0.はじめに
年末年始はいつも帰省している。そして、いつからだったか(もう10年ぐらいは行ってるか?)新幹線ではなく、青春18きっぷを利用して東海道を下るのが冬の風物詩となった。
今回は、他の旅との兼ね合いを考えて、静岡駅周辺を回ることにした。目的地への到着時間、今までの訪問地域などを考えるとこれが妥当な選択であると思われる。決して手を抜いているわけではない。
ちなみに、昼間の東海道本線の下り列車は、熱海から静岡を過ぎて島田まで進む列車があり、浜松まで走る列車は静岡ではなくその手前の興津から出ることが多い。これを利用して、興津で降りて浜松行きを待つことを興津作戦と呼んでいる。この作戦が次第に世間にバレ始めたのか、興津で降りるキッパー(青春18キッパー、18きっぷ愛好家のことである)が増えているように感じる。だが、静岡で降りるならわざわざ興津で乗り換えるというアクションは不要になる。我ながら見事なフェイントだ(意味不明)。
1.プランニング
あくまで東海道本線の旅の一環という位置付けなので、静岡駅から歩いて移動できる範囲とした。もしガチるならしずてつジャストラインの1日乗車券(電車・バス1日フリー乗車券)も使えるのだが、今回は途中下車による訪問(というコンセプト)の形を取ることにしたので、軽めに回ることにした。
これでも駅周辺の訪問&昼ご飯というミッションがあるので、余裕があるようで意外に余裕はないのだ。
2.東海道線を下る
熱海駅でJR東日本の普通熱海行きを降りて、JR東海の普通静岡行きに乗り換える。来た列車は、211系(5000番台だよ)の6両編成であった。211系+313系でないので、いわゆるノートイレトレインである(初めて聞いたよ)。おのれ東海め。いや、この211系車両は2022年3月デビューする315系車両に置き換わることになっている。絶滅危惧種になった非VVVF車(界磁添加励磁制御)のサウンドを懐かしむとしよう。
車内は長距離移動してそうな人が半分、地元っぽい人が半分といった感じ。さて、電車が興津駅に着いた。3番線には当駅始発の普通浜松行きが鎮座ましましている。そして、やはり3割ぐらいの乗客が先を争うように慌ただしく降りて、跨線橋を駆け上がっていく。そんなに急がなくても席は空いてるし、発車まで時間も余裕があるのに。やれやれだぜ。
「長らくのご乗車お疲れ様でした。まもなく終点静岡です。」のアナウンス。久々に聞く感じがするのはなぜだろう。駅メモ(ステーションメモリーズ!Ⓡ)で静岡清水線の日吉町を押さえたところで、降り支度をする。中央口に向かい、改札口で18きっぷに日付印を押してもらう。
【211系5000番台 JR東海が新造した車両であるが国鉄テイストを残す車両である】
3.静岡駅周辺の旅
まずは荷物(旅行バッグ)をコインロッカーに預ける。南口の改札に近いロッカーは、すべて使用中。。。どこか空いてないかとアスティの中を彷徨っていると、東館の片隅にもコインロッカーがあった。こちらは空いている模様。一番安い400円のロッカーは目の高さにある1段だけか。んあー、負けないのねん!とばかりに重いバッグを持ち上げ、片手で扉を押さえながら押し込む。小銭を用意しないといけないか、と思ったがここもICカード対応のロッカーだった。扉番号を選んでSuicaをタッチする。レシートをお忘れなく。
【模型の世界首都静岡市へようこそ!世界首都とは??】
●静岡馬渕
まずは、南側にある馬渕局を目指す。南口の正面の道路を進み、稲川交差点を右に進む。約800mほど進むと馬渕局があった。ここは駿河区だったな。
【静岡馬渕局】
進んできた道路にはバス停らしきものは見当たらなかった(探しながら歩いていたわけではないので見落としたかも)。また駅まで歩いて戻るのか。と思いつつ戻っていると馬渕三丁目交差点の左側(北側)の道にバス停を発見。こんな所にあったのか。このバス停は大浜麻機線の麻機行きのりば。途中静岡駅前と新静岡御幸町(新静岡駅の近く)を通るようだ。そして、しずてつジャストラインではなんとPiTaPaが使える!ししょーの秘密兵器京阪PiTaPaがここで火を噴く?キャッシュレスはありがたいな。
●静岡鷹匠
新静岡御幸町バス停に着いた。バスは楽でいいな。目の前の江川町交差点を右(北方向)に進む。時間に余裕があるし、バスについては調べてなかったので歩く。900m弱進んで、水落交番東交差点を右に入る。約100m先に鷹匠局があった。最寄り駅は静岡清水線の日吉町なのだが、それほど近くないし。ちなみにここは葵区。静岡市は、旧清水市にあたる清水区とほぼ東海道本線の南側にある駿河区、ほぼ東海道本線とその北側にあたる葵区からなっている。葵区の範囲は井川(大井川鐵道井川線の終点)を越えて南アルプスにまで達する。そこは静岡市なのか?
【水落交番東交差点 バスも通っているがあえて歩いた】
【静岡鷹匠局】
帰りはそのまままっすぐ進んで、静岡清水線の線路を越えて、国道1号線に出る。日吉町の駅も少し距離があるし、新静岡駅からJR静岡駅までの移動を考えると電車に乗るまでもないと判断した。1号線の左端を進み、静岡駅に戻ってきた。
【日吉町駅が遠くに見える】
【静岡鉄道静岡清水線A3000系】
4.おわりに
今日は静岡駅周辺の残り局を拾うだけだったので、静岡県が2局(静岡市)追加のみとなった。静岡市内攻略はいつのことやら。訪問局数、訪問率ともに特に書くこともないので省略する。ちなみに静岡市内局は16/100。まだまだ道のりは遠い。
【静岡市はいいねえ、ってお前の清水愛はどこへ行った!?】
コインロッカーから荷物を取り出し、下りホームへ。今日はそば屋さん開いてるかな?お、シャッターが開いてる。しかし、営業終了していた(;_;)仕方ない。豊橋駅のラーメン屋にするか。
次の下り列車は興津発。ということは、やはり混んでいた。しかし、焼津で席を確保!まだ移動は続くので、体力を温存、いや回復しておきたいところ。ああ、また新幹線が走り去っていった。あれに乗れば早く着けるんだろうけど。たまにはこういうのんびりした旅もいいもんですよ。安いし(笑)
【味玉入り醤油らーめん@豊来軒】
では皆さん、良いお年を。