夏の節電キャンペーン

この夏、某電力会社で節電キャンペーンなるものがありました。これは、1日の標準的な電気消費量よりも少ない電力消費を記録すると、その分の電力量(kWh)分のポイントが貯まり、期間内のポイントに応じてアマゾンギフト券がもらえるというものです。1日の標準的な消費量の算定は過去の使用状況によるらしいのですが、詳細はわからないです。まあ、一般家庭の電力消費を想定してるんでしょうが。

で、面白そうなので参加してみました。あまりアマゾンで買い物しないんだけどな。対策としては、冷房の設定温度を高めにする(熱中症対策でいつもやってる)、ノートPCのピークシフト機能(設定時間中のAC給電を止めてバッテリーで頑張る機能)の活用、後は時々家を空ける。と言っても平日はテレワークのためほぼ在宅、休日に時々外出するぐらいです。

計測の都合上、2日前ぐらいのデータが出るので、即座に対策できないところは仕方ないですが。それよりも問題なのは、うちの電力消費量が標準的な消費量よりもかなり多いこと。ほとんどの時間で標準値を上回るので、そこはさすがにマイナスにならないものの、標準値を下回る少ない部分だけポイント加算されるので、想定よりもかなりポイントは少なくなりました。

そんなにうちは電気を浪費してるのか?確かにパソコンはつけっぱなしですが、別に暗号通貨のマイニングをしてるわけではないので、そんなに電気を食わないはず。それなのに、実際の消費量グラフは標準的な使用量を結構超えているのです。一部の時間帯(たぶんみんなが冷房を最強にする時間)に逆転するくらい。と言っても照明は点けてないし、冷蔵庫を切るわけにもいかないし、これ以上削るところはないぞ。と半ば諦めていたのでした。

ですが、意外なところで答えが見つかりました。お盆休みに入って、予定のある日は外出しますけど、そうでない日は家の中でぼーっとユーチューブを眺めておりました。すると、急に電力消費量が下がり、標準値を下回るようになったのです。特に電気を使わなくなったわけではないし、何が違うんだろうか?と、その時はあまり深く考えなかったのですが、お盆休みが明けて再びテレワークの日々が始まると、またしても標準的な使用量とやらを大幅に超えるようになったのです。

そうか!テレワークが原因だったのか!あまり深く考えていなかったのですが、テレワークの日は始業時刻(朝9時)になると業務用のPCを立ち上げ、VPNソフトを起動して職場のネットワークに接続します。そこから、職場にあるししょーPCを操作してお仕事をします。つまり、業務中はずっとVPNに接続しており、おうちと職場の間で相当量のデータ通信が発生するわけです。もちろん、インターネット接続は月額固定なので、費用が増えることはありませんが、もしダイヤルアップだったらパケ死確実な通信量だと思います。

通勤することがほぼなくなり、通勤定期を買うことがなくなったのですが、そんな弊害があったとは。ししょーは2年前にエアコンを買い換えて、電気代が劇的に下がったので感動しておりましたが、その一方で電気を大きく消費する出来事が起きていたのですね。うーん、給料明細の事業所手当(諭吉さん渋沢先生ぐらい)っていうのはこういうのも入ってるんだろうか?テレワークになって、通勤費がない分照明とか冷暖房とかおうちの電力消費その他含めて水道光熱費は上がってるはずなので、その分の費用請求ができないかと考えたこともありますが、それなりのお金はもらっていると思ってよいのでしょうか。

最近の世間の傾向として、通勤定期代は出るようになったので、まあよしとしよう(それでいいのか?)。ししょーは真面目に通勤定期を購入して、月に1~2回ほど出勤しておりますが。テレワークってある意味楽だけど、それなりにデメリットもあるものですね。通勤には1時間半以上かかるのですが、やはり出勤した方がメリットがありそうです。職場のリーダーからも「最近は出勤制限がないから出ていいんじゃね?」と言われてますし。悩ましいところです。