富士五湖エリアの旅(その1?)

0.はじめに

ある日のこと。ししょーは日課としている開局情報のチェックをしていた。いや、日課ではないな。そんな毎日更新されるものではないので。だいたい月1くらいでチェックすれば突発的なもの以外は抑えられると思う。突発的に発生するのは一時閉鎖が多いけど(自然災害、火災、その他事件などによる)。

すると、今年の12月で廃止される局があることに気付いた。それは山梨県の精進局。名前から分かるように(?)富士五湖の精進湖に近い局である。実は、富士五湖エリアもいずれは回りたいと考えている。富士五湖エリアには郵便局が点在しているし、それらを回るのに適したきっぷがあるからである。便利なきっぷ(その他地域東編)でも紹介しているが、富士急行(富士山麓電氣鐵道)が発売する『富士山・富士五湖パスポート』がそれである。これは富士五湖エリアの富士急バスと周辺(下吉田~河口湖間)の鉄道線が2日間乗り放題となるきっぷである。なお、大月~河口湖間も乗り放題となる富士急電車セットも好評?発売中である。お値段は、富士山・富士五湖パスポートが3300円、同じく富士急電車セットが4700円となる(2025年8月現在)。

富士山・富士五湖パスポートのフリー区間は、富士急行線下吉田~河口湖間(富士急電車セットなら全線)と、富士五湖エリアの富士急バス(河口湖周遊バス(レッドライン)、西湖周遊バス(グリーンライン)、鳴沢・精進湖・本栖周遊バス(ブルーライン)、富士吉田・忍野八海・山中湖周遊バス「ふじっ湖号」、富士山世界遺産ループバス、他一般路線バス)となる。なお、一般路線バスのエリアは、富士山駅~河口湖駅~三つ峠入口・天下茶屋間、富士山駅~河口湖駅~プチペンション村間、河口湖駅~河口湖美術館~プチペンション村間、富士山駅~河口湖駅~勝山~本栖湖観光案内所間、河口湖駅~山梨赤十字病院~本栖入口・本栖湖観光案内所間、河口湖駅~富士山駅~忍野八海~山中湖(平野、旭日丘)~石割の滝間、河口湖駅~富士山駅~吉田高校南口/コミュニティセンター入口~忍野村役場前~山中湖旭日丘間、河口湖駅~富士山駅~コミュニティセンター入口~山中湖旭日丘間となる(たぶんこれで合ってるはず)。

まずは今年限りとなる精進局は必須として、それ以外はバス路線と時刻次第で行けそうな局を決めることにする。しかし、廃止になる局に駆け込みで訪問するというのは、葬式鉄ならぬ葬式局と言えばいいんだろうか?なんだかますます葬儀屋さんみたいになってきたな。

1.プランニング

富士五湖エリアを回るためのきっぷとして、上記の富士山・富士五湖パスポートを紹介したが、この辺りのバスは基本的に1時間に1本以下。それほど多く回れそうにもない。ましてや鉄道線まで回るのは不可能であろう。

バス路線をチェックしつつ、富士急バスのサイトを見ていると、バス用のきっぷがあった!河口湖・西湖・本栖湖周辺を回れる『河口湖・西湖・本栖湖周遊バス共通フリークーポン』、忍野・山中湖エリアを回れる『富士吉田・忍野・山中湖エリア共通フリークーポン』というのがあり、こちらは1日有効となる。お値段は河口湖・西湖・本栖湖が1500円、富士吉田・忍野・山中湖が1800円である。じゃあこっちかな。大月~富士山間の運賃が1039円(ICカード)であることを考えてもこちらがお得である。 “富士五湖エリアの旅(その1?)” の続きを読む

富士山五合目への旅

0.はじめに

今回の盆休みは結構長い。このまま終わるのももったいないな。そう漠然と考えていたのだが。そして、ふと思った。そうだ!富士山行こう!と言っても登山する気などさらさらない。郵便局を回ったり、ただ列車に揺られるだけの旅の途中で登山口近くの駅に設けられたポスト(登山届(登山計画書)を入れるあれ)をぼーっと眺めるだけのししょーが山登りに目覚める日は、まあ来ないものと思われる。

登山届入れ登山の看板
【登山ポスト?の例 こーゆー感じのやつ】

だが、郵便局は回らなければならない。そして、富士山には山頂と五合目に郵便局があるのだ。富士山頂局に行くのなら、ガチの登山をしなければならないが、幸い(?)富士山頂局は郵便のみの扱いである(余談だが、7~8月のみの定期開設局である)。よって、対象外なのであった。一方の富士山五合目簡易局はと言うと、貯金の取扱いがある。ただし、貯金の取扱期間は概ね5月中旬~12月上旬となっている。郵便の取扱いはそれよりも少しだけ長い。そして、五合目までならバスで行ける。簡単に言えばいつもの装備で何とかなるわけである。

場所が場所だけにこれだけでほぼ1日費やしてしまうが、たまにはいいだろう。と慌ててきっぷの手配を始めるのであった。

1.プランニング

富士山に郵便局があるから行ってみようという単純な動機ではない。実は富士急行改め富士山麓電氣鐵道(以下、面倒なので富士急行とする)は富士山五合目へのアクセスに便利なきっぷを発売している。富士山五合目フリーきっぷというのがそれであり、このきっぷを使うと富士急行線の全線と富士山駅~河口湖駅~富士山五合目の富士急行バスが2日間乗り放題となる。しかも、単純に大月から富士山五合目まで往復するよりも安いのである。富士急行は運賃が結構高いので、これは結構ありがたい。ただ、使う機会がほぼ無いけど。

ちなみに、富士山五合目簡易局があるのは富士スバルライン五合目である。山が好きな方にとっては常識かもしれないが、富士山には4つの登山ルートがある。よって五合目と呼ばれる場所も4ヶ所あるのだが、富士山駅・河口湖駅からバスで行けるのは富士スバルラインの五合目である。なので、大丈夫と思われる。ちなみに富士スバルライン五合目は吉田ルートの登山口に当たる。初心者向けらしい。まあ、行かないけど(ヲイ)。五合目の気温は8月でも20度くらいにしかならない。夏の服装でいいのか?大丈夫だ。ししょーは8月上旬の立山黒部アルペンルートを軽装で走破した実績がある。周りが登山服だらけでビビったけど。 “富士山五合目への旅” の続きを読む