0.今回の旅についての説明
旅行貯金の訪問パターンとして王道(普通のやり方)は、旅行(移動)しながら途中の郵便局に立ち寄り入金すること。そして、イレギュラーなのは一定の地域にある局を全て回ること(イレギュラーって言っちゃった)。後者の場合、ししょーの作戦としてはまず効率の良い鉄道で回れる箇所を回り、それ以外の部分についてはバス路線などで補完するというのがパターンとなっている。これが適切かどうかは分からないけれど、それほど的外れな方法ではないと思っている。しかし、同時に問題点もある。それは、残った地域がとんでもなく離れてしまうこと、それを回収するのが一苦労と言うことである。今回は、そのようにして残ってしまった地域を拾う旅となった。初めからバスを使えばもう少し無駄なく回れそうだが、市街地のバスってやっぱりアテにならないんだよなあ(渋滞が多いから)。
1.はじめに
今まで東京の鉄道網に期待して効率よく回っていたつもりが、やはり中途半端な場所や僻地(区境付近など)が残ってしまう。残りわずかとなっている地域は、渋谷区、新宿区、文京区、豊島区など。それらの残り局を回ることにした。行程が非常に分かりづらくなってしまったが、途中の大移動は気にしないでいただきたい。これは回る人によって大きく変わる要素だと考えているので。
今回使用するのは、都営まるごときっぷ。東京都交通局の全線(上野動物園のモノレールは除く)が乗り放題のきっぷである。ただし、今回はおそらく都バスにしか乗らないから、都バス1日乗車券でよかったかも。でも、地下鉄に乗るかもしれないし。
2.渋谷区
●渋谷本町五
渋谷区最後の局は本町五局。どこにあるかというと中野区との境界に近い辺り。アクセス手段は、あった。渋谷区のコミュニティバスであるハチ公バス(春の小川コース)。春の小川(文部省唱歌)と言えば、かつて渋谷付近を流れていた(一応現存してるけど)渋谷川に由来するらしい。ちなみに担当は京王バスである。
まずは新宿から京王新線で初台に移動。初台駅を降りて、北口を出ると新国立劇場(初台駅入口)のバス停がある。京王バスのバス停はあるが、ハチ公バスの案内がない。と思ったら、そこから数メートル先に背の低いバス停があった。ハチ公バスのバス停って分かりにくいな。
【ハチ公バスのバス停 一般的なバス停よりも背が低い】
ハチ公バス(もちろんマイクロバス)に乗る。バスは新国立劇場を回り込んで広い道路に出て、大きい交差点の手前で狭い道へと入っていく(さすがコミュニティバス)。狭い道をしばらく進んで、本町幼稚園で降りる。手前の本町五丁目ではないので注意。路地を東へ進んで、やや広い道を右に進むと本町五局に到着。窓口では「ここだけ遠くて大変でしょう」と言われる。確かに車じゃないとアクセス困難なところです。
【渋谷本町五局 確かにここだけ離れている】
ハチ公バスで初台駅に戻るか。いや、時間がかかりそうだから笹塚駅で降りて、京王新線で新宿へ。
3.新宿区
新宿区はどこが残っているかというと、中野区との境界付近、そしてあまり乗りたくない(地下深いから)大江戸線の近く。
●新宿戸山
昔ながらのたたずまいを見せる新宿駅西口からようやく都バスの白11系統でまずは牛込柳町駅へ。大江戸線に乗りたくないのが分かるな。牛込柳町駅から橋63系統で新宿方面に向かい、国立国際医療研究センターで降りる。医療研修センターの隣の新宿戸山ハイツの一角にあるはずなんだけど、見つからない。地図を見ながら探すと表通りに近いところにあった。なんでマンションの端っこまで歩いたんだろう。
●新宿百人町、新宿小滝橋
さらに白11系統で終点の小滝橋車庫を目指す。大久保駅周辺までは訪問済みだが、その先は駅から遠すぎて断念したエリアである。終点の1つ手前の新宿消防署で降りて、消防署の横の道を上がると百人町郵便局があった。目の前には関東バスのバス停もあるが、関東バスは次の機会に利用したいと思う。杉並区、中野区では威力を発揮するはず。
小滝橋車庫まで歩き、高田馬場方面の道に出ると小滝橋局があった。ここも結構町外れ感のある場所だなあ。
4.文京区から新宿区
●文京目白台一
小滝橋車庫から上69系統で江戸川橋へ。さらに江戸川橋から先ほどの白61系統に乗り、目白台三丁目で降りる。目白台一局は通り沿いにあるのですぐに見つかる。局内には絵手紙が展示されている。こういう絵手紙なるものを時々見るけれど、ししょーは絵心が全くないのであまり興味が湧かない(ごめんなさい)。地域活動のツールとしてはいいと思いますけどね。
●文京目白台二
次の目白台二局までは歩くと400mぐらい。実は文京区のコミュニティバス(B-ぐる)が近くを走っているが、効率を考えると歩いた方が早いな。日本女子大学の脇の道を入り、表通りに出て目白台二局に到着。元の通りに戻って、どうも日本女子大バス停の方が近いのでそちらから白61系統に乗ることに。
●新宿下落合四
バスを聖母病院入口で降りる。これまた最寄りは手前の下落合四丁目ではないので注意。ここは特定局の割には随分大きい局だな。と思ったら元分室(新宿北局落合長崎分室)だったらしい。局員さんに「気をつけて回ってください」と声をかけられる。はい、がんばります。
5.豊島区
●上池袋
池65系統のバスに乗り、池袋駅へ。池袋駅東口から草63系統で浅草へ、と思ったけれどたぶん間に合わないので、沿線局を拾っていくことにした。まずは、上池袋一丁目で降りて、上池袋局へ。ここも池袋駅からは微妙に遠くて、後回しにしていた局である。
6.また文京区
●文京千駄木四
草63系統でさらに浅草方面へ。次の目的地は道灌山下。結構な移動距離になってしまった。しかも、案の定道路は渋滞している。焦っても仕方ないので、ドンと構える(ぼーっとしている)。ようやく道灌山下に到着。千駄木四局はここから動坂下の方に移動する途中にある。歩きの時間も含めると、もうほぼ時間がない。ここでは、「次はどこを回られますか?」と尋ねられ、とりあえず近くの局として、同じ道沿いにある千駄木三局を教えていただいた。うーん、しかしよく考えたら訪問済みだった。
残り時間と未訪問局の距離を考えると(渋滞もね)、今日はこれで終了だな。動坂下のバス停でどこへ脱出できるか考えたら、上58系統上野松坂屋行きがあった。何となく上野駅に行けるんだろうなと思って乗ったら、終点は上野御徒町駅前。だまされたぁぁぁ(+_+)
7.おわりに
結果としては9局回って、渋谷区完了、新宿区、豊島区、文京区はラスト1。案外悪くなかったのではないかと思う。その一方でこの残し方して次回どうするんだろうという不安があるのも否めないところである。バカ正直に回るよりは他地域と絡めた方がいいのかな。これからは都バスを離れて他の民営バスを使うことになりそうなので、うまく取り込めるといいな。あー、誰か都区内局攻略マニュアル作ってくれないかな(お前が作れよ)。