郵便局の昼休みについて(続報)

かなり前に、郵便局の昼休みについて書いたことがありました(郵便局の昼休みについて)。その時は、2023年の3月から本格的に昼休みを導入するという話だったのですが、その後どうなっていたのか?そう言えば、特に昼休みで窓口が閉まっているという事態に遭遇したこともないな、とぼんやり考えていたのですが。

でもなんか気になるので、いろいろ資料をあさっているとありました。実は、そこからかなり近いところの社長会見(日本郵政のですよ)というものがありまして、そこで社長が昼休みに言及しているのを発見したのです。ちなみに、その社長会見というのが2023年2月7日なのでかなり痴呆、いや遅報になります。大変申し訳ございません(ここで3人揃って深々と頭を下げる)。

なんと、前の記事から3か月ほど後に答えが出てくるとは。参考のため、その時の社長会見のリンクを貼っておきますが(2023/2/7社長会見)、結論から言って先送りになりました。今まで地方や離島を中心に一部局で実施していた昼休みは、範囲を拡大して実施する方向だったのですが、いろいろ増田さんはおっしゃってますけれど、要するにどこの局に導入すべきかをもう少し検討する、今のところはまだ決まってませんということみたいです。

ふーん、某S田市のS田○田局が地方部なのか離島なのかは議論の余地もあると思いますけど、さらに簡易局は民間委託なので地域の祭りを理由に休むのも仕方ないのかもしれませんけど、人が来ないのに開店休業を強いることは難しいと思います。ただ、我々もヒマではないので、昼休みを設けるなら事前に知らせてほしいとは思います。

社長会見なんてあまり興味がないので、ほとんど読まないんですけどね。だいたい経営が厳しくてどうたらとか、ク○ネコさんがどうとかア○ゾンさんがどうとかどうでもいい(と言っては失礼でしょうか)話が多いのであまり読む気にならないのです。最近も郵政民営化推進ナントカみたいな話があって、そこで郵便料金の見直し(値上げのことですね)が取り沙汰されたりもしてましたけど、そんなに総務省がクビを突っ込んでくるのなら、素直に国営企業に戻したらどうですか?あのニッポンをぶっつぶしたおっさんも神奈川の辺境に帰ったことですし、国を支えるインフラを一民間企業に任せるのは無理がありますよ。

インフラに対して利益がどうとか赤字がどうとか論じるのはナンセンスだという主張は時々書いてると思います。例えば、この地域は人口が少なくて儲からないから来月から電柱外しますとか、ガス管を撤去しますとか、これからは勝手に井戸掘ってねとかそんな話は聞かないですよね。それなのに、旧国鉄は累積赤字がどうたら言って無理矢理に民営化してしまいました。そして、地域の足を守りますという約束なんて簡単に反故にされ多くの地方ローカル線が切り捨てられました。一部地域では代替のバスすらも廃止されてるので、そこは仕方なかったのかもしれませんけど。なぜJRはNTTみたいに東西で分けないであんな変なぶった切り方をしたのか、北海道が単独で生きられるわけないだろうなんて言い始めると、話がどこかに発散しそうなのでここでは控えますが。

えーと、何の話でしたっけ?あ、郵便局の昼休みの話ですね。本当に山の中みたいにいつ人が来るんだよとか、完全予約制でもいいんじゃないみたいなところならいいと思うんですけど、市街地では昼休み時間(12~13時)は結構賑わってますよね。それを外して13時から休憩するんでしょうか?いずれにせよ、事前に知らせてもらえればこちらも計画を立てやすいので、それでもいいと思います。今でもたまに10時スタート攻撃(デパートでもないのに10時開始の局)を喰らうことがあるので、予定の立て直し方は心得てますよ。

まー、昔と違ってATMも充実しているし、アプリで残高が見られたり振り込みできたりするので、窓口の人数を減らしても大丈夫という判断なのでしょうか。郵便の方は簡単に減らせないでしょうが、貯金の方はこういう窓口にこだわる変なオッサンを除けば、通帳の繰り越しとか(一部ATMでも可能ですが)株主配当の受け取りとか(電子化すれば不要)後は口座開設ぐらいしか用事がないので、窓口を多少閉めてもいいんですかね。でも窓口の廃止とか縮小はやめてほしいですね。JRのみどりの窓口みたいに失敗することが目に見えてますからね。

郵便局の昼休みについて

世間はすっかり師走の様相を呈し(まあ12月ですからね)、クリスマス商戦は終了し、既に年末年始の商戦に突入した感のあるそんな時期に衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。偉大なるアニキの訃報。いや、それについても語りたいのですが、ここでは趣旨と外れるのでさすがに控えますけど。それと、もう一つ、郵便局巡り関連のニュースとして、本格的に郵便局が昼休みを導入するという一部報道がありました。

2023年3月から、一部郵便局で昼休みを導入するとのこと。つまり、昼間の11時~14時の間で1時間程度の昼休み(業務停止時間)を設けることを公式に発表したことになります。これはねー、局巡りする立場からすると意外とインパクトがあるんですよ。もっとも、過去にも局によっては(ししょーがエンカウントしたのは某O府のS市でしたけど)抜き打ちで昼休みを宣言されてその間の窓口業務が停止していたこと、簡易局に関しては抜き打ち休業なんてこともありました。そういう突発的な休業を食らうことを考えれば、予めいつ昼休み(窓口停止時間)を設定するのか、それを事前に通知していただけるのであれば、その方がよいのかなと思います。

サービス業の本来から言えば、営業時間が9時~16時と決まっているんだから(24時間営業じゃないんだし)、その間は窓口を開けて欲しいという希望はあります。しかしながら、報道にあるように利用者の減少などにより、窓口を開け続けることが困難になってきている、と言われれば無下に反対することも難しいと思います。都心部の局であれば昼休み時間帯は結構混雑していますが、それ以外の郊外の局では局員さんが手持ち無沙汰にしている場面に遭遇することも結構ありました。ならば、その時間を昼休みに充てるのもやむなしかなとも思います。コストダウンによって交代要員の確保もままならない地方局では深刻な問題なので、うん、まあ、リーズナブルな考えなのでしょう。

国営企業でなくなって、一民間企業に成り下がった時から、あらゆる面でのサービス低下は覚悟していましたが、これも仕方ないことなのでしょうか。公共サービスのあり方、受益者負担によるサービスの維持、これは郵便局に限らず赤字ローカル線にも共通した考え方なのですが、あまりこちら方面には適用されない考え方なんでしょうかね。と言ってたら、ついに一部地域で水道サービスまでそんな感じになってきましたね。インフラに収益を求めてはいけないというのは、ししょーの普遍的な考え方なのですが、それは間違っているでしょうか?もしかしたらそれは現代の犠牲の上に後の歴史が証明することになるのでしょうか?それではイカンと思うんですけどねー。