ちょっと休みが残っているので(なぜ休みがあるかはそのうち書くかもしれません)、遠出することにした。今まではきっぷの都合上東へ行くことが多かった気がするので、今回は西の方へ行くことにした。
0.プランニング
たまには飛行機に乗ろう。マイル貯めないといけないし。さて、西の方で飛行機で行ける所としてまず考えたのは宇部市(山口県です)。理由は、宇部市バスの1日乗車券が使えるという見込みだから。ところが、問題に気付いた。宇部市バスの1日乗車券は、基本的に土日祝日に利用できる。さらにバスの日(9月20日)と夏休み期間(7月21日~8月31日)に利用できる。ああっ、過ぎてるじゃないか!なので予算の都合で四国に行くことに。さらに限られた日程と回れそうな郵便局を検討した結果は・・・。
JR四国のきっぷ「徳島・室戸・高知きっぷ」(便利なきっぷその他西編を参照 )を使うことにした。ネーミングがビミョーなのはともかく、このきっぷは徳島から高知まで四国の南東海岸(ほぼ国道55号線)に沿ったルートを移動する片道きっぷである。とは言え、途中経路では自由に途中下車ができる。もちろん、片道きっぷなので戻ることはできないが。さらにプランを検討した結果、細かいことは書かないが、高知から徳島へ移動する経路とした。
さて、詳細な経路だが、まず飛行機で高知(龍馬空港)へ。1日目は高知市内をお察しの通りとさでん交通で回り高知市内泊、2日目は徳島・室戸・高知きっぷ(B)で一路徳島を目指し、徳島(阿波おどり空港)から帰路へ。計画から出発まであまり日がないので、これをまともに購入すると、飛行機代だけで約6万円くらい、さらにホテル代もかかる。何とかならないかなとさらにいろいろ検討して、出した結論はじゃらんパック。これだと、往復の飛行機代と現地宿泊費(発着空港の近く)込みで4万円を切る。要は組み合わせ自由なパックツアーのようなものだが、おかげでかなり旅費を減らすことができた。通常は往復で同じ空港を利用することが多いが、行きと帰りで空港を変えることができるので、こんな変則的なプランも可能だったりする。たまにはこういう宣伝もしとかないといけないんだろうな。
1.1日目:高知市内とおまけ
羽田から高知行きの始発便に乗る。眠い。新幹線なら出発ギリギリでいいのに、飛行機だと保安検査場を出発の15分前までに通過しないといけないので、それが不満。スキップサービスは助かるわ。
さて、無事高知は龍馬空港に到着。ここから高知駅までの移動が大変だ。これも飛行機を使う時の不満。市街地から遠い。
【高知龍馬空港の名前の由来になっている坂本龍馬の像】
【空港連絡バス(とさでん交通) 高知駅まで約25分かかる(高知南国道路経由で)】
高知駅ではなく手前のはりまや橋観光バスターミナルで降りる。とさでん交通(土佐電気鉄道から改名)に乗るならこちらが便利なので。ところが、はりまや橋の観光バスターミナルって交差点から離れているのだった。はりまや橋の方向を確認し、そちらに向かって歩く。交差点の手前にとさでん交通のサービスセンターを発見。電車の乗車券も扱っていたので、無事に一日乗車券を購入。こちらも、今日使うことを告げると、日付部分のスクラッチを削ってくれた。
●高知潮江、高知百万石、高知桟橋
はりまや橋電停から、桟橋方面の電車に乗る(高知県で電車と言えばとさでん交通のことを指す)。はりまや橋に近いはりまや町、南はりまや町の両局は既に訪問済みなのでパス。まずは潮江局に向かって1つ目の梅の辻電停で降り、東側の道に入る。道をまっすぐ行った所にあるはずが、見つからない。iPhoneのマップアプリ(最近マピオン先生はあまりちゃんと働いてくれないので)で現在位置を確認。あ、道を1本間違えた。電車通りから1本北の道を入ればまっすぐ行けたのに。
次は、桟橋通二丁目で降りて、百万石局へ。この停留所は、歩道橋からしか降りられないので少し面倒なところである。道路の反対側へ降り、高知工業高校を回り込んで、分かりにくいが右斜めに分かれる道を進むと、百万石局があった。
【高知百万石局】
局を出て、広い道路があるからそちらに向かって歩いて行くが、電車は見えない。遠くの交差点には線路、いや電車の架線が見える。ここからだと桟橋通三丁目の電停が近いが、次に向かう桟橋局は線路からも離れている。だったら、このまま広い道(土佐道路)沿いに歩いた方がいいな。と判断して土佐道路に沿って歩く。ツタヤを過ぎて交差点を右に曲がる。前方の右側に桟橋局を発見。局員さんに「ティッシュ挟みましょうか?」と聞かれたが、何となく断ってしまった。
ここからは交差点を南西(斜めに交差してるので)に進んで、桟橋通四丁目の電停に向かって戻る。飛行機に乗っていたせいで、なんだか耳がおかしい。そのうち治るだろう。終点の桟橋通五丁目に行こうかとも思ったが、今日の目的はあくまで郵便局なので、はりまや橋へ戻る。この桟橋線(駅前線も)は古い電車が多く走っているので、懐かしい気分を味わえる。あのバカでかいノッチ(加速装置)も健在だ。
【200形車両 数少ない土佐電鉄のオリジナルカラーである】
●高知宝永町
はりまや橋まで戻ってきた。ここから、後免方面に向かって進むことに。まずは宝永町電停で降りて、宝永町局へ。電停の交差点を北に入ると300mほどで局に到着。局員さんにお気を付けてと声をかけていただく。そう言えば、まだ番号札を見ていないな。東京とは違う所だ。
●高知稲荷町
宝永町からさらに東へ移動。知寄町電停で降りて、交差点を南へ進み、土木事務所を回り込むと、稲荷町局がある。ようやく、番号札発行機を発見。ただ引くまでもなかった。ここではティッシュを挟んでくれた。あ、ありがとうございます。
●高須(簡)
さらに東へ移動する。この区間は少し長い移動となる。高須電停を過ぎて、介良通(けらどおり)の電停を降りて、道路沿いに少し戻ると高須簡易局がある。ここは普通の民家?ここでもティッシュを挟んでくれた。さっき断ったのは悪かったかな?「暑いですね、お気を付けて」と声をかけていただく。そうですね、南国の暑さはやはり違いますな。
【高須簡易局 割とよく見るタイプの簡易局である】
●高知新木、高知東
次の新木局は、隣の新木電停からが近いのだが、この高須電停の東方向(後免町方面)は、一部で有名な書き割り停留所なのだ。京都(嵐電)にもあるけど、もうちょっとマシな場所にあるぞ。こんな所に立ってたら、特に田舎(失礼)だと車にひかれるぞ。恐怖を感じたししょーは歩くことにした。
【高須電停(手前ははりまや橋方面、線路の向こうが後免町方面) プラットフォームではなく、地面に塗られた緑色がのりばの目印】
線路の南側に歩道があるので、そこを歩いて隣の新木電停へ。その先の道を右に入ると、新木局がある。ここにも番号札発行機がある。引かないけど。
新木局の前の道をさらに南東方向に進み、南国バイパスに出てさらに東へ進むと高知東局がある。うーん、結構距離が長いな。秋とはいえ南国の気温の中を長距離歩くのは意外とつらい。高知東局は大規模局なので当然番号札がある。引かないけど(やっぱり)。暑いので、サンプルのアクア○ララのお水をいただく。
【高知東局 南国バイパス沿いの大規模局】
高知東局の西側の道路を北へ進み、あぜ道を道なりにあっちへこっちへ進み(地図を見ながら適当に歩いてます)、何とか田辺島通電停にたどり着く。おお、ここにはホームがある。
●大津
介良通を過ぎると、電車の本数が激減するので、しばし休憩となる。ここから舟戸電停に移動し、大津局へ向かう。電車を降りて、地図の通り進むと、川を越える高架道路に行き当たる。え、どうやってあの道路に上るんだろう?と焦るが、よく見ると目の前に橋があった。下の道からも川を渡れることが分かり、ほっとする。川を越えて北へ進み、大津バイパスを越えて、地図に従い北の道を進むが、郵便局がない。地図が示す箇所を探すが、やはり見つからない。大津バイパスに戻り周辺を探すと、ドラッグストアの看板に郵便マークが?そちらに入ると、ドラッグストアの横に新しい郵便局があった。地図を見直すと確かにその辺りなのだが、ドラッグストア側からしか入れないのであった。
文章で書くと伝わりにくいが、電停からここまで結構な距離を歩いている。地方になると駅の近くに局がないので、最寄りの局を求めて知らず知らずのうちに長距離歩くことになる。うっかりしてると体力を必要以上に奪われるので注意が必要である。また、長い距離を歩いて舟戸電停に戻る。ここも後免町方面は書き割りなのだが、仕方ないので車の襲撃に怯えながら電車を待つ。田舎の車って結構飛ばすでしょ。あれ、歩行者からすると相当な恐怖なんですよ、ホント。でもこのポジションは史上最高(ししょー比)にヤバいぞ。
【舟戸電停(手前が後免町方面行き) この位置はヤバすぎでしょ】
●南国
もうこの沿線(後免町方面)にあるのは、南国市に入ったところにある南国局ぐらい。南国小籠局というのもあるが、最寄りの電停から600mも離れている。やめとこう。そんなわけで、後免西町電停まで移動する。電車を降りると目の前に南国局がある。ここでついに番号札引きを達成。いや、ない方がいいんだけど。
【南国局 後免町からの道をまっすぐ進むと・・・きゃー】
●高知本町、高知県庁内
せっかくだし、終点まで行こうとも思ったが、本日の目的はあくまで郵便局なので、そのまま折り返すことに。結構高知市街から離れてしまったことに気付いた(遅いよ)。ここから高知市内方面の電車は運転系統上鏡川橋行きしかないので、それに乗って西へと移動する。はりまや橋を過ぎて、郵便局が近いところは、えーと、高知城前電停かな。後免西町電停を出た時点で既に時間は15時を過ぎている。もうこの付近で終わりになりそうだ。
高知城前電停で電車を降りて、道路沿いの本町局に入る。ここも番号札がある。中心地だからね。特定局にしては結構大きいなと思っていたら、もともとは普通局だったらしい(日本郵便の定義では特定局とかはないので、目安とお考え下さい)。
高知城前の交差点を北に進み、高知城の角を左に曲がる。高知県庁への橋を渡って、高知県庁に入る。市役所や県庁って、旅行中の休憩ポイントとしてよく利用するが(トイレ利用が多いのは申し訳ないと思ってます)、今日の目的は郵便局である。館内の案内を見ながら郵便局を探すと、あった。でも、これってATMでしょ。郵便局は、と思ったらその陰にあった。なんて分かりにくいんだ。
【高知県庁内局 正面に見えるATM(上)を曲がると郵便局がある(下)】
これで本日の活動は終了。1日乗車券があるので、終点の伊野まで行こうかと思ったが、ホテルのチェックイン時間に間に合わないので、鏡川橋まで行くことに。ちなみに、とさでん交通の電車一日乗車券は、全線有効のものと均一区間のみ有効の2種類があって、均一区間は介良通から鏡川橋の先の曙町東町までとなっている。お値段が倍違うので、均一でも良かったかなーと後悔する。ちょっと悶々としながらはりまや橋へ戻る。
そう言えば、はりまや橋というのは一説によれば日本3大がっかり名所だそうな。確かに、はりまや橋と言ってもただの道路橋で、風情のある欄干なんてないし、最近作られたであろういかにも橋っぽいモニュメントが観光名所をアピールしてるぐらいのものである。橋のたもとには有名なよさこい節の歌碑もある。そう、坊さんがかんざしを買うのを目撃されたあの事件(?)である。さらに付近には最近できたであろう、某正義のヒーローや仲間のパン職人その他の石像が立っている。ししょーが興味あるのはむしろこっちの方だな。初めの頃は愛と勇気しか友達がいないなんて、なんて淋しいやつだろうと思ったものだけれど。
【高知が生んだ?正義のヒーローとパン職人】
【悪のヒロインと想い人 いずれもはりまや橋の北側に鎮座ましましております(合掌)】
次の日に備えて、高知駅近くのホテルにチェックイン。このホテルの宿泊代もじゃらんパックのおかげで格安にできた。これは結構使えるな。夕食は、やたらとある飲み屋さんを避けて(独りだからな)、チェーン店のカレー屋さんで取ることに。やはり、高知駅~はりまや橋のポイントは大事だな。
2.2日目:高知⇒室戸岬⇒徳島
ここからは、最初に紹介した「徳島・室戸・高知きっぷ(B)」で、徳島を目指す。ちなみに、(B)というのは高知から徳島に向かうルートを意味する。徳島⇒高知なら(A)である。早起きして、安芸行きの快速列車に乗り込む。例のテーマソング(ア○パ○マ○のマーチ)に見送られて、列車は高知駅を後にする。
【TKT9000系 快速安芸行き 正面のキャラはとうのはまへんろ君だそうである】
【TKT9000系の側面に書かれた各駅のキャラクター 詳しくは調べてみてください】
この列車は安芸駅に8時38分に到着する。次に乗る甲浦行きのバスは9時26分の発車なので、その間を利用して安芸駅周辺を回れるはず。安芸駅周辺には、一番近くに安芸局、さらに安芸本町局、さらに東浜簡易局もある。とは言え、目的はこの安芸~奈半利~甲浦のバス路線なので、無理はできない。
【途中駅の球場前(球場ボールくん)の近くにある安芸タイガース球場 言わずと知れた関西の超人気球団のキャンプ地である】
●安芸
安芸行きの快速なので、列車の終点安芸(あきうたこちゃん)で降りて、周辺局を目指す。ところが、一番近い安芸局を探すのに一苦労。思ったほど近くなかったのと、道がやや分かりにくかったこともあり、何とか開局前にたどり着いたものの、この調子では後の2局はとても手が回らないと判断し、見送ることにした。駅を出て2ブロック目の道を左に曲がると行けたようなのだが、なぜか通り過ぎてしまっていた。結局、安芸局のみの訪問となる。ここでタイムロスがあると、後の行程に響くから。
【安芸局 駅からは比較的近いのだが】
【あきうたこちゃん近影】
【童謡靴が鳴るの歌碑 安芸(あきうたこちゃん)駅前にて】
●室戸
安芸駅前からバス(高知東部交通)で東へ移動する。実は土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線の終点奈半利(なはりこちゃん)からも乗車できるが、奈半利周辺は訪問済みのため、安芸からの利用にした。バスは土佐東街道(R55)に沿って、一路甲浦を目指す。いや、実際は平日運転の半分程度が途中の室戸世界ジオパークセンター止まりとなるので、甲浦の方向という方が適切かな。そんなわけで、途中のジオパーク止まりを利用しながら、最終的に甲浦岸壁行きを拾う形とした。
まずは、途中の室戸市役所に近い、室戸局を目指す。室戸市役所前にバスを降りる。きっぷを見せると、運転手さんがなんだかきっぷを凝視している。そんなに珍しいきっぷだったのか?ここは、室戸市の中心だけあって、久々の番号札ゲットとなる。局の中は結構涼しいな、と思ってたら外に出ても涼しかった。室戸岬って結構暑いイメージだったので意外だった。
【室戸局 室戸市役所に近い】
●室戸岬
室戸市役所前からさらにジオパーク行きのバスに乗り、ややこしいが室戸岬バス停よりも手前の岬中町の停留所でバスを降りる。今度はすぐに通してくれた。すぐそばに室戸岬局がある。ここでもティッシュを挟んでくれた。郵便局はあるが、実際の室戸岬はもう少し南の方にあるので、たいした見所もない。ん、近くの神社に「昭和九年海嘯襲来地点」の記念碑がある。なんだろか?
ちなみにだが、海嘯とは、満潮時に海の水が川を逆流する現象である。簡単に言うと、ポロロッカみたいなものである。それで合ってるのか?
【愛宕神社 手前に記念碑が建っている】
【室戸岬局 最寄りは室戸岬停留所ではなく岬中町停留所なので要注意】
バイパスから外れた狭い道で直射日光にさらされながらバスを待つ。対向のバス(安芸営業所行き)は定時で通過したが、こちらのバスは同じ時間に来るはずなのに来ない。結局5分ほど遅れてやって来た。こんな田舎でバスが定時に来ないって、なかなか不安をかき立てられるものだ。
●甲浦
後は土佐東街道(国道55号線)に沿って、一路甲浦を目指す。このバスは甲浦岸壁行きだが、きっぷの都合上、甲浦駅前までしか行けない。これが悲劇の序章になろうとは。。。バスは海沿いの国道を走る。太平洋を右に見て海岸線を走るのは気持ちがいい。そして気になるのは、車道の端を歩く人々。結構な数の人が歩いている(30分に1回は見たような)。しかも、みんな申し合せたように白い服を着て、笠をかぶって、杖をついている。笠には同行二人の文字が。はあ、そういうキャンペーンですかね(お遍路さんだよ!)。この辺り、適当な歩道や山道がないから、危険な車道を歩くしかないのでしょう。みなさま、お気を付けて。
甲浦駅前に到着し、バスを降りる。予定よりも3分ほど早着したが、またしても運転手さんがこのきっぷ(徳島・室戸・高知きっぷ)をガン見していたので、それほどプラスにならなかった。乗務員への周知をお願いしますよ、高知東部交通さん。甲浦局は、駅前を出て甲浦岸壁手前の甲浦口が近いのだが、そこまで行くときっぷのルートから外れてしまうので、駅前から甲浦局を目指す羽目に。しかし、遠い!しかも、当初甲浦口で降りることを想定していたため、想定以上に移動に時間がかかり、しかも郵便局に着くと他のお客さん(保険関係)と対応中。これはヤバい状況か?と思ったら、並行で処理してくれた。局員さんありがとうございます。またしても、必死に甲浦駅を目指して、何とか列車の発車3分前に到着。この駅は地形の関係上、階段を上った所にのりばがあるので、最後は階段を駆け上がる。疲れた。
【甲浦局 よく写真撮る余裕があったなと我ながら思う】
●牟岐
甲浦からは阿佐海岸鉄道阿佐東線(路線名はあまり知られていないが)、終点の海部からはJR列車に乗換えと小刻みな接続となる。牟岐まで直通する列車はないのか。牟岐に到着すると、他のお客さんは徳島行きの接続列車に乗換えていく。でも、ししょーはこの小さな駅に用があるので、ここで途中下車。
駅を出て地方にありがちな駅前広場を抜けて、表の道路(土佐浜街道)を右に曲がり、家庭裁判所に向かって左に曲がると、すぐに牟岐局が見つかった。この近辺には他に局がないので、かなり余裕である。
【牟岐局 分かりやすいのはいいな】
ここからは、徳島に向かって進む、というか帰り道を行くことになる。もう郵便局に寄る余裕はない。時刻は15時前。まだ余裕がありそうな時間帯だが、徳島空港からの出発と連絡バスの時刻から、これでも結構ギリギリの時間だったりする。実はこのきっぷJR線の特急自由席も利用できるのだが、残念ながらこの時間帯には特急むろとは走ってなかった。約2時間ほど各駅停車に揺られることに。
ふと気付いたんだが、JR四国の気動車の行き先表示には英語表記がない。たいていどこの地域でも英語表記はあるものだと思っていたのだけれど。この辺りでもお遍路さん含めて外国人観光客の姿を多く見る。このあたり、JR四国さんはどうお考えなのだろうか?
【牟岐駅に停車中のJR1000系と1200系車両 日本語表記しかない行き先表示】
最初はガラガラの車内も次第に混み始め、阿南の付近では結構な混雑に。やっぱり都会だな。ただ1両編成ってのはどーなのよ?そして、ようやく終点の徳島に到着。片道きっぷだから、旅行(ここではきっぷの区間を移動することを指す)の終了時には回収されるものと思っていたら、改札係のおねえさんはちょっと券面を見てすぐに返してくれた。記念にお持ち帰り下さいという意味だと解釈して、ありがたくいただく。駅を出て、バスのりばを探す。
【徳島・室戸・高知きっぷ そのままお持ち帰りできた】
空港バスのりばは、駅前に広がるバスターミナルの東端にあった。券売機があったので、徳島空港・運転免許センターまでのきっぷを購入し、バスに乗る。リムジンバスだが、高速を使うほどの距離でもないので(経路の問題もあるだろうが)、吉野川バイパスをひたすら走って夕闇迫る徳島阿波おどり空港に到着。フライトまで1時間以上の余裕はあったのだが、お土産を物色して、徳島ラーメンを食べていたら時間がなくなってしまった。帰りの羽田行きの飛行機は大入り満員。徳島って案外需要があるんだな。
【旅の締めくくりは徳島ラーメンで?】
3.まとめ
今回の旅のポイントとしては、高知から徳島までの海岸沿いエリアの攻略、それと高知市内の訪局と2つあったわけだが、色々考えた結果(効率の良さ、宿泊施設、晩ご飯など)このプランとなった。高知市内を回った後、すぐに室戸岬に向かって移動を開始すれば、室戸岬付近に宿泊して翌日東海岸をゆっくり回ることもできたのだが、あの辺りの夕食事情を考えて断念した。その辺りは、みなさんのご都合や嗜好に合わせてプランニングしていただければ良いかと思う。
後はとさでん交通の一日乗車券を均一区間タイプにしても良かったかなと。結果的には均一区間内の郵便局でも1日かかったと思うのだが、実は朝倉駅前から伊野まではJR土讃線とほぼ並走するので、それが判断に迷いを生じた原因だったかもしれない。
まあ、ともかく、これで高知県内局の訪問率が7.1%になりました(8888)。次は四国内で一番訪問率の低い愛媛県に市内電車1Dayチケットで乗り込み、最後はいよてつ髙島屋大観覧車「くるりん」で街を眺めるのか。飛行機は高いから、次は夜行バスかなあ。日帰りなら、夜行バス&飛行機の組み合わせが最強だから。え、宇部はって?うーん、時間が欲しい、働いてる暇なんかないぞ(コラコラ)。