郵便局の昼休みについて(その3)

すみません、仕事のこととか色々あってニュースを追いかけるのが遅くなってしまいました。日本郵便が2024年11月5日以降郵便局の昼休みを採用する局を拡大する(一部は既に実施済みですね)ようです。プレスリリースが出てますが(「昼時間帯の窓口業務の休止」における試行郵便局の拡大について)、9月30日発表なので完全に見逃してました。

で、概要が分かったので少しまとめたいと思います。まず、昼休みの時間帯は基本的に11:30~12:30のようです。これは郵便、貯金(金融となってますが保険も含めてという意味でしょう)共通となっています。ただし、局によって時間帯が異なるようです。早い局は11:30~12:30、遅い局は13:00~14:00に休憩が入るようですね。

また、11月5日以前から施行していた局についての時間変更及び昼休みの終了も発表されています。時間変更になる場所は岡田局(伊豆大島)、末吉局(八丈島)、昼休みを終了するのは井之川局、犬田布局(徳之島・鹿児島県)って郵便だけかよ?貯金窓口は昼休みを継続するようです。なんてこった。

今回から昼休みが施行される局を数えてみると、実に1373局もあります。少しなら紹介しようと思ったのですが、数が多すぎる(>_<)内訳を書いておくと、北海道:30、青森県:35、岩手県:16、宮城県:71、秋田県:35、山形県:20、福島県:65、茨城県:35、栃木県:18、群馬県:11、埼玉県:15、千葉県:37、東京都:77、神奈川県:12、山梨県:24、新潟県:38、長野県:54、富山県:4、石川県:7、福井県:27、岐阜県:14、静岡県:20、愛知県:30、三重県:20、滋賀県:66、京都府:57、大阪府:20、兵庫県:58、奈良県:18、和歌山県:0、鳥取県:16、島根県:21、岡山県:23、広島県:25、山口県:19、徳島県:20、香川県:10、愛媛県:38、高知県:35、福岡県:44、佐賀県:4、長崎県:22、熊本県:36、大分県:17、宮崎県:4、鹿児島県:73、沖縄県:32となっています。

当然ながら、今回の対象に簡易局は含まれません。尤も簡易局は独自の営業時間を定めているので、昼休みを設けるまでもないのでしょう。なお、昼休み施行局のうちししょーが訪問済みの局は110局。つまり1割もクリアできていないということになります。

うむむ、これからは旅行の計画に訪問予定局の休みを考慮しないといけないのか。辺境の地だけならよかったのですが、結構市街地の局も入っています。これでもまだ試行段階なんだよな。しかも、今後も休止時間帯の変更や休止の終了など柔軟に対応するとのこと。と言うことはこれからもニュースリリースをちゃんとチェックしないといけないということですかね。そう言いながら、いきなりのお休みを喰らうことも数回ありましたし、それは仕方ないと思った方がいいのでしょうか。まあ、抜き打ちでお休みされるよりは事前に分かっている方がありがたいですけど。

郵便局の昼休みについて(続報)

かなり前に、郵便局の昼休みについて書いたことがありました(郵便局の昼休みについて)。その時は、2023年の3月から本格的に昼休みを導入するという話だったのですが、その後どうなっていたのか?そう言えば、特に昼休みで窓口が閉まっているという事態に遭遇したこともないな、とぼんやり考えていたのですが。

でもなんか気になるので、いろいろ資料をあさっているとありました。実は、そこからかなり近いところの社長会見(日本郵政のですよ)というものがありまして、そこで社長が昼休みに言及しているのを発見したのです。ちなみに、その社長会見というのが2023年2月7日なのでかなり痴呆、いや遅報になります。大変申し訳ございません(ここで3人揃って深々と頭を下げる)。

なんと、前の記事から3か月ほど後に答えが出てくるとは。参考のため、その時の社長会見のリンクを貼っておきますが(2023/2/7社長会見)、結論から言って先送りになりました。今まで地方や離島を中心に一部局で実施していた昼休みは、範囲を拡大して実施する方向だったのですが、いろいろ増田さんはおっしゃってますけれど、要するにどこの局に導入すべきかをもう少し検討する、今のところはまだ決まってませんということみたいです。

ふーん、某S田市のS田○田局が地方部なのか離島なのかは議論の余地もあると思いますけど、さらに簡易局は民間委託なので地域の祭りを理由に休むのも仕方ないのかもしれませんけど、人が来ないのに開店休業を強いることは難しいと思います。ただ、我々もヒマではないので、昼休みを設けるなら事前に知らせてほしいとは思います。

社長会見なんてあまり興味がないので、ほとんど読まないんですけどね。だいたい経営が厳しくてどうたらとか、ク○ネコさんがどうとかア○ゾンさんがどうとかどうでもいい(と言っては失礼でしょうか)話が多いのであまり読む気にならないのです。最近も郵政民営化推進ナントカみたいな話があって、そこで郵便料金の見直し(値上げのことですね)が取り沙汰されたりもしてましたけど、そんなに総務省がクビを突っ込んでくるのなら、素直に国営企業に戻したらどうですか?あのニッポンをぶっつぶしたおっさんも神奈川の辺境に帰ったことですし、国を支えるインフラを一民間企業に任せるのは無理がありますよ。

インフラに対して利益がどうとか赤字がどうとか論じるのはナンセンスだという主張は時々書いてると思います。例えば、この地域は人口が少なくて儲からないから来月から電柱外しますとか、ガス管を撤去しますとか、これからは勝手に井戸掘ってねとかそんな話は聞かないですよね。それなのに、旧国鉄は累積赤字がどうたら言って無理矢理に民営化してしまいました。そして、地域の足を守りますという約束なんて簡単に反故にされ多くの地方ローカル線が切り捨てられました。一部地域では代替のバスすらも廃止されてるので、そこは仕方なかったのかもしれませんけど。なぜJRはNTTみたいに東西で分けないであんな変なぶった切り方をしたのか、北海道が単独で生きられるわけないだろうなんて言い始めると、話がどこかに発散しそうなのでここでは控えますが。

えーと、何の話でしたっけ?あ、郵便局の昼休みの話ですね。本当に山の中みたいにいつ人が来るんだよとか、完全予約制でもいいんじゃないみたいなところならいいと思うんですけど、市街地では昼休み時間(12~13時)は結構賑わってますよね。それを外して13時から休憩するんでしょうか?いずれにせよ、事前に知らせてもらえればこちらも計画を立てやすいので、それでもいいと思います。今でもたまに10時スタート攻撃(デパートでもないのに10時開始の局)を喰らうことがあるので、予定の立て直し方は心得てますよ。

まー、昔と違ってATMも充実しているし、アプリで残高が見られたり振り込みできたりするので、窓口の人数を減らしても大丈夫という判断なのでしょうか。郵便の方は簡単に減らせないでしょうが、貯金の方はこういう窓口にこだわる変なオッサンを除けば、通帳の繰り越しとか(一部ATMでも可能ですが)株主配当の受け取りとか(電子化すれば不要)後は口座開設ぐらいしか用事がないので、窓口を多少閉めてもいいんですかね。でも窓口の廃止とか縮小はやめてほしいですね。JRのみどりの窓口みたいに失敗することが目に見えてますからね。

郵便局の昼休みについて

世間はすっかり師走の様相を呈し(まあ12月ですからね)、クリスマス商戦は終了し、既に年末年始の商戦に突入した感のあるそんな時期に衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。偉大なるアニキの訃報。いや、それについても語りたいのですが、ここでは趣旨と外れるのでさすがに控えますけど。それと、もう一つ、郵便局巡り関連のニュースとして、本格的に郵便局が昼休みを導入するという一部報道がありました。

2023年3月から、一部郵便局で昼休みを導入するとのこと。つまり、昼間の11時~14時の間で1時間程度の昼休み(業務停止時間)を設けることを公式に発表したことになります。これはねー、局巡りする立場からすると意外とインパクトがあるんですよ。もっとも、過去にも局によっては(ししょーがエンカウントしたのは某O府のS市でしたけど)抜き打ちで昼休みを宣言されてその間の窓口業務が停止していたこと、簡易局に関しては抜き打ち休業なんてこともありました。そういう突発的な休業を食らうことを考えれば、予めいつ昼休み(窓口停止時間)を設定するのか、それを事前に通知していただけるのであれば、その方がよいのかなと思います。

サービス業の本来から言えば、営業時間が9時~16時と決まっているんだから(24時間営業じゃないんだし)、その間は窓口を開けて欲しいという希望はあります。しかしながら、報道にあるように利用者の減少などにより、窓口を開け続けることが困難になってきている、と言われれば無下に反対することも難しいと思います。都心部の局であれば昼休み時間帯は結構混雑していますが、それ以外の郊外の局では局員さんが手持ち無沙汰にしている場面に遭遇することも結構ありました。ならば、その時間を昼休みに充てるのもやむなしかなとも思います。コストダウンによって交代要員の確保もままならない地方局では深刻な問題なので、うん、まあ、リーズナブルな考えなのでしょう。

国営企業でなくなって、一民間企業に成り下がった時から、あらゆる面でのサービス低下は覚悟していましたが、これも仕方ないことなのでしょうか。公共サービスのあり方、受益者負担によるサービスの維持、これは郵便局に限らず赤字ローカル線にも共通した考え方なのですが、あまりこちら方面には適用されない考え方なんでしょうかね。と言ってたら、ついに一部地域で水道サービスまでそんな感じになってきましたね。インフラに収益を求めてはいけないというのは、ししょーの普遍的な考え方なのですが、それは間違っているでしょうか?もしかしたらそれは現代の犠牲の上に後の歴史が証明することになるのでしょうか?それではイカンと思うんですけどねー。