モバイルチケット(MaaS)について

最近、スマホアプリまたはWebサイトで購入できる、モバイルチケットというものが流行っています。正確には、MaaS(Mobility as a Service)と言うらしいですが。SaaSとかPaaSみたいなものですね。直訳するとサービスとしてのモバイルとなるでしょうか。本来なら、地元の交通機関のみならず、その他のサービス(観光施設入場料など)を包含したサービスを一括で検索、予約できるサービスということらしいです。とりあえず国交省のサイトでも貼っておきますか(国土交通省日本版MaaSの推進 (mlit.go.jp))。

さて、このMaaS(以下、便宜上モバイルチケットと呼ぶことにします)についてのメリット、デメリットを挙げていきたいと思います。なお、ししょーは今までモバイルチケットなるものを利用したことがないので、想定で書くことになりますが、その点はご容赦ください。機会があって、モバイルチケットを使うことがあれば、その時は旅行記などで使い勝手についてお話しできるかもしれません。

まず、チケットの購入をスマホで行えることは大きなメリットだと思います。旅先の所定の発売所に行くこともなく、手持ちのスマホにアプリをインストール、またはWebサイトにアクセスすることで、時と場所を選ばずチケットを購入することができます。特にローカル私鉄では、発売窓口の営業時間が限られていることがあり、行程と合わない恐れもあります。そういう時には便利さを実感できると思います。ただし、チケットの購入を利用開始前に完了する必要があります。電車に乗ってから、あわててサイトにアクセスして購入しようとしても、決済などに手間取り、利用時(電車から降りる時など)にチケットを用意できないと、利用している扱いとはならず、所定の運賃を(さらに料金なども)支払うハメになります。

また、長崎電軌の長電アプリ(現在はサービス終了)で注意事項として書かれていた有効なチケットを提示できなければ利用は認められないというのも注意すべき点です。今のモバイルチケットは不正利用防止のため、スクリーンショットで撮った画面は認められず、有効な画面(例えば電車が右から左に動いているアニメーション)が表示されないとチケットとして認められません。つまりキャリア回線またはモバイルルータ(MVNO)と安定した接続状態であることも求められるわけです。

また、言うまでもありませんが、サーバとのセッションが切れれば有効な乗車券として認められません。巷にあふれる無料Wi-Fiというものが妨げになる可能性もあります。信頼できるキャリアを利用するか、モバイルルータ(MVNOを利用できるもの)を用意するのがベターではないかと思われます。

モバイルチケットの意外な特徴として、自動改札機が使えないというものもあります。デジタルでありながら、実際の運用は紙券のようです。機械は使えず、駅員さんまたは車掌さん(運転士さん)に提示する必要があります。改札機がQRコードに対応すれば、あるいはモバイルチケットで自動改札機を通れるようになるかもしれませんが、現状はスマホに印刷した紙券みたいな状態です。

長ったらしくなったので、モバイルチケットのメリットデメリットをまとめてみます。

メリット

  • 好きな時間、場所で買える
  • 発売所を探す手間が省ける
  • お支払いはスマートにカード決済
  • グループでの利用も便利(1枚のチケットで4人分~8人分まとめることもできるものもあり)
  • 紙券よりも安い場合がある(稀に逆パターンあり)

デメリット

  • スマホの電池が切れるとおしまい
  • スマホの電波が入らないとおしまい
  • ゲームとかSNSとかしてて、降りる時に焦りがち
  • 決済方法が制限されることがある(VISA,Masterカードのみなど)
  • 自動改札機は通れない
  • Suica/PASMOには乗らない(モバイルSuicaで買えるチケットもありますが、あくまでSuicaに乗せるという扱いになります)

ししょーみたいに有り余るモバイルバッテリーとつながりやすいモバイルルータを装備していれば大丈夫かと思いますが。せっかくバッテリーがすぐに切れるあいぽん8から新しいあいぽんSE3に換えて電池切れの心配が無くなったので、使ってみるか。販路の都合なのかモバイルチケットしか売ってない場合もあるので、これから活用してみようと思います。

一名でお待ちのししょー様

局めぐりをして、郵便局を訪れます。それで、窓口に通帳など一式を提出して、順番を待ちます。そして、入金の処理、通帳への押印などの一連の作業が終わったら名前を呼ばれます。ゆうちょ銀行の支店などでは、窓口処理用の番号札を別に渡されるのでその番号で呼ばれることもありますけど。

ところが、ふとあることに気付きました。条件によっては名前(名字のことですよ)を呼ばれないことがあるのです。普通は「(イスに)お掛けになってお待ちください。」と言われ、処理が終わると「ししょー様」とか呼ばれて通帳を受け取るのですが、場所によっては名前を呼ばれず「お待たせしました」ぐらいしか言われないのです。

そして、その法則が分かりました。局名と自分の名前が一致するとなぜか名前を呼ばれないのです。ここでは、便宜上ししょーの名前をハッピーロードさんとします。たいていの局では、「ハッピーロード様」とか呼ばれる訳ですが、例えば板橋ハッピーロード局という郵便局があるとして(実際にありますけど)、そこで入金すると、「ハッピーロード様」と呼ばれることはないです。

まあ、別に名前を呼んで頂いてもいいのですが、局名と同じ名前だと変な注目を集めてしまうという配慮なのか、お気遣いには感謝しております。有名人と同姓同名の人とか大変だな、とか思ったりもしますね。

例えばししょーの名前が勅使河原とか権蔵院みたいな珍しい名前だったら、そういうこともないのでしょうが、それほど珍名でなければどうしても局名とバッティングするのは避けられないことだと思います。結構細かい地名も出てきますので。

でも、名前が本町とか駅前とかでなくて良かった。もしそんな名前だったら大変だろうな。と意味の分からないことを考えつつ、頭の中はすっかり連休モードになっているのでした。それでいいのか?

旅行貯金のSDGsとは?

SDGs。そんな言葉が最近流行っていますね。それはもうウザイくらいに。何だっけ?Sustainable Development Goalsか。17個ぐらいゴールがあるらしいんですが、そこまで考えるのも大変なので考えませんけど、旅行貯金的なSDGsというものを考えてみました。すなわち、S(それなりに頑張れば)D(どーにかなりそうな)G(ゴール)ということで、現実的な目標を考えてみました。

このサイトのどこかで、目標は全国の24000局です、などと嘯いておりましたが、当然そんなのは到達不能なものだと思われますので(ついに言っちゃった)、現実的な目標と言いますか、限界はどこなのか考えることにします。

時間とお金をかけて全国どこでも行けるのなら、泊まりも込みで制限はないと思いますけど、泊まりが発生するものはイレギュラーなパターンと考えれば、だいたい日頃の行動範囲は、日帰り旅行として朝早く家を出て目的地(出発地)に9時前ぐらいに到着できるところになると思います。局数にこだわらなければ、出発地に到着するのは10時ぐらいでもいいかもしれません。とにかく、活動できる時間は9時~16時(一部大規模局や時差営業局は17時まで)ですので、帰りの時間は考えないものとします。

東京を朝7時ぐらいに出るとすると(それ以上早起きするのは難しいです)、各方面に普通列車で移動し、だいたい9時頃遅くても10時頃に到着できる所が出発地となります。新幹線を使うと劇的に早くなる場合もありますが、値段が高い、青春18きっぷが使えないなどの事情により、ここでは考えないことにします。あくまで普通列車(各停ではなく)で移動するものとします。2022年3月改正ダイヤをベースに算定していますが、関東エリアにおいてはそれほど大きく変わることはないと思います。

1.東海道線方面
9時前までという条件なら根府川までは行けます。10時前という条件にすれば吉原辺りまで行けますね。伊東線方面では、伊東駅到着が10時を少し越えるので伊東線内なら何とか範囲内でしょうか。

2.千葉方面
千葉は楽勝なのでもう少し先を考えます。内房方面では、木更津には9時前に到着できますが、その先の浜金谷方面の列車が9時過ぎまでありません。10時前に到着できるのは佐貫町となります。外房方面だと、9時前に到着できるのは茂原まで、10時前まで許容すると勝浦までは行けます。
さて、銚子方面ですが、9時前に佐倉まで行けます。総武本線方面では10時前なら飯岡まで行けますね。成田線方面なら滑河まで。銚子方面については問題なさそうです。

3.常磐線方面
次は常磐線方面。特急ひたちもありますが、考えないことにします。9時前の到着なら、上野乗り換えで石岡まで行けます。10時前の到着を考えると大甕(おおみか)まで行けますね。蛇足ですが、水戸から水郡線方面、勝田からひたち海浜鉄道方面は10時まで接続列車がありません。大洗鹿島線方面は、大洗までならなんとか10時までに着けそうです。

4.宇都宮線方面
宇都宮線に沿って北上する場合、途中湘南新宿ラインに乗り換えれば9時前に自治医大まで行けます(自治医科大学内簡易局があります)。10時前なら岡本まで行けますね。小山乗り換えで両毛線方面は佐野まで(乗り換えの問題です)、水戸線方面は稲田まで行けます。ひみつの平日パス(休日おでかけパスの平日版、不定期発売)の範囲は十分回れます。

5.高崎線方面
高崎には届かなかったですが、9時前なら神保原まで行けます。10時までなら高崎をオーバーするのでその先まで考えましょうか。信越線横川にはギリギリ10時前に着けます。軽井沢駅行きのJRバスは10時以降の発車です。上越線は渋川まで、吾妻線は11時過ぎまで接続列車がありません(T_T)両毛線方面は前橋までとなります。

6,中央線方面
順番がおかしいですか?最後に中央線方面を考えます。9時前であれば藤野まで行けます。日連局はかなり遠いですが。10時前であれば山梨市まで行けます。甲府を過ぎると格段に列車本数が減るので、そこが壁になりそうですね。

そうか、分かったぞ!東海道線ツアーの限界は吉原スタートだったのか(今さらかよ)。と言うことは頑張っても静岡ぐらいまでしか行けないんですかね。まあ、確かに浜松辺りを回る時は新幹線必須だったし。

と、なんだか方向性が見えてきたので(ホントかよ?)これからの目安にしようかなと思います。と言うわけで持続可能な局めぐ目標に向けて頑張っていきましょう(雑なまとめ)。

りそなめぐりについて

この広い世界には、局めぐと言って、日本全国の郵便局を回って、そこの局名印を貯金通帳(ゆうちょ銀行通帳)に押してもらうという郵便局めぐり(局めぐ)というものがあるらしいです(何を今さら)。それとほぼ平行する世界線には、りそな銀行(系列行含む)を回るというりそなめぐり(りそめぐ)というものがあるらしいです。

かなり以前から、りそな銀行では入出金すると通帳に支店名が印字されるという噂は聞いておりました。他の都銀ではせいぜい支店番号が印字されるか、それすら省略されている銀行もあります。

噂程度に聞いていたりそめぐですけど、夜中になんとなくテレビを見ていたら、その特集が組まれていて、いろいろ情報が入ってきたので、せっかくですし我らが局めぐと徹底比較してやろうではないか。いえ、本気でやるほど暇じゃないので簡単な比較とししょーの個人的な感想を以下に述べたいと思います。Twitterでいいかなとも思ったんですが、140文字では書ききれないだろうと思って、こっちのブログに書くことにしました。

りそな銀行、埼玉りそな銀行、その系列である関西みらい銀行(以下りそな銀行系とする)で入出金すると、通帳に取扱い店舗の店名が印字されます。これを日本全国の店舗を回って、各店舗の印字を集めようというのがりそめぐというやつらしいです。一応ウィキペディアにもスタンプラリーの1種として記載されているので、それなりに愛好家はいるのでしょう。

以下、比較表を作ってみました。念のため、ググってみたんですが、こんなことを考える人は他にいなかったみたいなので、書かせていただきます。

てっていひかくひょー

ゆうちょ銀行 りそな銀行系
店舗数
(ATM単独の出張所を除く)
× 23678
(2021
年12月)
◎324(りそな銀行/埼玉りそな銀行:2021年10月)
◎267(関西みらい銀行:2021年3月)
取扱時間 △(平日の9~16時) ○(原則8時~21時、ただし平日8:45~18:00以外はATM手数料を取られる)
地域分布 ×全国 ○ほぼ南関東、愛知、近畿、福岡
難易度 ×(一生かかってもできないかも) ○(お金と時間があれば何とかなる)

参考までに一部の地銀でも同じことができます。例えば、みちのく銀行だと95店舗(営業部と支店、ほぼ青森県内)、大垣共立銀行では149店舗(代理店除く、ほぼ岐阜、愛知県内)対象がございます。

うん、なんだ、大して比較にもならなかったな。ただ、メリットとしては比較的クリアがしやすいこと(郵便局めぐりは果たして終わるのか怪しい)、週末も回れること(これは大きい)、地域が限定される(東北、北陸にも一応店舗はあるが)といったところがあるでしょうか。

それと、あくまでししょーの勝手な私見ですけど、ATMにお金を預けて次の瞬間それを引き去るのはどうなんでしょう?基本的に局めぐ(旅行貯金)においては、入金だけしてその金を即座に下ろすことはないので、蓄積されていくんですが、あれではただ印字するためだけに、お金を入れて出す作業を繰り返すことになります。ししょーみたいにお金を口座に定着させるにもかかわらず、窓口業務を妨害しているなどと一部の心無い人から非難されることだってあるのに。

広い心で考えれば、あれは店舗名の印字が目的で、預金が目的でないと考えれば理に適っているのかもしれません。でも、ATMに無駄な稼働をさせるのは、いや、止めとこう。滅多なことを言うとブーメランになってししょーの後頭部にクリティカルヒットするかもしれんし(T_T)

そうですな、結論としては、ししょーがそちらに進出することはないと思います。ただ支店名が通帳に印字されるだけで、楽しいイラストが入るわけでもないし、トラベラーでもあるししょーにとってはエリアが狭すぎます。今まで通り、心の片隅に留め置くことにしましょうか。

ゆうちょ銀行『一部商品・サービスの料金新設・改定について』補遺

初めにお断りしておきますが、以前に1月17日からゆうちょ銀行・郵便局の窓口で硬貨を預け入れると、枚数に応じて手数料が強奪徴収されることをお話ししました。その時の記事を参考に貼っておきます。

ゆうちょ銀行『一部商品・サービスの料金新設・改定について』

まとめますと、ATMでの入金では1枚から硬貨預払料金がかかる(上限100枚まで)、窓口では50枚までは無料、それ以上は枚数に応じて硬貨取扱料金が徴収されることになりました。詳しくは上記のリンクを参照してください。

この災難を回避する方法について、前回の投稿の時点で気付くべきだったのですが、ついうっかり失念しておりました。1枚預けるならノーダメだからなんて言い訳はいけませんね。

巷では色々な回避策が出ているようですが、ししょーがお勧めしたい方法は、1つの局では50枚だけ預け、それ以上は他の局に行って50枚ずつ預ける(もちろん窓口ですよ)というやり方です。

さすがにゆうちょ銀行もケーススタディを研究しているようで、1人で50枚ずつに小分けした硬貨を複数回預け入れることは禁止(明確に禁止していませんがお願いレベルですね)しております。数百枚の硬貨を持ってきた人が、50枚ずつの入金票と50枚の硬貨をセットにして預け入れることは認められていない(明示的に禁止ではないが断られる)ようです。ならば、並び直せばよいのか?それも窓口の混雑状況によってはお断りします、というアナウンスがされています。

そこでししょーがお勧めする必殺技(?)ですが、1つの局では50枚を預ける、そして近隣の局でさらに50枚ずつ預ける、これを繰り返せば手数料を回避できるのではないかと思います。例えば、東京の日本橋駅を例に取ると、半径500m以内に日本橋南、日本橋、鉄鋼ビル、日本橋室町、八重洲地下街、日本橋茅場町の局があります。そこで預けると50×6=300枚までは無料で預けることができます。

といっても、忙しい店舗業務の間を縫ってそんなにあちこち行けないのではないかという懸念もあります。それにししょーの目分量ですけど、そういうお店が預けている硬貨は少なく見ても500枚は下らないと思います。ということは、硬貨の取扱いについても多少の経費を見込まないといけないのかなとも思います。

硬貨の預入手数料を考えれば、カード決済やQRコード決済の方がマシ、そういう政府あたりの圧力なんでしょうかね。日本においてそうまでしてキャッシュレス化を進める意味があるんだろうか?ししょーは甚だ疑問を感じるのですが。

結局一番の自衛策は、数千円単位のお釣りをすべて硬貨で支払う、またはネット界では超有名なあの方が仰るように税金を硬貨で支払うのがベストではないかとも思われます。

これから硬貨の扱いはどうなっていくのか、コンビニでは相変わらず現金至上主義の方も健在なようですし(セルフレジに小銭を入れろなんて言う話も)、キャッシュレスしか受け付けないという業務形態を採るのはまだまだ時期尚早であると思いますけどね。かく言うししょーは、SuicaにPASMO、楽天EdyにiDとかLINE Payか駆使してますので、対岸の火事を眺める気分ですけど。いつまでも現金にこだわる天下○品に通う頻度も極端に下がってきました。

もっとも市中の銀行では窓口入金では300~500枚までは無料、ATMでも100枚までですが無料で預け入れできます。これでゆうちょ離れが起きるのか。全国展開していない個人商店や小規模のチェーン店なら地元の地銀や信金を見直す機会になるのかなと。今後について見守っていきたいと思います。ししょーは一応ゆうちょ銀行の味方ですけど、硬貨の預入はやはり信金の方がいいのかなと(^^;)

バスによる局めぐり実践編

バスで郵便局を回る方法については、過去何度か書いてきました。ですが、あくまでバスは不確定要素なので、推奨はしていません。とは言え、都市近郊においてはどうしてもバスに頼らざるを得ない場面もあります。今回は、これまでの試行錯誤で見えてきたバス利用の方法についてまとめたいと思います。

なお、ここでは都市近郊におけるバス利用について述べていきます。都市近郊以外の地方部では、ほぼ1本のバス系統しかなく、迷う要素がありませんので、ここでは触れないことにします。

1.対象の訪問局をピックアップする
まずは、対象地域(行きたいところ)の郵便局の所在を確認します。闇雲にバスに乗るのは効率が悪いので、ルート決定のためには必要な行程です。また、ししょーみたいにとりあえず鉄道で行けるところを行き尽くして、残りをバスで拾うパターンの場合は、訪問局が点在するので、事前チェックは必須になります(ダブり回避のためです)。

2.最寄りのバス停を調べる
行きたい局が確定したら、NAVITIMEなどのツールを使って局へのアクセスができるバス停を探します。また、そのバス停を通るバス会社も同時にチェックします。この後の系統選定において重要になりますので。局の直近にバス停がない場合は、アクセスしやすいバス停を探しましょう。直線距離が近くても、途中に山があったり、川に橋が架かってなかったりする場合があるので、要注意です。マピオンのルート検索などを活用しましょう。

3.路線図からバス停を探す
会社ごとにバス停を分類したら、バス路線図から該当のバス停を探します。これは結構面倒な作業ですが、必要な作業ですので根気よくやりましょう。バス路線図は都市近郊を走る会社であれば、必ず公式サイトで公開されています。PDFファイルで提供されることが多いので、ぜひダウンロードしておきましょう。また、バス会社によっては違う場所に同一名称のバス停が存在することがありますので、どの地域(営業所)のバス停であるかも忘れずチェックしましょう。案外ハマりやすいワナだと思います。

※国際興業バスを例に取ると、北町一丁目(練馬区、蕨市)、北町三丁目(練馬区、蕨市)、区界(北区赤羽北・板橋区小豆沢、板橋区加賀・北区十条台)、幸町一丁目(朝霞市、川口市)、桜ヶ丘(朝霞市、川口市)、市民医療センター(戸田市、さいたま市)、市役所前(さいたま市、川口市、飯能市)、新町(練馬区、川口市)、浅間神社(さいたま市、川口市(鳩ヶ谷))、第二中学校(蕨市、新座市)、団地南(足立区、さいたま市)、中央通り(板橋区、飯能市)、天神橋(川口市、飯能市)、中郷(足立区、飯能市)、仲町(板橋区、飯能市)、氷川町(板橋区、戸田市、草加市)、本町四丁目(さいたま市、戸田市)、本村(さいたま市南区、桜区)、南町(板橋区、川口市、戸田市)、峯(川口市、飯能市)、向原(川口市、さいたま市)、領家一丁目(川口市、さいたま市)、領家二丁目(川口市、さいたま市)、六間道路(川口市、さいたま市)、随分多いですね。。。

4.バス系統を決定する
行くべきバス停が決まったら、そこを通るバス系統をチェックしましょう。効率よく回れる系統(多くのバス停を通る系統)を見つけて、それを軸にするのも良いと思います。ですが、ちょっと注意事項が。系統によっては、本数が少ないものもあります。日中1時間に1本程度なら、ギリギリ許容範囲です。中には、朝夕ラッシュ時(~8時台、19時台~)のみの運転、さらには早朝または深夜のみ運転の系統(出入庫系統など)もありますので、当然それらは使えません。我々の活動時間である9~16時に動いていないバスは意味がありません。

5.系統が分かったら、それを元にプランを考える
乗るべき系統が決まったら、具体的なルートを決めましょう。基本的にバスの1日乗車券を使うことになると思いますが、交通費をケチって家から近いターミナル駅からバスに乗ろうとすると、意外に時間がかかって効率が悪くなるので、ここはおとなしくスタートの郵便局の近くまで電車で移動しましょう。一旦バスに乗ったら、あとはなるべくバス路線だけでつなぐルートでよいと思います。ただし、乗りたいバス系統につながる路線がない、あまりに移動が長すぎるなどバス利用が難しい区間は、電車でつなぐのも1つの手です。ついでにトイレ、食事休憩もできますので。

その他の注意事項としては、時間をあまりシビアに決めないことでしょうか。バスは道路状況などにより遅延することも多いですし、ただバスに乗って移動するわけではないので、郵便局での手続きに時間がかかると、せっかく組んだ完璧なプランが破綻してしまいます。あくまで、ルートだけ決めてどの時間のバスに乗るかは決めないほうがよいと思います。

サイト内で時々、バスは不確定要素だから(ryとか書いてますけど、全く使うなと言う意味ではなく、必要に応じて活用してもよいと思っています。ですが、あくまで不確定要素ですので、無理をせずのんびりバスの旅を楽しんで欲しいと思います。うん、説得力がないな。

熱中症対策について(withテレワーク)

暑い日が続きますね。あれ、たまには涼しい日もあるかも。ですが基本的に暑い日が続きます。それでも、外を歩かなければならないこともあるわけで。

これまで、熱中症対策についていろいろ書いてきました。車で郵便局を回る方々と違って、我々は公共交通機関を使う関係上、炎天下から逃れることはできませんので。

それでも、今年は、いえ去年辺りから状況が変わってきました。今までは、平日の日中は職場にいて、十分すぎるほど涼しい環境に身を置いていました。それはありがたいのですが、あまり涼しい環境に慣れてしまうと外の暑い環境にさらされた時に体温調整がスムーズに行かず、熱中症リスクは高くなりがちでした。

ところが、最近のテレワークのせいで職場に行けず、自宅にこもって仕事をする日々が続くようになりました。自宅にいるということは、当然ですが自前の冷房を使うことになります。そうすると、やはり電気代が心配ですので、あまりキンキンに冷やすことはせず、ほどほどの室温に設定することになります。

ししょーの家では、今まで使っていたエアコンがついに調子が悪くなり、新しいものに買い換えましたが、電気代が下がる期待もありつつ、やはり設定温度は高めにしています(28~30度)。あまり温度を上げると、作業効率が悪くなったり、自宅のサーバ群(言うほどないですが)にダメージがあるので、ほどほどに涼しい環境にしています。

今回の炎天下ツアーでは、日頃外に出ていなかったので対応できるだろうかと不安でしたが、いざ外に出てみると例年よりも暑さに耐えられるような気がしました。マスクのせいでいつもより日陰を選んで歩くようにはしてましたが、それでもいつものようなフラフラする感じも少ないので、これは冷房病からの脱却に成功したのではないかと思います。

ここのところマスクのせいでしょうか、熱中症に気を付けましょうと言うメッセージが多く見られる気がします。熱中症対策としてマスクをしない人もかなり増えてきました。ですが、熱中症対策については、いつも通り水分補給(ただの水ではなくスポーツドリンクや麦茶)をしっかりすること、異変を感じたらただちに休むこと、と言った基本的な対策が大事なのではないかと思います。

ゆうちょ銀行『一部商品・サービスの料金新設・改定について』

GWのイベントも終わり、サイトの更新も何とか終了し、後は夏休みどうしようかな?東京は(自主規制)でヤバいから近付かない方がいいな、とかぼんやりと考えていたら、寝耳にウォーター、いや寝耳に水のニュースが飛び込んできました。一部商品・サービスの料金新設・改定についてですとぉ!ネットの雑多な情報を見ると、なんと硬貨の入金で手数料を取る?!ついに来たか、この日が?いや、落ち着け、まだ終わったわけじゃない。

と、動揺を隠せないままゆうちょ銀行のサイトをしっかりチェックしました。ゆうちょ銀行では、2022年1月17日(月)に、一部商品・サービスの料金を新設・改定いたします。ふむふむ。勝手にリンクを張ってますけど、サービスの改定のうち我々が興味深い硬貨の扱いについてのみ下記にまとめました。

【ATM 硬貨預払料金の新設 】

枚数 料金
1~25枚 110円
26~50枚 220円
51~100枚 330円

ATMは100枚以下の硬貨しか扱えません。なお、出金時は110円かかる模様。

【硬貨取扱料金の新設(窓口での取り扱い)】

枚数 料金
1~50枚 無料
51~100枚 550円
101~500枚 825円
501~1000枚 1100円
以降500枚ごと 550円加算

なお、上記の金額につきましては必ず主催者発行のものと照合し確認してください(何のこっちゃ?)

ということは、えーと、つまり、我々の平和は守られた!ということでいいですね?参考までに、入金時またはATM出金時に上記の手数料額を下回る取扱いはできなくなります。

しかし、窓口入金の100円で料金取られたらどうしよう、毎回210円出して100円入金する意味はあるのか?と無用な心配をしてしまいましたが、とりあえず安心です。でもなあ、どこの局でもお店(個人商店)の人がビニール袋や洗面器に大量の小銭を入れて窓口に出しているのをよく見ます。あの人たちどうするんだろう?ぱっと見500~600枚ぐらいはありそうなんですけど、いちいち1000円以上のコストをかけるんだろうか?

それ以外の銀行(都市銀行、地方銀行など)はというと、だいたいそのぐらいの料金を前から取ってるんですね。不勉強でした。みずほ高えな。ただ、ATMでの入金手数料はないようなので、その点ゆうちょ銀行は画期的ですね(?)。いや、他の銀行も追随するかも。

両替の手数料を前から取っていたのは知ってました。それゆえ、ししょーも銀行のキャッシュカードをかざして、50枚以内になるよう1000円札を崩したこともありますけど。ついに、入金すらも手数料を取るようになったとは。あくまで硬貨の扱いが対象になるので、大量の千円札を持ち込めば問題ないのでしょうが、これもキャッシュレスを強要する悪の政府の企みなんでしょうか?

正直言ってししょーも結構キャッシュレス派なので、Suicaとかで100円入金できるようになればその方がありがたいですけどね。ただ郵便窓口で物品を購入するのとは違うので、難しいのかもしれません。硬貨取扱料金の導入まで半年ほど猶予がありますけど、これからどうなるのか、ししょーも丸ポストの陰から見守りたいと思います。

局めぐりとペーパーレス化

局めぐりの七つ道具といえば(七つもないけど)、通帳、お金(入金用)、入金票、それと地図ではないでしょうか。時計は当然持っているものとします。

その地図についてですが、かつてはガラケーだと小さい画面やGPSの反応の遅さゆえになかなか使い勝手が悪く、紙の地図を持ち歩いた方が便利だったので、お出かけの前には目的地の地図を印刷して用意することにしました。

旅行貯金を始めた当初は国土交通省国土地理院発行の2万5千分の1地形図なるものを購入して持ち歩いておりましたが、大きいのとその割に郵便局を探しにくい(一応地図記号として〶はあるんですが)というデメリットによりいつの間にか使わなくなりました。ちなみに地形図のサイズは460mm×580mmとほぼA2判に匹敵する大きさで、なかなか街中で広げるのは難しかったように思われます。

結局、インターネットの地図で郵便局を探し、駅周辺や局付近の地図をA4のPPC用紙にプリントアウトするのが一番効率がよいと思われましたので、その方針で進めることにしました。印刷した地図だと書き込みもできますし、訪問済み局に印を付けることでダブりを防ぐこともできます。

スマホというものが世の中に出回るようになって、大きな画面で地図を確認できるようになり、しかもGPSの処理速度も速くなりましたので(それに比例して電池の減りは大きいですが)、最近ではスマホの地図を利用することも多くなりました。何よりも、スマホの地図アプリだとGPS機能により現在位置を把握できるというのは大きいです。

それと長い期間あちこちの地域を訪問し、その度に地図を印刷して利用していたわけですが、ある時問題に気が付きました。地図内の局を全て訪問すれば、その地図は不要になります。しかし、どこか(画面の隅などに)未訪問局があれば、その地図は残して後日訪問することになります。そうするうちに地図がどんどん溜まっていったのです。初めは気にならなかったのですが、さすがに数十枚の地図が蓄積されると管理にも困ります。

さらにプリンタの老朽化により印刷が難しくなってきたこともあり、ここらで一度地図を印刷しまくるのを中断しようかと思うようになりました。カッコいい言葉を使うとペーパーレス化ですね。これは、まさに、旅行貯金のDX(デジタルトランスフォーメーション)やぁ?!(たぶん違うと思う)

冗談はともかく、紙を使わないでスマホの情報だけで乗り切ることもこれからは必要になるのかなと思います。一番心配なのはやはりダブりなんですが、それを防ぐためには、①行程の明確化②訪問対象エリアの訪問済み局リスト作成(やっぱり紙が必要だな)③訪問済み局の確認方法の確立が必要ではないかと思います。

①行程の明確化
今までは旅先でふらっと立ち寄った駅の周辺局を適当に回るスタイルでしたが、ダブりの原因になりやすいので、どこの駅のどの局が未訪問かリスト化することにしました。

②訪問対象エリアの訪問済み局リスト作成
印刷は控えようと言っておきながら、訪問済み局リストはあった方がいいので、最低限それくらいは用意した方がいいのではないかと思います。局めぐりが目的であれば①のように行程を確定するのですが、それ以外の旅のついでに回る場合は訪問済み局がすぐ分かるようにした方がよいでしょう。

③訪問済み局の確認方法の確立
上記の策を採っても、想定外の場所に行く場面もあるかと思います。その時訪問済み局を知る方法はないものかと考えました。家のPCには訪問局の管理表があります。外出中にそのファイルにアクセスすることはできないものか。会社みたいに外部ネットワークからの接続を受けるリモートアクセスサーバを構築して、SSL-VPNで接続できるようにするのが理想ですが、ししょーにはそんな財力もスキルもありません。そこで考えました。スマホにExcelアプリを入れて、オンラインストレージ(OneDrive)上に最新の管理表を置くことで、外出先で管理表を確認できるようにしました。iPhoneにプリインストールされているNumbersは機能がショボくて使い物にならなかったので、あえてExcelアプリを入れて使っています。iCloudが使えないのはツラいですが、しょうがないです。VBマクロは使えませんが、それ以外の機能(フィルタなど)は使えるので、出先ではこれで十分でしょう。

話が長くなりましたが、これから諸事情を考えると紙に印刷しまくるのも控えた方がいいのかなと思います。ただ古いプリンタを処分する際にはインクカートリッジも別で回収に出さないといけないようですし、まだ未使用のカートリッジが残っているのでこれを使い切らないことには新しいプリンタが買えない、という諸々の面倒な事情があって、どうするのが得策か考えるのにも疲れ果て(ちょっと大げさかな)、とりあえずは部分的にペーパーレス化を目指すことにしたのです。ですが、紙の地図にもいろいろメリットはあります。電池切れを起こさない、書き込みできる、訪問済み局をチェックしてダブりを防げると、助かる面も多いので、最適な方法をこれからも模索していくことになろうかと思われます。

もうすぐ連休ですね。ここでペーパーレスの実証実験(またも大げさ)を行い、結果を検討していこうと思います。

業務改善計画の進捗状況斜め読み

かんぽ生命の不正な営業行為が明るみに出て、だいぶたちましたね。確か、かんぽの不正な営業(不適切な勧誘や不利な契約への移行)などのニュースが初めて出たのは2019年の7月くらいでしょうか。

その後、いわゆる郵政3社のトップ交代や、業務改善とやらが進められていたみたいですが、最近進捗状況なるものが出ていました。一応リンクは貼っておきますけど、業務改善計画の進捗状況についてというやつです。

かつての国営企業(郵政省)の看板を着て、お年寄りを騙し不当な契約をさせて暴利をむさぼるやり方については、いつだったか述べた記憶がありますけど、その後どうなったんでしょうか?気になったので、ちょっと読んでみました。結構長いので斜め読みしかしてませんけど。

断っておきますが、ししょーは郵政事業の専門家ではなく、あくまで一介の局巡ラーでしかありません。シロートの無知な発言もあるかと思いますが、どうかご容赦ください。

さて、斜め読みしていきますとなんでしょう、「お客さま本位」う言葉がやたら出てきますねえ。お客様の立場に立って、お客様は神様です、みたいな感じでしょうか。といっても、お客さんは基本保険に関しては素人なので(中にはFPとかFPの勉強している人もいるでしょうが)、だいたいは保険外交員の言いなりですよ。ししょーも保険の乗り換えでFPのお世話になってますが、基本向こうが提示してきたプランに乗っかるぐらいです。こちらから、こういう保証が欲しい、入院一時金はいくらがいい、死亡保険金は家族のために○万円がいい、そんなこと言った覚えはありません。全て向こうの出してくる保険プランに月々の保険料だけ見て判断する程度です。このお客さま本位とかいうやつは、お客様にとって利益のあるプランを提案しますよという意味合いでしょうか。

あとは斜め読みのレベルなので、細かい指摘はできませんけど、全体として感じるのは現場への指導だとか監視体制を強化とかそういうのが多いように感じられます。ずっと前から抱いていた違和感、現場が勝手なことをして暴走した。その結果、不適切な営業行為に走ってしまった、という現場に責任を押しつけるような捉え方、現場をスケープゴートにするようなやり方はあまり変わってない気がします。管理職のインセンティブだって、元は経営陣が数字ばかり見て現場に数字を挙げろと強要してきた結果、現場にむちゃなノルマが押しつけられ、現場の担当者が無理な営業に走ったことが原因だと思われるのに、それを解決する施策が採られているのか、疑問を感じます。

かんぽ生命が民間企業である以上、利潤の追求は不可避であるし、今後も利潤追求のために上層部が数字ばかりやり玉に挙げ、それによって管理職が現場に不正をしてもいいから数字をあげろ、といういびつな体質は改善されないのではないか、そういう懸念が残ります。

お年寄りがなぜ郵便局を信用するのか、それはもともと公営企業であり、国のお墨付きがあるから安心だろうという信頼感によるものです。それが、今や一民間企業に成り下がり、利益を追求するそこらの保険会社と何ら変わらない俗物に堕ちてしまったことを知らないから、信用するんです。郵便局(郵政事業)が今後国民の信頼を得るためには、過大なノルマから解放された公営企業(公益サービス)としての郵政事業に立ち返る必要があると思います。その意味でも、郵便局は国営でなければならない。その必要性を強く感じます。郵便局に関してはユニバーサルサービス(全国一律のサービス提供)も義務づけられていますが、とても民間企業にできることではない。そもそも公益サービスに赤字とかいう概念を持ち込むことが大いなる誤りなんです。そういうタイプの話って、旧国鉄の累積赤字が何たら、だからJRになって経営体質を改善とかいう誤った思考に走る構図と似ている気がします。

話が脱線しそうなのでこれくらいにしておきますが、かんぽ生命の健全化、そして郵便局に課せられたユニバーサルサービスの実現のためにはやはり郵政事業の再国有化が必須であると考えます。国営だと不正が表に出にくい、民間企業のほうが風通しがいい、そういう主張をされる方も多いですが、もしそうであれば不正行為の巣窟たる国家権力、警察組織こそ民営化するべきではないでしょうか。公営企業だから不正が起きやすいというのは誤解です。政府のチェックがザルだから問題が起きるんです。

小手先の対策がどこまで効果を発揮するのか、今後も見させていただきますが、抜本的な問題解決のためには郵政省の復活が急務であると考えます。百歩譲って郵政事業庁みたいなのでもよいかもしれませんけど。