サンキュー♥ちばフリーパスで行く千葉県内の旅(その1)

0.はじめに

次はどこに行こうかな。予算的にも遠出は厳しいので、やはり関東地方にするか。本来ならのんびりホリデーSuicaパスでも使って旅しようと思ったのだが、平日に使える期間はGW期間か夏休み期間となる。この時期には使えない。となると私鉄のきっぷを使うか?でもだいたい回ってるし。同じきっぷを連続して使うのもね(単なる趣味の問題ではあるが)。

と思っていろいろ調べていると、千葉県内の鉄道、バスが2日間乗り放題となる「サンキュー♥ちばフリーパス」がこの時期にちょうど発売されていることに気付いた。期間が短いので便利なきっぷ(関東編)には記載してなかったが、千葉県内の鉄道(JRと県内のほぼ全ての私鉄線)、一部バス路線が利用できるきっぷである。

「サンキュー♥ちばフリーパス」のフリーエリアは、千葉県内のJR線(総武本線市川以東、京葉線舞浜以東、常磐線松戸~天王台間、武蔵野線南流山以東、成田線全線、鹿島線香取~十二橋間、内房線全線、外房線全線、久留里線全線)、京成線国府台以東、新京成線全線、北総鉄道矢切以東、芝山鉄道全線、小湊鐵道全線、いすみ鉄道全線(運休注意)、銚子電鉄全線、流鉄全線、小湊鐵道バス(養老渓谷駅~粟又・ごりやくの湯間、勝浦駅~64街区循環)、九十九里鉄道バス(東金駅西口~白里間、東金駅東口~片貝駅、道の駅九十九里、本須賀、サンライズ九十九里間)、千葉交通バス(成田駅~竜角寺台車庫間、銚子駅~千葉科学大学・本部前間)、京成タクシー成田(安食駅~竜角寺台車庫間)、JRバス関東(八日市場~多古台BT~JR成田駅間、佐原~多古台BT間、高根~佐原間、館山駅~千里の風間、館山駅~安房神戸~安房白浜間)、日東交通(佐貫町駅~マザー牧場~神野寺間、木更津駅西口~安房鴨川駅~亀田病院間、館山駅~亀田病院間、仁左衛門島入口~誕生寺入口間、館山駅~千倉駅~安房白浜間、館山駅~豊房~安房白浜間、亀田病院~平塚本郷間、館山航空隊~館山駅~なみや(小浜)間)、東京湾フェリー(久里浜港~金谷港)となっている。鉄道に関しては、つくばエクスプレス、東武野田線、東葉高速線、千葉都市モノレール、コアラ、ネズミーモノレール以外は利用可能、バス路線は微妙すぎて使いにくい。

バス路線は利用可能エリアと便数の問題で見送ることにした。鉄道についてはJR線はのんびりホリデーSuicaパスで回れるエリアが含まれるので、私鉄をメインに回る方がよいだろうか。今回の発売分から京成、新京成、芝山が追加されたが自動改札機を通れないのは相変わらずか(JRの改札機しか通れない)。

1.プランニング

そういうわけで今回使用するのは「サンキュー♥ちばフリーパス」とした。実は類似のきっぷで東京都区内発となる「サンキュー♥ちばフリー乗車券」というものがある。ところが、これは予想通り東京都区内からフリーエリアまでの往復きっぷとフリーエリア内の乗車券がセットになっている。千葉県内に宿泊することも考えたが、そんなに遠距離ではないしなあ。ということで面倒だが、またしても市川からフリーエリアに入ることにする。

なお、以前利用した時は(局巡りではない)フリーパスがなんと横須賀線の終点久里浜で発売していることに気付いたので、久里浜できっぷを購入するという快挙を達成した。なお、JR久里浜駅~東京湾フェリーバス停(久里浜港)間の京急バスはエリアに含まれていなかった。

今回訪問する対象は京成本線とJRは成田線とした。京成線については不定期にフリーきっぷを出すことがあるが、今回は出てくる様子がないのでこのフリーパスを使うことにする。それ以外の私鉄路線については、いちいち改札窓口を通るのも面倒なので、もう1日はJRに充てることにした。のんびりホリデーSuicaパスのエリア外なら使う意味があるだろう。なお、小湊鐵道、いすみ鉄道、銚子電鉄、流鉄に関しては独自のフリーきっぷを出している。

京成線については、前回は京成大久保まで行った後、時間がねえ、なんとか数を稼がないと、と早まって八千代台に飛んで駅前の2局を抑えた記憶がある。その時の記録はこちら。もう4年前になるのか。まあ、千葉県は優先度が低いので仕方ない。そんなわけで今回は飛ばした実籾からの旅となる。

本日の想定は12局。頑張ればもう少し行けそうな気もするが、今回は連闘の予定なので、控え目にした。京成成田から先にはもう行く場所がないというのも理由であるが。かつては成田空港内に郵便局が2局あったのだが、今となってはゆうゆう窓口だけの分室しかない。

本日の注意事項:千葉長作局 11:30~12:30休止 まあ大丈夫だろう。

サンキューちばフリーパス
【サンキュー♥ちばフリーパス】

2.千葉市花見川区の旅

まずはフリーパスを購入しなければ。今回は1日目から市川を目指す。フェリーの旅もいいのだが、南房総を回る前にやることがある!?フリーエリアに近いのは市川か京葉線の舞浜だが、あの京葉ストリートの長さを知る者が鼠国以外の目的で利用することはないだろうな。

市川で降りてフリーパスを購入する。各停千葉行きに乗り本八幡へ。本八幡から京成八幡に乗り換える。京成八幡はJRの本八幡の北300mぐらいのところにある。あまり近いとは言えないが、遠くもない。

指定券券売機と札
【指定券券売機の横にこんなものが】

今日のスタートは京成本線の実籾である。次の電車は普通宗吾参道行き。その次は特急成田空港行き。特急の方が早いかなと、後の特急に乗る。しかし、特急の停車駅は京成津田沼の次は八千代台。実籾で降りるには普通に乗り換えないといけない。そして、京成津田沼で特急を降りて次の普通を待っていると、やって来たのはさっきの宗吾参道行き。だったら、初めから普通に乗ればよかったのでは?

京成八幡駅前
【京成八幡駅 珍しくJRよりも淋しい駅前】

●千葉長作
ともかく実籾に着いた。南口の階段を降りて目の前の道路を右方向へ進み、240mほど先の実籾交差点を左に進む。260mほど先の長作交差点を右に入って、100m少し進むと長作局があった。あれ?習志野市にいたはずだが。どうやら市境を越えて千葉市に入ったようだ。ここは、今回唯一の昼休みがある局だが、この時間なら問題ない。ちゃんと分かるように表示があるのはありがたいが。

普通宗吾参道行き3000系
【普通 宗吾参道行き あまり見ない行き先】

実籾交差点
【実籾交差点 なぜかcrossの表示が付いている】

長作交差点
【長作交差点 あまり交差点という表記は見ないな】

長作局遠景
【長作交差点の先に郵便局が見える】

千葉長作局
【千葉長作局】

長作局側面
【11:30~12:30昼休止だと?チェック済みだが】

ゆうゆうポイント1
【今日もゆうゆうポイントヨシ!】

幕張メッセへの標識
【幕張メッセはこちら】

3.習志野市の旅

●習志野実籾
来た道を戻り、実籾交差点を右に曲がって、実籾駅を通り過ぎ700mほど進む。交差点を右に入って50mほど進むと実籾局があった。

習志野実籾局
【習志野実籾局】

ここは郵便局アプリ対応局?いや、いちいちチェックできねーわ。タブレットのボタンを押すと、下のプリンタからレシートが出てくる。これ便利なのかな?

習志野市政施行70周年ポスト
【習志野市政施行70周年 めでたい】

京成3500形実籾第1踏切
【京成3500形 実籾第1号踏切】

4.八千代市の旅

●八千代台東
快速京成佐倉行きに乗り、八千代台で降りる。京成津田沼から先は快速が各駅に停まる。東口というかユアエルム側の出口から出て、今日は外への階段を降りる。左に進んで、ユアエルムを過ぎて300m少し進み、その先の交差点を左に進へ。希望通りを600mほど進むと八千代台東局があった。

八千代台駅のプラレール
【八千代台駅構内のプラレール】

八千代台ユアエルムの階段
【今日は右の階段を降りる】

八千代台東局
【八千代台東局】

郵便局の近くにコミュニティバスのバス停がある。しかも、ここは結構便数が多い。でも1時間おきだからなあ。

八千代市コミュニティバスバス停
【コミュニティバスのわりに便数は多いが】

八千代台駅鳥しまり役
【八千代台駅の鳥しまり役】

サンキューちばフリーパスのポスター
【サンキュー♥ちばフリーパス発売中 JRの広告は珍しい?】

●八千代勝田台
次のポイント勝田台には特急が停まる。ということは普通でなくていいんだな?次の快速特急京成成田行きに乗って勝田台まで移動する。通過する京成大久保の周辺に郵便局はないので。

勝田台駅改札口
【勝田台駅改札口 どこから出ればいいんだ?】

南側のA1出口のエスカレーターを上がって地上へ。駅前広場の左手正面の道を進む。350mほど進んだ先に勝田台局があった。

八千代勝田台局
【八千代勝田台局】

5.佐倉市の旅

●佐倉井野
勝田台の駅まで戻ってきて、先ほどの地下コンコースから東葉高速の駅(東葉勝田台)方向に進む。T2出口から出て、みずほ銀行の左方向に進む。成田街道を300mほど進むと井野局があった。ここは佐倉市?

佐倉市の標識
【これより佐倉市】

八千代市の標識
【こっちは八千代市】

佐倉井野局
【佐倉井野局】

ちょっと微妙だが、この辺り佐倉市が出っ張っている部分に当たる。だからここは佐倉市なのか。

東葉勝田台駅のからくり時計
【東葉勝田台駅のからくり時計】

●佐倉西志津、佐倉中志津、佐倉志津
普通京成臼井行きに乗り、志津で降りる。駅前広場から南へ進んで400mほど先の志津駅南側交差点を右に進む。600mほど進むと西志津局があった。

西志津局遠景
【建物の上に〒マークが見える】

佐倉西志津局
【佐倉西志津局】

次は局前の道を東に進む。840mほど進むと中志津局があった。

深夜急行バスバス停
【深夜急行バス廃止のお知らせ というかこんなのあったんだな】

佐倉中志津局
【佐倉中志津局】

いったん志津駅に戻り、北口から正面の道を入って進む。広い道に出たら、志津駅入口交差点を左に100mほど進むと志津局があった。

志津駅前の3チーバくん
【われらチーバくん3兄弟?】

佐倉志津局
【佐倉志津局】

なんか、スタンプのインクを探していたようだが、やはりというかインクが薄かった(泣)。

このあたり、想定よりも少し早く進んでいる気がするが。あと、だいたい分かってたけど、歩く距離が長いな。

●佐倉ユーカリが丘
快速成田空港行きに乗り、ユーカリが丘で降りる。駅前には郵便局はない。しかし、ここから出ている謎の鉄道ユーカリが丘線に乗ると公園駅の近くに郵便局がある。ユーカリが丘線ののりばに向かう。すると、従来の券売機が使えなくなっている。そして、ローカル私鉄によくある自立型の箱(ビルトインじゃないやつ)が置いてある。しかも、QRコードだと?これは進化なのか退化なのかどっちなんだ?とりあえずPASMOは相変わらず使えないことは把握した。

ユーカリが丘線への通路
【ユーカリが丘線のりばへの通路 2階でつながっている】

ユーカリが丘線きっぷ売り場
【ユーカリが丘線きっぷ売り場 妙な機械がある】

ユーカリが丘線きっぷ
【こんなきっぷになってしまった】

ユーカリが丘看板
【未来の見える街ユーカリが丘 果たして】

ユーカリが丘線の電車(ぐるっと回って帰ってくるのでどこ行きというのはない)に乗り、公園駅で降りる。出口から駅前の中央通りを南に150mほど下るとユーカリが丘局があった。この距離だったらユーカリが丘駅から歩けないことはないが、たまには乗ってみたかったのだ。

山万ユーカリが丘線
【山万 ユーカリが丘線】

公園駅改札
【磁気券改札をフタしただけのQR対応改札】

佐倉ユーカリが丘局
【佐倉ユーカリが丘局】

この山万ユーカリが丘線は、いろいろ特徴のある鉄道である。駅名が、公園、女子大、中学校などというプ○レールみたいな名前だったり、分類上は案内軌条式鉄道だが案内軌条式と跨座式モノレールをミックスしたような奇妙な車両、だが一番の特徴はこの時代に冷房がないことだろうか。今はいいけど夏はハッキリ言って暑い!うちわとか冷たいおしぼり程度でどうにかなるものではない。もう車内に氷柱立てた方がいいと思うよ。

公園駅駅舎
【こういう駅名を見ると近くに富井駅がないか探してしまう】

●臼井、佐倉稲荷台、佐倉王子台
快速成田空港行きに乗り、京成臼井で降りる。それにしても、快速だろうが特急だろうが、成田空港行きってなんででっかいスーツケース持ったやつが大量に乗ってるんだろうね?スカイライナー乗れよ。そんなことより、北口から出て(ほぼ西口だけど)階段を降りて、線路沿いに北へ進む。500m近く進んで、左に進むと臼井局があった。

快速成田空港行き京急1000形
【快速成田空港行き なんと京急1000形】

臼井駅看板
【ようこそ ミスタージャイアンツのふるさとへ】

臼井局
【臼井局】

消毒済みペン入れ
【久々に見た消毒済みペン】

ここのスタンプは、通常の局名だけのものと、近くの印旛沼にちなんだ臼井八景なるものの紹介が9種類!?えーと、うーん、(30秒ほど熟考)、じゃあ9種類お願いします。100円玉を8枚、入金票も8枚追加する。ストック持っててよかったあ。でも、これは今までにないインパクトだな。

ちなみに臼井八景とは、
第一景 舟戸夜雨(ふなとやう)
第二景 遠部落雁(とおべのらくがん)
第三景 飯野暮雪(いいののぼせつ)
第四景 師戸帰帆(もろときはん)
第五景 瀬戸秋月(せとしゅうげつ)
第六景 城嶺夕照(じょうれいせきしょう)
第七景 光照晩鐘(こうしょうばんしょう)
第八景 洲崎晴嵐(すざきせいらん)
のことらしい。それって近江八景のパク、ゲフンゲフン、まあそういうのがあるということなんだろう。

来た道を戻り、駅を過ぎてさらに450mほど進む。道が行き止まりというか右にしか行けないので、そのまま右に進み180mほど先の角を左に入ると稲荷台局があった。

佐倉稲荷台局
【佐倉稲荷台局】

稲荷台局前の道を左方向に京成線の線路を越えて600mほど進む。交差点を左に入ってさらに500mほど進むと王子台局があった。

佐倉王子台局
【佐倉王子台局】

●佐倉(ゆうちょ銀行佐倉店)
まだ時間があるな。しかし、歩数が20000歩に達している。あと1局ぐらいかな。快速成田空港行きに乗り、京成佐倉で降りる。ここから近いのは佐倉局である。実は南にもう1局あるのだが、今回は控えることにした。

佐倉のおいしい水道水
【佐倉のおいしい水道水 東京水よりはおいしそう】

ようこそ11万石の城下町佐倉へ
【ようこそ城下町佐倉へ】

南口の階段を降りて駅前広場右側の道を進む。京成佐倉駅南口入口交差点を右に200m足らず進むと佐倉局があった。

佐倉局
【佐倉局(ゆうちょ銀行佐倉店)】

ここはゆうちょ銀行だが、フロアの行員さんはいない。そして番号札の機械もない?と思ったら、受付というカウンターがある。そこに行くと「ご入金ですか?」と聞かれ、そのカウンターの上にあった番号札の発券機から番号札を出してくれた。カウンターの上に無造作に機械が置いてあるよりはいいのかな。そしてたまにある小さな番号札をもらって待つ。

ゆうちょ銀行番号札
【たまにある薄い番号札】

6.おわりに

明日もあるので、控えたつもりだったがそうでもなかったか。結局それなりの行程になったと思う。今日の結果は、千葉県:13(千葉市花見川区:1、習志野市:1、八千代市:2、佐倉市:9)、ティッシュ:0となった。結構課金したのにな。

本日の結果通帳
【本日の結果】

京成の佐倉駅とJRの佐倉駅は結構離れている。なので、船橋で乗り換えようかとも思ったのだが、成田の方が近いな、と気付いたので成田からJRに乗り換えることにした。快速特急京成成田行きに乗り終点の京成成田へ。特急は佐倉以遠各駅に停まるが、快速特急は次の停車駅が京成成田だった。そうだったな。

それから今回のフリーパスを使ってみた感想としては、なかなかよかったかなと。京成は自動改札が使えないので、有人の窓口、サービスコーナーを通ることになるが、どの駅でもスムーズに通ることができた。こういうきっぷの場合(利用会社が複数にまたがるもの)、たまに止められたりすることがあるので、そういうのがなかったことは評価に値する。あくまでJRのきっぷだから私鉄の機械に対応させるのは難しいかもしれないが、あまりぜいたくは言わない方がいいのかも。

京成佐倉まで0.3kmのステッカー
【京成佐倉駅まで0.3km】

京成成田に着いた。相変わらず外国人観光客は多いな。そうだ、そばを食べなくては。いや、別にそういう決まりではないんだけど。ただ、成田駅のそば屋さんは改札外にあるから、いつもの大回り乗車だと降りられなくて餌に困るんだよな。今日は堂々と行ける。

青森産帆立と青ネギのかき揚げそば
【青森県産帆立と長ネギのかき揚げそば】

明日も頑張ろう。足が痛いけど、回復するのかな?

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