0.はじめに
お盆と言えば帰省。だが、ししょーの実家は遥か遠くの大阪にある。なかなか行く機会はないのだが、たまには行かないといけないだろう。大阪に関してはかなり回ったつもりでいるのだが、実際のところはどうなのか。
大阪府内で言えば、大阪市、堺市、吹田市、豊中市、池田市、箕面市、門真市、大東市、四條畷市、摂津市、東大阪市、松原市、高石市、泉大津市、泉北郡忠岡町、泉南郡岬町を既にコンプリートしている。守口市はイオン(イオン大日SC内)ができた、和泉市は北池田(簡)が貯金扱いを開始したので再履修となる。
だがしかし、まだそんな中途半端なところを回る余裕はない。やはりフリーきっぷを使って回りたいのだが。と考えた結果、関西地方で春~秋限定で発売されるきっぷがあることに気付いた。そのきっぷとは「世界遺産高野山1dayチケット」。このきっぷは関西の主要鉄道会社(除く南海)から発売されており、各会社から高野山までのアクセスが1日乗り放題となるきっぷである。2024年の発売会社は、阪急、阪神、京阪、大阪メトロ、能勢電鉄、山陽電鉄、北大阪急行、神戸高速となっている。簡単に言えば各発売会社(山陽電鉄は明石以東版あり)の全線と高野山へのアクセス(南海高野線全線と難波~岸里玉出間ほか各社連絡ルート)が乗り放題となる。では今回はこれを使ってみよう。
【世界遺産高野山1dayチケット】
なお、便利なきっぷ(関西編)に記載しているように、高野山内の郵便局は高野局しかない。よって、高野山を目指すと言うよりは高野局と南海沿線の局を拾うことになる。蛇足だが、和歌山県伊都郡高野町には2つの郵便局がある。1つはこの高野局、もう1つは富貴局である。この富貴局というのは高野町の北東にあり、アクセスが困難な局である。かつては奈良交通の五條バスセンターから東富貴行きバスでアクセスできたのだが、残念ながら廃止になってしまった。その代わり今は五條イオン前・五條病院から出ている高野町コミュニティバス(夢たまご・ハイランドタクシー)の下筒香集会所前行き(たぶんあの筒香です)で富貴診療所前バス停からアクセスできるが、時刻表を見ると前とあまり変わらねえな。そっちはまあ気が向いたら(^_^;)
1.プランニング
とにかく、まずは高野山を目指す。高野山内(いわゆる高野山の門前町)には1局しかないので、その後は山を下りて南海高野線の沿線局を回ることにする。 “高野山と周辺部の旅” の続きを読む