横浜市中部(青葉区、緑区、保土ケ谷区)の旅

0.はじめに

相変わらず休みを取るのは大変なので、次はGWぐらいかなと考えていたら、なんと思わぬ所で時間が取れることになった。完全に休みではないが、業務の都合で昼間の時間が空いたのである。これは使わないといけない!と思い立ったが、後に仕事が控えているので、いつものように思い切った(?)行動は取れない。さて、どうしようかと考えていると、横浜市の局が一部残っていることに気付いた。

回り順なんて決まりがあるわけではないが、どうしても行政区単位で回りたいのが人情である(そうなの?)。そして、横浜市の青葉区、緑区、保土ケ谷区そして港南区に残った局が点在する。そんなわけで、今回はその横浜市の残り局を拾うことにした。

また、この3月~4月をもって1都3県の共通バスカードを引き継いで始まったはずのバス特(バス利用特典サービス)理由をすり替えられて終了するようなので、「バス特ありがとうそしてさようなら記念」と銘打ち(??)バスの旅とした。いや、本当は鉄道で回れるところは全部回ったから、必然的にバスしか使えないのだが。

1.プランニング

横浜市内の残局(クリア手前)は、青葉区:3、緑区:1、保土ケ谷区:2、港南区:1。地域がバラバラだが、それを回るのに青葉区は東急バス、緑区は市バス、保土ケ谷区は相鉄バス、港南区は神奈中バス(神奈川中央交通)を利用することになる。東急バス、市バス辺りはだいたい回れるところを回ってしまったので、残すと面倒になる。一方、神奈中バスに関しては、港南区以外にも舞岡、戸塚管内(要するに戸塚区など)を回る必要があるので、残すならこちらがベターであろう。よって、港南区は優先度を下げることにした。

ちなみに、最近始めた事前シミュレーションでは、青葉区、緑区、保土ケ谷区を回るとほぼ時間を使い切ってしまう。もっとも、今回は仕事の前なので予定が終わればさっさと切り上げて、体力を温存する必要がある。ある意味、ゴールが決まっているわけである。

2.青葉区の旅

スタートのたまプラーザに到着したのは、9時を過ぎていた。ちょっと気を抜いてしまったか?ともかく、前回の東急バスツアーの忘れ物を取りに来ました(?)東改札から出て北口に進み、バスのりばへ。階段を降りると薄暗いバスターミナルがある。地下なのかな?と思ったら、フラットに外に出たので地上だったみたい。例えるなら、上大岡駅のバスターミナルを狭くしたような感じだろうか。

●横浜美しが丘西
美しが丘西局の最寄りバス停は保木、そこを通るのはた31系統、た41系統、柿01系統。そのうち、た41系統のバス停が近いように見える。た31と柿01系統のバス停は少し離れているのである。便数も多いのでた41系統に乗ることにした。

保木バス停で降りる。目の前の道を右に入り、次の角を左に曲がると美しが丘西局があった。ここでは通帳と一緒になんかくれるのか?バイセルのチラシだった。うーん、売るものなんかないぞ。

横浜美しが丘西局
【横浜美しが丘西局 美しが丘四局と字面が似てる】

保木バス停
【保木バス停(た41系統) こっちが近い】

●横浜すすき野
た41系統の終点虹ヶ丘営業所バス停まで移動する。ここから、次のすすき野局に近いすすき野二丁目バス停まで移動するわけだが、該当するのはあ24系統と新23系統。あ24系統は、ない?早朝と15時台以降しか便がない。よって新23系統しか選択肢がない。この系統は小田急バスと共同運行。1日乗車券だときついが今回は大丈夫。しかし来たのは東急バスだった。

虹ヶ丘営業所バス停
【虹ヶ丘営業所バス停 新23系統だけ小田急の文字が】

すすき野二丁目バス停で降りる。バス通りを戻って交差点を右の道に入る。そこから250mほど進むとすすき野局があった。ちょっと遠いな。ここにも暇つぶし用の本棚があるがなぜか花と○めが多いのが気になる。

横浜すすき野局
【横浜すすき野局】

●横浜大場
新23系統(今度も東急バスだった)であざみ野ガーデンズバス停まで移動する。次の大場局は、あ72系統の大場子の神バス停が近いのだが、あざみ野ガーデンズの次のバス停なので、歩くことにした。そこそこ距離はあるが、バスに乗るまでもないだろう。

あざみ野ガーデンズバス停で新23系統を降りて(経由地が違うので)、目の前のあざみ野ガーデンズに入る。テニスコートを抜けて、広い道を左に進むとあ72系統のりばがある。そこから南へ進み、大場子の神バス停を過ぎてさらに進むと大場局があった。あざみ野ガーデンズバス停(あ72系統)から約450mばかり歩いたことになる。今回一番長い移動距離(徒歩)ではないだろうか。1日乗車券があればバスに乗っている距離だな。ここではティッシュをはさんでくれた。

あざみ野ガーデンズ案内板
【あざみ野ガーデンズ案内板】

横断旗_あざみ野
【こんなところにも横断旗が 使っているのか?】

横浜大場局
【横浜大場局】

これで青葉区(横浜市)をクリアした!次は緑区か。あざみ野ガーデンズ(なんとも東急チックなネーミングだな)から来たあ72系統に乗り、あざみ野駅に移動する。田園都市線で長津田まで移動し、JR横浜線に乗り換える。この移動が地味に堪えるんだな。

大場子の神バス停(バス特終了)
【おのれ、東急バスめ!多くの他社もそうだけど ただ『見直し』って表現がムカつく】

3.緑区の旅

●横浜東本郷
横浜線で鴨居まで移動する。東本郷局へ行けるのは横浜市バスの、鴨居・東本郷線?系統番号ないの?案内板には朝夕系統、日中系統と書いてあるが、今は昼だから日中系統だな。この鴨居・東本郷線は鴨居駅から東本郷ケアプラザを結ぶ路線だが、朝夕時間帯と日中時間帯でルートが異なる。朝夕ルートではショートカットして郵便局前を通るが日中ルートでは遠回り(東観寺経由)となるため、三菱公園バス停が最寄りとなる。

鴨居駅ららぽーと乗車券発券機
【鴨居駅のららぽーと行き乗車券発券機 これでバスに無料で乗れる】

鴨居駅バスのりば案内
【鴨居駅バスのりば案内 乗るのは日中系統?】

鴨居駅バス停
【鴨居駅の鴨居・東本郷線のバス停 この低さもコミュニティバスっぽい】

やって来たバスは横浜市バスでは珍しいマイクロバス。つまり結構狭い道を走るという意味である。実際に、この昼系統はコミュニティバスの如くややこしい道を走る。例によって方向感覚がなくなるが、結構遠回りしてるのはなんとなく分かる。ようやく、三菱公園バス停に着いた。ここから来た道を戻る方向に進むと東本郷局があった。目の前には東本郷郵便局バス停が。しかし、8時台までと17時台以降しか便がない。郵便局と言いながら営業時間外しか停まらないってのは。

東本郷郵便局バス停
【東本郷局の目の前に東本郷郵便局バス停があるのだが、時刻が・・・】

横浜東本郷局
【横浜東本郷局】

三菱公園バス停
【三菱公園バス停(低い) 朝夕の便は直進するが日中の便(●印)は手前で右に曲がってしまう】

東本郷第三公園
【東本郷第三公園 どうやらこれが三菱公園のようなのだが、由来については確認できなかった】

バス特ご案内(三菱公園)
【バス特についての案内 これこそがバス事業者の鑑だ!】

鴨居・東本郷線バス
【鴨居・東本郷線のマイクロバス 行き先表示は特に時間で変わらないみたい】

これで緑区(横浜市)もクリアした。さて、次は保土ケ谷区を目指す。横浜線の各停桜木町行きに乗り横浜まで移動する。余談だが、横浜線は東神奈川までである。言うまでもなく東神奈川~横浜間は京浜東北線である。電車の案内表示に根岸線直通と書いてあるが、さりげなく京浜東北線がハブられてるのが気になる。

4.保土ケ谷区の旅

●横浜常盤台
横浜からは相鉄本線で上星川へ向かう。上星川には各停しか停まらない。よって各停湘南台行きに乗る。上星川駅の北口を出てエスカレーターを降りるとショボいこぢんまりとしたバスのりばがあった。そう言えば上星川駅前のバス停ってこんなんだったな。ここから相鉄バスの浜11系統横浜駅西口行きに乗り、釜台住宅第3バス停に移動する。横浜駅からも行けるが、さすがに距離が長いので電車で時間を節約することにした。

上星川駅バス停
【上星川駅バスのりば 見ての通り狭い】

釜台住宅第3のバス停というか回転場を降りて、進行方向に向かって進むと右側に常盤台局があった。ここではようやくティッシュをゲット!ありがとうございます。ここからは上星川駅に戻る。実はこの回転場は横浜駅発の区間運転用らしい。なお、上星川駅行きのバスは次の常盤台入口バス停を過ぎると貸切状態になってしまった。このバスの輸送パターンが見えたような。

釜台住宅第3バス停と回転場
【釜台住宅第3バス停と回転場(横浜駅行き)】

横浜常盤台局
【横浜常盤台局】

相鉄バス窓表示
【バスの窓開け目安 ちょっと開けすぎたかな?】

●横浜今井
上星川からはまたも各停湘南台行きに乗り二俣川で降りる。改札を出て右に進み、階段を降りて二俣川駅北口のバスターミナルに出る。えーと、1番のりばは、相変わらず行列長いな。いかん、そっちは試験場行きだ!危うく運転免許試験場に行くところであった。今回は2番のりばの旭4系統保土ヶ谷駅東口行きに乗らないといけない。蛇足だが、神奈川県運転免許試験場へは1番のりばから旭23系統運転免許センター循環または3番のりばの旭22系統旭高校入口行きで行ける。

二俣川駅北口バスのりば1番
【二俣川駅北口1番のりば えーと、試験場は】

二俣川駅北口2番のりば
【二俣川駅北口2番のりば 今日はこっち】

二俣川駅のE233系
【二俣川駅に止まっているJR E233系7000番台 うーん、やっぱり違和感がすごい】

ここから保土ケ谷区最後の今井局を目指す。最寄りのバス停は今井橋。だが、手前に今井町というバス停がある。かなり移動が長いのでトラップには気を付けたい。保土ケ谷区の局へ行くために旭区からアプローチするというのも奇妙だが、辺境の局訪問にはありがちなことである。保土ヶ谷駅からのほうが比較的近いようにも思えるが、上星川から横浜経由で保土ヶ谷に移動するよりは効率がいいのでは、という判断である。

今井橋バス停を降りて、道路を渡って少し戻る方向に進むと今井局があった。これで保土ケ谷区もクリアした。バス停に戻ると、次の保土ヶ谷駅東口行きのバスも程なくやって来たが、ここから保土ヶ谷駅まではまあまあ遠い。間に合うだろうか。

横浜今井局
【横浜今井局】

5.港南区への旅

港南区の残り局西港南台局へは、戸塚または東戸塚からのアプローチとなるが、最寄りのバス停である舞岡行きのバス時刻を考えると、戸塚を15時40分に出るバスに乗る必要がある。東戸塚なら15時47分か。それに間に合うためには保土ヶ谷駅を15時27分に出る横須賀線の電車に乗らないといけない。保土ヶ谷駅方面横浜駅西口行きのバスに乗り、時計を気にする。東海道線の線路が見えてきた。いや、線路が近いだけで駅はまだ遠い。そして、保土ケ谷町バス停(駅ではない)でリミットを迎える。ということは今日はこれで終わりだな。

6.おわりに

今回の成果は、6局(横浜市)、ティッシュ1個。もっとも、残り局を回るのが目的だったのでこんなものであろう。これで横浜市の青葉区、緑区、保土ケ谷区をクリアした。さて、横浜市はというとあと37局あるのか。瀬谷区は未訪問、泉区は仙台市のほうが多く回ってる。今後使えそうなフリーきっぷ類は、神奈中バスの1日乗車券と最近発売された相鉄(相模鉄道)の1日乗車券ぐらい。後は地道に回るしかない。そのうち回るとするか(テンション低め)。

一方バス特の成果はというと、合計11回乗車となり、全て220円(横浜市内運賃)のため、合計で2420円。よって、バスチケット200円を獲得した!今回のご利用はいつもに比べて200円もお得でしたよ、などと某すごろくゲームみたいなことを言いたくなったが、これがなくなるのは痛いなあ。神奈中バスだけで全部回れないかな(無理だろ)。
※実は東急バスの虹ヶ丘営業所~すすき野二丁目間は210円(川崎市内運賃)なのであった。何も考えずにPASMOをタッチしていたが、「すすき野二丁目」と言えば安くなった模様(10円だけだが)。

これから仕事か。そう思うと、ちょっと気が滅入るな。まあ、がんばろう。とりあえずあんかけそばであったまろう。

豚肉と白菜のあんかけそば
【豚肉と白菜のあんかけそば 550円ナリ】

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