0.はじめに
今年のGWの旅行は、ホテルなどの都合により連休の後半に充てることにした。すると、前半の平日が空くことになる。やはりここは都区内局制覇に向けて動くべきだろう(そうなの?)。ということで、東京都区内でどこへ行くのがいいだろうかと考えていたら、練馬区の訪問数がまだ少ないことに気付いた。しかも、西武バスを使った局めぐりはまだ本格的に実施していない。と言うことで、今回は西武バスの旅とした。
西武バスの利用は今回が初めてではない(言わずもがな旅行貯金ではという意味である。だが、それ以外でも西武バスを利用する機会は相当少ない)。なので、お作法に従って(?)西武バスの長距離系統に沿って進むことにした。そうだな、国際興業バスのスタートと同じ感じだろうか。基本的には鉄道線で回った後の未訪問局をバスで回ることにしているが、西武鉄道に関しては池袋線、新宿線とも都区内は回ってしまったので、もうバスを利用してもいいだろう。
西武バスのうち、都区内に該当するのは練馬営業所と上石神井営業所となる。そこでそれらの比較的長い系統に乗ることにした。実はししょーのマイルールで地域内の未訪問局数が20を超える場合は、未訪問局リストに記載しないことにしている。なので、今回は未訪問局を気にせずあくまで練馬区内局を多く回ることがミッションとなる。
1.プランニング
西武バスの練馬営業所と上石神井営業所の中で比較的長距離の系統を選んだ。それらを効率よくつないでみたところ、概ね以下のようなルートになった。()内は系統番号である。
成増駅南口~(光31/練高02)~南田中車庫
南田中車庫~(荻12-1)~荻窪駅
荻窪駅~(荻14)~石神井公園駅南口
石神井公園駅北口~(石01/石02)~石神井公園駅北口
石神井公園駅北口~(吉60/石10/石11)~成増駅南口
成増駅南口~(泉33)~大泉学園駅北口
大泉学園駅北口~(吉61-1)~吉祥寺駅
運行本数から選んだのだが、上記系統は少なくとも1時間に3便は確保されている。ちなみに、石神井公園駅北口~成増駅南口間は土支田経由の石02系統があり、これは1時間に5本以上とかなり本数が多い。ところが、これを利用しようと時刻表を確認すると、実は共同運行系統で半分以上が国際興業バスで運行されていることに気付いた。最初は220円払ってもいいかと思ったが、国際興業のエンカウント率を考えて回避することにした。その結果が上記なのだが、これでいいんじゃね?後はこの沿線局をいかに多く回るかということになる。
ちなみに西武バスはほぼ全域で使用可能な1日乗車券(1DayPass)を発売している。これはICカードでの発売だが、西武バスの東京都内、埼玉県内で利用できるきっぷである。対象外路線は、高速バス、空港連絡バス、深夜急行バス、コミュニティバス(練馬区みどりバス除く)、イオンシャトルバス(東久留米店行き)、立川駅南口・川越駅西口~三井アウトレットパーク、メッツァ線(ムーミンバレーパークに行くやつのようである)、メットライフドームベルーナドーム線、イベント臨時輸送バス、西武観光バス(秩父、軽井沢営業所)となっている。ちなみにお値段は600円。Suica/PASMOに付加するタイプのIC乗車券である。以前は630円だったはずだが、実はバス特が廃止された時に値下げされたのであった。これはもう西武バスに乗るっきゃない!(意味不明)
余談だが、西武観光バスの秩父営業所管内にも1日乗車券がある。発売額は1000円で三峯神社線を除いて利用可能である。その他の市営バス・町営バスには乗れないが、局めぐりに関係しそうなのは小鹿野町営バスぐらいか。秩父エリアは当分行かないと思うので、その時になったら考えるとしよう。
2.練馬区の旅(その1)
スタートは成増駅とした。東武東上線の駅だが、実は東京メトロの地下鉄成増駅も結構近い。以前、ある程度の距離まで来たら前泊を検討してもいいのではと書いた記憶があるが、まだギリギリ行ける範囲だろうか。と思ったが、やっぱり9時をオーバーする。でも都内で前泊なんてしたくない。次は早起きしよう。
【なりもす駅に到着】
●練馬光が丘団地内
成増駅南口から出る光が丘駅方面のバスは3パターンある。光が丘駅行きの光31系統、練馬高野台駅行きの練高01系統、そして南田中車庫(練馬営業所)まで走る練高02系統である。このうち光が丘団地内局に行くならどの系統でもよい。その先の目的地によっては系統を考える必要があるが。
さて、成増駅南口でバスを待つ。本当は9時台最初の光31系統に乗れればうまくいったのだが。次に来た練高02系統に乗る。乗車時に1日乗車券(1DayPass)を購入する。うーん、やっぱり苦手だ。
旭町南地区区民館バス停で降りる。目の前の案内版を見ると近くにありそうだ。ん?その後ろに郵便局らしきものが見える。なんと、バス停のすぐ近くにあった。これはラッキー。ここではティッシュをはさんでもらえた。
【光が丘団地案内板】
【練馬光が丘団地内局】
しかし、次の目的地南田中車庫に行くバスは、50分ほど待たなければならない。成増駅の到着が早ければ、この辺りうまくできたのに。しかし、次の練高01系統に乗れば、谷原局に近い谷原三丁目バス停には行けるな。ということで予定を変更して次の練高01系統に乗る。
●練馬谷原
谷原三丁目バス停で降りる。バス停の前方にある谷原二丁目交差点を右に入る。交差点から150mほどの所に谷原局があった。郵便局の手前にも吉祥寺駅方面のバス停がある。しまった、もともと予定していた吉祥寺駅発(吉60系統など)の方がよかったか?いや、吉祥寺駅発のバス停は降車専用しかない。最終便の谷原三丁目止まりしか乗れないので、それほど問題はなかった模様(吉祥寺駅発の停留所が少し近かったが)。
【練馬谷原局】
【谷原三丁目バス停案内図 微妙にややこしい】
●練馬南田中二
先ほどのバス停に戻り、南田中車庫行きを待つ。次に来たのは、練高03系統。なんだこれは?と思ったら、光が丘駅始発のレアな系統であった(平日は5便しかない)。終点の南田中車庫で降りて、来た道を戻り、2つ目の角を右に入って進む。150mほど進み、突き当たりを右に進むと南田中二局があった。通帳を出すと、連絡先を書いてくださいと言われる。電話番号でいいですか?
【練馬南田中二局】
マピオン先生によれば、南田中車庫(降車専用)と同じ場所に八成橋東なるバス停があるらしい。だが、実際に見てみると八成橋東は関東バスのバス停で、場所は西武バスの八成橋(南田中車庫行きのりば)と同じ場所にある。あまりアテにならないマピオン先生。しかも、そこを通る関東バスの阿03系統は阿佐ヶ谷駅発6:26のみ。調べて損した。蛇足だが、阿03系統は片道しかない(復路は鷺ノ宮駅を経由する)。
【西武バス南田中車庫(練馬営業所)】
3.杉並区の旅
●杉並今川三
南田中車庫からは、荻12-1系統の荻窪駅行きに乗り、荻窪駅まで移動する。荻窪駅からは、石神井公園駅南口行きの荻14系統に乗る。総合荻窪病院前(本当に病院の前だった)で降りて、前方に約100m進むと左側に今川三局があった。
【総合荻窪病院前バス停 バスロケ装備】
【杉並今川三局】
4.練馬区の旅(その2)
●練馬下石神井通
さらに荻14系統に乗り、次は井草通りバス停で降りる。バス停後方の下石神井小西交差点を右に入ると下石神井通局があった。
【練馬下石神井通局】
【井草通りバス停 練馬区のみどりバスもあるが本数が・・・】
荻14系統で終点の石神井公園駅南口バス停まで移動する。次のバスは、石神井公園駅北口バス停から出る。南口から駅を通り抜けるとバスのりばがあった。意外と北口バス停は近かった。石神井公園駅ではなぜか系統が切れてるけど、石神井公園駅入口とかバス停を作れば直通できるのでは?
石神井公園駅北口から成増駅南口へ向かう石02系統(国際興業との共同運行)は、比丘尼橋~和田間で上下別ルートとなる。そして、その上下別ルートに沿うような循環系統の石01系統(これは西武バスのみ)がある。よって、この循環ルートに沿って移動することにした。
●石神井四
次のバスは石02系統だが西武バスだった。よし、乗ろう。石神井幼稚園入口バス停で降りる。郵便局は、あった、バス停のすぐ横に。ここでもティッシュをはさんでくれる。
【石神井幼稚園入口バス停 真横にオレンジの看板がある】
【石神井四局 なぜか練馬は付かない】
●練馬東大泉二
次のバスは国際興業、これは見送る。認めたくないものだな、共同運行の・・・。その次の石02系統は西武バスだった。なので、これに乗って東映撮影所前バス停まで移動する。名前の通り、ここには東映東京撮影所がある。それよりも反対側にある東映アニメーションの方が気になるが。進行方向に進み、150mほど先の東映通り東交差点を右に入って100mほど進むと東大泉二局があった。
【石02系統 成増駅南口行き 緑色なので見送る】
【ひええっ!】
【石02系統 成増駅南口行き これは乗っていいやつ】
【練馬東大泉二局】
【東映アニメーションミュージアム】
●練馬高野台
ここからはさすがに石01系統に乗らないと石神井公園駅に戻れないので、石01系統を待つ。ループの終点に近い三原台一丁目バス停で降り、前方の交差点を左に入ると高野台局があった。練馬高野台駅前局と紛らわしいが、駅前じゃないとこういうロケーションになるのだろうか。
【練馬高野台局】
5.和光市の旅
●和光白子南
石神井公園駅北口バス停まで戻ってきた。ここからは、先ほど谷原局に行ってしまったので、石02系統(できれば西武バス)か吉60系統どちらでも成増駅方面に行ける。のりばが近いので、吉60系統に乗ることにした。ここのバス停は吉60系統の成増町行きと吉祥寺駅行きが同じのりばから出る。整列位置で分けてるが、よくみんな混乱しないな。ここから、牛房バス停まで移動する。バス停前方の道を左に入り、道なりに約300m進むと左側に白子南局があった。ここでついにティッシュをゲット!ありがとうございます!
【牛房バス停 ちなみにごぼうと読む】
【和光白子南局】
ここに一番近いバス停は、和光市市内循環バスの牛房コミセン(コミュニティセンター)バス停なのだが、例によって本数が少ないのでたぶん使わないだろう。
●和光白子
牛房バス停から、成増駅南口行きの石02系統(もちろん西武バス)に乗る。成増町行きバスを見送って失敗しないかヒヤヒヤしたが、判断はよかったみたい。成増駅南口バス停に戻ってきた。ここから長久保方面に向かうが、またしてものりばが分からず一周してしまう。ここからは、泉33系統の大泉学園駅北口行きに乗る。バスに乗ると運転手さんに「どちらまで?」と聞かれる。どうやら、和光市南バス停までは区間料金制となるらしい。しかも整理券方式ではなく、あの事前申告式区間料金制(この名称であってるのか?)。新道坂上ですけど、1日乗車券だからいいじゃないですか。
新道坂上バス停で降りて、戻る方向に200mほど坂を下り、交差点を左に入る。途中の三差路を右に進むと交差点の先に白子局があった。局名印を探している?いや、大丈夫か。ここも和光市市内循環バスの白子コミセンバス停が近いが(ry
【和光白子局】
6.練馬区の旅(その3)
●練馬大泉学園北
さらに泉33系統に乗り、長久保バス停に向かう。またしても乗車時にどちらまでと聞かれるので、長久保です、と面倒くさげに答える。どうせ1日乗車券なんだからどうでもいいと思うのだが。
問題の和光市南バス停を過ぎ、司法研修所バス停を過ぎる。司法研修所内局は訪問済みだよな。長久保バス停で降りる。長久保の交差点を通り過ぎて止まったので、その先の学園北郵便局前交差点に向かい、道路を渡る。交差点の反対側に大泉学園北局があった。横断歩道の配置が四角形の3辺を行くような面倒な構造になっている。他に渡れそうな所もないので、仕方なく回り込んで渡る。ここでは、次はどちらに行かれますか?と聞かれた。大泉学園の方です、と答えると道順を教えてくれた。こういう会話は1年以上なかったので、なんだか感激した。
【練馬大泉学園北局】
7.新座市の旅
●新座栄
と言いながら、予めルートを決めていたので、それに従い泉33系統で先に進む。付近の局を押さえたいので、都民農園バス停で降りて新座市を行くことにした。ここまで来るとさすがにどちらまでとは聞かれなくなった。運賃体系として都区内の220円が適用されるからである。
都民農園バス停で降りて、さっき曲がった交差点を直進する。2つ目の交差点(ジョナサンが目印)を左に入り、都県境を越え400m進むと栄局があった。意外に遠かったな。
【新座栄局】
ここからは天沼マーケットバス停が近いので、そちらに行く。来た道を戻り大泉学園通りを下り、さっき通り過ぎたバス停へ。ここからは吉61-1系統の吉祥寺駅行きに乗れる。2つ目のバス停大泉風致地区からは大泉学園局が近いのだが、結局手前で時間切れとなってしまった。その先は大泉局も近いのだが。ということで本日はこれで終了。終点の吉祥寺駅まで行くことにした。
【練馬大泉学園局は間に合わなかった また今度】
8.おわりに
今日の成果は、東京都:9、埼玉県:3、ティッシュ:1。ちなみに、事前の想定では11局。長久保まで行ける予想であったが、それより1局多く行くことができた。ちょっと埼玉県に足を伸ばしたのは余計だった気もするが、埼玉県の訪問局の少なさや、今後の効率を考えて素通りする訳にもいかないという判断である。なお、和光市は残り1局になった。
そう言えば、西武バスについてはかなり前に次回予告みたいな事を書いておきながら、随分と放置していたな。すみません、いろいろ都合がありまして。
ところが、問題が発覚した。いつものようにデータ入力していると、訪問済み局に行った可能性が(オートコンプリートで表示された)。実は、最初に訪れた光が丘団地内局は訪問済みだったことが判明した!またやってしまったか。ダブりはギルティーですよ(T-T)
ともかく、これでやっと練馬区内の残り局を考慮できる。と言うことで、残り局のチェックをしたのだが、数が合わない?残20局のはずが未訪問局をカウントすると21局になる??ということで再調査。その結果もう1局ダブっていることが判明した(>_<) 残り20局までは残り局を考慮しないなんて調子こいて見事に失敗したパターンですね(猛省)。これで、残り局は完全チェックできたので、もうダブりはないはず(練馬区に関しては)。
とまあ、油断すると大変ですよ、という教訓を残し、今回の都区内の旅は終わった。次回はどうしようか。そろそろ東の方(東武バスエリア)に行こうかな。夏場はあまり歩き回ると熱中症の危険があるので、移動距離の短いバスがありがたい。
“西武バスで行く練馬区、杉並区、埼玉県の旅” への1件の返信