3・3・SUNフリーきっぷがデジタルきっぷになって再登場!?

4月になりました。春ですねえ。なんて言いながら急に寒くなったり、季節はどうなっているんでしょうか。

それよりも、砂をかむような日々を送るししょーの元に驚きのニュースが入ってきました。あの伝説のきっぷ「3・3・SUNフリーきっぷ」が帰ってくるというのです。ただし、今回はデジタルチケットの形になるようですが。しかも、乗換案内とかEMotみたいなメジャーなサイトではなく、専用サイトからの発売となるようです。発売期間は2025年4月7日~2026年3月31日(利用期間は2025年4月7日~2026年4月29日)、発売額は3日間用が8200円、2日間用が6200円、なお大人用のみとなります。

このきっぷはどんなものかと説明しますと、近鉄、南海、名鉄の3社が共同で発売するきっぷで、なんとこの3社の路線が3日間乗り放題となるのです。以前、と言っても2006年まで発売されていたものは、紙券で近鉄、南海、名鉄の鉄道線、軌道線(名鉄の岐阜市内線など)、鋼索線(近鉄の生駒ケーブル、西信貴ケーブル、南海の高野山ケーブル)が3日間連続で乗り放題というものでした。もちろん、犬山遊園のモンキーパークモノレールにも乗れました。

ただし、今回発売されるデジタル版では、利用区間が一部縮小されていまして、近鉄は鉄道線全線と鋼索線が利用可能ですが、南海は本線、加太線、和歌山港線、高師浜線、高野線岸里玉出~高野下間、鋼索線(間は金払えってこと?)、名鉄に至っては中部国際空港、名鉄名古屋、金山、東岡崎、神宮前、国府宮、名鉄一宮、新木曽川、笠松、名鉄岐阜、犬山、知多半田、西尾の各駅のみ乗降できます。その他、3日間用だけでなく2日間用も発売されるとのことです。

なんと、こんな変なきっぷを出す理由は何なんだ?最近は位置ゲーが流行っているから、それの利用者なら文句ないだろうと言うことでしょうか。実際昔の紙券(非自動化券)だと自動改札機を通れないため、通常の有人駅なら問題ないのですが、名鉄によくある自動改札機を設置した無人駅というのが結構厄介で、入出場の際にはきっぷをインターホンに設置されたカメラ台において呼び出しボタンを押し、拠点駅の駅員さんがそれを確認して改札機を開けるという方式でした。

今なら、無人駅でも簡易IC改札機のみの設置で紙券やデジタルチケットなら素通りできることもありますが、名鉄はこの自動改札機がある無人駅というのが結構多くて、その当時も途中下車の際に煩わしい思いをしたものです。それも踏まえて有人駅だけの扱いにしちゃおうということなんでしょうかね。利便性が落ちるように思われますが、どうせ位置ゲーユーザーは終点まで行くからいいだろうという判断でしょうか。

改札機のある無人駅で紙券を使うことの煩わしさは、拙稿(関東鉄道常総線の旅)をご覧いただくと参考になるかもしれません。昔、3・3・SUNフリーきっぷ(長いので、以下フリーきっぷとします)で名鉄線を旅行した際もほぼ同じような憂き目に遭いました。ただ、同じ路線で同じ行動を繰り返すと、あちらの係員さんも慣れてきて、ボタンを押すだけで勝手に扉が開いたりしたものですが(^_^;)

ちなみに、ししょーが昔のフリーきっぷで旅をした時は、大阪から名鉄沿線を回りました。3日連続という制約があります。名鉄線に乗るプランでしたので、愛知、岐阜県内に宿泊しつつ回ろうか、と思いながら行程を組んでいたのですが、ふと気が付きました。ホテルに2回泊まるよりアーバンライナー(当時は名阪甲特急でした、今のひのとりポジションですね)で3往復した方が安いんじゃね?そうです、このフリーきっぷは名鉄線だけでなく近鉄線も乗り放題です。もちろん大阪~名古屋間の特急料金は必要ですが、宿泊費と特急料金を比較すると特急料金の方が安いのです。よくやったよな。ホテルに泊まる方が楽だしそんなに早起きしなくてもいいのに、当時はワーキングプアでしたから、貧乏学生の思考そのものでした。

当時の記録を調べてみますと、3日間で都合35局を訪問、新名古屋(現名鉄名古屋)からスタートして、津島線、尾西線、新一宮(現名鉄一宮)から名古屋本線を北上、最後は新羽島方面へと、我ながら不可解なルートを進んでました。なお、その時に西春日井郡新川町、海部郡甚目寺町、海部郡佐織町、葉栗郡木曽川町をクリアしていたのですが、それらは現在それぞれ清須市の一部、あま市の一部、愛西市の一部、一宮市の一部となっております(慟哭)。

大阪(難波)を8時頃に出ると、近鉄名古屋には10時過ぎに到着します。そこから始めてもそれほどのロスではない、今みたいに平日休みが貴重でもなかったので、比較的のんびりしていたように思います。そして、3日連続近鉄特急で大阪~名古屋間を往復するなんて、後にも先にもないでしょうね。余談ですが、アーバンライナーの中ではほぼ寝ていたと思います(^^;)

さて、今回のフリーきっぷはほぼ1年間の期限付きで発売されます。残念ながらGWの予定は決めてしまったので、もし行くなら夏休み(盆休み)期間になりそうです。名鉄沿線はロケーション的にも楽ではないので、そんなに多く回ってはいません。それと、関東から行くのですから近鉄沿線(名古屋線あたり)も回ってみたいですね。そうだ、飛行機のマイルが期限間近なんだった。こういう時はマイル消化のために関西空港に揚陸するプランもありか?きっぷのルート上はできるんですが、関西空港~大阪難波~近鉄名古屋~名鉄なんて効率が悪くないか?フリーきっぷを堪能するならありかも。

なんて無責任なことを言っておいて、本当に大丈夫なのか調べてみたら、羽田発8時45分の便で関西空港に降りて、空港急行で難波に出て(後続のラピートβ追いつけず)、アーバンライナーで名古屋に向かうと名古屋に着くのは14時前。新幹線なら10時頃に着けるのに。飛行機にこだわるなら前泊コースになりそうですね。関空周辺にも意外と安い宿はありそうなので、それもよいかもしれません。名鉄単独のフリーきっぷもあるので(名鉄電車全線1DAY/2DAYフリーきっぷ)名鉄にこだわることもありませんし。とりあえず、検討をしようと思います。

フリーきっぷについて

鉄道などで郵便局を回る際に、フリーきっぷというものはとても便利です。自由に乗り降りできるというのがなんと言っても強みです。普通の旅行と違って、各駅で降りて目的地に行く必要がありますから。

ところが、フリーきっぷというのは観光目的で発売されるものが多く、そのため行動範囲が観光エリアに限定され、しかも土休日しか使えないものもあります。大都市の公営交通ならビジネスユース目的の1日乗車券もあるんですが。

「○○フリーきっぷ」とか「1日乗車券」という名前ならほぼアタリです。ですが、中には「○○ホリデーパス」というのもあり、これは土休日しか使えないのでハズレです。フリーきっぷという名前でも、土休日に利用が限定されているものがあるので注意が必要です。関東地方で言うと、北総鉄道(期間限定)、関東鉄道、千葉都市モノレール(時間制限付きで平日利用なきっぷあり)のきっぷが土休日限定となります。地方だとこのパターンが結構増えるので大変です。ただ、土休日以外に指定の期間(夏休みなど)は連日使えるものもあり、それは何とか利用可能です。便利なきっぷのページでもそんなきっぷを紹介しています。

もう1つ、ちょっと不満というんでしょうか、言いたいこともあります。それは、平日と土休日で料金が違う!という場合があること。仙台市営地下鉄(全日用840円、土休日用620円)とか、大阪メトロ(平日800円、土休日600円)はそのパターンです。あえてOsaka Metroではなく大阪メトロって書いてるのはささやかな抵抗です。

フリーきっぷと一口に言っても、会社線の全線乗り放題のもの(これが理想)と、指定のエリアだけ乗り放題(これが現実?)に分かれます。ただし、指定エリアで利用できるきっぷは、複数の会社線にまたがって利用できるものが多いので、その点は有利かと思います。旅程に合わせて選ぶ、というよりむしろきっぷのエリアに行程を寄せるというのが現実的な行動でしょうか。究極のフリーきっぷ(?)青春18きっぷだけでなく、各社のフリーきっぷを駆使して回れるところを回りきる、それが腕の見せ所なのかもしれません(無責任発言)。

変わり種、むしろ裏技に近いかもしれませんが、1日乗車券として単独で発売されるのではなく、お食事券付きのセットで発売されるきっぷもあります。以前は東武鉄道(東上線)で、今は福井鉄道で発売されています。お食事券の対象メニューの料金と、1日乗車券(平日用)の料金の推測値からお得感がありそうに思えたので(あくまでししょーの私見です)、こちらも紹介しています。行程によってはお得になるかもしれません。あくまで参考ですので、よろしければご検討ください。