0.はじめに
今年の祝日は何とも絶妙なと言うか微妙な配置になっている。土日にかぶることが無いというのはありがたいけれど、週末との間の変な平日も少ない。普段ならそのすき間を埋めて休みにして活動できるのだが。さて、ようやく大型連休を迎えることができた。今回も、この時期がラストチャンスとなるJR東日本の株主優待券を使うことにした。今回の行程(2泊3日)では平日は1日しかない。よって、いかに効率よく回るかが問題になる。と言いながら、移動の途中に立ち寄るという原点に回帰することにした。旅には他の目的もあるので。
1.プランニング
旅行貯金に充てられる平日が1日しか無いので、後の日程はひたすら移動に費やすことにした。と言うことで、今回はいつもより大きく回ってみよう。そこで今回の行程は次のようになった。山形新幹線で新庄まで、そこから奥羽本線を進み青森へ。時間の都合で新幹線で盛岡まで下り、仙台からは常磐線経由で戻ってくる。大宮~福島間を東北本線(新幹線)経由にしたので、常磐線に乗らないと戻ってこれないのである(涙)。
東京からなるべく離れたところを回らないと長旅の意味が無い。と言うことで、平日にあたる2日目は秋田県スタートにした。大館ロケットスタートから途中の乗り換え時間が長い弘前、盛岡、一ノ関駅を回ることにする。これでようやく空白地帯の岩手県に行ける。新青森は駅の近くに郵便局がないのでパスすることにした。
2.秋田県の旅(大館)
●大館駅前
1日目は大館まで移動した。本当はもうちょっと先まで行けるんだが。ここに泊まって2日目のスタート地点とする。9時台の青森行きの電車は24分発。しかも駅に近いのは大館駅前局しかないので、割と余裕である。ちなみに大館市の本局(大館局)は花輪線の東大館が近い。と言っても駅から1.2キロぐらい離れているが。大館駅は工事中で、入口からのりばまで80mほど通路を進まないといけないが、それを見込んでも大丈夫そうである。駅からは駅前の広場の左側の道を進むと局に着けるが、ホテルからのスタートなので、目の前の道を東に進んで、駅前局に到着した。9時になるのを待つ。
【秋田駅トピコ局の看板 前回見つからなかったので】
【大館駅前局】
他のお客さんとともに局内に入る。入金票を書いてから番号札を引くと早くも4番札であった。だが、番号札発券機に注意書きが。『ご用意ができたお客さまから番号札をお取りください。』ということはフライングゲッターがいるのか?いた!なるほどね。途中の番号を飛ばされて、番号を呼ばれた。
ここからは東側の交差点を北に進み、踏切跡(廃止直前の呼称で言うと小坂精錬小坂線跡)を越えたら左側の道を進むと大館駅に出られる。ちなみに駅までは650mほどの道のりとなる。
【小坂線の廃線跡は鉄道パークになっていた】
【踏切跡から大館駅方向を見る】
駅の近くには、秋田犬の里や青ガエル(かつて渋谷駅前にいたあの東急旧5000系)など見所はあるのだが、時間の都合で見送ることにした。まあ、そういう旅だしな。
3.青森県の旅(弘前)
●弘前駅前、弘前
普通列車で弘前駅まで移動する。というよりこの電車が弘前止まりなのだが。さて、乗り換え時間を利用して駅周辺局を回る。だいたい駅の近くの局をピックアップして回ることにしたのだが、ちょっと見込みが甘いことに気付く。まずは駅に近い弘前駅前局へ。中央口を出て、左側の道を進む。かなり近い場所にある。
【弘前駅前局】
次はどうしようか。ここで回り順を決めてなかったことを後悔する。とりあえず弘前局に行くか。なんとなく中央弘前駅に向かって進もうとしていたが、意外と遠いことに気付く。駅前広場を直進して、県道17号線に沿って進む。がそれらしき姿は見えない。交差点の向こうにそれらしき建物を発見するが、みちのく銀行だった。結局約700mほど進んだ所に弘前局があった。ここでは、局のスタンプは赤になりますがよろしいですか、と聞かれる。そこはお任せなので。地域によってはレインボーカラーもあるし。
【弘前局】
次の電車の時間を考えると、これが限界だと思われたので、駅に向かって戻る。他の局は距離的にはどれも厳しく、回っていたら電車に乗り遅れそうだ。ようやく弘前駅に戻ってきた。発車10分前。あまり余裕はなかったな。ということで弘前駅周辺は2局に止まった。次回弘前リベンジは必須だな。いや、弘南鉄道ツアーに絡めた方が良いのかな。
【りんごのまち弘前 生産量は弘前市が日本一らしいです】
4.岩手県の旅(盛岡)
●盛岡マリオス、盛岡駅前、盛岡材木町
普通列車青森行きで移動する。新青森からは新幹線で盛岡へ。前述のように、新青森駅周辺に郵便局はないので、降りる要件がない。ついに空白地帯の岩手県に足を踏み入れる。岩手県は、昨今の感染症防止策関連でいろいろ面倒なので避けてきた場所だが、もうそろそろいいだろう。新幹線を降りて西口から出る。ペデストリアンデッキを西に進み、前方にあるマリオス(盛岡地域交流センター)に入る。郵便局は、えーと1階か。エスカレーターで1階に降りるが、案内表示を見ると外に出ろと書いてある。建物の外側に面した配置のようである。中に入って番号札を引くが、どうやら保険関係の手続きをやっているのか、なかなか順番が来ない。結局10分以上待たされることになった。ここではティッシュをはさんでくれた。
【マリオス案内板 郵便局は1階か】
【体温測定中!】
【郵便局はどこだ?】
【盛岡マリオス局】
駅に戻り、自由通路を進んで反対側に出る。地上に降りる場所を探していると、ホテルメトロポリタンに来てしまったので、そこから降りる。前方の道を右側に進み、交差する道路に降りて右方向に進む。突き当たりを左側に進み次の角を右に入って路地を進むと駅前局があった。もう少しよいルートがあるはずだが。駅からは正面の位置にあるが、そこに進む道がないので回り道は避けられない。
【盛岡駅前局】
ペン立てを見ると、仕切りがあって消毒済み、使用済みの区分がある。また面倒なやつだ。でも、ここでは思いがけずティッシュがもらえた。ありがとうございます!
まだ多少時間があるので、東側(北上川沿い)の広い道に出て北へ進む。交差点には横断歩道がなく、代わりに地下道がある。仕方ない、地下に潜って北東に進む。この地下道はどうやら交差点の中央でクロスする構造のようである。交差点の反対側に出て橋を渡る。意外と長いな。トータルで600m程度の距離だった。橋を越えた先の道を左に入って進むと材木町局があった。
【盛岡材木町局】
【当地ゆかりの宮沢賢治先生 「注文の多い料理店」の出版元があったらしい】
【北上川にかかる旭橋から岩手山(たぶん)を望む】
来た道を戻り橋を渡り、さっきの地下道へ。盛岡駅と書いてある方向に進み、地上に出る。見たことある建物だと思ったら、さっき見たホテルメトロポリタンだった。その先のフェザン(駅ビル)から盛岡駅に入る。
5.岩手県の旅(一関)
●一関台町、一関駅前、一関田村町
盛岡から普通列車の一ノ関行きに乗って、終点の一ノ関で降りる。残り時間は約40分。ただし、次の列車(小牛田行き)は16:39発である。つまり時間いっぱいまで郵便局を回ることができる。どこに行こうかと地図を見て、南の台町局から行くことに。西口を出て、正面の道を進み一関駅前交差点を新大町通りに沿って南に進む。駅前広場でちらっと駅前局が見えたが、これは後で行くことにする。約800mほど下ると台町局があった。
【ようこそいちのせきへ 久しぶりだな、ネズ公】
【一関台町局】
【消毒済と使用後 時代柄仕方ないのか?】
新大町通りを300mほど北上し、新大町交差点を右に入る。次の角を左に入り、公園を回り込むように右側の道を進むと駅前局があった。駅前広場から左手に向いて右側の道を入ると近いのだが。
【一関駅前局】
残り時間は10分ほど。まだ行けるか?とりあえず行ってみるか。駅前広場から再び西に向かって進み、一関駅前交差点を過ぎて約300m進むと右側に田村町局があった。終了3分前。何とか間に合った。通りを東に向かって駅に戻る。
【一関田村町局】
【局前のバス停 田舎のバスはこんなもん】
一ノ関駅の中には駅そば屋さんがある。ご飯の時間も近いが、久しぶりに(!?)行くとしようか。実は、駅からの距離で言うと、台町局よりも一関局の方が近いので、初めから3局しか回れない想定ならそちらに行ったかもしれないが、次回の訪問もあるということでいいのかな?
【日本の道百選 おくのほそ道 大垣でもそんなのがあったような】
6.おわりに
本日の成果は、秋田県:1、青森県:2、岩手県:6、ティッシュ:1。ようやく岩手県を訪問でき、東北地方の空白はなくなった。と言ってもまだまだ道は長いな。いや、東北はしばらくはいいかな?
今回は、旅行貯金の原点に戻って、旅行の途中に立ち寄るスタイルとしたが、もう少し効率よく回れたかも。いや、それは欲張りすぎかなとも思う。駅周辺局を回れるだけ回ったら、局めぐりしてはよいかもしれないが、途中で立ち寄るという定義からは外れてしまう。余裕ができたら、局めぐりのための旅を考えてもよいかと思うけれど。
これで、長かった連休が終わる。月曜からはまた仕事か。5月病に気を付けないと。ところで5月病とは何だ?仕事中の倦怠感はいつもあるんだけど。ともかく、夏休みに向かって頑張るとしよう。