京都・嵐電の旅

今回は事情により関西に滞在していたため、京都の郵便局を回ることにした。あくまで対象は日本全国の郵便局です(キリッ)。

便利なきっぷ(関西編)でも紹介しているように、京都市内を回るためのフリーきっぷはいろいろあるが、今回は嵐電(京福嵐山本線と北野線の愛称、以下嵐電と書くことにする)と京都市営地下鉄全線が乗り放題となる京都地下鉄嵐電1dayチケットを利用することにした。このきっぷは名前の通り嵐電と京都市営地下鉄烏丸線、東西線の全線が乗り放題となるきっぷである。未訪問エリアの嵐電沿線とさらに地下鉄東西線沿線を回れる見込みだったのだが。

●京都壬生坊城
スタートは四条大宮駅とした。いつの頃からか阪急の特急が大宮駅を通過するようになって、アクセスが随分と不便になった。でも相変わらずなのは立命館以外の需要がないってこと?


【阪急京都線大宮駅 40年前と変わらぬ佇まい】

さて、まずは駅近の壬生坊城局へ。四条通を西へ進み、坊城通(狭い)の手前の路地を入る。路地を抜けた公団の周回道路の角に壬生坊城局があった。


【京都壬生坊城局 京都ではわりと多いロケーション】

他にも周辺の未訪問局はあるが、時間の都合で省略。今回の目的はあくまで嵐電なので。四条大宮駅(嵐電)で京都地下鉄嵐電1dayチケットを購入。目の前の電車に乗り込む。


【京福(嵐電)四条大宮駅 一大ターミナルのようにも見えるが】

●京都四条乾、京都西院
隣の西院(さい)駅へ移動。阪急も駅があるが、四条大宮駅に寄ったのは1日乗車券を買うためである。嵐電の西院駅は無人駅なので。四条通を西に500mほど進んだ西院巽町バス停付近に四条乾局がある。


【似て非なる駅 阪急西院(さいいん)と嵐電西院(さい)】


【京都四条乾局】

四条通を戻って、西院駅を過ぎた辺りに西院局がある。こちらは駅近なので便利。余談だが、このあたりの局員さんはなぜか京都パープルサンガ(今は京都サンガFCらしいです)のユニフォームを着ている。何だか熱心だなあと思った。


【京都西院局】

●京都三条口
次の駅(と言うより停留所ですな)西大路三条へ移動。この辺りは昔は三条口という名前だったが(駅名も含めて)、変わったらしい。しかし、交差点の南側(南西角から下がったところ)には三条口局がある。ここから嵐電は三条通(併用軌道)を走ることになる。昔ながらの風景はいいものだ。


【京都三条口局】


【嵐電モボ631形 夕子デザイン】

●京都山ノ内
次の山ノ内駅で下車する。目の前に山ノ内局があった。だが、ここは駅のホームが狭く(道路上なので)、車道を横切らないと歩道まで行けない。やや恐怖を感じつつ、歩道に降り立つ。さて、局から出てきてあの平均台みたいなホームで待つのか?いや、近くに看板があった。電車が到着すると横断歩道が青になるので渡ってくださいと。へー、案外進んでるんだな。


【京都山ノ内局】


【嵐電モボ101形 今時珍しい看板付き】

●京都太秦朱雀、京都太秦一ノ井
太秦広隆寺駅まで移動する。嵐電の線路は山ノ内を過ぎると三条通から外れて走る。嵐電天神川駅のあたりだけは道路を走るが。太秦広隆寺駅と言えば目の前に広隆寺があり、また東映太秦映画村への最寄り駅としても知られるが、今回の目的は郵便局なので、駅前の道を南に下る。約400mばかり南に進むと太秦朱雀局がある。


【京都太秦朱雀局】

ここから元来た道を戻り、太秦交差点から北の道を進み、次の信号を左折する。200mほど進めば映画村への入口に行けるが、あくまで目的は郵便局なので映画村を横に見て、太秦一ノ井局に入る。この辺りもやはり紫色のユニフォームで揃えている。


【京都太秦一ノ井局】


【うずまさと読みます。念のため】

●京都桂ヶ原
次の帷子ノ辻駅で降りる。駅を降りて三条通を東に進み、線路を越えて次の信号の先の道を南に入る。この道を抜けてやや広い道(商店街)に出ると、左手に桂ヶ原局があった。ここは商店街沿いなので、もしやと思って帰りは商店街を西に進むと、やはり帷子ノ辻の駅前に出てきた。こっちの方だったか(+_+)余談ですが、この大映通り商店街にはあの名画大魔神の像が立ってます(佐々木じゃないよ)。


【京都桂ヶ原局】

●京都嵯峨野
隣の有栖川駅で降りて(書いてなかったが、ここまで嵐山行きの電車を乗り継いでいる)、目の前の道(路地)を南へ下る。三条通に出ると前方左手に嵯峨野局がある。三条通と言うことは市バス(11系統嵐山行き)も走ってるけど気にしないことにする。さすがにここまで来ると、あの紫のユニフォームは見られなかった。


【京都嵯峨野局】

●京都西
隣の車折神社(くるまざきじんじゃ)駅で降りて、車折神社の境内を通り抜け、三条通を渡って前方左側の道に入る。狭い道で不安になるが、その先に京都西局があった。集配局にしては規模が小さいところであった。局を出ようとするとかぼすドリンクを勧められた。あまり時間もないので買わなかったが、意外に安かったかも。


【京都西局】

有名な車折神社。素通りするのも何だし、とお参りしようかと思ったが、手順があまりに煩雑なので今回は見送ることにした。詳しくは調べてみてください。境内には芸事が上達する、芸能界で成功する(?)御利益の芸能神社もあります。


【車折神社 こちらは駅の反対側です】

●京都嵯峨、京都愛宕
嵐電嵯峨駅まで移動する。ここから駅前の道を北へ、次の角を西へ進むと嵯峨局がある。紛らわしいが嵯峨野局とは別の局である。ここでは定規を当てて局名印を押してくれた。ありがとうございます。


【京都嵯峨局 嵯峨野局とは別の局】

ここからさらに嵐山方面に進み突き当たりの道を北に進む。丸太町通りを東に進み、次の信号を清滝道へと北上すると愛宕局がある。この距離が実は意外と長いのである。清滝道は嵐電と交差するあたりでは自動車専用の高架道路なので、歩行者は入れないのであった。愛宕局ではティッシュを挟んでくれた。こういうのが少ないのは京都だから?いや、たまたまだろう。


【京都愛宕局】

愛宕局から元の道を戻り(丸太町通りの交差点は南側だと歩道橋を通らないといけないので、北寄りの道を通ることをお勧めする)、ようやく嵐電の嵐山駅に到着。観光客の多さはさすがと言ったところか。ちなみに渡月橋(桂川)を渡れば、阪急嵐山駅の先に嵐山局があるのだが、とてもそこまで行く余裕はなかった。


【嵐山駅(嵐電) 相変わらずの賑わい】

●京都常盤
嵐山駅から四条大宮行きの電車に乗り、帷子ノ辻駅まで戻り、北野白梅町行きの電車に乗り換える。常盤駅で降りて、目の前の丸太町通りを東へ進むと常盤局がある。ここも駅から近いところにあるので助かる。観光客たちはかなり減った。ありがたいことだ。


【京都常盤局】


【嵐電の最新鋭車 モボ2001形 随分雰囲気が違う】

●京都宇多野
宇多野駅まで移動する。駅前の上り坂を上がり、周山街道を北へ進むと福王子交差点の一角に宇多野局がある。ここ福王子は京都市バスの均一区間の境界点でもある。嵐山方面は随分と均一区間が拡張されたのにこっち(高雄方面)は相変わらずなんだな。


【京都宇多野局】


【宇多野駅 無人駅では必ず左側が出入り口になるので、上下線別にホームがある】

駅に戻り、次の電車の時間を見ると16:00。てことはここで終了ですね。地下鉄は遙かな夢であったな。嵐電の1日乗車券でよかったんでは?というのは結果論なので、胸にしまっておくことにする。とりあえず、終点の北野白梅町駅まで移動する。ここは学問の神様北野天満宮がある。まあ、学生をやめて数十年たった今も資格試験など学問から外れたわけではないが、今回はお参りはパスした。もう帰りたい。

では、今回のまとめ。今回の成果は14局。やはりスタートの遅れが影響したのか。当初の目論見では、地下鉄の二条城前辺りまでは行けたはずなんだけど。それから今回郵便局での出来事の記載が何だか少ない気がするけど、京都ってそういう街なのかもしれない。言葉は丁寧おすけど、性格はあんなもんどすえ。騙されたらあきまへんえ(精一杯の京都弁)。

今回は、電車の方がスピードが速いので(例え路面電車であっても)、それに頼んで嵐電での移動を優先した。残りの部分は京都市バス京都バスあたりの利用になるだろうか。どちらも共通の1日乗車券が使えるので、心配はいらない。その前に地下鉄もまだ回り切れていないので、そちらが先になるだろうか。六地蔵とかパセオ・ダイゴロー(地下鉄醍醐駅直結の商業施設)を訪問済みなのは謎なのだが(^_^;)

蛇足だが、今回メインで訪問した京都市右京区って最近隣接の北桑田郡京北町を吸収合併したので、京都市全局訪問のためには旧京北町も行かなければならないようだ。京北町って西日本JRバスしかないんですけど(実はコミュニティバスもあるみたい。ただダイヤが絶望的だ)。まあ、暇ができたら行くことにするか。

 

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