山形・福島・茨城の旅2021

0.はじめに

普段休みを取ることは難しいが、大型連休に入りようやく調子が出てきた。今回も、なかなか使う機会がなかった例の株主優待券を使うことにした。途中下車できるきっぷなので平日はもちろん降りて郵便局を回る。効果の薄い緊急事態宣言は百害あって一利なし、言い訳程度のマンボウがどうとか、そんなものは時代遅れですよ。

1.プランニング

今回も旅行貯金のための旅ではなく、普通の旅の途中で時間があれば局に立ち寄るスタイルである。ちなみに、行程としては中央線の特急で松本へ、そこから長野に進み、日本海側へ抜ける。長野から直江津までは2つの第3セクター鉄道があるが、規則上両方に乗れないので(近隣以外からの直通は認められていない)、長野から新幹線に乗り、途中から第3セクターのえちごトキめき鉄道で直江津へ。直江津から新潟へ進み、新潟からは米沢へ直通する快速で米沢へ。仙台はヤヴァイので福島に降りて、郡山から磐越東線で日本海側のいわきへ抜ける。あとは、ただ東京に向かって南下するだけの旅である。

今回の日程では2日目の新潟から平日に入るので、そのうち営業時間の9時~16時に当たるポイントとしては、米沢、福島、いわき、勝田の4カ所が該当する。今回も局めぐりを想定してある程度余裕を持たせたわけであるが。

2.2日目(米沢)

●米沢大門、米沢丸の内、米沢駅前
米沢に着いた。米坂線からのアプローチはかなりヤバいな。さて、米沢駅は市街地から離れている。駅の西側には最上川が流れており、800mほど先の対岸に市街地がある。これを歩くのはちょっとつらいが仕方ない。乗り換え時間を見ながら川を渡る。

西口からまっすぐの方向に進み、最上川に架かる相生橋を越えて約1.4キロ進む。妙円寺を過ぎて2つ目の道を左に入り、さらに250m進むと大門局があった。いつもながら、地方では移動距離が長くなる。

米沢大門局
【米沢大門局】

大門局の前の道を北に上がり、450mほど進んで平和通りを西に入る。400mほど進むと左側に丸の内局があった。ここの局名印は通常のものと文字入りが5種類!うーん、こういう時は5種類押してもらう。ということで追加の入金票と100円玉を出す。さすがに500円入金するとティッシュがもらえた。

米沢丸の内局
【米沢丸の内局】

米沢丸の内局スタンプ
【丸の内局のスタンプ ちなみに、上から『上杉神社参拝記念』『なせばなる・・上杉鷹山』『米沢織と米沢牛の町』『上杉の城下町』『おしょうしな!』と書いている】

なお、補足するとなせばなるというのは『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬ成りけり』という上杉鷹山の名言である。意味は、何でもやろうと思えばできる、できないというのはできないからでなくやろうとしないからである、というありがたいお言葉である。『おしょうしな』は山形地方の言葉でありがとうという意味である。

駅から随分と離れてしまった。電車を逃すと大変なので(リカバーできない訳ではないが)、戻ることにした。平和通りを駅に向かって移動する。先ほどの道だけでなく、こちらの道も駅前に続いている。川を渡ってさらに進みトータルで1.6キロほど移動すると、駅前に出る。その手前の右側に米沢駅前局があった。駅から立ち寄るならここが限界だろうな。ここのスタンプも通常のものと文字入りが3種類。米沢の特産品を表す『米沢のABC』なるものがあるとかで、その3つらしい。と言うわけでまたしても入金票とお金を追加する。ここではティッシュをはさんでくれた。

住之江橋
【最上川にかかる住之江橋 長い】

米沢駅前局
【米沢駅前局】

番号札
【番号札 ごく稀にレシートじゃなくてこういうのが使われている】

米沢駅前局スタンプ
【米沢駅前局スタンプ A=Apple(りんご)、B=Beef(牛肉)、C=Carp(鯉)】

米沢のABC
【つまりこういうことです】

3.2日目(福島)

●福島三河町、福島県庁内、福島新浜町
米沢を出て、山深い地域を抜けて福島に着いた。新幹線ならもっと早い、いや途中駅に停まらない。まあ、特急だからな。福島は以前訪問したが、駅から行ける範囲で時間の都合で省いた局があったので、今回はそれを拾うことにした。

福島駅ももりん
【福島市のアイドル?ももりん】

駅の西口を出て、広い通りを北に進む。約300mほど進んで商工中金のある角を左に入ると三河町局があった。ここでもティッシュをゲットできた。「普通のスタンプですみません」と言われてしまう。まあ、米沢のスタンプはインパクトがあったからな(^_^;)

福島三河町局
【福島三河町局】

広い道に戻って南へ進む。500mほど進んで太田町交差点を東へ。正面を見ると東北本線の線路が(もちろん地上である)。越えられるかな、と思いつつ進むと陸橋があった。陸橋に上がって線路を越えてさらに進む。南側に渡りたいんだが、と思いつつ歩いていると、地下道があった。おお、エスカレータがある。ここを降りよう。太田町交差点から約1キロほど進んで来て、福島警察署前交差点を南に進むと、正面に福島県庁が見える。おのれ、オリンピックめ、こんな所まで来おったか。そう言えば復興五輪などといってソフトボールをやるとか何とか言ってたな。さて、県庁に入り、向かって右の通路を進むと福島県庁内局があった。県庁内局らしく表示は地味で分かりにくい。近くに中町局があるがそちらは訪問済みである。

地下道エスカレーター
【大町地下道 県庁と書いてるからこっちなんだろう】

県庁前地下歩道
【ダンジョンへの入口?】

福島県庁
【福島県庁 こんなところまでオリンピックの魔手が】

アルコール消毒液と体温計
【庁舎入口のアルコール液と体温計】

福島県庁内局
【福島県庁内局 案内表示が不親切なのは官公庁あるある】

結構歩いたな。前回の残りを拾う旅だからある程度覚悟はしていたが。県庁正面の県庁通りを北上する。約1キロほど進み、宮下町のバス停を過ぎて次の交差点を右に入ると新浜町局があった。ここでは「気を付けて行かれてください」と声をかけていただく。ありがとうございます。こんな時代背景でも頑張っております。

福島新浜町局
【福島新浜町局】

お客さまへご協力のお願い
【ソーシャルディスタンスのお願いと思ったらパディングだった】

ここから駅に戻るには。局の前の道を西に進み、国道13号線を南に進む。東北本線が見えるので、線路に近い県道3号線を南へ進む。新浜町局から駅まで1.2キロ。これだけ歩けば今日の運動は十分だろう。歩数計を見ると16000歩。いい運動にはなったけど。

福島交通バスロケ跡
【福島交通のバスロケーションの痕跡 システム更新されず廃止された(T_T)】

4.3日目(いわき)

●いわき(いわき店)、平新川町、平柳町
いわき駅の南口を出て正面の道を東に進む。実際には駅前通に面したホテルからのスタートである。地図によるとイトーヨーカ堂があるはずだが、そこにある建物は解体中?どうやらなくなったらしい。そこを過ぎて、高架道路をくぐって右に曲がる。さらに300mほど進むといわき局があった。これは、緑の看板。ということはゆうちょ銀行か。ホテルからの始動なので、ロケットスタート成功である。中に入るとやはり行員さんがいる。入金票を書いて番号札を取ろうとすると、その行員さんが札をくれた。ありがてえ?ここでは、「ゆうちょ銀行のスタンプになりますがよろしいですか?」と尋ねられる。はい、それでよかとです。ここの番号札(受付後にもらえるやつ)はいつもより小さい。

いわき局
【いわき局】

常磐交通本局前バス停
【せっかく目の前にバス停があるがこのダイヤでは】

ますますくん(いわき)
【久々に見たますますくん なお上にフタがしてある模様】

局前の道を南に進み、正内町交差点を右へ、300mほど先の新川町交差点を右に入ると新川町局があった。いわきではなく平なのは、かつてここが平市であった名残だろう。ここでもティッシュをはさんでくれた。「お気を付けてどうぞ」と声をかけていただく。ありがとうございます。

平新川町局
【平新川町局】

時間的にもう少し行けそうか?局前の道を北に進み、常磐線の踏切(大工町踏切)を越えて800mほど進む。右に寺が見えるはずだが、墓地らしきものが見える。これだろうと、そこの角を左に入り150mほど進むと柳町局があった。列車の時間もあるので、局前の道を南へ進みいわき駅の北口に戻る。あ、お土産買わないと。

大工町踏切
【常磐線大工町踏切 交流区間しか走らない交直両用車】

平柳町局
【平柳町局】

柳町局の掲示板
【来てほしいんだな?来てほしいんだな?!】

5.3日目(勝田)

●勝田堀口、勝田東大島、ひたちなか
常磐線を戻る。水戸は以前に訪問したので、今回は手前の勝田で降りることにした。西口を出て線路沿いの道路を南へ進む。本町交差点を右に進む。今回は地図を用意したのだが、なんだか遠いな。と思ったら縮尺が違ってた。想定よりも縮尺が小さい。本町交差点から1キロほど進んだところに堀口局があった。結構遠いな。しかし、バスは1時間に1本で待つわけにもいかない。仕方なく戻る。

勝田堀口局
【勝田堀口局】

勝田堀口局入口
【マスクの着用にご協力ください】

駅に戻って東口へ抜けて、勝田駅入口交差点を北に進む。約1キロほど進んで大島陸橋東交差点を右に進むと東大島局があった。ここでもティッシュもらえた!

勝田駅東口モニュメント
【勝田駅東口のモニュメント 圧倒的既視感!】

勝田東大島局
【勝田東大島局】

えーと、次は、局前の道をさらに東へ進み、東大島4丁目交差点を南へ進む。そこから800mほど進んで東石川1丁目交差点を右に曲がり、200mほど先の水戸信金を左に入るとひたちなか局が見えた。さすが本局だけあって5人待ち。その割にはかなり早めに順番が来た。

ひたちなか局案内
【ひたちなか局はこっちか】

ひたちなか局
【ひたちなか局】

今回は、いつもよりも移動距離が長かったような気がする(地図の縮尺を間違えたからだよ)。バスの本数も十分でないので、利用するのも難しかった。まあ、効率とかは考えず行けるところに行くという旅行貯金の本来の姿に立ち返ったので、局数が少なくなったのは仕方ないところだろう。

6.おわりに

今回の成果は、山形県:3、福島県:6、茨城県:3、ティッシュ2個!この辺りを本気で回ろうとすると車必須なので、ししょーはあまり深入りしないだろうな。できないというのが正しいかもしれないが。とりあえず線路沿いに回ることしかできないけれど、それでも遠隔地だと結構厳しいな。青春18きっぷに限らず、小さな旅ホリデー・パスなども駆使すれば割合回れるはずである。

世は、緊急事態宣言、まん防、なんだか騒がしいが、これからもししょーは日本の経済と観光業を守るために、戦い続けることを誓います。でも、次は夏休みまで何もできそうにないな。サイトの更新も滞っているので、まずはそちらから片付けるとするか。

最後にこんな時期にもかかわらず、親切にご対応いただいた局員の皆様にこの場を借りて、再度お礼をさせてください。本当にありがとうございました。

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