宇部市(山口県)の旅

0.はじめに

お盆の季節になりました(変な日本語)。そろそろ世間も落ち着いてきたし(?)飛行機に乗りたくなってきた。それでどこへ行くか?北海道でもいいんだけど、前から気になっている場所があるのだ。それは山口県の宇部市。宇部と言えば宇部興産、そして日本一の私道宇部興産専用道路、とかが有名らしいが、ここにはなんと空港があるのだ。それになんと市バスもある。

よく考えたら山口県は初めてだったな(もちろん旅行貯金でという意味である)。新幹線なら岩国とか山口市とか下関とかに上陸するんだろうけど、飛行機だと宇部になるのか。まあ、山口宇部空港にはスターフライヤー(SFJ)が就航してるのでそれもあるけど。

1.プランニング

場所が場所だけにさすがに前泊とした。以前は右にバナーを貼っているじゃらんパックを利用したこともあるけど、今回は貯まりに貯まった青マイルを消化するためANAから購入しないといけないのだ。それを考慮すると、ANA公式と楽○トラベルで買った方が安くなる。山口宇部空港から市バスで市街地(宇部新川駅)に移動して宿泊。翌日は朝から市バスで市内を回る。市街地から空港までは比較的近いので、16時過ぎに宇部新川駅を出れば18時までには宇部を出られるだろう。と思ったのだが、バスの本数が少ないので僻地からの移動に不安がある。結局東京行きの最終便を取ることにした。

そこまではそれほど悩むこともなく決められた。しかし、しかしだ。宇部には市バスがある。そして、1日乗車券もある(2022年3月よりICカード導入)。それだけの情報で目的地を決めたのだが、よく考えたらどこに行けばいいのか分からない。ここは真面目に宇部市バスのリサーチを行うことにした。

宇部市バス(宇部市交通局)は、1944年12月宇部鉄道(現在のJR宇部線、小野田線)が国有化されたことに伴い、その路線バス部門を宇部市が譲り受けたことにより発足した。。。それはいいや。企業体としての規模(バス保有台数、路線総延長など)を考えると、だいたい神戸電鉄バスに近い気がする(分かりにくい例えで申し訳ない)。正確には、阪急バス唐櫃営業所に主要路線を譲渡する前の規模ぐらいとなる(さらに分かりにくい例えで申し訳ない)。主要ターミナルは宇部新川駅、新山口駅など。肝心の1日乗車券の適用範囲はと言うと宇部市内路線ほぼ全域となっている。と言うことは宇部市内しか回れないことに気付く(新山口駅はもちろん山口市である)。

過去のバス旅では、まず鉄道線で回れるところを回り、それ以外の場所をバスで拾う形であった。旭川市では主要バス系統に沿って回ったけれど。さて、今回は。プロセスとしては、まずバス路線(宇部市バス)に近い局をピックアップした。宇部市内には他にもサンデンバス、船木鉄道バスが走っているが、それは考えないものとする。そして、宇部新川駅を基点として沿線に郵便局の多そうな系統に乗ることにしたのであった。宇部市バスの主要系統にはアルファベット(N、W、E)と1ケタの数字が付いている。主要系統と言っても大都市と違い、本数は多くて1時間に3本程度。うーん少ない!系統単位で考えると心許ないので、トータル便数の多い区間を進むことにした。かの戦国武将毛利元就が死の間際に3人の息子に遺したとされる「1本の矢はたやすく折れるが3本束ねると折ることは難しい」という逸話に因んでこの作戦を、いや止めとこう。とにかく、便数の多い、かつ郵便局が沿線にある区間を選んで進むことにした。

1日乗車券についてだが、有効範囲は宇部市内の交通局(市バス)の運行区間となっている。特急便(新山口駅方面)の常盤駅入口まで、新山口線の東岐波商業団地前、日の山園、ミスターマックス宇部店まで、小野線の瀬戸まで、小野田線の上梅田まで、西ヶ丘・日赤線の馬渡橋までが範囲となる。そんな端まで行く余裕はないと思うけど。今回の利用区間は、以下とした。
・宇部新川駅~宇部興産中央病院~岐波
・常盤町二丁目~宇部新川駅~新地/ゆめタウン宇部~宇部駅
・宇部新川駅~八幡宮/あすとぴあ~交通局
おそらく全部回ることは不可能だろうけど、複数の系統が走る区間としてはこんなものだろう。

宇部市一日乗車券
【宇部市交通局 一日乗車券と整理券】

それと、1日乗車券の適用日は基本的に土休日、その他バスの日(9月20日)、春休み、夏休み、冬休み期間となっている。春休みでもよかったのか。しかし、休暇を取れる期間を考えるとどうしてもこの時期になってしまう。

普通に考えれば、まずはJRで回れそうな所を回って、バス利用はその後では?という疑問が湧くと思うが。まあ、なんだな、一つのゲームみたいなものだろうか。ちなみに宇部市内にはJR宇部線(岐波~宇部間)、小野田線(居能~長門長沢間)、山陽本線(厚東、宇部)の各駅がある。

2.宇部市内局攻略について

せっかく、宇部市バスや宇部市内局について色々調べたので、その成果を少し述べることにする。

ある程度の大きさを持つ地域では、公共交通機関で行けない場所もあるが、宇部市に関してはほぼ宇部市バスで行くことができる。便数は少ないので、場所によっては攻略が難しいところもあるが。市の北西部には市バスの通らない地域があるが、そこでは船木鉄道バスが使えるためアクセスに困ることはない。かつて船木鉄道が走っていた沿線にある局のうち、船木局は宇部新川駅から宇部市役所線の終点船木バス停で(一番近いのはくすのき号の学びの森くすのきバス停)、万倉、東吉部の局は船木バス停から瀬戸行きのくすのき号に乗り換えれば行ける。

以前は、桃山線という常盤町二丁目~宇部新川駅~桃山中学間の系統があったのだが、2020年10月の系統改編で消えてしまったらしい。その系統の桃山バス停の近くに桃山簡易局があるのだが、今はおそらく黄幡公園前バス停か小串バス停が近いように見える。実は、マピオンなどのネット地図では未だに桃山バス停などが記載されているので、利用できるのかと期待したが、どうやら残像のようである

3.プランニング(その2)

そう言えば、一部のバス会社ではお盆期間のダイヤがある。その場合お盆期間は土休日ダイヤまたは特別ダイヤで運行される。宇部市はどうなんだろうか、と時刻表をチェックしようとすると、ん?「コロナウイルス感染拡大による特別ダイヤでの運行について」だと!?8月4日~10日の平日ダイヤを土曜ダイヤを基本とした特別ダイヤで運行するらしい。ということは、前に検討したダイヤが使えなくなる!その他、初めは宇部新川駅(駅に近い宇部新川駅前局)からスタートしようとしていたのだが、よく考えたら遠目の局からスタートした方が効率がいいのでは?

ということで、特別ダイヤを元に行程を再検討、さらにスタート地点を東岐波局(岐波バス停が近い)に変更した。で、またしても路線(区間)ごとの時刻表を一から見直すことにしたのであった。宇部市交通局は停留所の時刻表だけでなく、系統(区間)ごとの時刻表を公開している。なので、参照するのはもちろん路線別時刻表の方である。運転間隔が1時間レベルなので、行ったり来たりなどの技を駆使して、ベストっぽい行程をひねり出す。

はあ、疲れた。まず宇部新川駅を9時前に出発して、新山口駅方面に向かい、岐波バス停で降りる(一日乗車券の限界は隣の東岐波商業団地前orミスターマックス宇部店バス停である)。そこから宇部新川駅方面に戻りつつ、沿線局をチェック。宇部新川駅に着いたら、西の方(小野田駅、宇部駅方面)で回れそうな所をチェックする。

前提として、運転間隔もアレなので、バスの遅延はないものとする。ということで行程を完全に固定して(宇部新川駅~松山町二丁目間は本数が多いので、柔軟に対応)プランを決めた。何かトラブルがなければ11局は回れるはず。

4.プロローグ

ということで、久々の飛行機だ。羽田空港にやって来た。えーと、ANAは第2ターミナルだったな。いざ、山口に向けてテイクオフ!あ、アイスコーヒーください。ミルクとシロップは使うに決まってんだろうが(そんな言葉遣いはしてない)。

搭乗口案内
【搭乗口の案内板 67Aって一番遠いじゃないか】

アイスコーヒー
【アイスコーヒー】

無事に山口は宇部空港に到着した。ん?なんか街中エヴァだらけ?ししょーはエヴァ見てないのだ。なぜって、トップをねらえ!全話見て庵野に失望したから(スレたアニヲタ感)。

まちじゅうエヴァンゲリオン
【街中エヴァンゲリオン なお街中の範囲は不明】

エヴァンゲリオンのキャラクター
【エヴァンゲリオンのなんか主要キャラなんですか?】

まあ、それはともかく宇部市バスの急行バスで宇部新川駅に向かう。宇部市の中心地が宇部駅ではなく宇部新川駅周辺であることを見抜いたししょーの眼力は評価に値する??まあ、冗談はさておき、宇部新川駅前の新川営業所(販売窓口)で1日乗車券を買い求める。1日乗車券の発売箇所は、紙券については交通局、新川営業所(宇部新川駅前)、ゆめタウン宇部とバス車内である。しかし、ICカード(ICOCA)の導入により手持ちのICカード(全国共通の10種カード)に載せることができるようになった。つまり、バス車内で買うことができる。その点は便利になったと思う。が、ふとししょーは長年の経験から思った。たいていのバス会社は紙券からICカードにシフトすると紙券が廃止になる。なので、紙券がなくなる前に買おう!というマニア根性が働いて紙券を購入したのであった。せっかくICOCAを用意したのに。

宇部市バス 急行宇部新川駅行き
【宇部市バス 急行宇部新川駅行き】

一日乗車券とICOCA
【宇部市バス一日乗車券とICOCA(旧版)】

いつものせっと
【一応いつものセット】

5.宇部市の旅

さて翌日。宇部新川駅前に来た。前泊のおかげで8時半には着くことができた。ここから新山口駅方面行きのバスに乗るわけだが。来たバスは高速バスタイプ。この時点でおかしいと気付かないのは浮かれていたからだろうか。「このバスは新山口駅行き特急バスです。途中停まります停留所は・・・」しまった!これは特急バスだった!時刻表を見直すと乗ろうとしたバスの5分前に新山口駅方面の特急バスが出るのだった。田舎だし来たバスに乗ればいいやと思っていたししょーに宇部市からのあいさつ代わりの一発が決まった所で、さてどうしようか?上に書いたように1日乗車券は特急バスの常盤駅入口バス停まで使える。その先は新山口駅までノンストップとなる。では常盤駅入口まで行くか。それも失敗であった。常盤駅入口バス停は、おそらく誤乗防止のため特急バスとその他バスののりばが分かれている。とにかくバスを降りて、停留所の表示を見ると特急バスの時刻しか書いてない。そこで分設バス停に気付く(ここまでは正解)。交差点を過ぎて止まったから、一般バスののりばも交差点の先にあるはず(これは不正解)。ということで見事2択を外し、本来乗るべきE5系統サンパークあじす行きを逃す。

ホテルの朝食
【朝ごはん いつものバイキングではなかった】

宇部港駅跡
【JR貨物宇部港駅跡 もう面影もない】

宇部市バス 特急バス
【宇部市バス 特急バス(新山口駅行き)】

どうしようかな。平日ダイヤなら便数がまあまああるので挽回はできただろう。だが、今はコロナ特別ダイヤ期間で土休日並みに本数が少ない。ということで、次のE9系統新山口駅行き(どうでもいいが東岐波商業団地前経由である)に乗り、宇部興産中央病院バス停まで移動する。

●宇部吉田
宇部興産中央病院バス停に到着した。ここは上下線とも病院前ののりばにバスが入る。横断歩道に沿って病院の外に出て、国道190号線を右方向に進むと吉田局があった。

宇部興産中央病院
【宇部興産中央病院】

宇部吉田局
【宇部吉田局】

●宇部則貞
このダイヤでは予定より早く進むことはできないだろう。と病院前ののりばで次に乗る予定のE9系統宇部新川駅行きを待つ。病院の中で休めないかなと思ったが、入口にはアルコールを持った門番(?)がいる。気軽に入れる感じがしないので、暑いバスのりばで待つことにした。

宇部興産中央病院バス停
【宇部興産中央病院バス停】

宇部興産中央病院バス停案内板
【バス停の案内板 発車案内以外の表示もできる】

E9系統で則貞バス停まで移動する。バスを降りると右前方に則貞局が見えた。目の前の横断歩道を渡り左側に進む。アルボースの消毒液と自動噴霧器が並べて置いてある。自動噴霧器は出ないようだ。ここではスタンプが2種類ある。ということは、当然両方お願いすることに。

資さんうどん
【あ、秘密のケ○ミンSHOWで見たやつだ】

宇部則貞局
【宇部則貞局】

●床波
次はE1系統の床波経由宇部興産中央病院行きのバスに乗る。実は行程のネックになったのがこの床波経由のバスなのであった。今村経由の宇部興産中央病院・新山口駅方面に比べて本数がかなり少ない。先回りできない理由もこれである。

床波バス停で降りる。200mほど前方に進むと左側に床波局があった。実はJR宇部線の床波駅も近いのだが、今回はバスの旅なので。ここで、新川駅で買った1本目のスポーツドリンクがなくなる。付近の販売機で2本目を購入。

床波局
【床波局】

床波経由のバスを利用したが、後から見ると国道190号線を走るバスの今村バス停からでも400m程度の距離であった。意外と近いことに気付く。床波経由にこだわることもなかった?

JR床波駅
【JR宇部線 床波駅】

床波駅運賃表
【この辺りは大都市近郊区間ではないので、近距離(100キロ以内)きっぷのみ発売される】

●宇部岬
次のバスはE2系統のフジグラン宇部経由の宇部新川行き。恩田バス停から国道190号線を南に外れ、空港通、フジグラン宇部を回って松山町二丁目バス停に戻る系統である。ということは途中経由する松山町五丁目バス停から岬局に行ける。ここは前回からの変更点である。

宇部市バス車内
【これはクマ?】

松山町五丁目バス停で降りる。バス停後方の交差点を左に入り、約200mほど進むと岬局があった。ここもJR宇部線の宇部岬駅から近いのだが、今日はバスの旅なので。ここでもスタンプは2種類あるようだ。では、両方押してください。入金票と100円玉を追加する。

宇部岬局
【宇部岬局】

JR宇部岬駅
【JR宇部線 宇部岬駅】

●宇部明治
本数が少ないのにたまたま来たバスの経路で降りるバス停を決めていいのか?大丈夫!フジグラン宇部からはE2系統の他に八王子から来る宇部駅方面のW3、W5系統、小羽山経由交通局行きの52系統も走っている。これらは全て宇部新川駅を経由する。

バス停に戻って次のバスを待つ。お昼を過ぎて気温は32度。天候は曇り。これなら何とかなりそう。風もあるのでそれほど暑さは感じない。宇部駅方面木田行きのW5系統で、松山町二丁目バス停まで移動する。バス停後方の松山二丁目交差点を西に入る。200mほど進んで、病院の手前の道を右に入って進む。次の角の右側に明治局があった。

宇部明治局
【宇部明治局】

ここでは、「結構回られてますね、次は錦ですか」とか「宇部市は初めてですか?」『実は山口県が初めてです(ししょー)』とか色々お話しさせていただいた。バスで回ってますというとさすがに驚かれた様子であった(それはそうだろう)。バスは少ないから大変でしょう。そうですね、完璧なプランで移動しております、とまでは言わなかったが。お忙しい中ありがとうございました。

●宇部錦
明治局の前の道を進み、突き当たりを右に進んで、1本東側の道をさらに進む。2つ目の広い道を右に進むと錦局があった。明治局からだいたい600mぐらい。ここもスタンプは2種類ある。なんか多くないか、このパターン。そしてここにもあった、「マスクの下はとびきりの笑顔です」。はい、ししょーもマスクの下は(ry

宇部錦局
【宇部錦局】

●宇部
表通り(松山通り/国道190号線)に出て、ここから比較的近い商工会議所前バス停に向かう。ここからは宇部新川駅方面に向かうので、来たバスに乗ればよい。と油断していたら、急に地元の人に話しかけられる。「あんた、宇部の人?(違います)」「よくバスに乗るの?(今日だけです)」「宇部市はコロナ感染者が多いんだよ(そうなんですね)」()内はししょーの返事である。あとは、高校野球(下関国際の話)とか奈良県の大和○大寺駅の事件とか(そーいや、あの人山口県出身だったな)とか色々話をした、というかおっちゃんがほぼ一方的に話していたけど。バスが来たので乗る。

E5系統宇部新川駅行きで常盤町一丁目バス停まで移動する。道路の向かいに宇部局が見えた。前方の交差点から道路を渡り、南へ進んで宇部局に入る。

宇部局
【宇部局】

番号札を引いて待つが、なかなか呼ばれない。こんな所で20分待ち。そんなに混まないだろうと1局5分程度で予定を組んでいたので、このタイムロスはかなり痛い。ここもスタンプは2種類ある。もしかして宇部市内局の方針なのか?ここでスポドリ2本目がなくなる。局内にジュースの自販機はあるが、スポドリも麦茶もない。新川駅で補充するか。

●宇部新川駅前
常盤町一丁目バス停からW7系統のゆめタウン宇部経由の宇部駅行きに乗る。この辺りは本数が多いので助かる。宇部新川駅前には予定より20分遅れて着いたが、時間調整を取っていて良かった。駅前広場の左側の道を進むと宇部新川駅前局があった。ここは、通常の局名入りと絵入りスタンプ2種類がある。地味に100円玉が減るな。でもティッシュをはさんでくれた。

常盤町一丁目バス停
【常盤町一丁目バス停】

宇部新川駅前局
【宇部新川駅前局】

JR宇部新川駅
【JR宇部線 宇部新川駅】

●宇部平原
宇部新川駅に戻ってきて、今度は西方向へ。ここからまた本数が減るので、事前に決めた行程通りにしか行けない。W5系統の木田行きに乗り、西中町バス停を過ぎて平原バス停まで移動する。途中の藤曲バス停から居能局にも行けるが、距離が遠いので(約500m)今回はパスとした。平原バス停を降りて、100mほど戻り横断歩道を渡る。平原局は道路の向かい側にある。ここにはウォーターサーバが置いてあったので、お水をいただく。

宇部平原局
【宇部平原局】

平原バス停ベンチ
【何があったんでしょうか(((;゚д゚)))】

船木鉄道バス
【船木鉄道バス(せんてつバス) 今日は乗らない】

●宇部助田
今度は道路を渡らずに100mほど西に移動し、平原バス停に戻る。ここからW7系統の常盤町二丁目行き(蛇足だが宇部駅発である)のバスに乗り、西中町バス停まで戻る。隣に(宇部駅方向)助田バス停があるが、助田局が近いのは西中町のほうである。バス停から戻って右の道を入り、100m進んだ突き当たりを右に進むと助田局があった。

宇部助田局
【宇部助田局】

例によって通帳を出すと、「他の局でもお聞きかと思いますが、」と局員さんに言われる。それってもしかして、やはりスタンプが2種類ある!そういう時は両方まるっと押しておくんなまし。というやり取りをする(5回目)。100円玉を多めに持ってきてよかったよ。保安検査の時面倒なので、いつものコインポケットは使わず、24枚入りのストックしか持ってこなかったが。

時刻は既に15時半を回っており、便数的にもこれ以上は無理なので、今日はこれで終了。こんな暑い所でバスを待つのもつらいので、間に合えば宇部駅行きのW1系統に乗って戻ろうかと思っていたのだが、ここに到着するバスも5分ほど遅れていた。さらに、この付近はなぜか道路幅が広いため、反対側に行くには歩行者用ボタンを押して待たなくてはならない。そして、やはり田舎なので歩行者の待ち時間が異常に長い。ということで、信号が変わる前に宇部駅行きのバスが走り去っていった。仕方なく50分ほど次のバスを待つ。次はW7系統の常盤町二丁目行きか。

まちじゅうエヴァンゲリオンバス【まちじゅうエヴァンゲリオンってこういうことだったのか?】

6.おわりに

今日の成果は、10局(山口県:10)、ティッシュ:0。うーん、いきなり宇部市の洗礼を浴びるとは。それに宇部市の傾向なのかスタンプを2種類配置している局が多かった。次回(もしあれば)100円玉は多めに持って行こう。ちなみに宇部市内局は全部で30局ある(うち簡易局は2)。まだ始まったばかりだ。いや、次があるかまだ分からないけど。バスについては本数が少ないが意外と遅延がある。途中のバス停だとだいたい5分前後は遅れるようだ。その辺りも考えて行程を考えないといけない。それと面白いのは、車内放送で「到着までおくつろぎください」と言うのだが、それほどの設備ではないな(コラ)。なお、桃山地区についてはバスの代わりにももやま号というコミュニティタクシー(乗り合いタクシー)が運行されているようである。中学校までは行かないが郵便局までは行ってくれるようだ。

まちじゅうエヴァンゲリオンのぼり
【こういうことらしい?】

W7系統の終点常盤町二丁目のバス停で降りる。一部で有名な話だが、宇部市の琴芝の宝くじ売り場(チャンスセンター)は、おそらく日本一1等が当たりやすい売り場と言われている。東京なんかで1等がよく出る売り場なんて言ってるが、発売枚数が多ければ当たりやすいのは当然のことである。そういう意味で琴芝のチャンスセンターは別格と言える。ならば行くしかないっしょ!

JR琴芝駅
【JR宇部線 琴芝駅 塩田川に面している】

だが、琴芝駅まで歩くもそれらしきものはない。だいたい宝くじ売り場は駅前にあるもんだ、という都会人の驕りが出てしまった。宇部市はどこまでも試練を与えますなあ(´・ω・`) 慌てて調べると、琴芝駅前ではなくて宇部局の西寄りの道沿いにあるらしい。そこはさっきバスを降りた辺りだぞ!また、バス通りに戻る。

やっと見つけた。これがあの奇跡の売り場か。普通の箱にしか見えないが、よく見ると後光が差しているような(それは熱中症の初期症状じゃないですか?)。とにかく、宝くじを買うことに。「すみません、宝くじの日記念ってやつをください」「レインボーくじもどうですか?」買ってしまった。うむむ、おばちゃん商売上手だな。なんか、あんた幸薄そうな顔してるね、ブフッ、って言われてるような気がした(被害妄想)。とにかく、宇部に来た目的は果たした(郵便局は?)。哀れなししょーに神のご加護がありますように。

宇部琴芝チャンスセンター
【宇部琴芝チャンスセンター】

ここは常盤町一丁目のバス停が近い。空港行きの急行バスも停まる。でも次の電車の方が早そうなので、また琴芝駅に戻る。ああ、ローカル線だなあ。当然無人駅である。きっぷの自販機があるのは救い。市バスではICOCAが使えるのに、こっちはICカード何それおいしいの?と言った状態。JRなのに。ICカードの乗車券化については話すと長くなるので省略する。

JR琴芝駅駅名標
【琴芝駅駅名標 西日本だなあ】

JR105系末期色
【普通 新山口行き 105系のいわゆる末期色】

乗車券と整理券
【乗車券と整理券】

草江駅に着いた。車内の運賃箱にきっぷと整理券を投入して降りる(もちろん無人駅である)。目の前の踏切を越えて南に進むと、空港入口の交差点が、そしてその先には空港が広がる。こうやって歩いて空港に入るのっておそらく初めてではないだろうか。いつもはリムジンバスでぐでーっとして「まもなく○○空港に到着します」のアナウンスにハッとするパターンが多いような。羽田や成田みたいに鉄道駅がターミナルビルにめり込んでる場合は、そんな感慨もない。

草江駅を出る105系
【草江駅を出る105系 空港連絡駅なのに無人】

空港入口交差点
【空港入口交差点から】

山口宇部空港
【山口宇部空港】

草江駅案内表示
【一応空港連絡駅としての意識はあるようだ】

ターミナルビルに入る。そこら辺にエヴァのキャラクターとか変なロボット(初号機というらしい)が展示されている。お土産を適当に物色し、ご飯にするか。あ、ココスが閉まってる!どうしようと思ったら、反対側のあす花亭は開いていた。よかった、羽田に着くのは夜10時くらいだからここでメシ食わないと。帰りはスターフライヤー便となる。チケットはANAだが(コードシェア便)。コーヒーをもらって、チョコ(カレ・ド・ショコラ)をかじって、寝るか。

山口宇部空港入口
【山口宇部空港×エヴァンゲリヨン】

初号機
【初号機だそうである(綾波レイ搭乗機)】

タリーズコーヒー
【タリーズコーヒーとカレ・ド・ショコラ】

羽田が近付いてきた。上空からでも丸く光るZOZOマリンスタジアムはよく見える。羽田空港に到着した。ここはタキシング(飛行機が地上を走ること)が異常に長い。21時30分頃に到着しますと言っても、それは着陸する時間であって降りられる時間ではない。そして、アナウンスが。「到着ロビーまではバスでご案内致します」

沖止めかーい!!(心の叫び)

ということで、タラップを降りバスに向かって走る。何とか座席を確保した。バスはどこだか分からない所を右へ左へ曲がって進む。さすがにししょーは鍛えてるので、こんなので酔ったりしないけど、あまり好きではない。ようやく到着ロビーに着いた。手荷物はないのでさっさと出る。いつもは1階のベンチで放心状態になるのだが、この時間だとそんな余裕はないのでとっとと地下1階へと移動する。では、おやすみなさい。

羽田空港バス
【羽田空港バス(構内移動用)】

“宇部市(山口県)の旅” への2件の返信

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