豊橋鉄道東田本線(豊橋市内線)の旅完結編

0.はじめに

ここ10年以上の傾向として、帰省するときは青春18きっぷで移動することが習慣になっている。せっかくなので、今回もどこか途中で降りて郵便局を回ることにした。実は、東海道本線を地道に下って沿線局を訪問する旅も続けているのであるが、帰省の重い荷物を担いで乗り降りするのはかなり辛かった(過去形)。斤量が重いと行動も鈍くなるものである。さて、今回はどうしようか。そうだ、豊橋鉄道東田本線(以下、豊橋市内線とする)の沿線は、終点手前の競輪場前電停までしか到達できていなかった。わざわざ、終点の赤岩口まで行くために旅行をプランニングするのは効率が悪い。しかし、途中下車して市内電車に乗るぐらいなら良かろう。ちなみに、豊橋市内を攻略するのであれば、豊鉄バスの1日乗車券、豊橋鉄道(渥美線、市内線)と豊鉄バスの1日乗車券(いこまい豊橋 電車・バス1日フリー乗車券)というのもあるが、それはそのうち考えるとしよう。

なお、その手前の井原電停と、そこから分岐する運動公園前電停の付近には郵便局がないことは確認済みである。

1.プランニング

朝関東を出発し、東海道本線を下ってゆく。途中浜松で某魚のパイを買ったりしても(実家からのリクエストである)豊橋駅には14時頃には到着できるはず。そこから豊橋市内線で終点の赤岩口電停まで往復しても、名古屋には17時前に到着できる。たまには、東海道線を下っていこうかと思ったのだが、やはり時間がかかりすぎるので名古屋から近鉄特急に乗る方が結局早く行けることに気付いた。

途中立ち寄る(?)のが豊橋市内線の赤岩口だけというなんとも贅沢な行程である。ついでに豊鉄バスに乗ればいいのでは?いや、そうなるとバス向けのプランニングが必要になるし、1日乗車券の都合からバスオンリーの方が効率が良い。鉄道線、軌道線の沿線はほぼ回ってしまったので。

2.豊橋へ

青春18きっぷを握りしめ東海道本線を西下する。当然のように熱海発静岡行きの普通列車から華麗に興津作戦を決め、浜松駅で途中下車する。ここでの用事はウナギの夜のお菓子を買い求めることのみ。なかなか面倒な行程だが、結構家人には評判が良いのである。なお、ししょーが大好きな静岡名物黒はんぺんは早々に否定された(´・д・`)ここで昼ご飯にしてもいいのだが、ここのそば屋さんも飽きてきたな、ということで豊橋駅まで移動することに。最近は、豊橋駅構内のラーメンにハマってるので、そちらを選ぶことにした。到着予定時刻は14時前ぐらい。ゴール(おうち)への到着時間を考えると、名古屋駅には17時ぐらいまでには到達していることが望ましい。それを過ぎると夕食の時間が遅くなってしまう(一人だけ)。市内電車往復なら、それほどかからないはず。

3.豊橋鉄道市内線の旅

豊橋駅に到着した。さて、この荷物をコインロッカーに預けるか?いや、どうせ1局ぐらいだからいいだろ、電車もそんなに混まないだろうし。とそのままカバンを持ったまま駅前電停に向かう。しかし、妙に重い気がする。そんなに変なものは入れてないはずだが。さて、のりばに到着すると、時刻表の上に何か貼ってある。特別ダイヤ?いや、よく見ると削減ダイヤと書いてある。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、通常運行に必要な乗務員の確保が困難となったため、12月15日(木)から市内線の運行ダイヤを変更いたします。だとう!?ああ、運転間隔が10分おきになっている。そして、それは赤岩口行きと運動公園前行きに振り分けられる。つまり、赤岩口行きは20分おきの運転になるということ。これは少しインパクトがあるな。

豊橋駅前案内板
【路面電車(市電)???? 市内電車=>市電なのか?】

豊橋鉄道市内線のりば
【市内電車のりば】

市内電車時刻表
【時刻表の上に何やら貼ってある】

駅前電停
【駅前電停 豊橋駅前ではなくあくまで”駅前”である】

●豊橋井原
まあ、悩んでも仕方ないので、次の赤岩口行き電車で井原局に向かう。最寄りの電停は井原ではなく、終点の赤岩口である。この赤岩口という名前についてだが、ナントカ口と着く駅名は、その地域の最寄りではなく、その地域への入口(アプローチ)ですよ、という意味合いがある。そして、赤岩はどこにあるかというと、ここから1.5kmほど東にある多米町赤岩山の辺りを指しているものと思われる。もっとも、今回の局巡りとは何の関係もないので、深く追求することはないけど。

豊橋市内線電車3500型
【豊橋鉄道 豊橋市内線 3500形】

市内電車に乗って終点の赤岩口電停まで移動する。今回は往復するだけなので1日乗車券を買うまでもない。市内電車はmanacaをはじめとした交通系ICカードに対応している。じゃあ、PASMOにしよう。入口で運賃箱の上のカードリーダーにPASMOをタッチする。ちなみに運賃は1乗車180円。つまり距離にかかわらず同じということになる。

終点の赤岩口電停に着いた。郵便局は電停より手前の南側にある。電停から道路を越えて南側の歩道に出る。あ、手前側(西側)からも出られたのか。しかしそっちに行くと乗車する人をかき分けて通ることになる。電停から130mほど戻ったところに井原局があった。無事に入金を済ませ、今日の予定は終わった。

豊橋井原局
【豊橋井原局】

豊橋市内線赤岩口車庫
【豊橋鉄道 赤岩口車庫】

4.おわりに

味玉鶏白湯ラーメン豊橋駅に帰ってきた。今日の成果は、言うまでもなく愛知県:1。まあ、旅の途中に立ち寄ったと考えれば、それほど無駄な行程でもないだろう。ここからは新快速の大垣行きで東海道本線を下っていく。豊橋からは快速区間に入るので、それまでのイライラが嘘のように快適に進む。あ、その前にラーメン食べないと。ここまで昼ご飯を我慢してきたのはそのためだぞ(そうなの?)。
豊橋市内局については、まだまだ道半ばと言ったところ。まだ半分も行ってないので。しかも、この後は確実に豊鉄バスの旅になる。と言うことは優先度は相当に下がる。いつになるのやら。ではみな様、よいお年を。

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