郵政民営化10周年

だそうですが。

民営化することで、サービスの向上、収益の改善を目指したらしいですけど、その前に民営化したJRの失敗を見て何も思わなかったのでしょうか。もっとも、あの天パは何か歴史の教科書に残ることをやりたかっただけだと、ししょーは考えております。実際にどんな影響が出るかを考えないで。

幸いにして郵便局にはユニバーサルサービス(全国一律のサービスを提供すること)が義務づけられたため、JRみたくローカル線をバンバン切り捨てるような悪行は避けられたわけですが。

そもそも郵便事業は公共サービスであり、利益を追求する性質のものではないし、利益を考え出したら、当然赤字の地方は切り捨てられることになる。そういう問題が起こることは容易に想像できます。そのため、ししょーはずっと郵政民営化に反対しています。いや、今からでも郵政省とは言わないけれど、郵政公社ぐらいには戻して欲しい、そう思っています。

ししょーは、10年以上にわたって全国津々浦々の郵便局を回ってきました。大都会の番号札取って数十分も待たされる局から、よくこんな所にあるなと言うほど辺境の郵便局まで色々見てきました。だからこそ、ユニバーサルサービスの重要さ、利益だけで郵政事業を語ることの愚かさが本当に強く感じられるのです。あのパーマだってちゃんと日本中の郵便局を見て回れば、あんな戯言なんて出てくるはずがないと思っています。横須賀市だって走水簡易局とか秋谷とか長井とかエラい所にあるんだけどなあ。

ユニバーサルサービスが民営化の妨げになっている?何をくだらないことを言っているんだ。民営化が大きな愚行であったということの証明ではないか。

ただ、このままの状態が続くことはないでしょう。利益を追求して地方を捨てるか、過ちに気付いて国営(または特殊法人)化するか、どちらかになると思います。後者になることを強く願います。

あ、今回はなんかまじめな文章書いちゃった。もっとソフトでお気楽なサイトにしたいんだけど。でも、これは緊急事態ですから。次回からはちゃんと笑いを入れます(ウソ)。

スポーツドリンク・経口補水液・熱中対策水?

ああ、夏が終わる!いや、鉄道・バスで郵便局を回る派にとってはありがたい季節に入るわけですけど。

もうほぼ時期遅れだとは思いますけど、炎天下を移動中の水分補給についてちょっと考察してみたいと思います。

まず水分補給として挙げられるのはスポーツドリンクだと思います。道ばたの自動販売機でほぼ間違いなく売っているし、通りがかりのスーパーやコンビニで必ず手に入ります。もちろん熱中症対策について(おまけ)で書いているように、ただの水とかお茶(麦茶除く)はダメですよ。基本的にはこれで十分ですし、味も一番飲みやすくて良いと思います。

次に経口補水液ですが、これは入手が簡単でないこと(基本的にドラッグストア、薬局にしかない)、味があまりおいしくないのであまり勧めません。もっとも、これは通常の飲料水ではなく病気などによる脱水症状に対処するためのものなので、本当にヤバい時以外は出番はないかと思います。ですが、もしものために携行しておくのは良いかと思います。ちなみに上記のページでは○S-1をお勧めしてますが、近所のスーパーになかったので(ヲイ)代わりに○の素のアクアソリタを買ってみました。味はですね、さすが医療用だけあって(?)あまりおいしくないです。昔はやった海洋深層水をちょっと飲みやすくした感じですかね。ミネラルたっぷりのあの重い味がどうもね。

おまけですが、近所のスーパーで売っていたその名も熱中対策水。分かりやすい名前ですな。お塩屋さんが作っているだけあってやっぱり塩味が強いです。経口補水液よりは飲みやすいです。

すっかり季節は秋と思いきや、案外気温が上がる日もありますので、熱中症には十分ご注意ください。隠れ熱中症というのもあるらしいので、油断は禁物です。

普通局・特定局・簡易局

一口に郵便局といっても、規模によって分けられ、民営化の前には、普通郵便局、特定郵便局、簡易郵便局という区分がありました。

民営化後は普通、特定の区分がなくなり、郵便局と簡易郵便局が存在することになります。昔はよくニュースで、〇〇市の特定郵便局に・・・なんて言っていたものですが、特定って何だろうと疑問に思ったことはありませんか?

正しい定義(郵政省とか郵政公社の)によると、普通郵便局は普通郵便局長が配置された局、特定郵便局とは特定郵便局長が配置された局となります。意味わかんねーよ!というお怒りの声が聞こえてきます。はっきりとした定義ではないですが、一地域(集配地域と言いたいですが、実際はほぼ市町村単位)の中心になる局、または都心部などで規模の大きい局が普通郵便局、それ以外のあなたの町の郵便局が特定郵便局となります。

集配を行うのは基本的に普通局で、特定局では荷物(ゆうパックなど)を預かるだけのポジションですが、昔は僻地で普通局ではフォローしきれない地域では特定局が集配業務を行っているところがあり、集配特定局なんて言い方をしていました。今は、車の性能も上がり、道路事情もよくなったので、もはや集配特定局なんて言葉は死語になりつつあります。ゆうちょ銀行の支店はかつての普通局にあることが多いですが、全ての普通局にゆうちょ銀行の支店があるわけではないです。

それと今なお存在するのが簡易郵便局です。これは何かというと僻地などで(ごめんなさい、悪気はないんです。単なる説明のための言葉です)通常の郵便局ではフォローできない場所において、民間に委託された郵便局のことを指しています。昔、某天パのえらい人が民間にできることは民間でなどとえらそうにほざいていらっしゃいましたが、実際に民間に依頼すべきところは昔から民間に依頼していたんですよ。簡易局のサービスはほぼ普通の郵便局と一緒です。違うところと言えば、ATMがないこと(全てではないですが)、内容証明とかややこしい郵便物は扱えないこと、営業時間が割と自由なこと(あの東の川簡易局は14時30分終了だったし)ぐらいなものです。近年は簡易保険を扱うところも増えてきて、ますます郵便局との差が小さくなっているように感じます。その一方で、貯金扱いがなくなることもあり、ししょー的には痛いです。

普通の郵便局では、あまり会話することのないししょーですが(相手のリアクションにもよる)、簡易局では一般の方が郵政業務に協力されてるわけですし、なるべく会話するようにしています。地域の商店から、全くの個人、たまに地元の大きな会社(まれに役所の出張所)が担当されているので、皆さんに感謝の気持ちを持っています。

一部で、簡易局という言い方は存在を軽んじているなんて論調もあるようですが、ししょーはそういう考え方には反対です。簡易局というのはシステム的なものであって、別に存在を軽んじてるわけではないし、もしそう思っているのならそういう発言をする輩が軽んじているに違いないからです。

全国津々浦々にまで届くユニバーサルサービスを支えてくださっている方々に感謝しつつ、活動を続けるししょーです。うーん、オフロードバイクって便利なのかなあ。

バスの旅をお勧めしない理由その2

最初に断っておきますが、これはバスの旅を否定するものではありません。ししょーはバスの旅も好きですし、キングオブ深夜バスには何度もお世話になってます。

さて、旅行貯金におけるバス利用についてですが、都市部では鉄道よりも不利なことはお話ししました。では地方ではどうなのか。

地方では基本的に鉄道と並走する路線はありません。全くないわけではないですが、バスが通る場所へは鉄道駅から歩くのはかなり大変です。目的地への手段としては他に選択肢がないので使えそうな気もしますが。

一番の問題は本数です。とにかく本数が少ないです。だいたい1時間に1本程度なら実用性があると考えていますが、地域によっては数時間に1本のところもあり、そうなると途中で降りると大変です。さらには朝1本、昼間に1本、夕方1本というところもあり、それだと営業時間内の移動は無理です。

実はししょーは旭川市で1~2時間間隔の路線で局巡りをしたことがあります。お、これは旅行記のネタになるな。

他には1日数本でも、狙った局だけに行くという方法なら利用できる時もあります。個人的な思い出をお話しすると、和歌山県の高野町には高野局と富貴局の2つの郵便局があり、高野局は高野山の門前町にありますが、富貴局の方はかなり不便な場所にあります。ここへのアクセスとして五条バスセンターから奈良交通バスに乗れば、終点の手前で郵便局の前に着くことができました。このバスは1日2往復でしたが、2本目(終バス)が五条BCを14時頃に出るので、それに乗れば富貴局に行くことができたのです。が、そのうち行こうと思っているうちにそのバスが廃止されてしまい、アクセス手段がなくなってしまいました。田舎のバスっていきなりなくなることがあるので注意しましょう。じゃなかった、目的によっては地方のバスも使えるというお話でした。
※2016年1月補足:実は廃止された奈良交通バスに代わって富貴・筒香乗合タクシー (夢たまごハイランドタクシー)なるものが運行されています。それに乗れば富貴局へのアクセスは可能です。高野町のページから、ページトップの町政⇒組織⇒富貴支所を参照願います。
やっぱり地方って車の方が便利だな。とか言うのは禁句なので考えないことにしよう。

バスの旅をお勧めしない理由

旅行貯金をするにあたって、バスでの移動ってあまりお勧めできません。そう言いながら、バス移動での旅行記を書いているのは矛盾してますけど(汗)。

まずは都市部を移動する場合のバスの不利な点を挙げたいと思います。

  • スピードが遅い
    鉄道は専用の線路を走るので速いです。それに比べてバスは一般の道を走るので、どうしても速度が遅くなります。しかも、時々時間調整で止まることがありますね。あれは、ダイヤを組む時にだいたい時速40キロで走ることを想定しているので、それより早いとダイヤに合わせるために止まるのです。バス停に書いてある時刻は、基本的に通過時刻ですが、これより早い時刻に通過することを早発と言って、NGとされています。たまにあるけど。なので、絶対的な速度は鉄道に劣ります。
  • 渋滞によって遅延が発生する
    普通に走っても速度が遅いですが、道路の場合は交通渋滞というものがあります。これに巻き込まれるとさらに速度が落ちます。バスは一般の道路を走るものなので(専用道路を走るBRTもありますけど)、渋滞による遅延は織り込まれており、遅れたからと言って何の補償もしてくれません。通常の旅行の日程を組む場合でも、なるべくバスは入れません。いわゆる不確定性要素とされており、行程にバスを入れる場合は前後に余裕を取るか、バスを中心とした行程にします。
    夜行バスなどは、たまにとんでもなく早い時間に着いたりしますが、そういうケースはまれです。

これは感覚的な話なんですが、鉄道プラス徒歩移動とバスで移動した場合を比べると、やはり鉄道の方が早いように感じます。歩きすぎると疲れますけどね。

ですので、よっぽどの事情がない限りは、バスは使わない方が得策かと思われます。なぜししょーはバスに乗っているのか?と聞かれたら、よっぽどの事情があるからです。東京都区内など一定地域を網羅するには、鉄道で足りないのでバスを使ってます。それ以外の地域では基本的に鉄道しか使いません。

では、地方でのバス利用ってどうなの?と言う話になりますね。それは次回に。

入金しかしてはいけない?

旅行貯金というものは、貯金口座に入金することを前提に話をしています。しかし、郵便貯金のシステム上、入金だけでなく出金(払い戻し)の際も局名印は押してもらえるはずです。だったら、スタンプを集めるのが目的なら入金、出金を繰り返せばいいんじゃないの?という疑問も湧いてくるかと思います。

それでも入金しかしない理由としては、ズバリ

通帳が汚くなる

ということだと思います。ご存じのように、貯金通帳は記載する項目として、日付と取扱い局(番号)、お預り金額、お支払金額、現在高(残高)って並んでますよね。入金するとお預り金額の欄に入金額(100とか1000とかその他)が印字され、お支払金額の欄が空きます。「100円派対1000円派仁義なき戦い」については後日にでも。ここに局名印を押してもらうと、きれいに局名印(とかイラスト)が並ぶわけです。ところが、途中で出金するとお支払金額の欄に金額が印字されます。と、金額の印字もスタンプを押す空欄も互い違いになって、きれいとは言えないものになります。現に、1000円派の方は時々出金されますが、その時には局名印は押してもらわないみたいです。

旅行貯金というのは、基本的に単なる趣味ですので、厳格なルールがあるわけではありませんが、入金しかしないというのは不文律として定着しているみたいです。確かに局名印がきれいに一列に並んでいる方が見映えはいいですよね。

なぜ我々は郵便局を目指すのか?

会社で趣味を理解しない人々の素朴な疑問のもう一つは、なぜ郵便局を回るのか、日本には地域毎に他にも色々な建物があるじゃないかということらしいです。

そういう人たちに反論(?)すべく理由を考えてみました。郵便局でないといけない理由とは、

  1. ある程度の数がある
    県庁とか市役所もあるじゃんなどと言われましたが、都道府県庁の数は47箇所、市役所(特別行政区の区役所含む)、町村役場の数は1741箇所、政令指定都市の区役所で175箇所、支所はいくつあるの?とにかく、数を考えるとそれほど多くないです。
    そもそも行って何をするの?
    記念写真撮るぐらいしかないだろ。
  2. 日本全国に分布している
    銀行など金融機関は、日本中にあります。ただ、店舗検索すれば分かりますが、都市銀行は大都市部に集中しており、地方都市にはほとんどありません。逆に農林中央金庫(JAバンクのことです)は地方(農村など)では多く見かけますが、都市部ではあまり見たことがありません。
    地方銀行、信用金庫、信用組合などは、拠点とする一地域に集中しており、東京、大阪などの大都市に支店がある場合もありますが、基本的に場所が偏っています。さらに、一部の銀行で入出金した場所の支店番号を通帳に印字してますが、支店名を押印してくれることはありません。

そういった面を考えても、郵便局が訪問対象として適していることがお分かりいただけると思います(願望)。もっとも、趣味というものは万人に受け入れられ賞賛されることを求めるものではなく、自分が楽しむべきものだと思います。他人に評価されたいとか、「素晴らしい趣味ですね!」と褒められることを求めるのは、趣味ではなくただの見栄っ張りでしかない。というのが、ししょーの常日頃の主張です。

このサイトは、見ての通り旅行貯金とは何かを紹介するものであり、世の人から賞賛されたいとか尊敬を集めたいとかそういう下衆な気持ちで書いてるものでないことをご理解いただければ幸いです。

遙かなる九州

例によって、このサイトを一部の知り合いに見てもらってコメントなんかももらうことがあるんですが、過去の訪問記録を見た人が言いました。

九州が少ないですね。

がーん、言われちまった。一番クリティカル(?)なところを。うーん、九州はね、確かに遠いです。それでもたまに訪問してるし(九州内の鉄道線はラクテンチケーブル以外走破)、学生時代は急行かいもん、日南(懐かしい!)で荒らし回ったもんですよ。その当時に郵便局回りをしていれば、もっと捗っていたのではないかと反省の念に駆られることもあります。

まあ、これもいいハンデだと思って頑張ることにします。ちょっと福岡市内は攻めたんですけどね。飛行機を手に入れたししょーは無敵だ(たぶん)。

そのうち九州には(もちろん沖縄も)行きたいと思います。もしお近くの郵便局で怪しいおっさんを見かけても、石を投げないでくださいね。

旅行貯金の目標(ゴール)って?

いつものことですが、会社の集まりで趣味の話になり、郵便局巡りの話になると決まって言われるのは、それって楽しいの?ちゃんと完結できるの?などの事柄です。前者は愚問だとして(言っちゃったよヲイ)、完了するのかと言われたらたぶん無理です。そんなに動ける休みがないし(本音を言えば存分に休みが欲しいのですが)、郵便局は都市部だけでなく、地方の隅々まで、さらに離島まで考えるととんでもないボリュームになります。

ここで、ししょーの今までの実績から、単純計算で郵便局巡りの旅を完遂できるのか検証、いや考えてみました。単純計算なので勤務形態とかは一切無視します。

まず、旅行貯金を開始してから現在まで約16年(簡略化)で、訪問局数が約3100局、てことは
3100÷16=193.75局/年(Win10の電卓使いにくい)
つまり、1年間で約194局回ったことになるのか。多いか少ないかはともかく、このペースで回り続けると24000局は、いやししょーはポリシーとして貯金扱い局しか行かないので貯金扱いのない局を除外すると約20000局(ちょっと古いですが、全国郵便局名録2014 http://www.narumi-stamp.jp/shoseki%20_022.htmlを参照してます、ごめんなさい)、それを元に計算すると、
20000÷193.75局/年=約103年

なんだ、133歳まで続ければ楽勝じゃん。冗談です、すみません。逆に80歳まで今のペースで頑張ったと仮定すると、9687局か。そんなもんかな。ただし、これは過去の記録を平均化したので、都会で十数局とか、山間部の1局訪問とかそういうバラツキは一切無視してます。

よーし、平日休みか毎日休みの生活目指すぞ!、おー!、と気合いも入ったところで次の計画を立てるとするか。

平日の休み

郵便局が開いているのは平日です(愛知県の某局を除いて)。ATMは年中無休だけど。なので、郵便局巡りというものは必ず平日に行くことになるわけですが。

今の仕事では休みは基本的に土日祝日なので、平日に休むためには有給休暇とか代休とかそういう技を使わないといけないわけで。最近は週末の作業で土曜か日曜に働くこともあり、ちゃんと振替休暇はもらえるのでなんとか都合を付けてます。

郵便局を回り始めた頃は、シフト制の勤務だったため、割と平日に休むことができ(もちろんその分土日は出勤していたわけですが)、特に苦労もせず郵便局巡りができました。むしろ平日にできる趣味としてうってつけだったんですよね。

その後その仕事では食っていけないと、一大決心して業種変更を成功させ(したのかなあ?)今に至るわけですが、土日の休みってありがたいけど、郵便局が閉まってるのはありがたくないなと贅沢な悩みを抱えることに。

ペースとしてはこんなもんだと自分に言い聞かせながら、それでももうちょっと回りたいな、遠出するなら1日じゃ足りないから連休がほしい(平日に)と、あれこれ画策しております。

今の職場は有休が比較的取りやすいところなので使ってもいいけど、体調不良とかで使うことも考えないといけないので、少し控えてます。最近のニュースで、有休消化率がやたら高い会社と、ほぼ取れない会社の二極化が進んでいるなんて話を聞いて、自分の環境のありがたみを噛みしめるそんな日常です。