小田急線の旅(その2)

0.はじめに

急に休みが取れたので、出かけることにした。しかし、急だったこともありプランニングの時間がない。バスの旅はかなり田舎でない限り系統が複雑であるため、効率的な行程をひねり出すためにプランニングに延べ4日ぐらいはかかるのである。うーん、ということは鉄道の旅だな。でも、東京都心はまた感染者がなんとかうるさいしあまり近付きたくないな。

と、悶々としていたが、悩んだ末に前回の小田急線の続きを進めることにした。主な理由は世田谷区の残りの1つである喜多見駅前局の訪問なのだが。面倒なので、またしても小田急線の1日乗車券で沿線局を回ることにした。もう熱中症の心配をするような時季ではないので、通常通りの行動でいいだろう。

1.プランニング

そんなわけで、手抜きと言われたら何も反論できないが、小田急線の沿線局を回ることにした。今回も使用するのは小田急の1日全線フリー乗車券(これが正式名称)。なお、前回と同じきっぷのため画像は省略する。小田急小田原線については、世田谷区の残りが喜多見駅前局であることから分かるように(?)新宿から成城学園前までは既にクリアしている。よって、喜多見から小田原を目指すことになる。あ、小田原周辺はヘンに回っているんだった。だが、今回はそこまで届かないだろう。でも、その前に江ノ島線に行くか。ついでに狛江市内局が3つほど残っているのでそれらをコンプすることにしよう。うち2局は狛江駅から小田急バスで行けることが確認できた。

まとめると、小田急小田原線喜多見、狛江(小田急バス利用)、和泉多摩川、その先は相模大野までほぼ回っているのでそれ以遠となるが、相模大野からは江ノ島線に入り藤沢方面へ。こっちも藤沢から先は江ノ電ツアーで訪問済みだった。危ない危ない。前回のようにクーリングタイムは不要だが、いつも通り駅からあまり遠くない局に限定するという基準は同じである。

2.小田原線の旅

●喜多見駅前
スタートは喜多見駅。ちょっと頑張ったおかげで20分ほど前に現地入りできた。ここは各停しか停まらない駅。登戸までは複々線があるので、途中駅で急行の通過待ちというものはない。

喜多見駅前局
【喜多見駅前局】

さて、喜多見駅前局の場所は。北口を出て右に向かって線路方向に進む。次の角の左側に(右側は高架線路だ)喜多見駅前局があった。開局10分前。今回もロケットスタートに成功した模様。9時になったので開きかけのシャッターをくぐり局内へ。ここでは小さなティッシュ(ハンコ拭く時に使うやつ)をはさんでくれた。これで世田谷区内はあと1局となった(休止局1を除く)。

東京2020喜多見
【東京2020 どうなることやら】

3.小田急バスの旅(番外編)

●狛江西野川
各停本厚木行きに乗り、隣の狛江に移動。横を急行が走りながら追い越していくのは複々線ならではの光景である。狛江駅に到着した。ここからは西野川局へはこまバス(コミュニティバス)、岩戸南局へは宇奈根行きの狛12系統を利用する。まずは、こまバスで西野川を目指すことにした。

コミュニティバスらしく(?)運転間隔は40分に1本。そして、見事ハズレを引く(バスが出た直後だった)。狛江駅北口のバスターミナルで天を仰ぐ。ここは、同じのりばから北ルートと南ルートのバスが出るが、西野川へ行けるのは北ルートの方なので要注意である。しかも同時刻に両者が出発するのでさらに間違いやすくなっている。

こまバス経路案内
【こまバス 運行ルート 南ルートは特に用はなさそう】

こまバス北ルート(慈恵医大第三病院方面)に乗る。やたらと曲がり、狭い道を走るのでまたも方向感覚を失う。狛江営業所から慈恵医大第三病院に来たのであっているのだろう。病院(敷地)内の通路を抜けさらに進む。こまえ正吉苑入口バス停で降りる。手前で西野川局の前を通過するので、迷うことなくバス停から来た道を戻り、角を右に曲がるとすぐに見つかった。局内には絵手紙のコーナーがある。さすがは絵手紙発祥の地である。

狛江西野川局
【狛江西野川局】

さて、約30分ほど待つことになるのか。近くのバス停から脱出できないかと路線図と時刻表を確認するが、近くのバス停(御台橋)までは200mほど、しかも道が複雑で迷いそう。そのバス停から狛江駅へ向かう系統は20分間隔。結局留まるのがベターと判断する。

こまえ正吉苑入口バス停手前
【この先左折バス停あり よって郵便局からやや離れている】

こまえ正吉苑入口バス停
【その先にあるバス停 何だか狭い】

ようやく次のバスが来た。このバスは、都営東野川二丁目アパート前を通る。そう、前回の小田急バスツアーで発見した東野川局に近いバス停である。だが、40分間隔のバスを使うよりは前回のアクセスがよかったのではないかと思われた。

こまバス車両
【こまバス 狛江駅北口行き もちろんマイクロバスである】

こまバス側面
【絵手紙発祥の地 狛江 そうですね】

●狛江岩戸南
狛江駅前に戻ってきた。次は南口から出る狛12系統の宇奈根行きに乗る。さて、北口のバスターミナルは駅の目の前にあるが、南口に見えるのは狭い通りと狛江駅前局(訪問済み)。バス停はどこだ?南口から右に向かって歩くと、あった、東口のバスのりばが。案内も少し分かりにくいので、できれば駅出口にでっかい矢印とか出して欲しいものである。

この狛12系統も便数が少ない。1~2時間に1本程度。同じバス停から出る狛11系統(和泉多摩川駅経由喜多見住宅行き)は結構多いのに。出発まで時間があるので、箱根そばで軽く昼食を取ることに。

箱根そばのきつねそば
【まだ先は長いので軽くきつねそばにした】

この狛12系統もコミュニティバスと同じマイクロバスタイプ。意外に人が多く並んでいるけど乗れるかな?と心配したが何とか乗れた。狛江第三小学校バス停で降りる。ここから北へ向かうが道がよく分からない。どうやら、バス停から西へ戻り小学校の前に出て小学校に沿って北上するのが正解のようだ。細い道を抜けて公園のような一画(小学校の一部らしい)を回り込みさらに進むと岩戸南局があった。これはかなり難易度が高いぞ。

狛江第三小学校横の路地
【狛江第三小学校横の路地 ここを進むのが正解だった】

狛江岩戸南局
【狛江岩戸南局】

中に入ると番号札の待ち人数は5人。できれば折返しのバスで帰りたかったが、あと5分では終わらないだろう。またしても40分待ちの罠にはまる。絵手紙コーナーがあるのはさすが(以下略)。ここで早くも正午を回る。1日フリー乗車券のメリットを生かせないまま半日が過ぎてしまった。しかも、帰りのバス停は歩道が狭すぎてバスを待つと邪魔になる。ちょっと広い場所に避難する。でも、よく見ると車道に自転車マーク(自転車ナビラインというらしい)が書いてある。自転車が歩道を走るのはおかしいんじゃないのか?

狛江第三小学校バス停
【狛江第三小学校バス停 さっきよりもさらに狭い 車道のナビマークも確認できる】

ようやく狛江駅に戻ってきた。ここまでの待ち時間80分ぐらいって、車だとかからない時間なんだろうな。そこが公共交通機関のデメリットかもしれないけど、まあそういう条件でやってるので。

狛12系統バス
【狛12系統バス こちらもマイクロバス】

狛江市誕生50周年看板
【狛江市誕生50周年 よくわからないけどおめでとうございます】

4.小田原線の旅(続)

●和泉多摩川駅前
各停本厚木行きに乗り、隣の和泉多摩川へ移動する。東口から出て、右に進み2つ目の交差点でやや広い道を右に進むと和泉多摩川駅前局があった。ここでは局名印を押してみますか?と勧められたが遠慮してしまった。たぶん自分でやったら失敗しそうだし。とにかく、これで狛江市内局を制覇した!だが既にここで13時を回っている。時には効率を捨てないといけない時だってあるんだ(言い訳)。

和泉多摩川駅前局
【和泉多摩川駅前局】

5.多摩線の旅

●唐木田駅前
狛江市内で時間をかなり浪費したので、町田で降りるのは止めよう。小田急の町田駅寄りに1局比較的近い局が残っているが、次回に回すことにした。その前に多摩線の残りを確認すると終点の唐木田の駅前に郵便局があった。それ以外は訪問済みである(並走する京王相模原線含む)。

効率面ではいかがなものか?相模原延伸まで待ってもいいのでは?だが、移動よりも駅を降りて郵便局を探し入金する時間の方が重要になるので、あえて行くことにした。和泉多摩川は各停しか停まらないので、各停本厚木行きで新百合ヶ丘まで移動し、当駅始発の各停唐木田行きに乗る。多摩急行が来ればそれに乗りたかったが、タイミングが合わなかった。しかも、多摩線内で急行が各停を追い越すことはないらしい。

多摩線の終点唐木田に到着。駅を出て正面の道路(唐木田通り)を左に進む。唐木田駅入口交差点の一角に唐木田駅前局があった。ここでもティッシュをはさんでもらえた。ようやく小さなティッシュから解放された!

唐木田駅前局
【唐木田駅前局】

唐木田駅前局内
【ソーシャルディスタンスのため、真ん中の席はゆめちゃん予約済みです】

6.江ノ島線の旅

●相模原上鶴間、相模原東林間
唐木田からまたも各停新百合ヶ丘行きで新百合ヶ丘まで戻る。多摩急行は来ないようだな。快速急行小田原行きで相模大野まで移動、ここから各停片瀬江ノ島行きで南下する。次の目的地東林間は、隣だったか。

東口を出て、シャンテ大通りをまずは右に進む。坂を上って下って600m弱ほど進むと上鶴間局があった。ここではティッシュをはさんでくれたというより、はさむティッシュを1枚くれた。できれば1個欲しかったな。

相模原上鶴間局
【相模原上鶴間局】

駅に向かって戻り、踏切を越えてさらに進む。線路から150mほど進み、左の道を入ると東林間局があった。行列が2列もあって、どうしていいか一瞬悩むが、立て看板を見て局内にダイレクトイン!幸い貯金の人はいなかったようだ。

相模原東林間局
【相模原東林間局】

相模原東林間局案内板
【矢印に沿ってお進みください えーとそのまま入っていいのね?】

●中央林間駅前
各停片瀬江ノ島行きで隣の中央林間に移動する。北口(地上)と南口(地下)があるが、近いのは南口の方。北口からだと平面で移動できるが、移動距離では南口が短い。南口を出て右側のスロープを上がる。2つ目の角の左斜めに入る道を進むと中央林間駅前局があった。さすがに人が多い。番号札を取って待つ。入金すると番号札がはさまれて出てきた。記念にどうぞってことかな?でも、最近の番号札には局名が入ってないからな。余談だが、ここのGoogleレビューも若干気になった。

中央林間駅前局
【中央林間駅前局 高くそびえる塔はいったい?】

●南林間駅前
南林間は急行が停まるようだが、来ないのでやはり各停の片瀬江ノ島行きに乗り移動する。西口を出て広場の右手に見える左斜め方向の道を進む。角を右に回り込むように進むと南林間駅前局があった。しかし、どうやら広場の右側の道をまっすぐ進んで2つ目の角を左に入るのが正解だったようだ。

南林間駅前局
【南林間駅前局】

はあ、終了3分前。というわけで今日はここまで。中央林間まで行けるかも怪しかったので、悪条件ながらも頑張ったのではないだろうか。

7.おわりに

本日の成果は、東京+5、神奈川+4(書き方www)。世田谷区は残り1局(世田谷北烏山八)、狛江市はクリアした。それ以外は、まだ始まったばかりだな。もし、クリアするつもりであればの話だが。

狛江市の2局である程度時間を食うことは想定していたが、まさか最大値を拾うとは。地域のクリア時にはどうしてもこういう効率の悪さから逃れられないところもあるので、ある程度はやむを得ないが、まあ無事に終わったことなのであまり気にしないことにしよう。ただ、想定外の時間をつぶしたことで、江ノ島線は鶴間から先、小田原線は小田急相模原?と分かりにくい状態になってしまった。ダブりに注意して今後の予定を考えることにしよう。あとトピックとしては初めて大和市に進出したことだろうか?西川口を思わせる街の雰囲気も気になるが、まだ最初なので様子を見ることにしよう。

さて、ここは南林間。急行は停まるようだが(快速急行は通過)、次の列車は各停。ということで各停の相模大野行きに乗って戻る。この時間にしては人が多いな。でも小田原線はラッシュと逆方向への移動だから大丈夫だろう。さて、次回は年末の帰省ツアーになるんだろうか。まだ時間はあるからゆっくり考えることにするか。

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