局めぐりとペーパーレス化

局めぐりの七つ道具といえば(七つもないけど)、通帳、お金(入金用)、入金票、それと地図ではないでしょうか。時計は当然持っているものとします。

その地図についてですが、かつてはガラケーだと小さい画面やGPSの反応の遅さゆえになかなか使い勝手が悪く、紙の地図を持ち歩いた方が便利だったので、お出かけの前には目的地の地図を印刷して用意することにしました。

旅行貯金を始めた当初は国土交通省国土地理院発行の2万5千分の1地形図なるものを購入して持ち歩いておりましたが、大きいのとその割に郵便局を探しにくい(一応地図記号として〶はあるんですが)というデメリットによりいつの間にか使わなくなりました。ちなみに地形図のサイズは460mm×580mmとほぼA2判に匹敵する大きさで、なかなか街中で広げるのは難しかったように思われます。

結局、インターネットの地図で郵便局を探し、駅周辺や局付近の地図をA4のPPC用紙にプリントアウトするのが一番効率がよいと思われましたので、その方針で進めることにしました。印刷した地図だと書き込みもできますし、訪問済み局に印を付けることでダブりを防ぐこともできます。

スマホというものが世の中に出回るようになって、大きな画面で地図を確認できるようになり、しかもGPSの処理速度も速くなりましたので(それに比例して電池の減りは大きいですが)、最近ではスマホの地図を利用することも多くなりました。何よりも、スマホの地図アプリだとGPS機能により現在位置を把握できるというのは大きいです。

それと長い期間あちこちの地域を訪問し、その度に地図を印刷して利用していたわけですが、ある時問題に気が付きました。地図内の局を全て訪問すれば、その地図は不要になります。しかし、どこか(画面の隅などに)未訪問局があれば、その地図は残して後日訪問することになります。そうするうちに地図がどんどん溜まっていったのです。初めは気にならなかったのですが、さすがに数十枚の地図が蓄積されると管理にも困ります。

さらにプリンタの老朽化により印刷が難しくなってきたこともあり、ここらで一度地図を印刷しまくるのを中断しようかと思うようになりました。カッコいい言葉を使うとペーパーレス化ですね。これは、まさに、旅行貯金のDX(デジタルトランスフォーメーション)やぁ?!(たぶん違うと思う)

冗談はともかく、紙を使わないでスマホの情報だけで乗り切ることもこれからは必要になるのかなと思います。一番心配なのはやはりダブりなんですが、それを防ぐためには、①行程の明確化②訪問対象エリアの訪問済み局リスト作成(やっぱり紙が必要だな)③訪問済み局の確認方法の確立が必要ではないかと思います。

①行程の明確化
今までは旅先でふらっと立ち寄った駅の周辺局を適当に回るスタイルでしたが、ダブりの原因になりやすいので、どこの駅のどの局が未訪問かリスト化することにしました。

②訪問対象エリアの訪問済み局リスト作成
印刷は控えようと言っておきながら、訪問済み局リストはあった方がいいので、最低限それくらいは用意した方がいいのではないかと思います。局めぐりが目的であれば①のように行程を確定するのですが、それ以外の旅のついでに回る場合は訪問済み局がすぐ分かるようにした方がよいでしょう。

③訪問済み局の確認方法の確立
上記の策を採っても、想定外の場所に行く場面もあるかと思います。その時訪問済み局を知る方法はないものかと考えました。家のPCには訪問局の管理表があります。外出中にそのファイルにアクセスすることはできないものか。会社みたいに外部ネットワークからの接続を受けるリモートアクセスサーバを構築して、SSL-VPNで接続できるようにするのが理想ですが、ししょーにはそんな財力もスキルもありません。そこで考えました。スマホにExcelアプリを入れて、オンラインストレージ(OneDrive)上に最新の管理表を置くことで、外出先で管理表を確認できるようにしました。iPhoneにプリインストールされているNumbersは機能がショボくて使い物にならなかったので、あえてExcelアプリを入れて使っています。iCloudが使えないのはツラいですが、しょうがないです。VBマクロは使えませんが、それ以外の機能(フィルタなど)は使えるので、出先ではこれで十分でしょう。

話が長くなりましたが、これから諸事情を考えると紙に印刷しまくるのも控えた方がいいのかなと思います。ただ古いプリンタを処分する際にはインクカートリッジも別で回収に出さないといけないようですし、まだ未使用のカートリッジが残っているのでこれを使い切らないことには新しいプリンタが買えない、という諸々の面倒な事情があって、どうするのが得策か考えるのにも疲れ果て(ちょっと大げさかな)、とりあえずは部分的にペーパーレス化を目指すことにしたのです。ですが、紙の地図にもいろいろメリットはあります。電池切れを起こさない、書き込みできる、訪問済み局をチェックしてダブりを防げると、助かる面も多いので、最適な方法をこれからも模索していくことになろうかと思われます。

もうすぐ連休ですね。ここでペーパーレスの実証実験(またも大げさ)を行い、結果を検討していこうと思います。