0.はじめに
今回も東京23区完全制覇の旅(なんか名前コロコロ変わってない?)に行くことにしたが、次はどこへ?そうだ、難攻不落の練馬区もようやく決着が付きそうになってきた。
練馬区と言えば、国際興業バスが多いイメージもあるが、残り局をチェックするとしよう。さて、次の作戦はどうしようか。すると、あることに気付いた。
西武バスの沿線局しかないじゃないか!
うん、なんか見たことある文字だな、これ。渾身のギャグがスベったところで、練馬区の残り局と西武バスの系統から今回のルートを決定する。西武バスを利用するからには、利用するきっぷは西武バスの1DayPassとなる。実は、利用案内を見ると対象外路線の欄にコミュニティバス(練馬区みどりバス除く)と書かれている。つまり、対象外から除くということは使えるということになる。数学で言うと二重否定の除法と言うらしい。数学はあまり得意でないので間違ってるかもしれないが。
実は、練馬区の残り局は西武バスだけでなく、コミュニティバスのみどりバスの沿線も多いのである。コミュニティバスというからには本数がそれなりではあるけれど。西武バスとみどりバスを併せれば、残り局の9割がたは網羅できる。
1.プランニング
まずメイン系統になるのは吉61-1系統。前回時間切れで乗れなかった系統である。と言っても沿線には5局しかないので、後は残り局のロケーションを見ながら、本数の多そうな系統を拾っていく。みどりバスについては本数の多い大泉ルートが理想的だが。
それから途中で気付いたが、練馬区の東側(練馬駅周辺)があまり取れていないので、そちらを押さえることにした。練馬駅には西武バスの他に国際興業バス、京王バスなどが乗り入れる。京王バスで中村二局へ、春日南局は西武バスで行けないことはないが本数が絶望的(2時間に1本程度)なので、併走する国際興業バス(1時間2~3本)も活用したい。そして早宮局にアクセスできるみどりバス氷川台ルートも練馬駅を通る。西側を取った後でこれらのために東側に戻るのは効率が悪い。
ということで今回のルートは以下の通りとした。ベストプラクティスではないだろうけど、バスは不確定要素である以上完璧なプランというものは存在しない(断言)。
練馬駅前~京王バス中92系統~南蔵院
練馬駅~練47or国際興業バス赤01、練95系統~春日町一丁目
練馬駅~みどりバス氷川台ルート~練馬工業高校入口
練馬駅北口~練42系統~土支田交番
土支田交番~石02系統(国際興業バスと共同運行)~石神井公園駅北口
石神井公園駅北口~吉60系統~吉祥寺駅
吉祥寺駅~吉61-1系統~大泉郵便局/大泉風致地区
大泉風致地区~吉61-1系統~大泉学園駅北口
多少効率を犠牲にしたプランになってしまった。でも、長い目で見るとたぶん効率がいいはず?それとみどりバスについては大泉ルートは1時間2本あるが、他のルートは1時間に1本なのでこれがボトルネックとなるか。事前のシミュレーションでは9局。とするとメインのはずの吉61-1系統に到達しない恐れがある。まあ、次回以降の西武バスツアーが捗るから(汗)。練馬区の旅はまだまだ続く。
2.練馬区の旅(その1)
ということで練馬区ツアーらしく(?)練馬駅からのスタートとなる。練馬と言うことは西武池袋線か。副都心線からもアクセスできるが、ルートを検討した結果池袋から西武線に乗ることにした。JRで池袋に向かい、南口から出る。西武線のりばに着くと、次の列車は各停豊島園行き、その後に準急小手指行きがある。準急の停車駅は練馬、石神井公園と以遠各駅。おそらく練馬には準急が先着するはず!と読んだ。果たして、東長崎で各停を追い越した。よし、読み通りだ。練馬に着いた。時間は8:40。次のバスが出るのは51分だから、まあこんなものだろう。
●練馬中村二
中村二局に近い南蔵院バス停へは京王バスか関東バスが利用できるが、関東バスの南蔵院循環は遠回りなので、京王バスを利用する。練馬駅から(会社によって練馬駅と練馬駅北口の表記があるが面倒なので、以降は練馬駅に統一する)中92系統の中野駅北口行きに乗る。南蔵院バス停で降りて、バス停を戻る方向に進み、先ほどバスが曲がった南蔵院前交差点を過ぎて250mほど進み、中村小学校入口交差点を右に入る。次の角を右に入ると中村二局があった。なお、案内板はない模様。ここではいきなりティッシュをゲット!今日はいいことがありそうだ。
【練馬中村二局】
そうだ、水分を確保しなければ。駅の販売機で買うと高いので、住宅地の販売機で買うことにしている。ここでキリンラ○ズスポーツを買う。南蔵院交差点まで戻ってきたが、帰りののりばは向かいに見えるバス停でよいのか?と思ったらこれは関東バスの中村橋行きだ。京王バスの練馬駅行きののりばはバスが曲がる交差点の先にあった。
●練馬春日南
練馬駅に戻ってきた。次は春日町一丁目バス停に向かうが、西武バスの練47系統成増駅南口行きは2時間に1本しかない。1時間以上待たないと来ないようなので、仕方なく国際興業バスの赤01系統赤羽駅西口行きを利用する。春日町一丁目バス停で降りる。バス停の前方にある中之橋北交差点をさらに進むと春日南局があった。バス停からは120mぐらいだが道が曲がっているのですぐに分からない。あ、道路の反対側だ。帰りはもしかしたら西武バスに乗れるかも?しかし、次に来たのは国際興業であった。時間に余裕がないので、仕方なく220円支払う。
【国際興業バスと京王バスの位置関係】
【練馬春日南局】
【西武バスの春日町一丁目バス停 この本数では】
●練馬早宮
再び練馬駅に戻ってきた。ここからみどりバス氷川台ルートで移動することになる。これが今日のメインイベントだろうな。一番時間がかかるので。先ほど筆者はみどりバスでは西武バスの1DayPassが使えるようなことを書いた(筆者て)。ところがみどりバスのうち氷川台ルートと北町ルートは西武バスではなく国際興業バスの運行なのである。ということは、つまり西武バスのきっぷは使えないということ。ぐぬぬ。まあ、ICカードは使えるので。蛇足だが、国際興業バスが運行するコミュニティバス(みどりバス光が丘ルート、北町ルート、板橋区のりんりんGO、足立区のはるかぜ号3号(西新井・舎人線))は国際興業バスのIC1日乗車券で利用できる。
さらに蛇足だが、足立区のはるかぜ号は1,9,10,12号は日立自動車交通、2号は朝日自動車、3号は国際興業、4,7号とブンブン号は東武バスセントラル、5,6,8,11号は新日本観光自動車の担当である。ご参考までに。委託先は変更される可能性があります、てか見直して欲しい。
みどりバスののりばを探す。たぶん北口バスターミナルのどこかだと思うんだけど。ありました、国際興業バスと同じ1番のりばに標柱を発見。このバスは1時間に1本なので、かなりの休憩時間となる。この練馬駅バスターミナルは都バス、西武バス、関東バス、京王バスが入り乱れる一大ターミナルである。都バスと国際興業バスはのりばを共用しているが、それ以外は専用ののりばを使っている。なおここではみどりバスも国際興業バスに含まれる。
【練馬駅のみどりバスのりば】
【みどりバス 氷川台ルート東武練馬駅方面行き】
さて、ようやくみどりバス氷川台ルートのバスがやって来た。行き先は東武練馬駅入口方面なのであってるな。コミュニティバスらしくマイクロバスだ。座ってよかったのかな?練馬工業高校入口バス停で降りる。140mほど前方に進み、交差点を右に入る。さらに100mほど進むと早宮局があった。
【みどりバス氷川台ルート 練馬駅・光が丘駅行き】
【練馬早宮局】
練馬駅、光が丘駅行きのバスも東武練馬駅行きとほぼ同時に出てしまったので、次のバスまでは約50分もある。この炎天下で1時間近くも晒されるのは危険だ。かと言って周辺に大した日陰もない。何かいい場所はないかと地図を見ると、南の方に早宮憩いの森というのがある。木陰とベンチがあって休憩できそうだ。近くの駐車場で缶コーヒーを買う。
【早宮の森緑地】
3.練馬区の旅(その2)
またも練馬駅に戻ってきた。ここから本格的に西武バスの出番となる。次はようやく西武バスの出番だ。練42系統成増町行きに乗る。ここで乗車時に1DayPassが購入できるのだが。「すみません、1DayPassください」暑さもあって声が出ない。やっぱり苦手だな、このシステム。
●練馬貫井
練42系統に乗り、練馬中学校バス停で降りる。バス停前方の練馬中学校交差点を左に入り、260mほど進む。目白通りに出て練馬二小前交差点を左に曲がると貫井局があった。ここでアクエリアスは高いので(コラ)やかんの麦茶を購入。
【練馬貫井局】
【練馬中学校バス停 行き先注意というほど他の便がない】
●練馬富士見台四
練42系統でさらに成増町に向かって進む。次は練馬青果市場前バス停で降りる。実はこの部分で上下線が別ルートになるのだが、幸い(?)富士見台四局があるのは、成増町方面のバスが止まる練馬青果市場前バス停が近いのである。バス停後方の谷原一丁目交差点を右に入り、300mほど進む。セブンイレブンの角を右に入り150mほど進むと富士見台四局があった。比較的近いと言っても意外に遠かった。ただ、反対側の真宗会館前バス停からだとプラス400mかかる。それにしても、今日はほぼ晴れていて暑い。
【練馬富士見台四局】
●練馬大泉二
練42系統は土支田交番バス停から成増町に向かって進む。しかし、次に行きたいのは大泉町二丁目バス停なのである。土支田交番バス停を通る石02系統石神井公園北口行きに乗れば大泉町二丁目バス停に行ける。と言うことで、土支田交番バス停で降りて、反対側のバス停から石02系統に乗る。この石02系統だが実は西武バスと国際興業バスの共同運行となっている。そしてもちろん西武バスの1日乗車券が使えるのは西武バスに限られる。ここは時間の問題で国際興業が来たらそれに乗ることにする。当然220円別に支払う訳だが。
次のバスは、やっぱり緑のやつだった。PASMOをタッチすると自動的に運賃が差し引かれる。やむを得ん。前にも書いたが、PASMOにIC1日乗車券が搭載されている状態でも他社のバスでは普通に運賃が引かれる。大泉町二丁目バス停で降りる。バス停の後方左側に大泉二局が見えた。ここは久々に自動ドアのない局であった。
【練馬大泉二局】
【注意!自動ドア 自動ドア!?】
この先には行くべき郵便局はないので(高野台局は訪問済み)、終点の石神井公園駅北口バス停まで移動する。次のバスは、またも国際興業であった。しかし、時間的にちょっと余裕があるので悠然と見送り次の西武バスに乗るのであった。
【ここは敢えて緑色を見送る作戦】
●石神井
石神井公園駅北口に着いた。ここから吉60系統吉祥寺駅行きのバスに乗る。まずは石神井郵便局バス停で降りる。そのまんまの名前だが、郵便局を通り過ぎてからバスが止まった。バスを降りて後方に進むと交差点の角に石神井局があった。
【石神井公園駅北口 吉60系統のりば よくみんな混乱しないな】
【石神井公園駅北口 吉60系統のりば2】
【石神井局】
【ご自由にお取りください ちょっと気が引けるな】
次はどこだっけ?早稲田高等学院バス停の近くに上石神井局があるが、よく考えたらこれは訪問済みだった(東急線西武線まるごときっぷの旅(その4)を参照)。危ないところだった。複数手段で回るとこういうダブりが起きやすい。
●練馬関一
次に近いのは関一局。最寄りのバス停は青梅街道営業所バス停である。吉60系統で青梅街道営業所バス停まで移動する。ちなみに青梅街道営業所は西武バスではなく関東バスの営業所である。西武バスの上石神井営業所があるのはここよりも北にある西武車庫前なのである。そのせいか、この吉60系統も最寄りの富士街道バス停で乗務交代がある。
バス停を降りて、後方に進み上石神井駅入口交差点を過ぎて200mほど進むと左側に関一局があった。道路の反対側なので渡らないと。局に入ると貼り紙が。人手不足のため手続きに時間がかかります。確かにその通り、待たされたな。20分ぐらいは待っただろうか。
【練馬関一局】
次は武蔵野寮前バス停の近くに立野局があるので訪問する予定だったが、次のバスが来ない?青梅街道営業所に入庫する関東バスを生気のない目で眺める。定刻よりも10分以上遅れてバスが来た。しかも青梅街道が渋滞していて隣の水道端バス停到達を待たず時間切れとなってしまった。よって今日はこれで終了となる。終点の吉祥寺駅まで移動するか。
4.おわりに
青梅街道は事故渋滞でなかなか進まない。関町交番前交差点で青梅街道から外れ吉祥寺駅に向かって南下する。ここでようやくスピードアップする。それでも吉祥寺駅には10分以上遅れて着いた。次回はここがスタートになるのかな。ここも見覚えのある光景である。西武バスや関東バスで結構来たからな。
今日の成果は東京都:8(練馬区:8)となった。ほぼ想定通りに進んでいたが、最後に大渋滞を食らって終了したのはバス旅の宿命なのか。練馬区の残り局は11局となった。今度こそはすべて西武バスで回れるはずだが、念のため見直すとするか。結局吉61-1系統がメインになるなんてうそぶいておきながら、そこに到達できなかった。不徳の致すところでございます(号泣)。まあ、次回は吉61-1系統から開始すればいいじゃないですか?吉祥寺駅スタートか。遠いけど頑張りますよ(絶望)。
とりあえずご飯にするか。駅前に富士そばがないか探したが見当たらなかったので(後で調べたらありました、申し訳ない)、駅に入るが駅ナカのそば屋さんはなくなったようであった。仕方なくJRで移動してそば屋さんに行く。
【海苔つけそば】
楽しかったお盆ももうすぐ終わり。また仕事かあ。頑張ろー(死んだ目)。