訪問局の記録について

以前、郵便局というものは新規で開業することがある、また廃止や統合することもあるというお話をしました。となると、記録上どう扱えばいいのかという疑問が湧いてくると思います。純然たる旅行貯金をされている方にとっては、それほど重要な問題ではないかと思いますが。

ある地域に新規で郵便局が開局すれば行ってくればいいだけです。訪問した局が廃止になれば涙をこらえてデータから削除しましょう。改称されたら、そっとデータを修正すればよいです。もちろん、旧名も残しておかないと通帳との整合性が取れなくなるので、新旧の局名が分かるようにしておきます。

2番目に面倒な(ししょーの私見です)局種変更(郵便局、簡易郵便局、分室といった局種が変わること)。これはどうするか。仕方ないので、○○郵便局を○○簡易郵便局に変えるしかありません。ししょーの場合は、簡易局、分室の訪問数も管理しているので、局名はそのままで簡易局フラグ、分室フラグのみ立てるようにしています。もちろん、局種変更の前後の局種(郵便局⇒簡易郵便局など)の記録は残しています。

さて、1番面倒なことは何でしょうか。それはやはり統合だと思います。複数の郵便局が1つになるので、なかなか扱いが難しいのではないでしょうか。郵便局の統合では、1つの存続局(合併する郵便局のうち代表として生き残る局)とその他の廃止局が出てきます。ここで厄介なのは、A郵便局とB郵便局とC郵便局という名前の局が統合してA郵便局という名前になりましたという時、存続局はどこか?という問題。A郵便局でしょ、と思った方、甘い。実は改称後の名前が同じでも存続局にならないパターンもあるのです。例えば、東京の中央八重洲郵便局と八重洲地下街簡易郵便局が統合しました(2007年頃ですかね)。この時は、中央八重洲局が八重洲地下街局に改称し、八重洲地下街簡易局が廃止となりました。

また、もう1つ例を挙げると、2010年8月に東京の日本橋プラザ内局、日本橋二局、日本橋通一局、日本橋通局が統合され、日本橋南局が誕生しました。え?じゃあ、存続局はどれなの?ちゃんとその時の案内にはこう書いてあります。“日本橋プラザ内郵便局を移転・改称し、日本橋南郵便局として開局します。日本橋二郵便局及び日本橋通一郵便局は、日本橋南郵便局に統合することに伴い、廃止いたします。”そして“一時閉鎖しておりました日本橋通郵便局は、日本橋南郵便局の開局に伴い廃止します。”なんておまけも付きましたが。そう明記してあれば、日本橋プラザ内局が存続局で他の局が廃止になるんだと判断できます。

もう少しエビデンスにこだわるなら、日本橋プラザ内局の局番号は04123、日本橋二、日本橋通一、日本橋通各局の局番号はそれぞれ01479、01276、00268でした。そして、統合後の日本橋南局の局番号は04123。もうお分かりですね。郵便局は局番号で管理されるので、存続局の名称が変わっても、番号を追跡すればどの局から改称されたか、または統合された後、どの局が残ったのかが判断できるのです。

通常、郵便局が統合される場合、大きな局に周りの小さな局が吸収合併されることが多いと思われます。その時、よりよい場所に移転することもあるので、それに伴って局名が改称されることもあります。代表局の局名がそのままなら迷うこともないのですが、毎回必ずそうなるわけではありません。開局情報をこまめにチェックするのがベストですが、もし迷った時は上記の方法で存続局を探してみてください。訪問局データのメンテナンスでは大事になります。

未訪問局の局番号が分からない人、自分の訪問局がどうなったか分からなくなった人、ししょーにご連絡いただければ、手持ちの資料で分かる範囲でお調べ致します。ただ、郵便局関係者ではないので、その点はご承知おきください。

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