0.はじめに
2025年明けましておめでとうございます。ここまで来られるとは思ってなかった。そして、思いがけず休みが増えた。ということでせっかくなので近畿地方を回ることにした。
大阪周辺については、どこかで書いたかもしれないがししょーは大阪市内を制覇している(郵便のみの新大阪局、大阪北局は除く)。その後の増加はないので、大阪市内局制覇のタイトルは維持している。なお、訪問済み局のうち12特定局、4分室、4簡易局(シティポスト)が廃止されたようである。関西万博?行けたら行く(笑)。
その他大阪市の周辺部(いわゆる衛星都市)についてもほぼ回っている。ちなみに衛星都市というのは大都市(ここでは大阪市)に近接する都市のことだと思っていたのだが、どうやら定義が曖昧で下手をすると大阪府下の都市が全部入りかねない。ここでは大阪市に近接する都市(尼崎市、伊丹市を含む)としておきたい。
地理の授業になりかけたので閑話休題、さて今回はどこに行こうか。もちろんフリーきっぷの使えるエリアになるが。JRについては18きっぷはさておき、関西1デイパスというフリーきっぷがあったが、シーズンごとの期間限定でなかなか遠方からは狙って行きづらい。しかも最近は発売がないようである。その他のおトクなきっぷの多くはe5489サイトでの発売が多い。当然、関西に住んでいないししょーは会員登録していない。
なので私鉄のきっぷが使いやすいわけだが、全線タイプのきっぷを発売しているのは阪急・阪神、京阪、近鉄、大阪メトロ、京都市交、神戸市交その他となる。高野山1dayチケットの途中経路などという裏技は考えないものとする。
そうだ、京阪沿線については守口市、門真市までは制覇しているが、その先の寝屋川市以遠が手つかずになっている。昔はスルッとKANSAI3dayチケットで縦横無尽に旅ができたのだが、もう今では叶わぬ夢となってしまった。京阪は、京阪線(本線、交野線、宇治線、鴨東線、中之島線の総称)全線、京都府内の京阪線、大津線(京津線、石山坂本線の総称)全線などが乗り降り自由となるきっぷを発売している。
では、今回は寝屋川市から先を進むために、京阪電車 京都・大阪観光1日チケットを使うことにする。このきっぷは京阪線全線と石清水八幡宮参道ケーブルが1日乗り放題となる。なおケーブルカーに乗っても男山山上には神社とエジソンが電球のフィラメントに使ったという竹ぐらいしかないので、パス。その前に八幡市はクリアしていたんだったな(^◇^;)
1.プランニング
そんなわけで京阪電車 京都・大阪1日観光チケット(長いので以下観光チケットとする)を利用することにする。実は、駅での当日売りの他、デジタルチケット(スルッとQRtto)とネット予約(アソビュー!、KANSAI MaaS)による前売りもあり、そちらだと300円安くなる。が、日付を固定できないので当日売りでいいや。うまく行けば限定デザインがゲットできるかも。
門真市まではクリアしているので、その先からスタートとなる。どこまで行ったかなと確認すると、見事に萱島駅の門真市側まで回っていた。つまり、スタートは萱島でいいんだな?
ここから各駅で降りて、近隣のあまり遠くない局を回ることにする。萱島からは準急が各駅に停まるので割と便利である。普通列車は枚方市止まりが多いので、そこを過ぎると本数が減るが、あまり気にしなくていいだろう。
枚方市駅では交野線に接続するので、交野線で私市方面に向かう。ただし、郵便局があるのは1つ手前の河内森までなので、そこまで行ったら戻る。枚方市駅からは再び京阪本線で京都を目指す。念のため確認すると、なぜか樟葉の駅前だけが取れていたが、そこまで届かないだろうな。
これで、事前のシミュレーションでは21局。交野線までは回れる計算になるが、本当にそうなのか?そうそう、京阪線の駅は守口市、門真市など○○市という駅名が多いので、都市名と駅名を区分するために駅名の場合は○○市駅と表記することにする。
ところでもう忘れそうになっていたが、今は一部の局で昼休みが取られている。そちらのチェックもしないといけないのだが、今回の訪問予定局も対象外のようである。
2.寝屋川市の旅
まずは観光チケットを買い求める。当日券の発売箇所はえーと、中之島、淀屋橋、天満橋、京橋、守口市、それなりの大きな駅でないといけないのか。途中の近い駅からだとダメみたい。どうにか大きな駅にたどり着ききっぷを手に入れることができた。しかも限定の2200系デビュー60周年デザインであった(1964年に2200系が登場したということであって、60年前の車両が現存するわけではない)。さて、今日のスタートは萱島駅。普通、区間急行、準急が停まる駅だが次の電車は準急樟葉行きであった。
【京阪電車京都・大阪1日観光チケット 2200系限定デザイン】
●寝屋川神田、寝屋川萱島東、寝屋川萱島
萱島に着いた。準急はここから先の各駅に停まる。まずは、西側の出口から出て(この駅には西口、東口といった表記がない)西へ向かう。250mほど進んだ先の府道149号線を北に500mほど進み、近鉄バスの転回場を過ぎたら左に入る。次の角を右に入って160mほど進むと神田局があった。
【近鉄バスの転回場 かつては近鉄八尾駅まで走っていたが今はJR住道止まり】
【寝屋川神田局】
ここではティッシュをはさんでくれた。これから回られるんですか?寒いのでお気を付けて、と声をかけていただいた。ありがとうございます。今日はいつもよりちょっと寒いですね。
駅に戻って高架線の反対側に出る。線路沿いに東に進んで川を越える。駅前の広場を過ぎて萱島駅前交差点をほぼ正面(東方向)に進む。萱島中央商店街を通り抜けて400m近く歩くと萱島あやめ公園があるので、その先を左に入り100mほど進むと萱島東局があった。
【萱島東局の案内板】
【寝屋川萱島東局】
紙を当ててスタンプ押すのって珍しい気がする。ここでもティッシュをはさんでもらう。寝屋川市内を回られますか?と尋ねられた。寝屋川市内では2局ほど昼休みを取る局があるので気を付けてくださいと言っていただいたが、できればどこの局かも教えて欲しかった。もっともこちらの調査では該当局には行かない想定なのだが。
※調べてみたら、石津南局と明和局のようである。当分行かない場所だな。
駅に戻ってきて、また橋を越えると川沿いに萱島局が見えた。川沿いに左方向に進む。
【川の向こうに郵便局が見える】
【寝屋川萱島局】
ここでもティッシュをはさんでもらえた。(他の局は)忙しそうでしたか?と尋ねられるが、そんなに忙しそうでもなかったな。年賀状が一段落したら客は少なくなるだろうな。
【萱島局から萱島駅を見る】
萱島の駅に戻ってきた。萱島と言えば高架ホームを貫く楠の大木が有名である。もともと線路が地上の頃からあったのだが、高架化に当たってこの木は切られることになったそうじゃ(ん?)。ところが、木を切ろうとした作業員が次々に不慮の事故に遭ってしもうたそうな。「これでは工事が進まないではないか!誰かあの木を切る者はいないのか?」「イヤだ、オラまだ死にたくねえだよ。」「うーん、困ったな。よし、村の長老を呼ぼう。」ということで長老が呼ばれました。長老は言いました。「もしかしてお前さんたちあのクスノキ様を切ろうとしたのかえ?クスノキ様を傷つける者には祟りがあるぞえ。」「カントクどうします?」「じゃあ、木を切らないで工事を進めるほかあるめえ。」というわけで楠の大木は守られたのでした。
【高架ホームを貫く楠の大木】
なんて話があったら面白いですねえ(ヲイ)。上の話は半分フィクションだが、この木はご神木として昔から有名だったようである。
【今は萱島神社として整備されている】
【ちゃんとお参りしましたよ】
【上りホームから見た楠】
●寝屋川豊野、寝屋川池田東、寝屋川大利、寝屋川(ゆうちょ銀行寝屋川店)
準急京都出町柳行きに乗り、寝屋川市駅で降りる。なお、面倒なので以下は京都大阪の記載は省略する。北改札口から出て東側の出口からバスターミナルに降りて線路沿いに北東に進む。500mぐらい進むと八坂町西交差点に出るので、右に進み次の八坂町交差点を左に入る。130mほど進むと郵便局らしき建物があったが、これは裏側だったか。1本右の道に入ると豊野局があった。
【準急京都出町柳行き 2200系復刻塗装】
【こっちは裏側だな】
【寝屋川豊野局】
【高架線から地上に変わるポイント】
八坂町の交差点に戻って西に進む。川を越えて700mほど進むと池田東局があった。
【寝屋川池田東局】
局の先の池田東交差点を南に進む。400mほど進むと府道18号線に出るのだが、この辺に郵便局があるはずだと思ってると(マピオンはたまに〒マーク表示がないことがある)交差点の先に大利局が見えた。
【交差点の向こうに郵便局の看板が】
【寝屋川大利局】
ここで次の駅に行ってもいいが、駅の東側に本局がある。ちょっと遠いが行ってみるか。駅を通り抜けて、東側のバスターミナルに出る。東側の広い道に沿って700m近く進むと寝屋川局があった。
【寝屋川局(ゆうちょ銀行寝屋川店)】
ここはゆうちょ銀行。しかしフロアの行員さんはいない。そして、カウンター上に発券機がある。ここを押してくださいという場所に赤いマグネット(よく冷蔵庫にメモを止める時に使うやつ)が貼り付けてある。とりあえず押してみると番号札が出てきた。
【ゆうちょ銀行の番号札 口座貸越サービスとな?】
通帳類を出すと、局名印を押させてもらっていいですかと聞かれる。はい、お願いします。ここでは小さい紙をはさんでくれた。お気を付けてと声をかけていただく。
●寝屋川香里西之町、寝屋川寿、寝屋川田井、寝屋川香里
準急出町柳行きに乗り、香里園で降りる。西側の出口の階段を降りて線路沿いに北上する。250mほど進んだ突き当たりを左に進む。500mほど進んだ道の右側に香里西之町局があった。
【準急出町柳行き 2400系 関西で初めて冷房が付いた通勤型電車である】
【寝屋川香里西之町局】
局の先の角を左に入って南へと進む。800mほど下って幼稚園の次の次の角を左に入ると(ここもGPS頼みである)、100mほど進んだ先に寿局があった。
【寝屋川寿局】
ここから南へ進み、180mほど進んだら左に入る。踏切を越えて500m近く進み、中学校を回り込むように右に入ると田井局があった。
【準急 淀屋橋行き 7000系 香里学校道踏切】
【寝屋川田井局】
局前の道を北に500mほど進む。香里園の駅前に出るが、東側に行きたいので右に曲がってその先の急坂を上る。さらに100mほど北に進むと東口の辺りに出る。駅前広場の奥の方に郵便局が入っているザ・香里園タワーがあるが、どうやって行けばいいんだ?駅からは陸橋でつながっているようだが、下から近付くと案外道がない。いや、手前の横断歩道を渡ればよかったのか?
【駅東側への急な坂】
【ザ・香里園タワーが目の前に見えるが】
と右往左往しつつ外から回り込んでザ・香里園タワーに入る。ここの2階に香里局が入っている。
【寝屋川香里局】
【駅東口からは通路でつながっているのだが】
【路上喫煙は禁止が世間の流れなんですな】
3.枚方市の旅
●枚方東中振、枚方中振
準急出町柳行きに乗り、隣の光善寺で降りる。もちろんみなさんご存じかと思うが、念のため書いておくと、ひらかたしと読む。東出口を出て北側にある踏切の道を右に進む。700m近く進むと東中振局があった。上り坂が地味に堪えるな。
【準急出町柳行き 7200系 線路の傾きが分かるだろうか】
【少し上り坂になっている】
【枚方東中振局】
来た道を戻り、線路を越えてさらに進む。踏切から100mほどの角を右に入り70mほど進むと中振局があった。
【枚方中振局】
【大人のくぐり抜けを子供がまねます】
【準急 大阪淀屋橋行き13000系 傾いているのが分かるだろうか】
●枚方公園駅前
普通出町柳行きに乗り、隣の枚方公園で降りる。言わずと知れた京阪が誇る大人気遊園地(?)ひらかたパークの最寄り駅である。
【ひらパーまであと485歩?誰のデータなんだ?】
郵便局があるのは駅の東側、すなわちひらパーの方である。地下道を通って下りホームに移動し東出口から出る。駅前広場の右側の道を100mほど進むと枚方公園駅前局があった。ここでも小さい紙をはさんでくれた。
【枚方公園駅前局】
【あーおんちかったて大阪人にしか分からんやろ】
【ホームの下にくっ付いてる謎の棒の理由です】
●枚方西禁野、枚方(ゆうちょ銀行枚方店)
準急出町柳行きに乗り、枚方市駅で降りる。本当は枚方市駅で休憩しようと思ったのだが、思いのほか時間が過ぎているのでそうも言ってられない。歩き過ぎたのが原因かもしれない、と思い始めた。まあまあ足が痛い。東口から出て右奥の階段を降りる。ステーションヒルに沿って北へ。川を渡って400m近く進んで左の道に入る。広い道を越えて300m少し進むと西禁野局があった。
【準急 出町柳行き 2200系復刻塗装@枚方市】
【西禁野局の看板】
【枚方西禁野局】
駅まで戻ってきた。駅前広場のだいたい正面の道を市役所方向に進む。200mほど先の枚方市役所前交差点を渡って左方向へ。150mほど進むと枚方局があった。
【枚方局(ゆうちょ銀行枚方店)】
ここもゆうちょ銀行だった。フロアの行員さんがいないのはともかく、番号札の発券機がない?入金票も見当たらないので手持ちのを出すが、隣のラックにあるのに後で気付いた。発券機を探していると、受付窓口なるところから「ご入金ですか?」と声をかけられた。そして、その窓口から番号札がもらえた。これは、枚方方式なのか?
【ラックに用紙一式が格納されている だからテーブルになかったのか】
【ゆうちょ銀行の番号札2】
ちなみに口座貸越サービスというのは、ゆうちょ銀行の口座から引き落としがある際、残高が不足していた場合に自動的に融資してくれるというものである。上限は30万円、定額貯金の残高はなくてもよいようである。便利かもしれないが、気付かないうちに借金してることにもなりかねないので、ご利用は計画的に(苦笑)。
●枚方宮之阪
局前の道(府道139号線)をさらに東方向へ400mほど進んで川を越えると、交野線の高架線路が見えてきた。線路を過ぎて右に入ると宮之阪局の看板はあるが、郵便局は?目の前の建物の1階(階段上)にあるようだ。
【宮之阪局外観 この建物の1階(上の方)にあるようだ】
【枚方宮之阪局】
●枚方星丘
ここからは交野線での移動になる。局前の道を線路沿いに東に進むと宮之阪の駅がある。普通私市行きに乗り、星ヶ丘で降りる。改札口を出て向かって左の道に入る。180mほど進むと星丘局があった。
【枚方星丘局】
【13000系 きかんしゃトーマス号 普通枚方市行き】
4.交野市の旅
●郡津駅前
星ヶ丘駅に戻ってきた。移動距離が短かったおかげで無事に次の電車に間に合った。普通私市行きに乗り郡津で降りる。もちろんみなさんご存じかと思うが、念のため書いておくと、かたのしと読む。駅名の方だが、こちらはこうづと読む。難読駅名の宝庫京阪線。
今度は反対側の出口から出ないといけないようだ。地下道を通って反対ホームに回り改札口を出る。左に進んで、次の角を右に入ると郡津駅前局があった。
【郡津駅前局】
●交野
郡津の駅に戻ってきた。地下道のアップダウンはあるが、郵便局が駅から近かったので、ここもなんとか次の電車に乗ることができた。普通私市行きに乗って、交野市駅で降りる。歩数が25000歩を超えているので、もうこの辺で終わるか。これだけ回れば十分だろう。
下りホームから東側の改札口を出て、線路沿いに北方向に進む。100mほど進んで突き当たりの道を右に進む。400mほど進み、交野郵便局前交差点を右に入ると交野局があった。
【交野郵便局前交差点 郵便局は50mほど南にある】
【交野局】
ここは、例のアプリで整理券を発行できる局だった。でもいちいち調べるのも面倒だし、10人待ちとかでない限り予め発券する必要もない。番号札を取って順番を待つ。3人待ちで10分ほど待つことに。ここで16時を過ぎた。ということでこれで終了となる。足が痛い。
【郵便局アプリの画面 時間切れとなっているが】
【ますますくん 隅っこで頑張ってます】
5.おわりに
交野市駅に戻ってきた。今日は結構頑張った気がするぞ。普通枚方市行きに乗る。この交野線は4両編成の電車が走るが、昔は4連の電車なんて2600系ぐらいしかなかったので、かなり古い電車が走っていた。それが現在は4両編成の10000系、さらには13000系が入って随分と変わった印象がある。
では、本日の結果だが、大阪府:20(寝屋川市:11、枚方市:7、交野市:2)となった。だいたい想定通りの数だな。ただ、歩きすぎたのは反省かな。実は京阪バスはICOCA、PiTaPa限定で1日乗車券を発売している。一部の長距離バス(ダイレクトエクスプレス直Q京都ほか)、高速バス、四條畷市コミュニティバス、京都競馬場行き等を除いて京阪バス全線で利用できるものである。今回は京阪沿線ということでちょっと無理をしたが、次回以降はバスも活用していきたい。
大阪府内局については、寝屋川市は今回初訪問、枚方市はまだまだ、交野市は初訪問だが狭いので残り5局となる。だが、それ以外に南部(泉州方面)が結構残っている、八尾市、柏原市もほぼ行ってない、南河内は営業放棄した金剛バスどうなったかな?(2023年12月営業終了した模様)、阪急バスゾーン(茨木市、能勢町など)もかなり残っている、高槻市は市バスであと2回回ればいいか?と課題が山積している。うん、そのうち考えよう(コラ)。
【10000系 普通枚方市⇔私市】
枚方市駅に着いた。このまま帰るときっぷがもったいないな。せっかく京都まで行けるのに。そうだ、京都行こう!ということで特急出町柳行きに乗ってとりあえず三条まで行くか。うーん、眠い。ともかく、今年もよろしくお願い致します。