神奈川中央交通(神奈中バス)の旅(横浜編その1.5)

0.はじめに

前回の神奈中バス(神奈川中央交通)の旅は不完全燃焼で終わった感がある。次回はどうしようかと思っていたのだが、ちょうどいい機会が訪れた。仕事の都合で夜間作業をすることになったのだが、その場合昼間は出勤しなくてよい(というルールというか暗黙の了解みたいになっている)。これを利用しない手はない。というわけで、前回の続きを行くことにした。

前回の神奈中バスツアー横浜編は、とりあえず行けそうな場所をチョイスしたつもりだったが、ダイヤや移動時間を完全に無視してルート的に行けそうな所を選んでいたことが判明した(あんたが計画したんでしょ?)。戸塚エリア(戸塚営業所)を攻略してから大船エリア(横浜営業所)に移動するつもりが結局戸塚エリアで終わってしまった。今回は、その残りを回ることになる。これで横浜市内の神奈中バスゾーンはクリアできるはず!?

1.プランニング

プランは前回(神奈川中央交通(神奈中バス)の旅(横浜編)参照)組んだものを流用するので、あまり書くことがないのだが、まずは大船駅からスタートし、横浜営業所管内の局を回る。その後、戸塚駅に移動し取り漏れた局を拾う。もし時間が余れば、戸塚駅から出る江ノ電バスの沿線局も拾ってみよう。

前回のツアーで書かなかったが(というより後で気付いたのだが)、ドリームハイツから戸塚バスセンターに戻ってくる時に、横浜医療センター前バス停で降りると原宿局に行けたのに、どういう訳か失念していたのであった。それも今回取りに行かないといけない。

なお、大船駅から戸塚駅(バスセンター)への移動は、神奈中バスの戸71系統、戸72系統(ヒルズ南戸塚経由)が利用できるのだが、バスだと30分、JRだと5分かかる。どちらを利用するかは迷うまでもないだろう。

2.栄区の旅

スタート地点の大船駅には何とか9時前に到着した。まあ,余裕だな(本当か?)今回乗るバスは大船駅東口バスターミナルから出る。ややこしいが、大船駅の東口には北寄りにバスターミナルがあり、南の方に交通広場と呼ばれる別のバスターミナルが存在する。今回は北寄りのバスターミナルからとなる。

この辺り、バス系統が多くて混乱するが、目標のバスは4番のりばのようである。栄プール、金沢八景駅、みどりが丘、本郷車庫前方面。とりあえず天神橋を通るやつと覚えていたが、たぶんそれで大丈夫。

大船駅東口バスターミナル
【大船駅東口バスターミナル】

●横浜桂
ここのバス(神奈中バス横浜営業所)は、前乗りだが多区間料金制、つまり乗車時に降車停留所を運転手さんに告げて、料金を払うシステムである。ししょーの苦手なタイプだった。が、前乗りなので乗車時に「1日乗車券をください」と宣言する。料金は1050円。かなりお高めだが、全区間有効なので(もちろん高速バスなどは除く)、本厚木駅から宮ヶ瀬までの往復より安いことを考えると仕方ないのかも。PASMOをタッチして料金1050円を差し引かれる。

運賃先払いの説明
【運賃先払いの説明 乗務員に行き先を告げるとかコミュ障にはハードル高いのだが】

やって来たバスは船07系統栄プール行き。そこまで行かないので、どのバスでも問題ないのだが。南河内バス停で降りる。ちなみに読み方はみなみこうちである。うむむ、初見殺しがこんな所に。バス停名を読み間違えて恥をかく事態は回避された。

バス停前方の公田交差点を右に入る。100mほど進むと桂局があった。さてスタンプはと言うと通常のタイプとイラスト入り(赤)があるのだが、何でも栄区内でキャンペーンをやっているそうで、1行タイプのイラスト入り(タッチ―くん)となんと3局でスタンプを押すと頭、胴体、足の3つが揃ったタッチ―くんが現れるという3分割タイプの2種類がある。何でもこの近くを流れるいたち川に因むんだとか。この先どこへ行かれますか?と聞かれたので、栄区内を数局回りますと答えた。ちょうど通常の残り行が3行あるのでちょうどいいと思ったのだが。


【横浜桂局】

●横浜桂台
南河内バス停から次へ向かう。多くのバスは本郷車庫前を経由するが、ここから一部桂台を経由するバスがある。それに乗らないと次の目的地に行けない。慎重にバスをやり過ごし、船11系統上之(かみのと読む)行きに乗る。桂山公園バス停で降りて、バス停前方の桂山公園交差点の横断歩道を越えて進むと桂台局があった。

ここで、続きのスタンプを押してもらおうと思ったのだが、局員さんに「これは1行タイプのスタンプですね」と言われてしまう。何だって~!前の局で伝えたつもりだったが1行タイプを押されていたようだ。残りの印字欄は2行。どうすればいいんだ?まあ、あとでくっ付ければいいか(画面上で)。そう考えて、あえて頭のスタンプを押してもらう。

横浜桂台局
【横浜桂台局】

タッチ―スタンプの説明
【タッチーくんスタンプのポスター】

●横浜上郷
桂山公園バス停から、どのバスでもいいので、港83系統桂台中央始発の港南台駅行きに乗る。さっきの上之行きでもよかったのに、見逃したのは痛恨のミスだ。犬山南バス停で降りる。これも読み方は「いぬやま」ではなく「いのやま」。またも初見殺しに怯えつつ、バス停前方の横断歩道を渡りさらに進むと上郷局があった。スタンプはどうします?と聞かれたので、「胴体でヨロシクゥ!」と華麗に答える。ここで久しぶりにティッシュをゲットした!

横浜上郷局
【横浜上郷局】

●横浜庄戸
ふと気付いたんだけど、前乗り事前申告制多区間料金方式(そんな呼び方あるのかな?)の場合、1日乗車券だったら行き先を告げずにカードリーダーにタッチすればいいんだなと今さら気付いた。

さて、ここからが少し面倒。なぜなら次の庄戸局まで直接行ける系統がないのである。とりあえず港南台駅方面のバスに乗る。上之行きは途中までしか行かないがそれ以外のバスは本郷車庫前を通る。来たバスは港81系統の上之循環港南台駅行きであった。本郷車庫前バス停で降りる。この本郷車庫というのが横浜営業所らしい。イメージ的に横浜駅の近くなのかと思っていたが、こんな外れにあったのか。かつて神奈中バスと奈良交通が共同運行していた夜行高速バスやまと号の区間で、五位堂駅~本郷車庫などという訳の分からん区間があったのだが、ここがその終点だったんだな。

神奈中バス本郷車庫
【神奈中バス 横浜営業所(本郷車庫) 西日本JRバスの姿も見える】

本郷車庫前バス停から南へ向かう。どのバスでもよさそうだが、来たバスは港09系統のみどりが丘行き。えーと、大丈夫かな?大丈夫だった。目的地の光明寺バス停までは行くので、ギリギリセーフ。光明寺バス停に到着した。このバスはみどりが丘行きなので、他の系統と違い交差点を左折してからバス停に止まった。光明寺の交差点まで戻り、南へ進む。100m少し南下すると、庄戸郵便局前交差点があった。郵便局はどこだ、と周りを見ると左の道に見えた。

庄戸郵便局前交差点
【庄戸郵便局前交差点 郵便局はいずこに?】

横浜庄戸局遠景
【左の方を見るとにそれらしきものがあった】

横浜庄戸局
【横浜庄戸局】

ここではスタンプが次のページになってしまうが、「足でオナシャス!」とお願いする。これで一応タッチーくんは揃った。通帳の上では分離してるけど(;_;)栄区未訪問だったらタッチーくん×3をコンプできたのだが、仕方ない。ここではティッシュをはさんでもらえた。

タッチ―くん完成図
【タッチ―くん完成図 本当はちゃんとくっ付けて押してもらえるのだが】

●横浜元大橋
光明寺バス停からの移動だが、これまた分かりにくい。港南台駅行きのバスは朝7時台までは横浜栄高校前バス停を経由する、しかしそれ以降は中野町バス停経由になり、若竹町バス停を経由する。ということは、問題なく次の若竹町バス停まで移動できるな。次のバスは港55系統の庄戸循環港南台駅行き。若竹町バス停まで移動する。バス停を戻って300mほど下ると元大橋局があった。ん?もしかしたら元大橋バス停の方が近いんじゃね?またマピオンに騙されたよ。と、後悔する。ここでは仕方ないのでタッチーくんの単体スタンプを押してもらう。栄区はこれで一旦終了した(神奈中バスの範囲は)。

横浜元大橋局
【横浜元大橋局】

やはり元大橋バス停の方が近かった。ここから大船駅に戻るには、いったん本郷車庫・桂台方面のバスで中野町に出て、そこから大船駅行きに乗り換える必要がある。だがこの先の中野町バス停はそれほど遠くない。歩くか。中野町バス停から船09系統みどりが丘発の大船駅行きで大船駅まで戻る。これで、神奈中エリアの栄区内の訪問は終わった。

中野バス停前交差点
【中野バス停前交差点 バス停は中野町なのだが】

3.戸塚区の旅

ここからは戸塚区の残り局原宿局を目指す。大船駅構内の濱そばも気になるが、とにかくミッションの遂行が先だ。普通君津行き(横須賀線に乗ってしまった)で隣の戸塚駅まで移動する。大船駅で正午を迎えた。今日は楽勝だな。そう思っていたのだけれど。

いよいよ取りこぼした原宿局へ。戸塚駅西口のバスセンター(BC)から戸50系統ドリームハイツ行きに乗る。うーん、やはり渋滞に捕まる。この辺りは昔から慢性的な渋滞に悩まされてきた地域である。だからこそ道路に依存しない交通機関(モノレール)の建設が計画されていたわけだが。

戸塚バスセンター案内版
【戸塚バスセンター案内版 戸塚駅西口に近い】

ようやく横浜医療センター前バス停に到着した。バス停の前方に向かって250mほど進み、明光義塾の先の角を左に入ると原宿局があった。前回ミスしなければ取れていたはずなんだが。とりあえず、戸塚BCまで戻るか。

横浜医療センター
【国立病院機構 横浜医療センター】

横浜原宿局案内
【原宿局はこちら】

横浜原宿局
【横浜原宿局】

原宿局のいす
【間隔を空けてください 実力行使?】

横断旗
【横断旗】

4.泉区の旅

戸塚営業所管内でもう1つ行ける局がある。それが泉区の和泉南局である。ここは、立場ターミナルから出る湘07系統の湘南台駅東口行きでアクセスできる。なので、戸塚BCで立場ターミナルに行けるであろう戸58系統ののりばを探すがない?案内表示には書いているのだが、バスのりばには時刻表記がない。どうやら、系統の設定はあるが運行されていないようであった。と言うことは、戸60系統の横浜桜陽高校前経由の立場ターミナル行きを利用するしかない。その場合は、途中の萩丸バス停で湘07系統に乗り換えできる。

と戸塚BCで散々混乱したが、戸60系統に乗り萩丸バス停で降りる。ここで反対側のバス停から湘07系統の湘南台駅東口行きのバスに乗り換える。原田バス停で降りて、進行方向に100m以上進むと和泉南郵便局前という交差点がある。その左前方角に和泉南局があった。ここでは2人待ち。この時間ではインパクトが大きい。ここでもティッシュをはさんでくれる。

萩丸バス停
【萩丸バス停 ここで乗り換え】

横浜和泉南局
【横浜和泉南局】

原田バス停1
【原田バス停 何があったんでしょう?】

原田バス停2
【該当の建物(看板)は見当たらず】

原田バス停3
【だから、何があったんですか?(恐怖)】

これで神奈中バスで行ける範囲は全て行くことができた。時刻は15時を回っているが、何とか江ノ電バスのエリアに行けるかな?先ほどのルートは遠回りに思えたので、今度は終点の立場ターミナルまで移動し、立場駅バス停から戸61系統の上飯田車庫発戸塚BC行きに乗ることにした。だが、この時間ゆえか渋滞がさらに激しくなっている。このバスも10分遅れのために何とか乗れたバスなのだが、結局終点の戸塚BCにも遅れて到着した。ここから戸塚駅の連絡通路に降りて東口を目指す。うまくいけば江ノ電バスに乗れるのだが。残念ながら、次のバスで最も早く出るT2系統見晴橋行きは16:48発。これでは間に合わない(目的地の豊田中学校前着は16:57だった)。よって、本日はこれで終了となった。

5.おわりに

さて、今日の成果は7局(神奈川県:7)。横浜市の栄区と戸塚区は残り1局となった。なお、栄区、戸塚区、泉区については神奈中バスで行ける範囲はすべて行ったことになる。後は、江ノ電バス(栄区、戸塚区)、相鉄と相鉄バス(泉区)を利用することになる訳だが、うーん。相鉄は1日乗車券があるが、江ノ電バスと相鉄バスにはない。よって、プライオリティは相当下がる。必死に横浜市内局を攻略する理由がなければ後回しである。まあ、江ノ電バスについては戸塚駅(東口)から出るバスで行けることが分かっているので、機会を見て行くとしようか。

今回の反省点ですか?それは、原宿局を取りに行くという面倒な行程が発生したこと。やはり効率という点ではよろしくない。なんで前回見逃したんだろう(反省)。大船~戸塚の移動はある程度やむを得ないので、そこは特に問題にはならない(と思っている)。

菜の花と筍のかき揚げそば次はどうしようかな?神奈中バスの横浜市内エリアとしては、もう中山営業所管内の卸本町(簡)、今宿、都岡局ぐらいしか行けるところがない。その後は、江ノ電バス、相鉄バスに運賃を支払って乗るしかないのだが、お金がかかるから当分先のことになるだろう。神奈中バスに関して言えば、横浜市エリアの西にある藤沢、茅ヶ崎営業所に向かって神奈川県内を進めることができる。どちらかと言えばこちらが優先になるのではないだろうか?1日乗車券1050円はちょっと高い気もするが、基本的に元は取れている。

ああ、この後は楽しい仕事が待っている(+_+)その前にとりあえずそばでも食べるか。

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