国際興業バスで行く板橋区と北区の旅

0.はじめに

東京の大運動会もようやく終息し、東京に再び平和が訪れた。相変わらず緊急事態何とかが出ているが、あれはいつものパフォーマンスだし、ワクチン打てばいいというものでもないことも既に実証されている。ここは普段通りの行動で特に問題ないだろう。今回も東京都区内シリーズに向かうことにした。

9月はシルバーウィーク期間?休みに囲まれた中途半端な平日を休みにすれば夢の9連休!だが、そんな甘い考えは早々に否定されてしまったのであった。結局取れた休み(平日のである)は1日。この貴重な1日をどこに充てるか。そうだ、国際興業バスの都内全線乗り継ぎ一日乗車券があるんだった。終売前にあわてて買ったやつである。これで都内局を回るには十分なので。

1.プランニング

今回は板橋区と北区の残り局を回ることにした。前回は、最初よりは多少マシな行程だったと思うが、それでも中途半端に終わった感がある。なので、今回は目的を持って(?)回ることにした。池袋駅西口(あの因縁の東口にはもう用はない)から1局拾って、そこから板橋駅に向かい北区内残り局を訪問、系統の都合で板橋駅からは王子駅へ移動。そこからときわ台駅へ移動。ときわ台駅から近い局を訪問したら、国際興業バスの東京のメッカ(?)高島平操車場へ。高島平駅から周辺局と東武練馬駅方面を回る。事前のシミュレーションではここまでしか行けないようだ。板橋区内局を回りきることは難しいか。

実は、今は国際興業バスの1日乗車券はICカード(もちろんPASMO/Suica)化され、東京都、埼玉県のエリアを回ることができるが(飯能エリア除く)、思わず買ってしまった都内限定の1日乗車券を利用することになるので、当然東京都内しか回れない。IC1日乗車券を使えば、あまり気にせずに埼玉県方面(川口市、戸田市など)に踏み込むこともできるが、それは次回以降の話となる。

国際興業バス都内乗り継ぎ1日乗車券
【都内全線乗り継ぎ一日乗車券 都内路線のみ有効なきっぷであった】

2.板橋区の旅

今回も池袋駅からのスタート。だが、今回は西口である。訳の分からないビル街に囲まれたあの東口とは違い、駅に隣接する立派なバスターミナルである。さすがにここで迷うなんてことは考えにくい。と思ってた田舎者にまたしても副都心池袋の洗礼が!?西口バスターミナルってどこだっけ?東京芸術劇場の近くだったなと思いつつ、出たのは中央口。違う、南口の方だよ。いや、その前に地上に出られないんですけど(T_T)

と無駄に歩いているうちに9時を過ぎてしまった。何とかバスターミナルにたどり着くものの、スタートの池02、03系統ののりばがない?案内図を見ると1本北の道だった。

池袋駅西口バスのりば
【池袋駅西口バスターミナル】

池袋駅西口バスのりば2
【池袋駅西口バスのりば(2) 池02~04、11系統はこちら】

今回も都内乗り継ぎ一日乗車券(以下、1日乗車券とする)のスクラッチを削り(事前購入してるので)、初乗り券は記念にもらっておこう。

●板橋幸町
池03系統要町循環のバスに乗る。乗車時に1日乗車券を出すと、珍しいからかすごく券面を見られる。照れるなあ。幸町バス停で降りる。郵便局を行き過ぎてバスが止まった。バス停から100mほど戻ると幸町局があった。

板橋幸町局
【板橋幸町局】

3.北区の旅

引き続き池03系統に乗って池袋駅に戻ってきた。ここから系統の都合で、JRに乗り板橋駅に移動する。ホームに上がると、ちょうど各停の大宮行きが止まっていた。あわてて乗り込む。赤羽線内(池袋~赤羽間は今でも赤羽線が正式名称である)は快速だろうが各停だろうが各駅に停まるので、乗り間違いは起きない。隣の板橋駅で降りる。ただの地上駅だと思っていたら、意外と複雑な構造になっていて、またも地上に出るのに時間がかかる。そして、ようやくバスのりばに着くと、王22系統のバスが出ていったところであった。仕方ない、次のバスを待つか。この辺りもノーマスクが目立つ。田舎だなあ(コラ)。

りんりんちゃん
【いたばし観光キャラクターりんりんちゃん ニリンソウがモチーフらしい】

板橋駅バス停
【なんか一杯字が書いてあるけど、要するにちゃんと注意しろってことか?】

●滝野川三
板橋駅バス停から王22系統王子駅行きのバスに乗る。中央公園バス停で降りて、前方の橋を渡る。約70mほど先に滝野川三局があった。ここではティッシュをはさんでくれたが、局内に渋沢栄一スタンプラリーなるポスターが。「この辺を回られますか?」と局員さんに尋ねられた。「今北区内局で渋沢栄一スタンプラリーやってるんですよ。よかったらいかがですか?」と勧められるも、北区はこの局で終了なんだよなあ。その旨伝えると残念そうにされていた。余談だが、岩崎彌太郎伝を読んでいると、渋沢栄一が悪者に見えてくるんだけど気のせいか?

王22系統王子駅行き
【王22系統王子駅行き】

滝野川橋
【郵便局手前の滝野川橋 重量制限の標識なんて久々に見た】

滝野川三局
【滝野川三局】

滝野川三局の花壇
【犬の小便禁止 まあそうですな】

4.板橋区の旅(続)

王22系統で終点の王子駅へ。やっぱり運転手さんにすごい券面を見られる。何か目が怖いんですけど(+_+)都バスでは何度も通った王子駅前。国際興業バスで着いても特に感慨はないなあ。ここから、やはり国際興業の王54系統で上板橋駅(ときわ台駅)方面へ。都バスののりばは駅正面にあるが、国際興業ののりばは、あった、随分隅っこに追いやられてる。東口のかなり北の方にあった。

●板橋常盤台
王54系統上板橋駅行きに乗り、ときわ台駅方面へ。北区神谷町交差点を左折すると環七通りに入るが、ここで渋滞にハマる。結局大和町(板橋本町駅前)まで渋滞は続いたのであった。常盤台郵便局バス停で降りる。珍しく分かりやすい名前である。バス停の前方に常盤台局が見えた。

常盤台郵便局バス停
【常盤台郵便局バス停 前方に郵便局が見える】

板橋常盤台局
【板橋常盤台局】

●板橋中台
ここからときわ台駅は近いし、歩くか。その方法が功を奏することが多いのだが、今回はバスの便数を考えれば失敗だったかも。さて、ようやく東武東上線のときわ台駅前に着いた。ここからは中台局へは常01系統で行ける。これだろうと止まっていたバスに乗ったら、それは赤53系統だった。しまった、行程表を見間違えたか?確かに赤53系統にはその後乗る予定であったが。常01系統なら常盤台四丁目バス停が中台局に近い。さてこのバスだと、常盤台三丁目バス停が比較的近そうだ。と言っても、意外に遠いのであった。常盤台三丁目バス停で降りて、手前の道を西に入って進む。常盤台四丁目交差点をバス通りではなく、向かって左側の富士見街道に沿って進むと、中台局があった。常盤台四丁目交差点からは100mほどだが、結構歩いたな。この中台局は東上線の上板橋駅が近いのだが、例によって東上線はフリーきっぷを出していないので、バスによるアクセスとなった。

板橋中台局
【板橋中台局】

帰りはもちろん常盤台四丁目バス停から常01系統のときわ台駅行きに乗って駅まで戻る。地味に時間をロスしたような(゚∀゚ ;)

●板橋前野
ときわ台駅からは、今度こそ赤53系統の赤羽駅西口行きに乗って赤羽駅方面に向かう。前野町三丁目バス停で降りて、前方のでっかいピンクの看板、AEONの看板に向かって歩く。300mほど坂を下って進み、ようやくイオンスタイル板橋前野町にたどり着く。意外に遠かったぞ。郵便局は、えーと、3階か。エスカレーターで3階に上がる。3階に上がって辺りを見回すと、あった、郵便局の表示が。SC内の局なので、一般的な郵便局の看板はない。よくある電飾のサインが存在を示している。帰りのエスカレーターはどこだ?とフロアを歩き回るが、よく見たら局の目の前にあった。

国際興業赤53系統
【ときわ台駅に停車中の赤53系統 赤羽駅西口行き】

イオンスタイル板橋前野町
【バス停から遠く見えるイオンの看板 この中に郵便局がある】

板橋前野局看板
【イオンスタイルの入口に郵便局の看板が】

板橋前野局
【板橋前野局 すみません外観の写真は失敗しました】

●板橋中台二
赤53系統のバスで赤羽駅方面に進む。前回のツアーで赤羽駅と言うより赤羽周辺は回っているので、終点までは行かず、赤羽西六丁目のバス停で降りる。ここから赤56系統高島平操車場行きのバスで終点まで移動する。方向が逆なのでのりばは当然道路の向かい側にある。反対方向のバス停を探すが、交差点の向こう側にあるようだ。道路の反対側に渡り、さらに道路を横断する。赤羽西六局が見えたが、ここは訪問済み。赤56系統のバスを中台二丁目バス停で降りて、少し戻って右に見える坂を上る。下の道路に並行するような坂を上り、左に曲がって坂を上り切ってさらに250mほど進むと中台二局があった。地図に高低差が書いてないのは結構不便だぞ。こういう時は地形図のありがたみを感じる。いちいち局の標高(それとバス停の標高)を調べるのもあまり効率が良いとは言えないし。

板橋中台二局
【板橋中台二局】

来た道を戻り、坂を下ってバス停に戻ってきた。うーん、足へのダメージがじわじわ来てるな。赤56系統高島平操車場行きで終点の操車場に向かう。

●板橋徳丸
高島平操車場に着いた。赤羽駅や三田線沿線でよく見る行き先。どんなところだろうと期待したが、意外にショボい車庫だった。まあ、操車場だからな。ここから高島平駅まで移動する。そんなに遠くないので歩くことにしたが、バスの便数を考えると失敗だったかも(このフレーズさっき見たような?)。ようやく高島平駅に着いた。が、駅前ののりばには次に乗るバスの系統は書いてない。道路の反対側にあるのは降車専用のバス停ぐらい。路線図を見直す。そして気付いた。ここのバス停は方向別だった!高島平操車場、浮間舟渡駅などへ向かうのりばは駅の南側にあるのだが、東武練馬駅、下赤塚駅などへ向かうのりばは駅の西側にあるのである。前に乗った時の経験が生かされてない!いや、その前に下調べをサボった罰なのかもしれない。

高島平操車場
【高島平操車場 バスターミナルみたいなものを想像していたが】

高島平駅バス停
【これが正解だ!気付くのが遅かった】

ようやく見つけたのりばから東練01系統の東武練馬駅行きに乗り、徳丸町バス停で降りる。手前に徳丸六丁目バス停というトラップがあるので要注意である。バス停を降りて、前方に進み次の角を左に入ってさらに90m進むと徳丸局があった。ここでもティッシュをはさんでくれた。

板橋徳丸局
【板橋徳丸局】

●イオン板橋SC内
さらに東練01系統で系統終点の東武練馬駅まで移動する。実際には一方循環なので、東武練馬駅経由高島平駅行きというのが正確な表現となる。東武練馬駅バス停で降りて、目の前にそびえる巨大なイオンに入る。その名もイオン板橋ショッピングセンターの4階に上がると、左側の突き当たりに郵便局のあの電飾看板が見えた。ここも、一般的な看板はなく、SC内にありがちな電飾が存在を示している。

イオン板橋SC4F
【イオン板橋ショッピングセンター フロア奥に郵便局が見える】

イオン板橋SC内局
【イオン板橋SC内局 SCというのが正式名となる】

東武練馬駅バス停から、東練01系統の高島平駅行きに乗って、高島平駅に戻る。次の予定は下赤塚駅行きの下赤03系統沿いの2局。果たして、下赤塚駅行きのバスに乗れるのか?このバスは1時間に1~2本しかない。今行程最大のネックと見ていたが、もし間に合えば赤塚第一中学校バス停と徳丸五丁目バス停の間は歩ける距離なので、そこで2局(徳丸三、徳丸五)は取れる。と想定していたのだが。。。高島平駅に着いて時刻表を見ると、次は15時43分発。なんて微妙な時間。とりあえず突っ込んでみるのもアリだが、せっかくなので時刻表(こくさいばすどっとこむ)で到着時刻を調べると、先に通過する赤塚第一中学校バス停の時刻が16時00分。終わったな。

高島平緑地公園
【高島平駅付近に広がる高島平緑地公園 癒やされますな】

というわけで、今日も15時半を待たずにコールドゲームとなってしまった。これからどうしようかな。とりあえず、足が痛い。

5.おわりに

今回の成果は東京都内8局(板橋区:7、北区:1)。これにて、東京都北区をクリアした。ちなみに、事前のシミュレーションでは11局回れる予想であったので、この結果は淋しい。スタートダッシュで出遅れる(池袋駅)、どこまで行っても離される(想定の行程から)、それもあるけど、ときわ台駅と高島平駅のロスが響いたと思われる。机上(こくさいばすどっとこむ)で行程を検討するだけではダメだな。バスのりばの配置を調べておかないと。そんなに複雑なのりばなんてそうそう現れないけど、出る時は出るんだよなあ。

高島平駅ホームの表示
【鳩にエサを与えないでください 駅のホームに貼る表示としては珍しい】

ここは高島平駅。そのまま地下鉄に乗って帰るか?あ、そう言えば、職場のボスから、テメーこんな時期に休み取って、土産の一つも無しじゃ済まされねえぞ、って脅されお言葉をいただいたんだっけ。ここから近いお土産スポットは、やはり東京駅か。てことは、大手町まで移動すればいいのかな。テレワーク真っ盛りの状況で賞味期限2週間だと渡す前に期限が過ぎるので、長めのもの、できれば12月ぐらいまで保ちそうなのがいいのかな。とりあえず、寝るか。

きつねそば in 越後そば
【かなり遅いお昼ごはん】

“国際興業バスで行く板橋区と北区の旅” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください