中小企業の賃上げ阻害ナンバーワン!?

当然ながら、ししょーはニュースを見ています。忙しいので全部チェックしきれませんから、目に付いたものしか見ませんけど。しかし、看過できないニュースがありました。

ちょっとニュース記事のタイトルが分かりにくくて表現しづらいのですが、リサーチ会社の調査によって、昨今のコスト上昇に対して『価格転嫁』ができていない、つまり中小企業の賃上げを阻害している企業の一覧が公開されました。その中で価格転嫁ができていない、0割転嫁のうちでもっともひどい企業として日本郵便が堂々ランクインしたということです。たった1社だけ平均0割(価格据え置き)未満という点数を叩き出したのです。

以前からお話ししてますけど、日本郵便(郵便局)というものは、民間企業であるにも関わらず全国一律のサービス(ユニバーサルサービス)が義務づけられています。さすがに小包(ゆうパック)は地域別料金ですけど、はがきや封書、レターパックなんかも全国一律料金となっています。

確かに、全国一律料金で遠距離の荷物や封書などを運ぶのはかなりの負荷だということは理解できますけど、それを理由に下請け企業に無理を強いるのはおかしいのではないかと思います。

こういうところにも公共サービスを民間にしてしまった弊害が出ているんですね。いつぞやのブームに乗って、郵便局を民営化してしまったことを国民は反省し、是正するべき時に来ているのではないでしょうか?

国鉄はJRに変わり、当初の約束を反故にして次々と赤字ローカル線を切り捨てていきました。しかし郵便局は、不採算部門として地方のサービスを簡単に切り捨てることはできません。まだ都心部の収益で何とか地方の赤字を補填できているのかなあとなんとなく考えていましたけど、やはり台所事情は苦しいのでしょう。

かと言って、某有名自動車メーカーみたいに下請けに出す仕事の単価を上げないどころか、逆に下げるようなことをしてまで、自社の収益を守った、ウチの賃金は上がってるのに文句言うなとか開き直るのは見苦しいにもほどがあります。

こんな事例を見るまでもなく、ユニバーサルサービスという使命がある企業は民間ではとても保たない、そのことを多くの方に理解してほしいと思います。郵政事業はもともと国営と言いますか国策でした。とても一民間企業に担えるものではありません。早く郵政事業を国有に戻して、この歪みを正していかなければならない。そう強く思うししょーでした。

それにしても、あの社長はどこまで現場感覚が薄いのか、すっとぼけたことを言ってますね。「どういう観点でここまでの厳しい評価になったのか、きちんと突き止めていかなければいけない」と語ったそうですが、そのバカみたいな受け答えって、以前のかんぽ生命の不正契約問題の時にも同じ台詞を聞いたぞ!それで世間が納得すると思ってるなら、国民は相当にナメられてますよ、ホントに。

郵便局の昼休みについて

世間はすっかり師走の様相を呈し(まあ12月ですからね)、クリスマス商戦は終了し、既に年末年始の商戦に突入した感のあるそんな時期に衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。偉大なるアニキの訃報。いや、それについても語りたいのですが、ここでは趣旨と外れるのでさすがに控えますけど。それと、もう一つ、郵便局巡り関連のニュースとして、本格的に郵便局が昼休みを導入するという一部報道がありました。

2023年3月から、一部郵便局で昼休みを導入するとのこと。つまり、昼間の11時~14時の間で1時間程度の昼休み(業務停止時間)を設けることを公式に発表したことになります。これはねー、局巡りする立場からすると意外とインパクトがあるんですよ。もっとも、過去にも局によっては(ししょーがエンカウントしたのは某O府のS市でしたけど)抜き打ちで昼休みを宣言されてその間の窓口業務が停止していたこと、簡易局に関しては抜き打ち休業なんてこともありました。そういう突発的な休業を食らうことを考えれば、予めいつ昼休み(窓口停止時間)を設定するのか、それを事前に通知していただけるのであれば、その方がよいのかなと思います。

サービス業の本来から言えば、営業時間が9時~16時と決まっているんだから(24時間営業じゃないんだし)、その間は窓口を開けて欲しいという希望はあります。しかしながら、報道にあるように利用者の減少などにより、窓口を開け続けることが困難になってきている、と言われれば無下に反対することも難しいと思います。都心部の局であれば昼休み時間帯は結構混雑していますが、それ以外の郊外の局では局員さんが手持ち無沙汰にしている場面に遭遇することも結構ありました。ならば、その時間を昼休みに充てるのもやむなしかなとも思います。コストダウンによって交代要員の確保もままならない地方局では深刻な問題なので、うん、まあ、リーズナブルな考えなのでしょう。

国営企業でなくなって、一民間企業に成り下がった時から、あらゆる面でのサービス低下は覚悟していましたが、これも仕方ないことなのでしょうか。公共サービスのあり方、受益者負担によるサービスの維持、これは郵便局に限らず赤字ローカル線にも共通した考え方なのですが、あまりこちら方面には適用されない考え方なんでしょうかね。と言ってたら、ついに一部地域で水道サービスまでそんな感じになってきましたね。インフラに収益を求めてはいけないというのは、ししょーの普遍的な考え方なのですが、それは間違っているでしょうか?もしかしたらそれは現代の犠牲の上に後の歴史が証明することになるのでしょうか?それではイカンと思うんですけどねー。

一名でお待ちのししょー様

局めぐりをして、郵便局を訪れます。それで、窓口に通帳など一式を提出して、順番を待ちます。そして、入金の処理、通帳への押印などの一連の作業が終わったら名前を呼ばれます。ゆうちょ銀行の支店などでは、窓口処理用の番号札を別に渡されるのでその番号で呼ばれることもありますけど。

ところが、ふとあることに気付きました。条件によっては名前(名字のことですよ)を呼ばれないことがあるのです。普通は「(イスに)お掛けになってお待ちください。」と言われ、処理が終わると「ししょー様」とか呼ばれて通帳を受け取るのですが、場所によっては名前を呼ばれず「お待たせしました」ぐらいしか言われないのです。

そして、その法則が分かりました。局名と自分の名前が一致するとなぜか名前を呼ばれないのです。ここでは、便宜上ししょーの名前をハッピーロードさんとします。たいていの局では、「ハッピーロード様」とか呼ばれる訳ですが、例えば板橋ハッピーロード局という郵便局があるとして(実際にありますけど)、そこで入金すると、「ハッピーロード様」と呼ばれることはないです。

まあ、別に名前を呼んで頂いてもいいのですが、局名と同じ名前だと変な注目を集めてしまうという配慮なのか、お気遣いには感謝しております。有名人と同姓同名の人とか大変だな、とか思ったりもしますね。

例えばししょーの名前が勅使河原とか権蔵院みたいな珍しい名前だったら、そういうこともないのでしょうが、それほど珍名でなければどうしても局名とバッティングするのは避けられないことだと思います。結構細かい地名も出てきますので。

でも、名前が本町とか駅前とかでなくて良かった。もしそんな名前だったら大変だろうな。と意味の分からないことを考えつつ、頭の中はすっかり連休モードになっているのでした。それでいいのか?