宇部市(山口県)の旅

0.はじめに

お盆の季節になりました(変な日本語)。そろそろ世間も落ち着いてきたし(?)飛行機に乗りたくなってきた。それでどこへ行くか?北海道でもいいんだけど、前から気になっている場所があるのだ。それは山口県の宇部市。宇部と言えば宇部興産、そして日本一の私道宇部興産専用道路、とかが有名らしいが、ここにはなんと空港があるのだ。それになんと市バスもある。

よく考えたら山口県は初めてだったな(もちろん旅行貯金でという意味である)。新幹線なら岩国とか山口市とか下関とかに上陸するんだろうけど、飛行機だと宇部になるのか。まあ、山口宇部空港にはスターフライヤー(SFJ)が就航してるのでそれもあるけど。

1.プランニング

場所が場所だけにさすがに前泊とした。以前は右にバナーを貼っているじゃらんパックを利用したこともあるけど、今回は貯まりに貯まった青マイルを消化するためANAから購入しないといけないのだ。それを考慮すると、ANA公式と楽○トラベルで買った方が安くなる。山口宇部空港から市バスで市街地(宇部新川駅)に移動して宿泊。翌日は朝から市バスで市内を回る。市街地から空港までは比較的近いので、16時過ぎに宇部新川駅を出れば18時までには宇部を出られるだろう。と思ったのだが、バスの本数が少ないので僻地からの移動に不安がある。結局東京行きの最終便を取ることにした。

そこまではそれほど悩むこともなく決められた。しかし、しかしだ。宇部には市バスがある。そして、1日乗車券もある(2022年3月よりICカード導入)。それだけの情報で目的地を決めたのだが、よく考えたらどこに行けばいいのか分からない。ここは真面目に宇部市バスのリサーチを行うことにした。

宇部市バス(宇部市交通局)は、1944年12月宇部鉄道(現在のJR宇部線、小野田線)が国有化されたことに伴い、その路線バス部門を宇部市が譲り受けたことにより発足した。。。それはいいや。企業体としての規模(バス保有台数、路線総延長など)を考えると、だいたい神戸電鉄バスに近い気がする(分かりにくい例えで申し訳ない)。正確には、阪急バス唐櫃営業所に主要路線を譲渡する前の規模ぐらいとなる(さらに分かりにくい例えで申し訳ない)。主要ターミナルは宇部新川駅、新山口駅など。肝心の1日乗車券の適用範囲はと言うと宇部市内路線ほぼ全域となっている。と言うことは宇部市内しか回れないことに気付く(新山口駅はもちろん山口市である)。

過去のバス旅では、まず鉄道線で回れるところを回り、それ以外の場所をバスで拾う形であった。旭川市では主要バス系統に沿って回ったけれど。さて、今回は。プロセスとしては、まずバス路線(宇部市バス)に近い局をピックアップした。宇部市内には他にもサンデンバス、船木鉄道バスが走っているが、それは考えないものとする。そして、宇部新川駅を基点として沿線に郵便局の多そうな系統に乗ることにしたのであった。宇部市バスの主要系統にはアルファベット(N、W、E)と1ケタの数字が付いている。主要系統と言っても大都市と違い、本数は多くて1時間に3本程度。うーん少ない!系統単位で考えると心許ないので、トータル便数の多い区間を進むことにした。かの戦国武将毛利元就が死の間際に3人の息子に遺したとされる「1本の矢はたやすく折れるが3本束ねると折ることは難しい」という逸話に因んでこの作戦を、いや止めとこう。とにかく、便数の多い、かつ郵便局が沿線にある区間を選んで進むことにした。

1日乗車券についてだが、有効範囲は宇部市内の交通局(市バス)の運行区間となっている。特急便(新山口駅方面)の常盤駅入口まで、新山口線の東岐波商業団地前、日の山園、ミスターマックス宇部店まで、小野線の瀬戸まで、小野田線の上梅田まで、西ヶ丘・日赤線の馬渡橋までが範囲となる。そんな端まで行く余裕はないと思うけど。今回の利用区間は、以下とした。
・宇部新川駅~宇部興産中央病院~岐波
・常盤町二丁目~宇部新川駅~新地/ゆめタウン宇部~宇部駅
・宇部新川駅~八幡宮/あすとぴあ~交通局
おそらく全部回ることは不可能だろうけど、複数の系統が走る区間としてはこんなものだろう。

宇部市一日乗車券
【宇部市交通局 一日乗車券と整理券】

それと、1日乗車券の適用日は基本的に土休日、その他バスの日(9月20日)、春休み、夏休み、冬休み期間となっている。春休みでもよかったのか。しかし、休暇を取れる期間を考えるとどうしてもこの時期になってしまう。 “宇部市(山口県)の旅” の続きを読む

東武バスで行く足立区の旅(その2)

0.はじめに

ついにやって来ました、お盆休み!まあ、毎年長期休暇については職場でもめるのだが、今年も何とか確保できた。思ったよりも少し長めに休みが取れたので、東京23区完全制覇の旅に出るとしよう。今度はどこに行こうかな。順番から言って足立区辺りでいいのだろうか。

広大な足立区を一度でクリアできるはずがないことは十分理解しているが、それにしても広いな。今回も東武バスを使っての旅となる。もちろん、使用するのは足立一日フリーパスである。念のため説明しておくと、東京都区内の東武バス路線(東武バスセントラル)に1日乗り放題のきっぷである。例によって高速バス、空港連絡バスは利用できないが、その他足立区社会実験バス「ブンブン号」(花22系統)も利用できない。幸い、乗らないと着けない局はなかったので、使う必要はなかった。前回は、北千住の定期券売り場を探して右往左往するという失態もあったが、今度は大丈夫だ。

とりあえず、東武バスのサイトをチェックする。まさか発売終了なんてことは無いと思うが、確認は必要である。すると、なんと!モバイルチケットが発売されたことに気付いた。スマートフォンアプリ「乗換案内」(!)より、モバイルチケット『スカイツリーシャトルⓇ上野・浅草線 一日乗車券』・『足立一日フリーパス』の発売を2022年7月22日(金)午前10時から開始いたします。

な、なんだって~~。これは何ともタイムリーな話じゃねえか(ヲイ、どうした?)。せっかくの機会なので、モバイルチケットとかいうものを使ってみるか。そのためにジョルダンに無料会員登録したんだぞ(金払えよ)。

1.プランニング

さて、初回は長めの系統を利用して沿線局を拾うというスタイルだが、足立区は2回目である。そして、前回のツアーで足立営業事務所・西新井営業所管内はほぼ回ってしまったので、今回は葛飾営業所・花畑営業所エリアを回ることにした。前回はあまり心配してなかったが、今回は埼玉県方面の路線もあるため、フリーエリアの確認が必要になる。えーと、葛飾営業所・花畑営業所エリア(面倒なので、以下葛飾エリアとする)は、綾21系統(綾瀬駅~八潮駅北口間)、西22系統(西新井駅東口~八潮駅北口間)の六ツ木都住バス停まで、有51系統(亀有駅北口~三郷中央駅間)の水元猿町バス停まで、後は全て都内に収まっているようだ。実は前回気付かなかったが、足立営業所エリアの竹07系統(竹の塚駅西口~江戸袋循環)の見沼代親水公園駅の先はエリア外だったようだ。江戸袋周辺に郵便局がなかったので事なきを得た。

例によって北千住駅をスタートして、前回とは違って葛飾エリアの北11系統、北12系統で六町駅方面へ。そこから、未訪問局の配置から八潮駅方面に行こうかと思ったが、時刻表を確認すると八潮駅行きの西22系統(六ツ木都住止まりの西21系統も含めて)が2時間に1本しかないことに気付く。これは効率が悪いのでやめよう。この系統は六町駅から六ツ木都住方面に行ける便利な系統なのだが。途中の桜木橋北詰バス停まで行きたかったけど、ここは断念した。代替のアクセス方法が見つかったので(後述)。ちなみに反対側の西新井駅方面でも、栗原立体交差東口バス停で降りれば、栗原北局に割と近づける。西新井駅からは結構遠いのである。が、こちらは西06系統鹿浜都市農業公園行きが1時間に1本出ている。利用するならそちらがいいだろう。西新井駅から歩くのはやはりキツい(ルート検索したら950mと出てきた)。よって、六町駅からは竹の塚駅方面に行くことにした。こちらは1時間に3本ある。 “東武バスで行く足立区の旅(その2)” の続きを読む

秋田・青森・岩手の旅

0.はじめに

今年の祝日は何とも絶妙なと言うか微妙な配置になっている。土日にかぶることが無いというのはありがたいけれど、週末との間の変な平日も少ない。普段ならそのすき間を埋めて休みにして活動できるのだが。さて、ようやく大型連休を迎えることができた。今回も、この時期がラストチャンスとなるJR東日本の株主優待券を使うことにした。今回の行程(2泊3日)では平日は1日しかない。よって、いかに効率よく回るかが問題になる。と言いながら、移動の途中に立ち寄るという原点に回帰することにした。旅には他の目的もあるので。

1.プランニング

旅行貯金に充てられる平日が1日しか無いので、後の日程はひたすら移動に費やすことにした。と言うことで、今回はいつもより大きく回ってみよう。そこで今回の行程は次のようになった。山形新幹線で新庄まで、そこから奥羽本線を進み青森へ。時間の都合で新幹線で盛岡まで下り、仙台からは常磐線経由で戻ってくる。大宮~福島間を東北本線(新幹線)経由にしたので、常磐線に乗らないと戻ってこれないのである(涙)。

東京からなるべく離れたところを回らないと長旅の意味が無い。と言うことで、平日にあたる2日目は秋田県スタートにした。大館ロケットスタートから途中の乗り換え時間が長い弘前、盛岡、一ノ関駅を回ることにする。これでようやく空白地帯の岩手県に行ける。新青森は駅の近くに郵便局がないのでパスすることにした。 “秋田・青森・岩手の旅” の続きを読む

西武バスで行く練馬区、杉並区、埼玉県の旅

0.はじめに

今年のGWの旅行は、ホテルなどの都合により連休の後半に充てることにした。すると、前半の平日が空くことになる。やはりここは都区内局制覇に向けて動くべきだろう(そうなの?)。ということで、東京都区内でどこへ行くのがいいだろうかと考えていたら、練馬区の訪問数がまだ少ないことに気付いた。しかも、西武バスを使った局めぐりはまだ本格的に実施していない。と言うことで、今回は西武バスの旅とした。

西武バスの利用は今回が初めてではない(言わずもがな旅行貯金ではという意味である。だが、それ以外でも西武バスを利用する機会は相当少ない)。なので、お作法に従って(?)西武バスの長距離系統に沿って進むことにした。そうだな、国際興業バスのスタートと同じ感じだろうか。基本的には鉄道線で回った後の未訪問局をバスで回ることにしているが、西武鉄道に関しては池袋線、新宿線とも都区内は回ってしまったので、もうバスを利用してもいいだろう。

西武バスのうち、都区内に該当するのは練馬営業所と上石神井営業所となる。そこでそれらの比較的長い系統に乗ることにした。実はししょーのマイルールで地域内の未訪問局数が20を超える場合は、未訪問局リストに記載しないことにしている。なので、今回は未訪問局を気にせずあくまで練馬区内局を多く回ることがミッションとなる。

1.プランニング

西武バスの練馬営業所と上石神井営業所の中で比較的長距離の系統を選んだ。それらを効率よくつないでみたところ、概ね以下のようなルートになった。()内は系統番号である。
成増駅南口~(光31/練高02)~南田中車庫
南田中車庫~(荻12-1)~荻窪駅
荻窪駅~(荻14)~石神井公園駅南口
石神井公園駅北口~(石01/石02)~石神井公園駅北口
石神井公園駅北口~(吉60/石10/石11)~成増駅南口
成増駅南口~(泉33)~大泉学園駅北口
大泉学園駅北口~(吉61-1)~吉祥寺駅
運行本数から選んだのだが、上記系統は少なくとも1時間に3便は確保されている。ちなみに、石神井公園駅北口~成増駅南口間は土支田経由の石02系統があり、これは1時間に5本以上とかなり本数が多い。ところが、これを利用しようと時刻表を確認すると、実は共同運行系統で半分以上が国際興業バスで運行されていることに気付いた。最初は220円払ってもいいかと思ったが、国際興業のエンカウント率を考えて回避することにした。その結果が上記なのだが、これでいいんじゃね?後はこの沿線局をいかに多く回るかということになる。 “西武バスで行く練馬区、杉並区、埼玉県の旅” の続きを読む

相模鉄道(相鉄)の旅

0.はじめに

ついにやって来た、大型連休の季節が。なんか変な表現だな。それで今回の連休のパターンから言って、休めそうな平日は2日くらい。なのだが、無理やりもう1日くらい追加できることになった。なので、急遽予定を入れることにしたのであった。

どこか今までに行ってない所で1日乗車券がある所は、と探していると相鉄沿線が未訪問であることに気付いた。規模的にもなかなかお手頃感があって良いのではないか。と言うことで相鉄沿線を回ることにした。相鉄は、横浜から海老名に至る本線と、途中の二俣川から藤沢市の湘南台を結ぶいずみ野線、そして東京都心への進出の足がかりになる相鉄新横浜線(という名称である)から成っている。

相鉄線は基本的に(相鉄新横浜線の相互乗り入れを考えないと)神奈川県内のみを走る路線である。営業範囲が一県のみに留まるのは大手私鉄としては珍しい(と言われている)。前回の横浜ツアーの続きとしてちょうど良いのではないだろうか。相鉄線が走るエリアは、横浜市、大和市、海老名市、(座間市)、藤沢市となる。回れる所を回れば、後は神奈中バスツアーに委ねることになるのだろうな。相鉄バスが1日乗車券を出してくれればかなり捗るのだが。

1.プランニング

プランと言っても、相鉄の路線に沿って進む訳だが。相鉄線を利用するのは初めてになる(もちろん旅行貯金においてという意味である)。では、横浜駅からスタートするのか?と言えばそうではない。実は、本線の鶴ヶ峰辺りまではほぼ市バスが並走しているので、そこまでは訪問済みなのである。なお、羽沢横浜国大の駅周辺に郵便局はない。よって、その先の二俣川からスタートすることになる。二俣川からは本線といずみ野線が分かれるが、まずは本線から回ることにする。

おそらく海老名までは到達できるはずなので、その後は二俣川に戻っていずみ野線を進む。小田急線ツアーがいい加減すぎて、海老名駅周辺は未訪問になっている(ちょっと反省)。でも局数から言って海老名駅で終わるかも。

2.横浜市の旅

●横浜旭(ゆうちょ銀行横浜旭店)、横浜二俣川
まずはスタート地点の二俣川を目指す。ここは相鉄線しかアクセスがないので必然的に相鉄を利用することになる。調子に乗って埼京線から乗り込もうかとも思ったが、時間が無駄なので素直に横浜から相鉄本線に乗る。しまった!電車の時間に気を取られて1日乗車券を買うのを忘れていた!横浜~二俣川間の運賃は199円ナリ(ICカード)。まあ、お布施だと思えばいいか。。。 “相模鉄道(相鉄)の旅” の続きを読む

多摩都市モノレールの旅

0.はじめに

もう1日余裕ができたので、軽めに局めぐりでもしようかと思う。何かいい所はないかなと考えていたら、多摩都市モノレール(多摩モノレール)沿線が未訪問であることに気付いた。距離的にちょっと短いので、これで1日使うのは少しもったいないかなと考えていたのだが、例によって夜に用事があるので、むしろ短い方が都合がよい。

多摩モノレールは、途中幾つかの路線と接続している。鉄道路線沿いに郵便局を回っているので、その一部は当然ながら訪問済みである。なので、それ以外の局を回ることになる。時間が余ったら、近くの局もバスで回ることにしよう。

1.プランニング

多摩モノレールの端である多摩センター駅からスタート。と言っても、多摩センター駅は京王、小田急が接続し、既に訪問済みなのでその先の未訪問局から始めることになる。途中の高幡不動、立川も訪問済みなのでそこも飛ばして、終点上北台まで行けるだろう。

後は、周辺局でバスで行けそうな所を少し回れれば。沿線を走る京王バス、立川バスはIC1日乗車券を発売しているので、ここで無理をすることはない。

2.八王子市の旅

スタート地点の多摩センター駅に着いたのは9時を越えていた。こんな辺境の地に(失礼)9時前に着くのはかなりヘビーだ。まあ、今日はそんなに必死に回らなくてもいいから。スタートの多摩センター駅は多摩市だが、周辺は訪問済みなので、となりの八王子市からのスタートになる。八王子市も結構回った気がするが、やはり広い。なかなかクリアとはいかない世界である。

小田急多摩センター駅
【(小田急)多摩センター駅 サンリオキャラにお出迎えされる】

多摩都市モノレール1日乗車券
【多摩都市モノレール 一日乗車券】

●大塚・帝京大学駅前
多摩センターを出て2つ目の駅、大塚・帝京大学駅で降りる。多摩モノレールは、その性質上(そうなの?)地名よりも施設名を駅名に付けることが多い。そして、ここは名前の通り帝京大学八王子キャンパスへの最寄り駅である。最寄り駅と言っても駅の中では近いだけで、実際は高幡不動駅から京王バスに乗る方が便利である。

帝京大学側出口(多摩モノレールは北口、南口などではなく、○○側という表記になっている)を出て、右側に降りると目の前に大塚・帝京大学駅前局があった。ここではティッシュをはさんでもらえた。

大塚・帝京大学駅前局
【大塚・帝京大学駅前局】

大塚・帝京大学駅
【多摩モノレール 大塚・帝京大学駅 こういうのを駅前というんだよ】

“多摩都市モノレールの旅” の続きを読む

神奈川中央交通(神奈中バス)の旅(横浜編その1.5)

0.はじめに

前回の神奈中バス(神奈川中央交通)の旅は不完全燃焼で終わった感がある。次回はどうしようかと思っていたのだが、ちょうどいい機会が訪れた。仕事の都合で夜間作業をすることになったのだが、その場合昼間は出勤しなくてよい(というルールというか暗黙の了解みたいになっている)。これを利用しない手はない。というわけで、前回の続きを行くことにした。

前回の神奈中バスツアー横浜編は、とりあえず行けそうな場所をチョイスしたつもりだったが、ダイヤや移動時間を完全に無視してルート的に行けそうな所を選んでいたことが判明した(あんたが計画したんでしょ?)。戸塚エリア(戸塚営業所)を攻略してから大船エリア(横浜営業所)に移動するつもりが結局戸塚エリアで終わってしまった。今回は、その残りを回ることになる。これで横浜市内の神奈中バスゾーンはクリアできるはず!?

1.プランニング

プランは前回(神奈川中央交通(神奈中バス)の旅(横浜編)参照)組んだものを流用するので、あまり書くことがないのだが、まずは大船駅からスタートし、横浜営業所管内の局を回る。その後、戸塚駅に移動し取り漏れた局を拾う。もし時間が余れば、戸塚駅から出る江ノ電バスの沿線局も拾ってみよう。

前回のツアーで書かなかったが(というより後で気付いたのだが)、ドリームハイツから戸塚バスセンターに戻ってくる時に、横浜医療センター前バス停で降りると原宿局に行けたのに、どういう訳か失念していたのであった。それも今回取りに行かないといけない。

なお、大船駅から戸塚駅(バスセンター)への移動は、神奈中バスの戸71系統、戸72系統(ヒルズ南戸塚経由)が利用できるのだが、バスだと30分、JRだと5分かかる。どちらを利用するかは迷うまでもないだろう。

2.栄区の旅

スタート地点の大船駅には何とか9時前に到着した。まあ,余裕だな(本当か?)今回乗るバスは大船駅東口バスターミナルから出る。ややこしいが、大船駅の東口には北寄りにバスターミナルがあり、南の方に交通広場と呼ばれる別のバスターミナルが存在する。今回は北寄りのバスターミナルからとなる。

この辺り、バス系統が多くて混乱するが、目標のバスは4番のりばのようである。栄プール、金沢八景駅、みどりが丘、本郷車庫前方面。とりあえず天神橋を通るやつと覚えていたが、たぶんそれで大丈夫。

大船駅東口バスターミナル
【大船駅東口バスターミナル】

●横浜桂
ここのバス(神奈中バス横浜営業所)は、前乗りだが多区間料金制、つまり乗車時に降車停留所を運転手さんに告げて、料金を払うシステムである。ししょーの苦手なタイプだった。が、前乗りなので乗車時に「1日乗車券をください」と宣言する。料金は1050円。かなりお高めだが、全区間有効なので(もちろん高速バスなどは除く)、本厚木駅から宮ヶ瀬までの往復より安いことを考えると仕方ないのかも。PASMOをタッチして料金1050円を差し引かれる。

運賃先払いの説明
【運賃先払いの説明 乗務員に行き先を告げるとかコミュ障にはハードル高いのだが】

やって来たバスは船07系統栄プール行き。そこまで行かないので、どのバスでも問題ないのだが。南河内バス停で降りる。ちなみに読み方はみなみこうちである。うむむ、初見殺しがこんな所に。バス停名を読み間違えて恥をかく事態は回避された。

バス停前方の公田交差点を右に入る。100mほど進むと桂局があった。さてスタンプはと言うと通常のタイプとイラスト入り(赤)があるのだが、何でも栄区内でキャンペーンをやっているそうで、1行タイプのイラスト入り(タッチ―くん)となんと3局でスタンプを押すと頭、胴体、足の3つが揃ったタッチ―くんが現れるという3分割タイプの2種類がある。何でもこの近くを流れるいたち川に因むんだとか。この先どこへ行かれますか?と聞かれたので、栄区内を数局回りますと答えた。ちょうど通常の残り行が3行あるのでちょうどいいと思ったのだが。


【横浜桂局】

“神奈川中央交通(神奈中バス)の旅(横浜編その1.5)” の続きを読む

豊橋鉄道の旅

0.はじめに

年末年始はいつも帰省している。そして、いつからだったか(もう10年ぐらいは行ってるか?)新幹線ではなく、青春18きっぷを利用して東海道を下るのが冬の風物詩となった。(ん?)

往きは到着時間が制限されているのであまり多くの局を回れないが、帰りは比較的時間に余裕がある。途中に何かいいスポットはないかと考えていると、おぼろげながら浮かんできたんです、豊橋鉄道という路線が。

豊橋鉄道は、JR東海道本線(新幹線)、飯田線、名鉄名古屋本線が集まる豊橋駅(の近く)から出て渥美半島の三河田原を結ぶ渥美線と豊橋市内を走る東田本線(通称豊橋市内線)からなる鉄道である。今回は、この鉄道線(渥美線)の沿線を回ることにした。

1.プランニング

帰り着くことだけを考えると、ギリギリ16時ぐらいまでは粘れそうだ。ワーストケースとして三河田原を16時過ぎに出るとすると、豊橋から普通列車を乗り継ぐなら品川着が22時30分過ぎ。しかし、しかしだ、次の日から仕事がある。結局1週目完全休暇計画は実現しなかったのである。それを考えるとあまりのんびり帰るわけにも行かない。

豊橋で途中下車して新豊橋から渥美線を進むことにする。運転間隔が1時間に1本ぐらいなら、行って戻って技を使う必要があるけれど、渥美線の運転間隔は、15分おきだった。失礼致しました。ならば、ひたすら三河田原に向かって進めばいいわけだ。

渥美線で駅近くに郵便局があるのは、柳生橋、小池~愛知大学前間、南栄、高師、向ヶ丘、大清水、老津、そして終点の三河田原である。駅を出て郵便局に行って戻って次の列車に乗れればいいのだが。局によっては駅から離れているので次の列車に乗れないかもしれない。老津で16時を越えそうならそこで諦めるか。どうせ、東田本線の終点赤岩口には行かなければならないので、豊橋には少なくとももう1回来る必要がある。

2.豊橋市の旅

豊橋に着いた。まずはこの重い荷物をコインロッカーに入れることに。駅の周辺(改札口辺り)を探すが、それらしき案内はない。豊橋鉄道の新豊橋駅にないかな。そんなところにはなかった。また、豊橋駅への階段を上り、連絡通路から白い携帯ショップをショートカットしてカルミアに戻り(通り抜け可なので)、案内版を探すと、あった!コインロッカーという文字ではなくマーク(ピクトグラム)だけで表示されていた。これで分かるだろ、ってことなんでしょうけど。こちらのロッカーは空いているようである。時期的なものもあろうか。荷物を入れやすい低いロッカーにカバンを入れ、中央のディスプレイで扉番号を選択しSuicaをタッチする。出てきたレシートは静岡のアスティと同じ仕様のものであった。

新豊橋駅の窓口で渥美線の1日乗車券を買い求める。「カラフルトレイン 渥美線1日フリー乗車券」という名前で1100円である。実は、RYDE PASSアプリを利用したモバイルチケットもあるのだが、スマホの電池切れを懸念していることと、紙式の乗車券だといろいろ記事が書いているので、紙券を買うことにした。日付のスタンプを押した後、ビニールケースに入れて出してくれた。中にいろいろ書いてあるみたいだけど、後で読むとしよう。

渥美線1日フリー乗車券
【カラフルトレイン 渥美線1日フリー乗車券】 “豊橋鉄道の旅” の続きを読む

静岡駅周辺の旅(○らり途中下車の旅)

0.はじめに

年末年始はいつも帰省している。そして、いつからだったか(もう10年ぐらいは行ってるか?)新幹線ではなく、青春18きっぷを利用して東海道を下るのが冬の風物詩となった。

今回は、他の旅との兼ね合いを考えて、静岡駅周辺を回ることにした。目的地への到着時間、今までの訪問地域などを考えるとこれが妥当な選択であると思われる。決して手を抜いているわけではない。

ちなみに、昼間の東海道本線の下り列車は、熱海から静岡を過ぎて島田まで進む列車があり、浜松まで走る列車は静岡ではなくその手前の興津から出ることが多い。これを利用して、興津で降りて浜松行きを待つことを興津作戦と呼んでいる。この作戦が次第に世間にバレ始めたのか、興津で降りるキッパー(青春18キッパー、18きっぷ愛好家のことである)が増えているように感じる。だが、静岡で降りるならわざわざ興津で乗り換えるというアクションは不要になる。我ながら見事なフェイントだ(意味不明)。

1.プランニング

あくまで東海道本線の旅の一環という位置付けなので、静岡駅から歩いて移動できる範囲とした。もしガチるならしずてつジャストラインの1日乗車券(電車・バス1日フリー乗車券)も使えるのだが、今回は途中下車による訪問(というコンセプト)の形を取ることにしたので、軽めに回ることにした。

これでも駅周辺の訪問&昼ご飯というミッションがあるので、余裕があるようで意外に余裕はないのだ。

2.東海道線を下る

熱海駅でJR東日本の普通熱海行きを降りて、JR東海の普通静岡行きに乗り換える。来た列車は、211系(5000番台だよ)の6両編成であった。211系+313系でないので、いわゆるノートイレトレインである(初めて聞いたよ)。おのれ東海め。いや、この211系車両は2022年3月デビューする315系車両に置き換わることになっている。絶滅危惧種になった非VVVF車(界磁添加励磁制御)のサウンドを懐かしむとしよう。

車内は長距離移動してそうな人が半分、地元っぽい人が半分といった感じ。さて、電車が興津駅に着いた。3番線には当駅始発の普通浜松行きが鎮座ましましている。そして、やはり3割ぐらいの乗客が先を争うように慌ただしく降りて、跨線橋を駆け上がっていく。そんなに急がなくても席は空いてるし、発車まで時間も余裕があるのに。やれやれだぜ。 “静岡駅周辺の旅(○らり途中下車の旅)” の続きを読む

総武本線の旅

0.はじめに

さて、年末年始の休みだが、仕事の都合により散々振り回され、どうにか落ち着いた結果、まともに動けるのは1日だけとなってしまった。もちろん、帰省の往復は有効活用するつもりである。

今回使用するのはもちろん青春18きっぷ。休みの余裕から言ってもここで使わないと余ってしまう。よって、JR沿線の旅となるが、どこに行こうか。そうだ、前回の京成バスツアーで見送った江戸川区の平井七局は、平井駅から歩くしかないという結論だった。ならば忘れないうちに訪問しておこう。そして、総武線に乗るのなら、そのまま千葉に向かって進むことにしよう。なんとも安直な考えだが、千葉方面は今までロクに回っていなかったので、この機会に回ることにした。

郵便局のロケーションも考慮すると、以前京成本線で回れなかった一部の局に行くことになる。そして京成線ツアーでは京成津田沼から先はJR線に乗ることを想定して成田方面に向かっていたのであった。なので、JR総武本線沿いに進み京成線ツアーで取れなかった所を拾う、津田沼からは千葉方面に向かう、そういう方針で旅をすることにした。

1.プランニング

青春18きっぷを使うということで、必然的にJR線沿いを回ることになる。スタートはもちろん平井七局へアプローチする平井となる。その後は、総武緩行線(要するに各駅停車のこと)に乗って千葉方面に進むことになる。

京成線ツアー(下町日和きっぷを含む)の訪問局、そして都営新宿線と接続する本八幡周辺を除くと、市川、船橋、東船橋、津田沼(JR)と幕張本郷以東の訪問になりそうだ。なお、西船橋は東京メトロツアー(東西線)で回っていた。列車の本数は申し分ないので、後は体力との相談になる。

とりあえず、千葉駅(千葉中央駅も)辺りまでの地図は用意したが、どこまで行けるだろうか?

2.江戸川区の旅

●江戸川平井七
総武快速の電車を錦糸町で降りて、各駅停車に乗り換える。平井駅に着いた。時間は9時まであと10分ほどある。まあこんなものだろう。北口を出て、右側の道を進む。平井駅入口交差点から蔵前橋通りを右に進み、平井大橋西詰交差点を左に入る。2つ目の交差点を右に入り、天祖神社に沿って左へ。右に入る道に平井七局があった。駅からは約900mの道のり。序盤だから許される距離である。「寒いのでお気を付けて」と声をかけていただいた。ありがとうございます。その歳だと堪えるでしょう。いや、そんなおじいではないです。

江戸川平井七局
【江戸川平井七局】
“総武本線の旅” の続きを読む