江東区、江戸川区の旅(その2)

0.はじめに

東京都区内の旅を続けなければ。前回はどこだったかな?練馬区か。今回は別のエリアに行こうと思うので、江東区、江戸川区エリアを訪問することにした。地下鉄や都バスで既に回っている地域なので、今回うまくいけばクリアできるかも。しかしそう甘くないのが東京23区である。

1.プランニング

基本的には江東区、江戸川区の未訪問局を拾う旅となる。これがくせ者で地下鉄で楽に周り、都バスで主なところを拾った結果、当然ながら未訪問局は散らばるわけである。郵便局のリストと訪問記録を見比べて未訪問局をピックアップ、さらに今回は都バスを利用することにしたので(1日乗車券の都合上都バス京成バスか選ばなければならない)、それらを効率よく回る系統なんてあるのか?と路線図を凝視していると、あった!未訪問局の半数ぐらいが奇跡的に秋26系統(秋葉原駅~葛西駅)の沿線に集まっている。よってスタートはこれで決定した。都営の1日乗車券の都合で清澄白河(大江戸線)からスタートし、葛西駅方面に向かう。そのまま乗り続けると江戸川区に入ってしまい、江東区の未訪問局が飛んでしまうので、荒川の手前で降りて未訪問局を拾う。再び秋26系統で江戸川区に入り残りの局を回る作戦である。

今までのテキトーな行程よりはなんだか効率がよいように思える。と思っていたのだが、念のため時刻表を見ていると江戸川上一色局に近い上一色コミュニティセンターバス停への便が少なすぎる。午前中は1時間に1~2本の運行だが午後を回ると1時間以上空白の時間帯がある。しかも新小岩駅から歩くのはかなりつらい。こんなところでいきなりクリティカルパスを発見してしまったので、ここは次回の(予定だけど)京成バスシリーズに託すこととした。もう1つのネックは江戸川中葛西五局。最寄りの中葛西五丁目バス停を通る系統は2系統あるがいずれも1~2時間に1本程度。そのうち亀29系統は西葛西駅経由、新小29-2系統は葛西駅経由である。悩みどころだが、コースの都合上西葛西駅で亀29系統を待ち(休憩時間)、中葛西五丁目バス停からは来たバスで次の経路を決めることにした。今回のプランニングのプロセスを書くとエラいことになるので省略するが、系統図と時刻表と地図を見比べて苦戦したことは確かである。

そして万が一時間が余ったことを考え葛飾区にも足を伸ばそうとしたのだが、葛飾区内の都バスって草39系統(上野松坂屋・浅草寿町~金町駅前)ぐらいしか使える系統がない!(青戸車庫止まりの錦37系統もあるけど)。そこまで行けることは経験上ないと思われるが、一応地図の用意はしておいた。

2.江東区

●江東白河
都営大江戸線から清澄白河駅に向かい、地上に出る。地下鉄から地上のバスのりばに行く時に場所が分からず駅前をさまようことが時々起こるので、今回は地下鉄の出口とのりばの場所をチェックしておいた。そのおかげで迷うことなく秋26系統ののりばに到達できた。普段からこういう準備はしておくべきなのに、つい忘れるんだよな。

葛西駅前行きのバスに乗り、白河バス停で下車。白河三丁目交差点を渡り南へ下る。1つ目の道を左に入ると白河局があった。ここでいきなり入金票(青い紙ですよ)に電話番号と性別のチェックを書けと言われる。電話番号だけでもイヤな予感がするのに、性別ってこれ任意って書いてないかい?早速警戒するがちゃんとスタンプは押してもらえた。

江東白河局
【江東白河局】

●江東千田
さらに秋26系統で東へ進む。扇橋二丁目バス停で降りて、交差点を渡り四ッ目通りを南へ下る。200mほど進むと千田局が見つかる。通り沿いなのは助かる。

江東千田局
【江東千田局】

●江東北砂一
秋26系統の北砂一丁目バス停で降りる。バス停から進行方向に沿って進む。100mほど進んだところに北砂一局がある。局員さんに「マーク付きのスタンプですがいいですか?」と聞かれる。はい、その方がありがたいです。

江東北砂一局
【江東北砂一局】

●江東北砂七、江東南砂北
さらに秋26系統で亀高橋バス停まで移動する。北砂七局に向かって丸八通りを北上する。結構遠いな。砂町銀座交差点の手前に北砂七局があった。北砂七丁目のバス停が近いのだが、便数がね。

江東北砂七局
【江東北砂七局】

亀高橋の交差点まで戻り、清洲橋通りを東に入り妙な路地に惑わされずにやや広めの道を南に入る。南砂五丁目アパート(都営住宅のことです)の中に南砂北局があった。

江東南砂北局
【江東南砂北局】

●江東東砂
やはり秋26系統で旧葛西橋バス停まで移動する。バス停の手前の道(末広通り商店街)を北に入り300mほど進むと東砂局がある。

江東東砂局
【江東東砂局】

●江東東砂八
旧葛西橋バス停からはいくつか系統があるが、次の東砂八局に近い袖ヶ浦バス停を通るのが亀21系統しかないので待つ。亀21系統で袖ヶ浦バス停まで移動し、前方の道を進む。突き当たりを左に行くと東砂八局がある。この辺り、ナントカ砂局がやたらと多くて混乱するが、たぶんダブりはないはず。

江東東砂八局
【江東東砂八局】

砂シリーズも終わったことなので、亀21系統の終点東陽町駅まで移動する。

●江東塩浜
東陽町駅前からは次のポイントにアクセスできる陽12-1か陽12-2系統を利用することになる。次に来たバスは陽12-2系統豊洲市場行きだった。この系統は新しいせいか東京都交通局のHP掲載の路線図(みんくるガイド)には反映されていない。調べてみたら、2018年10月の系統改編で、錦13甲折返系統が陽12-1系統に変更、新設系統として豊洲市場行きの陽12-2系統と東京テレポート駅前行きの陽12-3系統(土休日のみ)ができたらしい。まあ、路線図には平成30年4月現在と書いてあるから仕方ないのか?時刻表は最新の状態なのでそれを頼りにプランを組んだのだが。そんな陽12-2系統を深川八中南バス停で降りて後方の道を北に上がって塩浜局へ。ここも江東区内難関局の一つではないだろうか。

江東塩浜局
【江東塩浜局】

深川車両基地
【東京メトロの深川車両基地が近くにある】

ここまでで午前の活動は終了。かなりいいペースで来ているなと喜んでいたのだが。。。

●江東東雲
塩浜局を出て深川八中南バス停を過ぎて、西側の道を北に上がると深川第八中学校前(なんで略してないの?)バス停がある。ここから錦13乙系統の深川車庫前行きに乗る。同じ系統番号で晴海埠頭行き(甲系統)があるので要注意である。終点の深川車庫前バス停まで移動する。車庫の中まで連れて行かれたが、晴海通りに出て北へ進み次の道を西に入る。京成バスの車庫を過ぎて突き当たりを北に進む。東雲一丁目団地前交差点の一角に東雲局があった。

都バス臨海車庫
【都バス深川車庫 外に降り場はないのか】

京成バス東雲車庫
【京成バス東雲車庫 見ての通り高速バス・リムジンバス専用である】

江東東雲局
【江東東雲局】

これで江東区内局は全て終了、と言いたいところだが江東清澄局が一時閉鎖中なので、それの復帰待ちとなる。今日のところは江東区終了(仮)となる。東雲局の前にある東雲都橋バス停から海01系統で門前仲町へ、そこから秋26系統に戻るべく都07系統に乗ろうとするが、目の前で出て行ってしまったので、経由地は違うが東22系統錦糸町駅前行きに乗り扇橋二丁目バス停から秋26系統に乗り換える。扇橋二丁目バス停の秋26系統のりばに着き、時刻表を見ると出て行ったばかり?念のためスマホで都バス運行情報(車両接近情報)を確認すると1つ前のバス停にバスがいた。こういう時は遅延がありがたい。

3.江戸川区

●江戸川北葛西三
秋26系統で荒川を渡り、宇喜田バス停まで移動。バス停の先の交差点を斜め左に入ると北葛西三局がある。

江戸川北葛西三局
【江戸川北葛西三局】

●江戸川中葛西五
次の中葛西五局へは中葛西五丁目バス停が近いが、そこに行けるバスは亀29系統か新小29-2系統で、いずれも便数が少ない。西葛西駅前から亀29系統を利用することにしていたが、宇喜田バス停に戻ってきたのは、亀29系統が出る30分前。ここから新小21系統で西葛西駅前へ。何とか間に合うかな。逃すと1時間待ちなので少し焦るが、無事に間に合う。

西葛西駅前5番乗り場
【今回の最大のネックなぎさニュータウン行きのバスのりば】

1時間に1本しかない亀29系統なぎさニュータウン行きに乗り(西葛西駅止まりは多いのだが)、中葛西五丁目バス停で降りる。バス停は中葛西五局を通り過ぎてしばらく走った先だった。思ったより遠かった。

江戸川中葛西五局
【江戸川中葛西五局】

次の新小29-2系統は2分後に出る。その後はどちらも1時間待ちとなる。当然ながら2分後のバスに乗れるはずはなく、1時間後の新小29-2系統を待つことになる。が、周りに何もなく暇になる。なんとか脱出する方法はないかと路線図を見直すと、比較的近い葛西駅の南側に仲町西組というバス停があり、そこから船堀駅前行きの葛西24系統に乗れそうだ。1時間3本なら利用可能なレベルである。もうちょっと早く気付けば、と船堀駅に向かう車内で反省する。

中葛西五丁目バス停の時刻表
【中葛西五丁目バス停の時刻表 本当にここは東京都区内なのか?】

●江戸川松島
船堀駅前からは当初予定の新小21系統新小岩駅前行きに乗る。この系統は前回も利用したのだが、その時はバス停から遠いという理由で松島局をパスしていた。だが、結局他にアクセスする手段がないことに気付いたので、今回拾いに行くことにしたのであった。江戸川高校前バス停で降りて、バス停後方のジョナサンの角を曲がり西へと道なりに進み(1カ所ずれている)、突き当たりを右へ、さらに左へ進むとやや広い道に出たところに松島局があった。ここで、今日初めてティッシュをはさんでもらえた。

江戸川松島局
【江戸川松島局】

松島局を出ると終了5分前。今日はこれで終了か。同じ道を通ってバス通りへ戻るが、あれ?なんか道が違う。ただGPSに頼らず自分の方向感覚で移動できたことは収穫だろうか。まあ、次回はまたGPSのお世話になることは想像に難くないけれど。そして気が付いたのだが、今日はノーティッシュでフィニッシュです(なんのこっちゃ)。

4.おわりに

本日の成果は12局。午前中は調子がよかったのだが、午後はやはり1時間1本という本数の少なさにやられた感がある。ともかく、江東区は一時閉鎖中の局を除いて全てクリア。江戸川区は難関局(中葛西五局)を訪問でき、残りは新小岩駅と平井駅の辺り(遠いけど)の2局のみとなった。上にも書いたように上一色局はかなり工夫が必要だが。次回は江戸川区と葛飾区を回るので京成バスの出番となるだろう。さて、京成バスではICカード都内一日乗車券を発売している。金町駅~八潮駅南口の系統も利用できるが、基本的に都内路線のみが乗り放題となるきっぷである。目安として江戸川営業所、金町営業所、タウンバス(金町駅南口~三郷駅南口を除く)が乗車可能エリアとなる。プランニングはそのうち考えるとしよう。今日は疲れた。

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