東急バスで行く大田区の旅

東京23区内で世田谷区に次いで第二の勢力を誇る(ししょー調べ)大田区の旅もあとわずかになった。今回は、鉄道路線沿いは訪局済みなので東急バスで行くことに。

使用するきっぷ:東急バスIC1日乗車券、このきっぷで東急バスの全線(東京、神奈川とも)乗り放題になる。

東京エリアのIC1日乗車券について(おさらい):

  • 利用できるのはSuica、PASMOのみ。他地域のICカードでは利用できない。共通利用できるカード(KitacaとかICOCAとか”はやかけん”とか)は普通運賃の支払いにしか使えない。
  • 購入するには、バスに乗車する時(後払いなら降車時に)、「1日乗車券を下さい」と言えばいい。紙式の1日乗車券を発売している会社だと運転手さんが紙の束を出す事があるので、「ICカードで」と付け加えよう。
  • 運転手さんが機械を操作して、「どうぞ」と言われたら(無言の時もあったけど)、カードリーダーにICカードを当てる。普通運賃よりも明らかに高い金額が差し引かれたら、登録完了。もし、カード残額が足りなかったら、1000円をチャージしよう。やり方は運転手さんに聞きましょう。
    なお、京急バスは紙式のきっぷしか扱っていないので(2017年5月時点)、それを買ってください。手持ちのコインで利用日の銀スクラッチを削ればOK。
  • 1日乗車券の情報が入った状態で、別の会社の1日乗車券をICカードで購入すると、情報が上書きされ、前の1日乗車券は無効になる。他社のバスに乗る時は黙って運賃を支払おう。紙式だったら、複数枚の1日乗車券を利用できるが(そんな人はたぶんいないけど)。

  • スタート

今日のスタートは六郷土手。どこ?京急本線で京急川崎の手前にある、ホームの一部が多摩川にかかった駅、それが六郷土手駅である。
さて、鉄道を利用する場合は、駅で降りて近くの郵便局に行くわけだが、バスの場合は走行距離が短いこともあり、1つのバス路線に沿ってと言ってもすぐ終わるので、訪局するゾーンで考えた方がよいと思う。そんなわけで、今回は大田区内(できれば世田谷区も行きたいな)でプランを考えた。

  • 大田西六郷

六郷土手から蒲01系統(全部東急バスです、以下略)蒲田駅行きに乗り、西六郷一丁目で下車。すぐ見つかるのはありがたい。そして、頑張った甲斐あって9時前に到着。郵便局の窓口が開くのが9時だから、理想を言えばその前にスタート局の前にいるのがベスト。今回もロケットスタートに成功したわけだが、それにしてもこのバス便の多さは何?

  • 大田池上六

さらに蒲01系統で北上し、東矢口小学校前で降りる。道はまっすぐなのに、バスが蒲田駅に向かって曲がってしまうので、ここからは徒歩でバス停1つ分移動。郵便局の看板が障害物に隠れて見づらいが、こんなのはまだ中級にすぎない。

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【大田西六郷局 交差点の先の民家の陰にオレンジの看板がわずかに見える】

  • 西蒲田一
  • 大田中央八
  • 大田中央七

池上六丁目から井03系統のバスに乗り、池上通りへ出て程なく堤方橋で下車。この辺り、大田中央七は大森税務署の近くだが、他の2局が池上通りから離れているために、徒歩移動となる。

川沿いの道を東へ進むと、西蒲田一局の看板が見えた。と言うよりは道なりに曲がるしかないんだが。西蒲田一局を出て、次の大田中央八局までのルートは悩むが、取りあえず川沿いの道を戻り、池上第二小学校を過ぎて右の道へ。付近まで来るが、それらしき建物は見当たらない。地図で見ると、表の道からちょっと奥まった場所のようだが。そして、さらに進むとあった!表で工事が行われていて、看板などもなかったようだ。GPS神だわ。

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【大田中央八局手前の工事中の案内 たまにはこういうトラップもある、注意】

後は池上通りへと引き返して、大田中央七局へ。大通り沿いで税務署に隣接してるのでわかりやすい。局員さんに「がんばってください」と声をかけられる。ありがとうございます、頑張ります。

  • 大田中央一
  • 大田中央四

税務署前から井03系統に乗り、大田文化の森で下車。まずは、バス停に近い大田中央一局へ。局員さんが親切にも、次に行こうとしている大田中央四局の場所を教えてくれた。地図で見ると臼田坂下バス停が近いんだけど、便数の少ないバスは待っていられないので、坂を登る。ここも住宅地の奥の方にある局で、ちょっと迷ったがなんとかたどり着く。

  • 大森

次の大森局までは、バス停1つ分ある。歩くか。しかし、意外に遠かった。
久々の普通局だ。あ、今はもうそういう区分はないんだな。でも、感覚的に分かるんですよ、普通局と特定局って。

  • 大田南馬込二

大森郵便局バス停から森08系統に乗り、馬込銀座へ。バスは馬込銀座の交差点を右折してバス停に止まるが、ふと気づいた。南馬込二丁目の方が近かったな。
郵便局では、お散歩マップなるものをいただいた。村岡花子って誰?すみません、理系なもので。花子とアン?何それ、おいしいの?

【いただいたお散歩マップ 観光は次の機会に・・・】

  • 大田東雪谷五

バス路線の都合で、馬込銀座に戻り森07系統で上池上へ。久々の大移動だ。
広い道の向こうに郵便局は見えるが、こういう大きい道って渡る場所が少ないのが難点だな。

  • 大田久が原西

歩けない距離ではないが、森05系統で上池上から久が原出世観音まで移動。ただし、バス停から郵便局まではやや距離があるので、やはりある程度歩くことに。表通り沿いなのは助かるが。

  • 大田下丸子

久が原出世観音から蒲12系統で池上八丁目へ。ちょっと移動に無駄があるような気がしてきた。ここからは、本日の最難関たまちゃんバス沿線の大田下丸子局を目指す。何が最難関かって、便数が少ないんですよ、コミュニティバスだから(?)。
池上八丁目に到着し、たまちゃんバスの乗り場へ向かうと、絶妙のタイミングでたまちゃんバスが出て行ったほらね(?)
ちなみに、タマちゃんと言えば、その昔(2002年頃)多摩川などにアゴヒゲアザラシが出没し、なぜかタマちゃんなる安直な名前を付けられ、フィーバーみたいな事になっていたなー、と去りゆくバスを眺めながら、そんなことを思っていた。
さて、そんなタマちゃんとの関連性は不明だが、ようやくやって来た次のたまちゃんバスに乗り、白洋舍前で降りる。バス停前の交差点を東に進むと程なく大田下丸子局に到着。

【たまちゃんバス白洋舍前バス停 タマちゃんとの関連性は不明である】

本当は、ここから田園調布五局へ行こうとしていたのだが、先ほどバスを1本逃したダメージが大きく、どうやらタイムリミットの16時までには着けないことが分かる。ここから尾山台って結構遠いし、この地獄のたまちゃんバスループを抜け出して武蔵新田駅から移動することを考えると、物理的に不可能だ。素直に多摩川線で帰ろう。

【たまちゃんバス(大田区コミュニティバス)
あくまでタマちゃんとの関連性は不明です(ウソつくんじゃねえ)】

というわけで、今日の旅はこれで終了。今日の成果は12局。バスオンリーでこの数字はまあまあ良い方だと思う。やはり地獄のたまちゃんバスループは最大の難関であった。それにしても、野生のアザラシを見つける度に、川の名前+ちゃんとかいうテキトーな名前を授けるのはいかがなものか。そんなことをぼんやりと考えていたら、蒲田駅に着いていた。

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