旭川市と周辺部の旅

0.はじめに

これは昔の話ですが。郵便局攻略法に書いた1~2時間に1本の便をうまく利用する方法の実践編として、数年前に北海道に行った時のことを書かせていただきます。昔の話ですので、詳細があやふやな部分もあり、旭川市以外も回ったのですが、他の部分は割愛させていただきます。

1.プロローグ

20xx年のある夏のこと、ししょーは北海道は新千歳空港に向かう飛行機に乗っていた。目的は、3度目の宗谷岬訪問、そして今度こそは日本最北端の宗谷岬局を制覇すること、そしてその前後に札幌市と旭川市の郵便局を回ることであった。しかし、北海道に5回渡ってそのうち3回も宗谷岬に行くって、バカなんじゃないの?と自問自答しつつ、今回は郵便局に行くのが目的だからと正当化しつつ、そんなことをよそに飛行機は無事新千歳空港に到着した。オニオンスープはまあまあだったな。。。

さて、今回の全行程は、新千歳空港から札幌市内へ向かい、市内散策(?!)、翌日は1日かけて宗谷岬へ行って戻り、帰りは旭川で移動を止め、さらに翌日旭川市内を回り、旭川空港から内地へ戻る2泊3日のプランとした。今回のきっぷだが、行程があまりに常軌を逸しているので、道内の移動はほぼ片道きっぷの利用となった。すなわち、新千歳空港~新札幌、札幌(市内)~稚内、稚内~旭川のJRきっぷ、そして札幌市内は地下鉄移動のため地下鉄1日乗車券、旭川市内はバス移動(旭川電気軌道)だが、1日乗車券がないのでバスカード(Asaca)を購入。これが最適解だと思ったんだけど、どうなんだろうか(LCCを使わないししょーはあのきっぷが使えないのだ)

新千歳空港の地下にあるJR千歳線の新千歳空港駅から快速エアポートに乗り、新札幌を目指す。なぜ札幌駅まで行かないかというと、新札幌で市営地下鉄東西線に乗り換えできるからである。1日目(もうお昼回ってるけど)は地下鉄で札幌市内を回り、市内のホテルに宿泊(この行程はあまり参考にならないので省略)。

2日目は札幌駅7:48発の特急スーパー宗谷1号(今はただの宗谷だが)に乗り、終点稚内へ。駅前のバスターミナルから天北線代行バスにくっつけられてしまった宗谷岬方面のバスに乗り、宗谷岬バス停・・・ではなく、その先の宗谷岬会館前へ。バス停に近い宗谷岬局(日本最北端の郵便局)を訪問し、歩いて宗谷岬バス停まで移動、再びバスで稚内駅に戻り、上りの特急スーパー宗谷4号で旭川まで戻る。宗谷岬へ当日中に行って戻るにはこのパターンしかない。もちろん、列車は札幌行きだが、途中の旭川駅で下車して、駅前のホテルへ。

宗谷岬郵便局
【宗谷岬郵便局 日本最北端の郵便局】

日本最北端の碑
【宗谷岬 おなじみの日本最北端の地の碑 天気が良ければさらに北の領土も見えたのだが】

2.旭川市内の旅

さて、ここからが本題。どっちを向いても便数は少ないが、とりあえず比較的便数の多そうな東川町方面に行くことにした。目安とした東川道草館前(道の駅ひがしかわ)へ向かう系統は2通りあるが、沿線に郵便局が多い豊岡ルートを採ることにした。
写真を撮ることを失念していたので、代わりと言っては何だが、行程図を付けておく。

●旭川一条西、旭川二条
9時前にホテルをチェックアウトし、まずは旭川駅周辺の残りの局を訪問。駅の北側の道を進み、一条通を西へ進むと富良野国道(R233)の手前に一条西局がある。そこから戻り、昭和通りを北上すると150mほど北の道を入った所に二条局がある。駅周辺はこんなものかな。

あとは、バスカードを買い求めるために駅周辺の案内所へ。旭川電気軌道のICバスカード(Asaca)を購入。理由は、いちいち両替するのがタイムロスになること、それと乗継割引が使えること。ここの乗継割引は同一停留所または同一扱いの停留所で降りて1時間以内に乗車すると、再乗車時の運賃が100円割り引かれるものである。地元民にとっては助かるが、果たして遠方の、しかも内地(今でも北海道では本州以南を内地と呼ぶそうである)の人間にとってお得なのか

●旭川豊岡
旭川駅前からバスに乗る。車内は随分と混雑している。それもそのはず、このバスは旭山動物園行きであった。”奇跡の動物園”旭山動物園の人気は未だ健在である。だが、ししょーは後ろ髪を引かれる思いで豊岡4の1バス停で下車。今日の目的は動物園ではなく郵便局だから。

交差点から西へ戻ると豊岡局があった。通り沿いは助かる。

●旭川東光一条、旭川千代田
豊岡4の1バス停から循環系統の9系統で東光2の5バス停へ移動。妙なバス停名だが、北海道らしいとも言える(正式にはそれぞれ豊岡4丁目1条、東光2丁目5条である)。東光一条局は豊岡1条4丁目交差点にあるのだが、あいにくそこにバス停はないので東光2の5バス停で降りて来た道を戻る。うーん、暑い。北海道は涼しいと思っていたが、旭川市についてはそうでもないようだ。

ここから千代田局へは、しばらくバスが来ないので仕方なく歩くことに。本当は東光6の7バス停が最寄りなのだが。豊岡1・4条斜線通り(本当に斜めの道だ)を南東に下り、東光5条7丁目を通り過ぎて千代田局へ。最寄りの東光6の7バス停からさらに東へ、と行きたいが次のバスまでまだ時間が空くので、仕方なく歩く(2回目)。

●旭川東
斜線通りをさらに1kmほど南東に歩いて、ようやく東局に到着。やっぱり郵便局の中は涼しいなあ。次のポイントまでは遠いので、ここからはさすがにバスを待つことに。しかし、田舎だからか日光を遮るものはなく、直射日光にさらされることに。しまった、なんか理由付けて局の中にいれば良かった。

●東川八号
東郵便局前バス停から東旭川上旭正バス停を通り過ぎて、東川北町8丁目バス停で降りる。これが今回のポイントと言えばポイントとなる。交差点まで戻ると、東川八号局がある。窓口で入金処理をしてもらっていると、局員さんに不意に「旭山動物園には行かれましたか?」と尋ねられる。すみません、次回は行こうと思います。やっぱり自慢のスポットなんですね。

●旭正
東川北町8丁目バス停から旭川駅方向へと戻り、東旭川上旭正バス停で降りる。バス停の目の前に旭正局がある。ロケーションの割には分かりやすい場所で助かる。表通りから離れた郵便局って結構多いから。

●東川
東旭川上旭正バス停から、東神楽方面のバスに乗り、今日の目標である道草館前へ移動。ここはすでに旭川市ではなく、上川郡東川町である(さっきの東川八号もそうだけど)。道の駅の道路向かいにある東川局へ入る。時間的にもここで終わりとなりそうだ。さて、道の駅もあることなので入って休憩する(トイレ利用も)。こういうスポットがあるのは本当にありがたい。たいていは何もないことが多いので。

通帳宗谷岬旭川
【今回の北海道遠征の結果 札幌大通局の図柄はスズラン、時計台、雪だるま?】

3.エピローグ

酷暑(?)の旭川市内ツアーを終え、旭川駅にようやく戻ってきた。時間はまだ16時になっていないが、もう行く所もない。ここからは旭川空港へ移動。もちろん、Asacaで運賃を支払う。なんか地元民みたいだな。なんて、のんきなことは言ってられない。他のICカードと同様にカード情報は10年経つと削除される。ということは、10年以内に旭川に来ないといけないということか。次回はきっと旭山動物園を訪問することになるだろう。もちろん、バスカードで他の郵便局にも行けるからそっちが優先かな?

4.おわりに

この文章では、旭川市内局訪問の行程より、便数が少ないエリアでのプランニング例について説明させていただいた(つもりだが)。他のエリアに関しても概ねこの方法で対処は可能であると考えている。くれぐれもダイヤを見間違えて、せっかく作った攻略プランが崩壊することのないよう、ご注意いただきたい。

5.おまけ

さて、旭川空港では北海道土産の定番(?)ジンギスカンキャラメルを探して徘徊する。お、がごめキャラメル?なんだこれは?よく分からないけど、とりあえずゲットだ!というわけで。。。旭川空港をテイクオフし、一路羽田空港に向かって寝るzzz。さあ、この大量のジンギスカンキャラメルがごめキャラメルも)をどこにばらまいてやろうか、くっくっくっ、と帰りの飛行機で不敵な笑みを浮かべるししょーであった。

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