静岡鉄道で行く清水市静岡市清水区の旅

0.はじめに

さて、年末と言えば帰省。もちろん使うのは青春18きっぷである。今年から年末年始の新幹線のぞみ号は全席指定になるとか。自由席厨涙目、とか煽るつもりはないけど、ししょーは指定席派なのでこの決定は歓迎である。自由席は座席を指定しないばかりに何時間も前から、場合によっては始発駅まで移動して並ばなければならない。たかが500円の差額でと思ってたら、最近は最繁忙期で最大400円もプラスされるんだな。一方、指定席なら発車寸前までのんびりできる。まあ、5分前にはホームにいるけども。余談だが、ひかり号は相変わらず自由席車が5両ある。

いきなり話がそれてしまったが、青春18きっぷということは使うのは普通列車。大混雑の東京駅でニュースのネタになってお茶の間を和ませる気は微塵もない。そして、せっかく途中下車できるのだから、途中の郵便局を回るという考えも自然なものではないだろうか(そうかな?)。

東海道線の旅は、前回新蒲原という微妙な場所で止まっている。では、その続きを行くか?いや、新蒲原の次は蒲原、その次は駅から郵便局がかなり遠い由比(約1.5km離れている)、その次は訪問済みの興津、その次はもう清水だ。清水駅周辺は北の方に2局ほどあるが、結構距離がある(1km以上はある)。重い荷物を担いで回るようなところではないので、今回はあまり乗らないであろう静岡鉄道沿いを回ることにした。

1.プランニング

青春18きっぷで東海道線を下る。清水まで移動したら、駅の南にある新清水駅へ。その前に近くの相生局を抑える。なお、清水駅前局と江尻局は訪問済みであった。そこから静岡鉄道静岡清水線(以下、静鉄とする)で新静岡方面に向かって移動する。草薙から先は訪問済みなので、草薙駅までとなるが。なお、草薙駅周辺についてはなぜか駅北の有度局が残っている。あ、よく見ると春日町からアクセスできる小黒局というのがあるな。しかし、駅からまあまあ遠いので静鉄バス(しずてつジャストライン)がよさそうだな。よし、今回は見送りだ。

これで、所要時間は3時間程度を見込んでいる。実家に帰る時間の問題であまり遅くできないので、ギリギリアウトと言ったところ(間に合ってねーのかよ)。とにかく、東海道線の旅で掲げた静鉄の旅はこれでいいとしよう。静岡市内をガチるならバスは必須だし(もしもの話になるのは悲しい)。

今回使用するきっぷは、静鉄電車ワンデーパス?かと思ったのだが、お値段は700円(500円の冬休みワンデーパスは中高生専用だった)。一方、全てきっぷを買うと160円×4=640円。ぐぬぬ。ワンデーパスを買わない方が安いだと?仕方ない、ししょーの伝家の宝刀PiTaPaカードが火を噴くぜ!利用額割引はないようだが仕方あるまい。

2.静岡市清水区の旅

さて、上野東京ラインの普通列車熱海行きに乗り、終点熱海を目指す。東京を過ぎたら、ただの東海道線だと思うのだが、ちゃんと上野東京ラインと表示しているのは律儀だと思う。ちなみに、東京、品川発の下り列車は東海道線と表示される。 “静岡鉄道で行く清水市静岡市清水区の旅” の続きを読む

まじめに東海道線の旅(後編)

0.はじめに

中途半端な虫食い状態になっていた東海道線沿線。それを整理すべく企画した今回の旅だが。前回は、湯河原まで行けた。よって、今回はその続きである伊東線方面からスタートとなる(熱海駅周辺と言うより熱海駅前局は訪問済み)。ある意味キリが良いと言えるだろう。

東海道線は熱海(JR東日本エリア)までは1時間に3本程度だが、熱海を過ぎると1時間に1~3本程度に減少する。発車案内を見ると本数が多いように見えるが、途中の三島、沼津止まりがかなり混じっている。おっと、その前に伊東線はと言うと1時間に1~2本程度。今日はのんびりした旅になりそうだ。

1.プランニング

もちろん使用するのは青春18きっぷである。途中から分かれるローカル私鉄はあるが、あくまでJRにこだわり伊東線、東海道線を進むことにする。過去の経験上、とりあえずの目標は静岡駅に定めた。もし、そこまで行けたなら、あとは静岡鉄道の残り局を拾えばいい。

三島から伊豆箱根鉄道駿豆線が分かれるが、こちらは1日乗車券があるので、今回は乗らないことにする。吉原からは岳南電車(正式名称である)が分かれるが、こちらは訪問済みだった。

地域的に歩く距離が長くなりそうだ。熱中症には気を付けたい、普段以上に。あと変な日焼けしないように注意しないと(^_^;)

2.伊東線の旅

●熱海、熱海昭和
今日は、珍しく雨が降っている。しかし、この時期の雨は気温が下がるのでむしろありがたい。傘を持たないといけないのはわずらわしいが。東海道線を下って、熱海からは伊東線の普通伊豆急下田行きに乗る。この時点で9時を越えているが、さすがにこの距離では9時前に来ることは難しい。全くの余談だが、東京方面から伊東線に直通する列車は16時台まで皆無である。よって、熱海ではなく来宮で降りて(以下略 “まじめに東海道線の旅(後編)” の続きを読む

静岡県西部(東海道線)の旅

1.はじめに

というわけで、今年も年末は帰省することにした。昨今の事情があり、いろいろ考えたのだが、ここまでの状況から分かるように、普段のインフルエンザと同等の注意をすれば問題ないという結論に達したので、予定通り帰省することとした。テレビばかり見ているコロナ脳なら止めたのであろうが、ししょーは広範囲からの情報収集に努めているので。

とは言え、混雑を避けることは大切なので、いやいつも通り青春18きっぷで東海道本線を下るコースとなる。いつもは、熱海での3両アタックにやられるのだが、今回はそれほど人もいないだろう。

今回の訪問対象は、東海道線でネックとなる浜松~豊橋間。直通列車がほとんどなく、乗り換えがわずらわしい部分である。そのうち、訪問済みは弁天島局(弁天島)まで。ということは今回の対象はその次の駅からとなる。次は新居町か。豊橋まで行っても時間が余りそうなので、豊橋市内も検討するか。

2.東海道線の旅

・・・例によって興津作戦を発動。熱海からは6両(ただしトイレなし)だったが、興津からは3両(トイレなし)。ぐぬぬ。211系にトイレを付けるとか、編成に必ず313系を入れるとか、してくれないんだろうな。とにかく浜松まで移動する。普段なら、でっかいスーツケース(何が入ってるんだろう?)を持った軍団や安旅をする訪日外国人集団で混雑するが、さすがに今回はいない。長距離移動らしき人は散見されるが(そして興津作戦の遂行者も)、混雑は避けられた。浜松に到着。ここで昼食とお土産の確保のため途中下車する。いつもなら浜松~豊橋間の区間運転列車で座席の確保に苦労するのだが、今回は途中で降りるので座れなくてもよい。そういう狙いもあるわけだが。

211系浜松行き
【普通 浜松行き 211系の3両編成】

自笑亭天ぷらそば
【浜松駅の天ぷらそば】 “静岡県西部(東海道線)の旅” の続きを読む

安城、刈谷周辺の旅(○らり途中下車の旅?)

年末はいつも帰省することにしている。で関東から関西に向かって移動するわけなのだが、新幹線は高いので、と言うよりはとにかく指定券を取るのが困難なので、在来線を使っている。時間はかかるが青春18きっぷのコスパにはかなわない(コスパがいいと言えるのか?)

・・・興津作戦を成功させ、悠々浜松に到着。さてここから岐阜方面への直通があると助かるのだが、あいにくこの時間帯は豊橋止まりしかないようだ。そして、来たのはやっぱり4両編成。30分ぐらい我慢すればいいので、仕方なく耐える。豊橋からは名古屋地区に入るので安心だ。いつものようにラーメンを食べて、快速岐阜行きに乗る。ここからはさすがに6両以上しか来ないので理不尽な満員電車に悩むこともない。

●安城(安城店)、安城北明治
いつもなら豊橋からは新快速か何かで通過するエリアだが、今回は途中の安城で下車することにした。ここは特別快速も停まる駅なので便利だが。ここの付近には2局ほどある。まずは安城局へ。

安城駅の看板
【新美南吉が青春を過ごした街 安城(生まれた街ではない)】

安城駅南口
【安城駅南口 よく見ると入口の頭上にツバメの巣(痕跡)が】

南口を出て駅前広場を線路沿いに西へ進む。広い道に出て左へ進むと、桜町交差点の角に安城局があった。ここは本局のようだが、郵便窓口がなんか違う?あ、ここはゆうちょ銀行だった。中に入ると結構混雑している。年末だからなあ。例によって係の人から番号札を受けとるが、30分ぐらいかかりますよと言われてしまう。時間もだいぶ遅いので(14時30分を過ぎている)心配になるが。半分の15分ぐらいで呼ばれた。年末ということもあり(?)壁掛けカレンダーをゲットした。

安城局
【安城局】

いったん安城の駅に戻り、自由通路を通り抜け駅の北側へ。正面の道路(北明治と書かれたゲートがある)を進むと右側に北明治局があった。窓口に入金票を出すと電話番号を書いてくださいと言われる。ちょっと嫌な予感がしたが(電話番号を書かされる局はスタンプ押し忘れ率が高い)ちゃんとスタンプを押してもらえた。

安城北明治局
【安城北明治局】

●刈谷野田
次のポイントは野田新町。ここは普通しか停まらないので快速を見送って普通列車に乗る。三河安城はATMしかない、東刈谷は駅から遠いのでパスした。目的の野田局は住宅地の狭い道沿いにある。駅前の道路を直進し、県道に出たら右手に見える路地に入り、進めばいいようだが。県道には横断歩道はあるが信号がない。しかも交通量(もちろん車)が多い!どうやって渡るんだこれ?何とか車の切れ目を見つけて道路を渡る。路地を道なりに進んで(途中クランクみたいなのもあるけど)突き当たりを左に進むとあった。今日は方向感覚が冴えてるようだ。

刈谷野田局への道
【刈谷野田局へ向かう路地 何の目印もない道】

ここでは、局員さんに次はどこを回りますか?と聞かれるが、残り時間と普通の運転間隔を考えるとここで終了だな。寒いのでお気を付けて、よいお年をと言っていただけて来てよかったなと思った。また路地裏を戻り、県道を渡ろうとするが相変わらずの交通量。でもこの辺の車は結構待ってくれるみたい。東京とは人情が違うな。野田新町の駅に戻ってくると16時近く。ここから名古屋へ行くには、と発車時刻表を見ても接続列車の案内はないようだ。在来線には冷たいな、JR東海。乗換案内で調べると次の刈谷で快速に乗り換えできるようだ。

刈谷野田局
【刈谷野田局】

隣の刈谷へ移動し快速を待つ。寒い。冬だからな。結構人が多い時間帯かと思ったが、何とか空席を見つけて座る。やっぱりクロスシートはいいなあ。ああ、また新幹線に抜かれた。でもたまには時間に追われない生活も必要なのではないだろうか。

今回は、まとめるほどでもないので特に何もないけれど、関東から愛知県で活動するなら新幹線を使った方がよい。という当たり前の結論に至ったのであった。まあ、移動中に途中の駅に立ち寄るパターンとしてはこんなもんだろう。新潟・東北ツアーの時もこんなペースだったし。

幸いにして、復路も青春18きっぷを使える見込みなので(1月3日の新幹線は地獄だから)、帰り道でもどこかに立ち寄ろうと思う。その時はもう少し局数が稼げるとよいが。