばいいのでは?と思ったので、総武本線は今回見送ることにした。

1.プランニング

今回も使用するのは「サンキュー♥ちばフリーパス」(以下、フリーパスとする)である。千葉駅周辺も残っているが、あまり近いとフリーパスの力を発揮できないので、少し遠目からスタートする。

本日の想定は11局。成田線の運転間隔から言ってそれぐらいが妥当なところだろう。成田空港行きの電車は多いが、それ以外はどちらも(八日市場経由、佐原経由)銚子行きは少ない。流れに任せてのんびりと行こう。足の疲労が溜まってるので、無理もできないというのもあるけれど。 “サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その2)” の続きを読む

サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)

0.はじめに

次はどこに行こうかな。予算的にも遠出は厳しいので、やはり関東地方にするか。本来ならのんびりホリデーSuicaパスでも使って旅しようと思ったのだが、平日に使える期間はGW期間か夏休み期間となる。この時期には使えない。となると私鉄のきっぷを使うか?でもだいたい回ってるし。同じきっぷを連続して使うのもね(単なる趣味の問題ではあるが)。

と思っていろいろ調べていると、千葉県内の鉄道、バスが2日間乗り放題となる「サンキュー♥ちばフリーパス」がこの時期にちょうど発売されていることに気付いた。期間が短いので便利なきっぷ(関東編)には記載してなかったが、千葉県内の鉄道(JRと県内のほぼ全ての私鉄線)、一部バス路線が利用できるきっぷである。

「サンキュー♥ちばフリーパス」のフリーエリアは、千葉県内のJR線(総武本線市川以東、京葉線舞浜以東、常磐線松戸~天王台間、武蔵野線南流山以東、成田線全線、鹿島線香取~十二橋間、内房線全線、外房線全線、久留里線全線)、京成線国府台以東、新京成線全線、北総鉄道矢切以東、芝山鉄道全線、小湊鐵道全線、いすみ鉄道全線(運休注意)、銚子電鉄全線、流鉄全線、小湊鐵道バス(養老渓谷駅~粟又・ごりやくの湯間、勝浦駅~64街区循環)、九十九里鉄道バス(東金駅西口~白里間、東金駅東口~片貝駅、道の駅九十九里、本須賀、サンライズ九十九里間)、千葉交通バス(成田駅~竜角寺台車庫間、銚子駅~千葉科学大学・本部前間)、京成タクシー成田(安食駅~竜角寺台車庫間)、JRバス関東(八日市場~多古台BT~JR成田駅間、佐原~多古台BT間、高根~佐原間、館山駅~千里の風間、館山駅~安房神戸~安房白浜間)、日東交通(佐貫町駅~マザー牧場~神野寺間、木更津駅西口~安房鴨川駅~亀田病院間、館山駅~亀田病院間、仁左衛門島入口~誕生寺入口間、館山駅~千倉駅~安房白浜間、館山駅~豊房~安房白浜間、亀田病院~平塚本郷間、館山航空隊~館山駅~なみや(小浜)間)、東京湾フェリー(久里浜港~金谷港)となっている。鉄道に関しては、つくばエクスプレス、東武野田線、東葉高速線、千葉都市モノレール、コアラ、ネズミーモノレール以外は利用可能、バス路線は微妙すぎて使いにくい。

バス路線は利用可能エリアと便数の問題で見送ることにした。鉄道についてはJR線はのんびりホリデーSuicaパスで回れるエリアが含まれるので、私鉄をメインに回る方がよいだろうか。今回の発売分から京成、新京成、芝山が追加されたが自動改札機を通れないのは相変わらずか(JRの改札機しか通れない)。 “サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)” の続きを読む