まじめに東海道線の旅(その2)

0.はじめに

前回はまじめに東海道線の旅などと言いながら、伊東線に寄り道してそのまま終わってしまった。その件については深く反省している。だが、そのおかげで東海道線を熱海から心置きなく進めることができる。

今度こそは静岡に向かって東海道線を進むことにする。途中の誘惑には負けないで、ひたすら西に進む。三島から分かれる伊豆箱根鉄道駿豆線、沼津から分かれる御殿場線、そして富士から分かれる身延線は後回しに、吉原から分かれる岳南電車は訪問済み。それと、富士駅周辺は回ったが、新幹線の駅である新富士までバス移動できるので、新富士駅周辺も回る。さらに、清水~静岡間は途中の草薙ぐらいにしか郵便局がないので、ここは敢えて併走する静岡鉄道静岡清水線(以下、静鉄とする)に乗ることに。と言っても、草薙~新静岡間だけ訪問しているという中途半端な記録が残っているので、本気で回るのは新清水~草薙間となる。

1.プランニング

使用するのはいつものように青春18きっぷである。過去実績から降りる駅を検討すると、スタートは東田子の浦となる。なぜかと言うと、その駅近くにある簡易局が訪問当時一時閉鎖していたからである。

と思っていたのだけれど、例によって訪問対象局を見直した結果、沼津から行き直さないといけないことになってしまった。なので、まずは沼津駅周辺を放浪する。そこから東田子の浦まで移動。その次の吉原&岳南電車沿線は訪問済みなので、その次の富士に移動。富士駅周辺も訪問済みなので、新富士駅までバスで移動し周辺局を回る。その後は、各駅で降りて周辺局を拾う。清水駅の北側の局を回ったら、南に降りて新清水から静鉄に乗って新静岡方面へ。

そういう計画なのだが、沼津駅周辺と新富士駅周辺(移動含む)でかなり時間を取られること、そして沼津以西の本数の少なさでかなり進みが遅くなる。想定では清水駅手前までで12局ぐらいか?この辺りが目安になりそうだ。

2.沼津市の旅

スタートは沼津駅。と言うことはさすがに新幹線を使わざるを得ない距離である。18きっぷにこだわると1時間ぐらいは遅くなってしまう。普段はほとんど乗ることのないこだま号に乗って三島へ。お盆の時期だし、という予想に反して車内はガラガラ。しまった、窓側の席にするんだった。三島からは東海道線に乗り換え、スタート地点の沼津を目指す。次の電車は普通沼津行き。次が終点となる。来た電車は、なんと373系!当然のように(?)座れないのでデッキに立つ。沼津に着いた。時間は9時を過ぎている。遠隔地だから勘弁してほしい。前泊?うーん、お盆時期だし、それほど関東から遠い訳でもないしなあ。

沼津駅の富士山
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静岡駅周辺の旅(○らり途中下車の旅)

0.はじめに

年末年始はいつも帰省している。そして、いつからだったか(もう10年ぐらいは行ってるか?)新幹線ではなく、青春18きっぷを利用して東海道を下るのが冬の風物詩となった。

今回は、他の旅との兼ね合いを考えて、静岡駅周辺を回ることにした。目的地への到着時間、今までの訪問地域などを考えるとこれが妥当な選択であると思われる。決して手を抜いているわけではない。

ちなみに、昼間の東海道本線の下り列車は、熱海から静岡を過ぎて島田まで進む列車があり、浜松まで走る列車は静岡ではなくその手前の興津から出ることが多い。これを利用して、興津で降りて浜松行きを待つことを興津作戦と呼んでいる。この作戦が次第に世間にバレ始めたのか、興津で降りるキッパー(青春18キッパー、18きっぷ愛好家のことである)が増えているように感じる。だが、静岡で降りるならわざわざ興津で乗り換えるというアクションは不要になる。我ながら見事なフェイントだ(意味不明)。

1.プランニング

あくまで東海道本線の旅の一環という位置付けなので、静岡駅から歩いて移動できる範囲とした。もしガチるならしずてつジャストラインの1日乗車券(電車・バス1日フリー乗車券)も使えるのだが、今回は途中下車による訪問(というコンセプト)の形を取ることにしたので、軽めに回ることにした。

これでも駅周辺の訪問&昼ご飯というミッションがあるので、余裕があるようで意外に余裕はないのだ。

2.東海道線を下る

熱海駅でJR東日本の普通熱海行きを降りて、JR東海の普通静岡行きに乗り換える。来た列車は、211系(5000番台だよ)の6両編成であった。211系+313系でないので、いわゆるノートイレトレインである(初めて聞いたよ)。おのれ東海め。いや、この211系車両は2022年3月デビューする315系車両に置き換わることになっている。絶滅危惧種になった非VVVF車(界磁添加励磁制御)のサウンドを懐かしむとしよう。

車内は長距離移動してそうな人が半分、地元っぽい人が半分といった感じ。さて、電車が興津駅に着いた。3番線には当駅始発の普通浜松行きが鎮座ましましている。そして、やはり3割ぐらいの乗客が先を争うように慌ただしく降りて、跨線橋を駆け上がっていく。そんなに急がなくても席は空いてるし、発車まで時間も余裕があるのに。やれやれだぜ。 “静岡駅周辺の旅(○らり途中下車の旅)” の続きを読む