0.はじめに
ああ、10月の休みがなくなってつらかった。その分7~8月にメリットはあったんだろうけど。さて、緊急事態宣言も解除されたことだし、現場では相変わらずのアラート状態でちょっとウンザリしているが、ともかく東京23区制覇計画を進めよう。
今回は、順番から言って(?)東の方に向かうことにした。そして足立区内は過去に東武バスで回ったので、葛飾区あたりを京成バスで回ることにした。京成バスを利用するのは初めてかな(もちろん旅行貯金でという意味である)。京成バスも都内で有効な1日乗車券(ICカード都内一日乗車券)を発売している。このきっぷは、京成バスの都内区間(江戸川区、葛飾区、江東区、台東区ほか、金61系統の大場川~八潮駅南口間を含む)と京成タウンバスの都内区間(金町駅南口~三郷駅南口間の金02系統は全区間除く)が1日乗り放題となる。その他、コミュニティバス(荒川区(さくら、汐入さくら、町谷さくら)、墨田区内循環バス)は利用可、東京BRTは利用不可(使わないけど)となっている。県下を跨ぐ路線でご利用の際は、県下でご利用分の運賃をお支払いください、というのは特急バス、SS(シャトルセブン)のTDR発着や、瑞75系統の相の川一丁目以遠を指しているのだろうか。
1.プランニング
江戸川区内は残り2局、葛飾区内は18局残っている。江戸川区内の1つは京成バスが使えるが、もう1つは平井駅(JR総武本線)から歩くしかない。よって、江戸川区内はバス路線沿いの1局だけとし、あとは葛飾区を回ることにした。比較的多くの局を回れそうな京成バス新小53系統、京成タウンバス新小51系統を中心に、あとはあまり効率が悪くならないようにルートを選んだ(つもりである)。うーん、事前のシミュレーションでは10局も回れない?平井駅から平井七局までは徒歩で15分以上かかる(マピオンのルート検索による)ので今回は外した。それでもやはり厳しいか。
地域のせいなのか、意外と本数が少ない系統が多い。しかも、新金01系統(京成バス、京成タウンバス)のように土休日のみ運行の路線もある。何より面倒だったのは、京成バスと京成タウンバスは別会社なので路線図が別々に存在すること。よって、それらを見比べながらルートを決めないといけない。営業所別路線図なんか見てたらますます混乱するので、全路線図を参照した。地形図にルートをトレースした見やすいタイプである。
2.江戸川区の旅
スタート地点は、JR総武本線の新小岩。新小岩と言えば(自主規制)、それはともかく頑張って早起きした結果8時45分ごろには着くことができた。と言っても、最初に乗るバスである新小20系統が出るのは9時5分(その前は8時39分)。ちょっと早かったか。まあ、バスのりばを探す余裕はあった方がいい。新小岩駅北口ののりばを探す。駅の北側の平和橋通り沿いにあるようだ。と言うより、そんな中途半端なところでバスを降りた記憶があるな。
【新小岩駅北口 葛飾と言えばモンチッチらしいです】
北口を出て右の狭い通路を抜け平和橋通りに出る。道路の反対側ののりばが一之江駅方面ののりばとなる。こののりばは京成バス(京成タウンバス)以外に都バスの新小20系統、新小29系統も発着する。間違えないようにしないと。
【災害に関するお知らせ ひええ】
ようやく、スタートとなる京成タウンバス(以下Tを付加する)新小20系統がやって来た。このバスは前乗り方式なので、乗車時に一日乗車券をくださいと運転手さんに伝える。「京成バスですがいいですか?」と確認される。都バスと間違える人も多いのだろうか。金額が表示されてからPASMOをタッチする。都内一日乗車券を購入することができた。これは京成バス、京成タウンバス共通で有効なきっぷである。
【新小岩駅北口バス停 スカイデッキたつみ(後述)の下の道路に面している】
●江戸川上一色
上一色コミュニティセンター前バス停で降りる。ここが一番近いはず。前方の信号を左に入り、その次の信号を右に入る。100mほど進むと上一色局があった。交差点はあるが、信号がない。ここは本当に東京都区内なのか?チャリ通の中学生はヘルメットをかぶっているし、なかなか興味深い地域である。
【江戸川上一色局】
来た道を戻り、環七をくぐって道路の反対側のバス停に出る。程なく都バスの新小20系統がやってきた。共同運行のバスである。新小岩駅に戻れそうだが、あえて見送る。次のバスは京成タウンバスである。ただし30分待たないといけないが。確かこの時間は予定に見込んでいたはず。でも、たかだか210円をケチったことを後悔しないか、ちょっと気になった。ここは総武本線の線路が近い。ただ、新小岩と小岩のほぼ中間点にあるため、駅からアプローチできる場所ではない。待ち時間が長いが、総武線の各停、快速、成田エクスプレスを見ているとそんなに退屈はしなかった。
【新型コロナウイルス 感染者増加! それは大変だ(棒)】
3.葛飾区の旅
新小岩駅北口に戻ってきた。このバス停から、次は新小51系統(T)の綾瀬駅行きに乗る。ここから少し長い移動になる。初めは順調に走っていたが、途中の渋江公園付近(奥戸街道との接続がある)で渋滞が始まる。ちょっと心配になるが、それほど大きな遅れもなさそうだった。
【京成タウンバス 新小51系統 京成タウンバスは京成バスと別会社である(表面上は)】
●葛飾堀切一
堀切中学校バス停で降りる。バス停よりも手前の交差点を右に入る。次の角に堀切一局があった。ここではティッシュをはさんでくれた。
【葛飾堀切一局】
●葛飾堀切六
新小51系統(T)でさらに進む。堀切六丁目バス停で降りて、前方の小菅交差点を右に進む。300mほど進んで東綾瀬小学校の角を南に入ると堀切六局があった。途中の道にも京成タウンバスのバス停がある。ただ、この綾01系統(T)は1時間1~2本程度と本数が少ないため、コースから外していた。さて、局から出て近くの南綾瀬地区センターバス停の時刻を見ると、あと10分も待てばバスが来るようだ。このバスで、次のポイントに移動できる。というわけで、ここからやはり綾瀬駅行きの綾01系統(T)に乗る。
【葛飾堀切六局】
【南綾瀬地区センターバス停 郵便局に近いのだが本数がね】
●葛飾堀切八
小菅バス停で降りる。本来は新小51系統(T)で来る予定だったが、綾01系統(T)も途中で合流して同じバス停に止まるので、ここからは予定通りとなる。前方の小菅三丁目交差点を右に入るとすぐに堀切八局があった。付近に堀切八郵便局バス停はあるのだが、これはレインボーかつしか(葛飾区のコミュニティバス)で本数が少ないので計画の外である。さて、入金票を書こうとするとペンがない!記載台を見ると、窓口で消毒済みのものをお渡しします、と書いてある。いいよ、自分のペンがあるから。ここで初めて待ちが発生する(2人待ち)。
【葛飾堀切八局】
バス停に戻りバスを待っていると雨が降ってきた。だが、それほど強くないので面倒だから傘を差さずに耐える。さらに新小51系統(T)に乗り、終点の綾瀬駅に着いた。ここから移動できる系統はないので、JRで隣の亀有駅に移動する。駅にはトイレがあるので、トイレ休憩も兼ねる(1回目)。
【綾瀬駅バスターミナル 東武バスの姿も見える】
【綾瀬駅ホームドア 暇なので読み取ってみた】
【QRコードを読み取った結果 10両編成9両目1番目ドア B(右側?)】
●葛飾亀有二
亀有駅に着いた。駅前にはご存じ「こちら葛飾区(以下略)」のキャラクターの像が立っている。しかし、中川の制服はどうやって警視庁の許可を取ったんだろうか?いや、麗子の服装もよく考えるとおかしいぞ。亀有駅南口のバス停から新小53系統で新小岩駅東北広場方面に向かう。この系統は途中の修徳学園入口を境に運賃が変わる。といっても210円が220円になるだけだが、1日乗車券にそんなものは関係ない!余談だが、修徳学園入口までに降りる場合は、申告しないと220円取られるので要注意である。さて、亀有中学校バス停で降りる。バス停を降りて前方に200mほど進み、コープみらいの先の角を左に入る。60m進むと亀有二局があった。何かこの辺りって昔アベシのカテキョウをやってたエラい人の本拠地なんですかね?政治のことは詳しくないので(と言うかここでは語らないことにしてるので)。
【亀有駅南口 お馴染みの両さんと仲間たち】
【葛飾亀有二局】
●亀有青戸四
さらに新小53系統で進む。次の修徳学園入口バス停を境に220円ゾーンに突入する。ん?何か壁を越えたような。気のせいか(気のせいだよ)。その次のバス停である亀有新道バス停で降りる。前方の交差点(水戸街道との交差点)の右前方角に青戸四局があった。
【亀有新道バス停付近の案内図 スマホの地図を起動しなくて済んだ】
【葛飾青戸四局】
●葛飾奥戸
さらに新小53系統で進む。奥戸三丁目バス停で降りる。バス停手前の奥戸三丁目交差点を右に入る。100mほど進むと奥戸局があった。ここでは、なんとティッシュがもらえた!人情紙風船の東京でティッシュもらえるのは感激だ。ありがとうございます!
【葛飾奥戸局】
新小53系統の終点新小岩駅東北広場バス停に到着した。ここは名前から分かるように新小岩駅の北東にあるバスターミナルである。新小岩駅とはスカイデッキたつみなる連絡橋でつながっている。ここにもトイレがあるので、トイレ休憩(2回目)。
【新小岩駅東北広場フラワーメリーゴーランド 持続可能性とは?】
●葛飾細田
この新小岩駅東北広場バス停から、次は細02系統に乗る。次のバスは外回りと書いてある。奥戸六丁目バス停の先、細田踏切、京成小岩駅入口のループを指しているようだ。ちなみに、この細田踏切って何だろうと思ってたら、新金線(新小岩~金町間の貨物線)の踏切だったんだな。会社によっては右回りとか細田踏切先行とか書くんだけど、外回りって山手線か?この細02系統は1時間に1~2本程度の運転しかない。今日のメインイベントになる。新金01系統は1時間に2本あるのだが、残念ながら土休日のみの運転なので利用できない。細田三丁目バス停で降りて、外回りで来たので前方の交差点を左に入る。70mほど進むと細田局があった。
【新小岩駅東北広場の細02系統のりば 内回り:タウンバス、外回り:京成バス】
【細02系統 これは京成バスなので外回り】
【葛飾細田局】
【何か落ちてる・・・】
この細02系統の目的はここだけなので、また新小岩駅に戻る。外回り側のバス停に戻り、バスの時刻を見ると次のバスまで1時間近くある。反対側のバス停を探して、そちらを見ると20分くらいで来るようだ。路線図には外回り(京成バス)しか記載がないが、実際には内回り(京成タウンバス)の系統もあり、合わせると1時間2本程度の便数がある。細02系統(T)内回りのバスに乗り新小岩駅東北広場に戻る。このバス停は小54系統(T)も通るのだが、踏切を越えると右に曲がって亀有駅に連れて行かれるので要注意。ちなみに、小54系統(T)の利用も検討したが、イマイチ今回の目的に合わなかった(未訪問局のアクセスに向かなかった)のでコースから外したのであった。
●葛飾東新小岩六
新小岩駅東北広場に戻ってきた。次に乗る亀有駅行きの新小58系統(T)は新小岩駅前から出るので、今度はスカイデッキを通って駅前に移動する。路線図では駅前(南口)から出るように見えたのだが、案内表示を見ていたら北口へ誘導されてしまう。始発は新小岩駅のはずなので探し方が悪かったんだろう。ここで雨がかなり降ってきたので、仕方なく傘を差す。次のバスはタウンバス車庫行き。でも目的地までは行ってくれるようだ。東新小岩六丁目バス停で降りる。バス停手前の交差点を右に進み、右側には入れる角の2つ目を右に入ると東新小岩六局があった(目印がないのでGPS頼みである)。ここでもティッシュをはさんでもらえた。
【新小岩駅東北広場バスターミナル】
【スカイデッキたつみ 東北広場と新小岩駅前をつなぐ陸橋】
【モンチッチに会える街 葛飾区はモンチッチを産んだセキグチの本社があるから、らしいです】
【葛飾東新小岩六局】
さて、バス停に戻り、まだ雨が比較的強く降っているので仕方なく傘を差しバスを待つ。次のバスは15時42分発。ということは亀有駅に着く頃には16時になっているだろう。今日はこれで終了か。
4.おわりに
再び亀有駅前に戻ってきた。やはり時刻は16時を回っていた。両さんたちは雨の中でも笑っている。あの元気を見習いたいものだ。それはさておき、今日の結果は、東京都区内が9局(江戸川区:1、葛飾区:8)、ティッシュ1個となった。局数は事前の想定通りだったから、途中のロスは影響しなかったと考えていいだろう。
【雨の亀有駅前 両さんは元気に街を見守っている】
亀有の駅構内にもJRのコーヒー屋さんがあるので、とりあえず休憩する。夏場と違って涼まないと倒れるなんてことはないけど。天気予報では1日雨です、午後は嵐になります(!)なんて言われたが、終盤まで天気が保ってくれた(ずっと曇っていたが)。これもししょーの晴れ男パワーの為せる技だろうか。一応折りたたみの傘は常備しているが。
東京23区チャレンジ(そんな名前だっけ?)については、江戸川区が残り1局、葛飾区は残り10局となった。江戸川区の残りについては総武線ツアーで拾いに行く、葛飾区は真面目に京成バスツアーその2で対応することになるのだろう。全体的には大量に残った練馬区をどうするんだろうかというテーマが残っている。初物ついでに西武バスツアーでもやるか。