0.はじめに
2024年、年が明けましたね。時の経つのは早いものじゃのう。
さて、今年の年始は意外に休みを取ることができたので、もう少し回ろうかと思う。もちろん、郵便局を回るという意味である。バスの旅はいくつか画策しているのだが、それはやはり夏場に取っておきたい。理由としては炎天下を歩かないで済むことと、トイレの問題が大きいと思う。
実は横浜市内局は残すところわずか4局となっている。そのうち2局は戸塚駅から江ノ電バスでのアクセスが必要な局である。それを回れば、後は瀬谷区の難関2局(瀬谷西、瀬谷南)だけとなる。うーむ、戸塚から三ツ境に行くのは効率が悪いな。使用するきっぷを考えてもやはり無駄が多いので三ツ境は別プランにしよう。瀬谷区の残り局は相鉄線の三ツ境駅、大和駅から相鉄バスの利用となる。ならば、大和駅を通る小田急江ノ島線にくっ付けた方が効率がよい。
戸塚セクションで午前中は終わりそうな感じだが、それだけでは時間が余ってしまうので、東海道線の旅を進めるか?いや、それもかなり進んでいるので、今回は相模線を北上することにした。東海道線はかなり先まで(静岡県内まで)進んでいる。よって、茅ヶ崎で降りて、そこから相模線方面に向かう。海老名駅周辺は訪問済みだが(相鉄線ツアー)それ以外は手つかずなので問題なかろう。今日も行けるところまで行く。なお、相模線の運転間隔は1時間に2~3本である。
1.プランニング
使用するきっぷは、エリアから考えてのんびりホリデーSuicaパス?残念。年末年始は12/29~1/3しか使用できなかった。やむを得ん、青春18きっぷの残機使用と相成った。GW期間、夏休み期間は威力を発揮するのだが。これは、サイトの更新をせよとの神のお告げなのだろう。
まずは大船駅から江ノ電バスで横浜市内(栄区、戸塚区)の2局を目指す。その後は、茅ヶ崎から相模線を北上する。途中の海老名(海老名駅西口局)は訪問済みなので飛ばして進んでいけば、相模線はギリクリアできるかも?もし行けるなら橋本から先の横浜線は既に訪問しているので、このエリアは何とかなりそうか。なお、事前のシミュレーションでは、原当麻で時間切れとなる模様。
相模線を無事クリアできれば、長年の懸念である八王子駅周辺(西東京バスゾーン)に入れるのだが、果たしてどうなるのか。でも今回は無理かな。なお、西東京バスは1日乗車券を発売していないので、どこまで回るかも要検討である。
今回のバス利用は2往復だし、PASMOでいいか?と思ったのだが、念のため調べてみると・・・。これらの区間を普通運賃で支払うと、戸塚駅~飯島団地入口間は280円×2、戸塚駅~豊田中学校前間は200円×2。合計で960円となる。そして、江ノ電バスは1日乗車券(江ノ電バスのり旅きっぷ)を発売しており、お値段は600円。じゃあ、決まりだな。どこで買うんだろう?また運転手さんに向かって江ノ電のり旅きっぷくださいって言うんだろうか?実は、このきっぷはモバイルチケットのみの発売で、スマートフォンアプリEmot(Webサイトもある)で発売しているようである。小田急の出してるアプリである。「古代、こんなこともあろうかと思ってEmotをインストールしておいたんだ。」ありがとう、真田さん(誰だよ?)。
2.Emotのチケット利用について(おまけ)
以前、スマートフォンアプリ「乗換案内」でのチケット利用方法については説明したと思う(東武バスで行く足立区の旅参照)。
乗換案内は、ルート検索などの目的でインストールしている人も多いと思うが、今回のEmot(エモット)は小田急が提供するMaaS向けアプリで、箱根フリーパスや特急ロマンスカーの特急券などの購入には便利なのだが、使っている人はそれほど多くないかもしれない。
今回は、江ノ電バスのり旅きっぷを購入したので、以下に購入手順を紹介する。
まず、トップ画面の『買う』をタップし、買いたいチケットを選択する。このチケットの発売は当日なので、前もって買うことはできない。
【Emotのトップ画面から『買う』をタップし、チケットを探す】
「江ノ電バスのり旅きっぷ」をタップすると購入画面に移る。大人・子供合わせて4枚まで購入できる。ここも大人1名である。
【購入枚数(大人・子供)を入力する】
決済方法を選択する。クレジットカードとPayPayが使える。クレジットカードを選択すると、カード情報の入力画面に移る。
【カード情報を入力する】
内容を確認したら、「支払う」をタップする。これで購入が完了する。
【購入完了 チケットを確認する】
当日の使用開始前に「使う」をタップし、チケットを有効にする。
【時間が早すぎると期間外と表示される】
【有効な時間になると「使う」表示になる】
次の画面で、「このチケットの利用を開始する」をタップすると有効なチケットになる。
【「このチケットの利用を開始する」をタップする】
【画面下に動くバスのアニメが表示される】
3.横浜市栄区の旅
今日のスタート地点は戸塚駅。それほど遠くはないので、無理に早起きしなくてよいのは助かる。しかも、ラッシュの流れとは逆方向だ。社畜の諸君、正月明けからご苦労だにい。とかアホなことを考えてる間に戸塚駅に着いていた。危ねえ、うっかりしてると小田原まで行ってしまいそうだ。ただ熱海行きの電車が思ったよりも混んでいたのは、まだ休みの人も多いからなのか?東口のバスターミナルに向かう。まずは、江ノ電バスのT1系統飯島団地循環に乗る。おっと、その前にチケットを使う処理をしないと。
【戸塚駅東口バスのりば案内 今日は江ノ電バス】
【T1系統~T3系統ののりばは同じなのでレーンが設定されている】
●横浜飯島
バスがやって来た。江ノ電バスの横浜エリアは前乗り方式である。なので、乗車時にスマホ画面を運転手さんに見せる。うん?反応が悪い。一応認識してもらえたようだが、この違和感は前にもあったような。飯島団地入口バス停で降りる。バス停の向かい側に飯島局があった。
ここではスタンプの種類が多いですが、と言われる。そんなにデザインがあるのか?と思っていたら出てきた見本は、いたち(1行)にいたち(頭・胴・足)。見たことあるな、とよく考えたらここは栄区だった。そして、栄区内局ではいたちのマスコットタッチーくんのスタンプを押してもらえるのだった。ああ、通帳の残り3行を無駄にしてしまったことがあったな(神奈中バスの旅横浜編その1.5参照)。今回は1行タイプを押してもらった。それと今回はしおりをもらえた。たまにだけど、こういう局めぐラー向けの企画をしてくださる郵便局は本当にありがたいです。ありがとうございます。
【横浜飯島局】
【飯島局でいただいたしおり】
これでようやく横浜市栄区をクリアした。では次に向かおう。ここは循環区間の入口なので、同じバス停でいいんだよな。やって来たT1系統戸塚駅行きに乗る。今度もやっぱり運転手さんのリアクションが悪い。
【T1系統飯島団地循環 戸塚駅行き】
【アニメのバスを真ん中で止めるゲーム1】
4.横浜市戸塚区の旅
●横浜豊田
戸塚駅に戻ってきた。次は、T2系統かT3系統に乗るのだが、T1系統が戸塚駅に戻ってきた時に既にT2系統見晴橋行きがのりばに止まっている。と言うことは、そうです、目の前で出て行ってしまった。中州で下ろされたら、のりばへ行くのに陸橋を上がって下りないといけないのである。
さて、次のバスは、T3系統下倉田循環か。今度はどこで降りるんだっけ?豊田中学校前バス停で降りる。余談だが、先ほど乗ったT1 系統には豊田小学校前バス停というのがある。紛らわしい。郵便局を通り過ぎてバスが止まった。なので、道を戻る。豊田局があるのは道の反対側だった。
【豊田中学校前バス停 コミュニティバスのごとく低い標柱】
【横浜豊田局】
これで横浜市戸塚区をクリアした。別に今日横浜市をクリアしないといけない理由はないので、効率を考え東海道線を西下する。ところで戸塚駅行きのバス停は、T2系統なら反対側、T3系統なら循環なので同じバス停なのだが、さてどっちだ?両方のバス停を見るとT2系統が早く来そうだ。いや、T3系統の数があまりに少ない(1時間に1~2本程度)。
【江ノ電バスT2系統 見晴橋行き】
このモバイルチケットもしばらく使わないと、アプリが閉じてしまう。そして、アプリを立ち上げて江ノ電バスのり旅きっぷの文字をタップすると、案内画面に飛ばされる。チケットを表示するには、使用中の文字部分をタップしないといけないようだ。それは説明が欲しい。と言うより、使用中に案内画面を見たいか?
【モバイルチケットの初期画面 さっきのアニメが出ないとチケットは有効にならない】
【アニメのバスを真ん中で止めるゲーム2】
5.茅ヶ崎市の旅
戸塚駅に戻ってきた。改札口の窓が閉まっている。有人改札の前には乗車駅証明証発行機。そうか、もう無人駅になってしまったか。と思っていたら、目の前に駅員が立っていた。18きっぷを見せて入る。ここから東海道線で西に向かう。普通熱海行きに乗る。途中の駅は訪問済みなので降りる必要はない。茅ヶ崎に着いた。ここで相模線に乗り換えとなる。
●茅ヶ崎高田
巡るぅー、巡るぅー、忘らーれぬメーロディラインおーまーい、ごめんなさい、何でもないです。なお茅ヶ崎駅周辺は訪問済みなので、降りなくてよい。通路の先の5・6番ホームに向かう。普通橋本行きに乗り、次の北茅ヶ崎で降りる。駅を出て前方の踏切を越えて東方向に進む。200mほど進んで広い道に出たら左方向に進む。550mほど進み、神奈中バスの車庫を過ぎると、高田ニュータウン入口交差点に出る。妙に広がりのある交差点の東の方に高田局があった。
【寒川神社の最寄り駅は宮山駅です】
【神奈川中央交通 茅ヶ崎営業所】
【茅ヶ崎高田局】
【そーしゃるでぃすたんす】
なんか、局内に行列ができてるなと思ったら、室内にATMがあった。駅に戻ってくると、先ほどいたはずの駅員さんが消えていた。目の前で電車が出て行ったのでしばらく休憩となる。
●茅ヶ崎香川
普通橋本行きに乗り、次の香川で降りる。香川県にないけど神奈川県にはある香川駅として一部で有名な駅である。改札の窓は既に閉まっていた。駅を出て右方向へ線路沿いに120mほど歩くと香川局があった。
【茅ヶ崎香川局】
6.高座郡寒川町の旅
●寒川、寒川駅前
普通橋本行きに乗り、次の寒川で降りる。ここは寒川神社の最寄り駅ではありません。この案内に圧を感じる。それだけ間違う人が多いんだろうな。
【寒川神社の最寄り駅は宮山駅です!】
ここは一応有人駅だが、駅員さんは出札口で対応中だった。邪魔するのも悪いので静かに北口から出て、北にある寒川駅北口交差点を左に進む。寒川町役場を過ぎて770mほど進むと寒川局があった。
【寒川駅案内板 寒川局は北口でいいんだな】
【寒川駅前のポスト さむかわブランド「高座」のこころ】
【寒川神社まで1400m まあ歩けない距離ではないが】
局が近付くと渋滞が目立つようになる。何だろうかと見ていると、どうやら寒川神社に向かう車の列のようである。その影響か、局内も混雑している。いつもこんな感じなんだろうか。
【寒川局】
来た道を戻り、寒川駅の反対側に抜ける。南口を出て左方向に歩くと120mほど先に寒川駅前局があった。こちらは人が少ない。これが通常か。ドアが手動なのも味わい深いな。ここでは小さい紙をはさんでくれた。
【寒川駅前局】
駅まで戻ってくると、既に電車が止まっていた。ということはまた次の電車を待つのか?いや、交換待ちのおかげで何とか乗ることができた。
【新幹線新駅を寒川町倉見に・・・】
●寒川倉見
この次の宮山駅周辺には郵便局がないので、その次の倉見まで移動する。寒川局は寒川と宮山のほぼ中間にあるが。宮山で人が降りるかと思ったら、逆に大量に乗り込んできた。さて、倉見駅に着いた。改札窓口はあるが、既に営業は終わっていた。駅を出て、左方向に進む。250mほど進むと倉見局があった。
【寒川倉見局】
ここでは新年のご挨拶ということで、新春セット(サクマドロップス)をいただいた。これで、高座郡寒川町をクリアした。しかし、これでクリアできたということは郵便局の位置が西に偏ってない?
【新年のご挨拶】
それと時々沿線で見かける新幹線の新駅を作りたい看板。ここでは倉見駅に新駅を作ろう!と書かれているが、そんなに需要は見込めるのか?どうせこだましか停まらないし、小田原民と掛川民が被害を受けるだけだと思うのだけれど。それに、今の東海道新幹線の過密ぶりから考えて、相対式ホームを建てておしまいとはならない。当然、待避線も作らないといけないし、線路の上には圏央道が走っている。新幹線を呼ぶのならその前にタワマンでも作った方がいいんじゃない?
【新幹線新駅を寒川町倉見に!確かに新横浜~小田原間は駅間が長いが】
【いうほど近いか?需要面から言っても・・・(-_-;)】
7.海老名市の旅
●海老名中新田、海老名河原口
普通橋本行きで厚木まで移動する。途中の駅付近には郵便局がないので通過となる。ここは小田急との接続駅。JR改札機の横に通路があるのでそこを抜けるが、その先の小田急改札は有人改札が行き止まりになっている(柵があって通れない)。どうしたらいいんだ?駅員さんに18きっぷを見せると、手前の自動改札機を開けてくれた。
駅の前を通る県道43号線を南に進む。250mほど進んで、中新田市街道交差点を左斜めに入って進む。350mほど進んだ伊勢宮下交差点を今度は左に。320mほど進んで中新田小学校入口交差点を右に進むと中新田局があった。
【海老名中新田局】
ここでは「寒川局は混んでて大変だったでしょう。楽しんでくださいね」と声をかけていただいた。はい、何が起きても変じゃないそんな時代ですけど、頑張って生きていきます。それとティッシュを挟んでくれた。
来た道を戻り、厚木駅まで戻ってきた。この道をさらに進み、480mほど進んだ角(しゃぶ葉の次の角)を左に入る。200mほど進んで消火器の角を(ヲイ)右に入ると次の角に河原口局があった。
【海老名河原口局】
厚木駅に戻ってきた。自動改札と通れない窓口。そうか、また駅員さんに改札機を開けてもらう。
【厚木駅改札口 手前のJRを抜けても小田急の関門がある】
【小田急の方が圧倒的に本数が多い】
8.座間市の旅
●座間中宿
普通橋本行きに乗り、相武台下で降りる。海老名は訪問済み、入谷は付近に郵便局がない。駅を出て、右方向に進む。広い道(バス通り)に沿って左に進み、370mほど先の相武台下駅入口交差点を右に進む。交差点を渡って右へ320mほど進むと中宿局があった。地域的に歩く距離が長くなるのは仕方ないのか。
【海老名市座間市の市境】
【ここのバスが一番近いのだが便数が】
【座間中宿局】
座間市は初めてだったかな。と思っていたが、実はさがみ野駅前局を訪問していた。そう、海老名市の相鉄さがみ野駅から市境を越えて座間市に入ってたのであった(相鉄線の旅)。
相武台下駅に戻ってきた。ここはもはや簡易Suica改札機が置かれた完全なる無人駅。時刻は16時を過ぎている。と言うことで今日はこれで終了となった。予定の原当麻まで届かなかったな。でも、相模線の旅はあと1回ぐらいは必要なので、大した影響はないだろう。
【簡易Suica改札機しかない完全な無人駅】
9.おわりに
ああ、きれいな夕日だ。相模線もここまで来るとのどかな風景が広がる。さて、今日の成果は神奈川県:10(横浜市栄区:1、横浜市戸塚区:1、茅ヶ崎市:2、高座郡寒川町:3、海老名市:2、座間市:1)、お正月的なヤーツ:1となった。そして横浜市栄区、戸塚区、高座郡寒川町をクリアした!なお、今日の歩数も16000を越えている。ここは休憩を取れるから、まだいい方だろう。
【きれいな夕日だ そしてのどかな風景】
効率を考えて横浜市残局を片付けてから相模線を進むことにしたが、列車本数を考えるとそれほど効率がよかったのか、と今さら疑問に思うのだった。とは言え、相模線沿線もいつかは行かなければならないので、これでよかったのかも。ただ、相模線は中途半端な無人駅に委託駅(小田急)があり、18きっぷに適さない路線だという印象を受けた。いっそ、運賃箱を搭載したワンマンカーが走る路線の方がよいのではないだろうか。大正義Suicaに依存した都市型無人駅(と言ってみた)が最近増えているが、こういう非自動化券には向かないのかな。
【ほたてと長ねぎのかき揚げそば@八王子】
一応神奈川県全局制覇というのも目標に掲げてはいるのだが、どう考えても物理的に無理な局があるような気がする。その前に鉄道線沿線局は最低限回りたいのだが、まだそれすらも達成できてない。まあ、地道にやりますよ。
今年はいい感じの飛び石連休がないので、郵便局巡りができるのはゴールデンウィークか夏休みぐらいしかなさそうだ。でも、職場のリーダーはいつ休んでもいいよ(もちろん事前申請が必要)と言っているので、どっかの金曜を休みにしてやろうか。まあ、業務の都合によるのでどうなるか分からないが。ということでお仕事頑張ろう(意気消沈)。