年の瀬ですねえ。年末年始の予定を考えたり、休暇を職場と交渉したり、現場の業務に追われたりしていて、大事なニュースが流れていたのに気付くのが遅れました。
一部報道によれば、郵便料金が早ければ来年の秋頃に値上げされるようです。ハガキは現行の63円から85円(+22円)、封書(25グラム以下)は現行の84円から110円(+26円)になるとのこと。
そうですね、昨今の事情を考えればやむを得ないことなのでしょうか。ネットが普及し、ハガキや封書を出すこともだいぶ減りました。懸賞だって昔はハガキに応募券を貼って住所とか名前とか書いてましたけど、今はネットの申し込みフォームやスマホのQRコードから応募できますし、電子メールのおかげで封筒に申込用紙などを入れて送ることもほぼなくなりました。ハガキを出す場面としては年賀状と一部懸賞(応募ハガキが付いてくるやつ)ぐらいですし、封書も年末調整か(控除証明書は原本が必要なので)ふるさと納税のワンストップ特例制度の依頼で使う程度になりました。
しかしこういうものの常として、収益をカバーするために値上げをしても、さらに客離れが加速して余計利益が減る構図が見えてしまうのですが。少なくとも年賀状はお値段据え置きにしないと、みんなSNSに移っちゃうぞ。ネットが使えないお年寄りの数は今後ますます減少することが予想されますし。
まあ、結論としては社会インフラを民営化して営利企業にすると失敗するぞということですかね。NTT然り、JR然り、一部地域の上水道とかも。まさか、郵便制度がなくなることはないとは思いますけど、そのうちとても高級な人たちの特権になる可能性はあるでしょうね。
こういう失敗を経て、また郵政事業が国営に戻るならそれはそれでいいのかもしれません。そもそも社会インフラに利益を求めるのはどうかと思うのですが。国鉄末期には累積赤字がどうだの、特定地方交通線何とかみたいな話がありましたけど、世間が社会インフラとして捉えていれば悲惨な事態にならずに済んだと思うのですが。まあ、JRになって駅員や乗務員の態度は改善されましたけど( ^_^)
ししょーが郵便局に入っても、ほとんど貯金窓口に行くので関係ないように思われますが、実はたまには郵便窓口にも出向いて切手を買うこともあるんですよ。昔は(ししょーが幼い頃は)ハガキが30円とか封書が60円とかそんな価格でした。消費税(3%)導入時の値上げでもハガキ41円、封書62円だったのに。切手を買う度になんか高えなと思います。電子マネーが使えるようになったのはありがたいですけど。
値上げは仕方ないんでしょうけど、その後利益が上向くか緊張感をもって注視したいと思います。某鶏の唐揚げ屋さんみたいに希少性があれば強気の値上げも問題ないと思うのですが、どうなるんでしょうね。
“郵便料金30年ぶりの値上げ” への1件の返信