トイレ事情について

夏の移動時は熱中症が心配です。一方、冬の移動時には熱中症の心配はないものの、気になるのはトイレです。気温のせいで、どうしてもトイレが近くなることと思います。対策として、なるべく必要以上に飲み物は取らないことも有効ですが、それでもトイレが近くなることは避けられないのではないでしょうか。

鉄道で移動する場合は、それほど心配はありません。かなり地方の小さな無人駅でもない限り、ほぼトイレは設置されています。地方の無人駅でもおそらく半分くらいの駅にはトイレがあるのではないでしょうか(ししょーの私見です)。駅の中になくても、駅前広場の一角に公衆トイレがあることも多いので、それほど気にすることはないと思います。

トイレを探す必要に迫られるのは、バス移動の時だと思います。もっとも、主要ターミナルのバスのりばであれば、たいてい駅前広場にありますし、なくても近隣の商業施設には必ずトイレがあります。場所の問題かいじわるか(ではないと思いたいですが)1階にトイレがない施設が多いですが、2階か地下1階に行けば必ずありますので、諦めず探しましょう。

ところが、バス路線の途中でトイレに行きたくなった時はどうすればいいか。バス路線の終点でも、何もない住宅地や住宅すらない転回場ということがあります。そんな時は下記の場所を探せばよいと思います。

  • 市役所(区役所)、町役場など
  • 公園
  • コンビニ

バスの終点や途中でも市役所(区役所)があれば、そこでトイレが使えます。お前は住民じゃないから使わせないなんてことは言われないでしょう。次に公園(大きい公園はもちろん、小さな児童公園でも)にはたいてい公衆トイレがあります。昔は本当に汚くて使う気がしなかったものですが、最近はきれいに整備されているところが多いので、安心して利用できます。トイレットペーパーがない場合もあるので、紙は用意した方がいいと思います。

最近のコンビニは、利用者へのサービスという観点からトイレが利用できるところが増えています。ししょーはイマイチ使い方が分からないので利用しませんけど、店員さんに「トイレを使わせてください」と声をかければよいようです。

その他、最近では観光地や主要道路沿いに公衆トイレが設置されることが増えているようです。東京の市街地ですと、橋のたもとにトイレが設置されている場所が多くあり、そちらも本当にありがたい存在ですね。あと、意外な場所として病院というのもあります。小さなクリニックではなく、大きな病院ですよ。公共施設と言えなくもないしということで、緊急時だけ使わせていただいております。

さらに追加情報としてですが、本当に困った時はトイレを使うためにあえて鉄道を利用することもあります。バスで移動できる場所であっても、鉄道が利用できるのであれば利用料のつもりできっぷを買い、列車に乗ることもあります。

気になる方は、冬期のプランニングにトイレポイントを設定するのもよいでしょう。いざという時に役に立つかもしれません。くれぐれもそこら辺で・・・というのはご遠慮ください。

(通帳は)左に寄せて挿入してください

ゆうちょ銀行ATMの通帳の挿入口にはそんな注意書きがあります。でも、なんで?と思った人。若い人か、ごく最近ゆうちょ銀行に関わりを持った人でしょうね。

通帳のサイズはどこの銀行でも共通のサイズで決まっていて、変わることはないですが、ゆうちょ銀行がかつて郵政省とか総務省(郵政事業庁)とか日本郵政公社とか呼ばれていた頃までは、大きいサイズの通帳が使われていました。通帳を縦向きにしてATMに入れるから、縦型なんて言い方もしたように思います。

一般の人からすれば、通帳が小さくなって普通の銀行のサイズになったなあ、ぐらいの感想だと思いますが、旅行貯金愛好家からすれば結構大きな影響があったのです。それは、主務者印の欄がなくなったこと。主務者って何?ですか。えーと、主務者というのは主に業務を行う人のこと、郵便局で言うと局長さんです(たぶん)。で、主務者印というのは郵便局の公式な印なので、たいてい○○郵便局長と書かれています。

旧型通帳ページ
【旧型通帳のページ 記載欄の上下に主務者印を押すための四角いマスがある】

もともとは、郵便局で入出金すると、通帳の金額欄の空いている側に局名印を押印し、主務者印欄に主務者印を押印するのが、正規の手順でした。最近は、ATMが普及していることもあってか、省略することが多いですけど。ただ、旅行貯金愛好家(なんか略称ないかな?)は、この主務者印も収集対象としていました。さらには、分室だと主務者印に切り欠きがあって(摩耗したわけじゃありません)、これも収集のポイントになっていました。

主務者印の例1
主務者印の例2
【主務者印を拡大 大阪東郵便局(大手前分室)と大阪中央郵便局(郵政局内分室)の真ん中上に切り欠きが入っている】

通帳が新型になって、主務者印欄がなくなっても、通帳の新規発行、更新時には必ず1ページ目に主務者印が押されるので、廃止になったわけではないです。と思ってたら、最近の通帳には主務者印を押す欄がありませんね、失礼しました。以前は副印鑑の欄に押印していたのですが、今はそれもなくなったので。

ただ、入出金のページには押す欄がないので、通帳の空白に無理やり押してもらう強者もいたようですが、ししょーはなんだか面倒になって、というか局員さんの手を煩わせるのもどうかと思い、局名印だけ押してもらうようになりました。ただ、分室は珍しいので押してもらっていたような(汗)。

新型通帳のページ
【新型通帳のページ 主務者印欄はないが押す場所はなくもない 京都中央局の分室では押してもらいました(汗)】

ししょーみたいに激しく入出金を繰り返す人は、通帳がどんどん更新されていきますが、そうでない人は今でも旧型の通帳を持っていることがあるようです。古い通帳を窓口に出す人に遭遇すると、懐かしく思います。民間の銀行みたいに、組織が変わったから通帳を切り替えろなんてことも言わないで、旧型通帳に対応する姿勢は素晴らしいと思うししょーでありました。

社会復帰

ご報告が遅れまして、申し訳ございません。約1ヶ月以上のブランクを経て、ようやく社会復帰を果たすことができました。新しい業種は、まあそれは追々分かることでしょう。それと、ししょーと言う呼び名ですが、これは前の会社でそう呼ばれていたから、と説明した記憶があります。じゃあ、辞めたらししょーじゃなくなるのでは?ご心配なく、自分のことをししょーと呼んでくれる人は、他にもおります。さらに担当の保険屋さんには先生なんて呼ばれています。ですので、あの会社を離れてもししょーはししょーでいられます。これで一安心ですね(なにが?)。

ししょーはこれからも地道に生計を立てて、精力的に活動を進めたいと考えております。会社を変わったことにより、もはや業務内容の理解がとても及ばない頼りない営業たちから解放されて、充実した日々を送っております。

前にも書いた気がしますけど、趣味を全うするためには生活を安定させないといけないです。そのためにはちゃんとした会社でちゃんと働くことが大事なのかなと、改めて思います。

サイトの方針としては変わらず、ただ行ってきましただけの内容にならないように、旅行貯金に興味を持ってもらえた方へのガイドになるようにしていきたいと思います。

このサイトの設計方針も書けそうなら書いてもいいかな。しかし、まだ病み上がりだし、コンテンツもまだまだ不十分と考えておりますが、これからもこんなししょーを見守っていただけるようお願いします。

正月は暇なのか?

あけましておめでとうございます(今さらですが)。ところで、よく正月は暇だ、することがないという話を聞きます。正直言ってそういう感覚がよく分かりません。いつもの休日とそんなに変わらない気がするのですが。むしろ、イベントとかテレビの特番とか、忙しくなる要素が多いように思うのですが。

ししょーの場合、帰省という大きなイベントもあるわけで、時間の許す限り長距離を鈍行で移動してます。それと、その途中で郵便局にも行けるわけです。今回は、往復とも浜松辺りの局に行きました。ただ重い荷物を提げて歩くのは、想像以上にきつかったので、何か対策を考えないといけないなーと思っております。ある程度時間が取れるなら、大きな駅のコインロッカーにカバンを入れて、周辺局を回るとかはしたことがありますけど(じゃあ、それでいいんじゃない?)

結局正月暇って言ってる人って、通常の休みもすることがなくて暇なんじゃないかと思います。いつも遊んでいる友達がみんな帰省してしまって、自分だけ取り残されてるというのなら、まだ分からないでもないですが。ししょーの場合、いつもの休日は旅したり、ポイントサイトをチェックしたりしてますが、年末年始ってそこに特番とか、初詣とかいろいろイベントが入ってくるので、むしろ忙しくなります。

今年の抱負ですか?そうだな、適度に休みを取って郵便局を回れるようなライフスタイルを死守することですかねえ。

簡易保険(かんぽ)について思うこと

郵政3事業の1つ簡易保険。よく宣伝やってますけど。あれって手続き(申し込みとか)に時間がかかるんです。郵便は時間がかからない、貯金は比較的時間がかからない(口座の開設、通帳の更新でなければ時間は短い)ですが。大きい局なら貯金・振込と保険は窓口が分かれてますけど、小さい局では貯金と保険は同じ窓口になっています。これが結構ネックになるんです。

貯金の場合、番号札を引いて順番を待ちます(番号札がある場合)。で、順番を待つわけですが、前の人が貯金や振込なら問題はないです。ただ、簡易保険の登録、手続きとなると結構時間がかかります。それは、つまりこちらの待ち時間が増えることを意味します。これは巡り合わせなんですけど、前に保険の手続きをする人がいると、それだけでタイムロスです。

時には、貯金で来た人に簡保を勧めたりする局員さんもいるので、その場合それも待ち時間の増大の要因となります。まあ、ノルマもあるでしょうし、営業活動を否定するものでもないので(我々はあくまでゆうちょのシステムに便乗させていただいている立場ですので)、そういう時は仕方なく待ちます。でも、次のバスまであと10分しかない、それを逃すと1時間待ちなんだという時は内心かなり焦ります。これを表に出さず、じっと待つのはある種の修行なのかもしれません。

え?あんたは簡保に入らないのかって?うーん、諸事情により他の保険会社を利用してます。すみません。

ホームページ改善案まとめ

今まで、周辺の関係者からこのサイトについて、色々ご意見をいただきました。その中には、なるほどと思うものもあり、一方それは難しいなというものもありました。ですので、それらをこの際まとめておこうと思います。ししょーが何も考えず、闇雲に文章を書きまくってきたわけではないことを知っていただくために。

  1. コメント欄がない。できれば参加者が自由に語れる掲示板が欲しい
    そうですね。一方的な発信よりもユーザ間で自由闊達な議論や情報交換ができた方がいいですよね。しか~し!ししょーは昔ある後輩のホームページに参加させていただいたことがありました。その当時は、サイトに必ず訪問帳的な意味合いのBBS(電子掲示板)が付いておりました。これが結構くせ者で、参加者が平和に語らううちはいいのですが、誰かが相手の批判を始めて炎上することがたびたび起こりました。平和を愛するししょーは、二度とこのような悲劇を繰り返してはならないと、BBSの設置を見送りました。技術的には可能なんですけどね。
    現状は、旅行記などの投稿記事にコメントができますので、そちらをご利用ください。まあ、よほどのことがない限り炎上することはないでしょう。
    管理人がアンダーコントロールにできないサイトが危険であることは、WEB管理者なら誰でもご理解いただけるものと思います。
  2. 今までししょーが回った郵便局の一覧表を作ってみては?
    これは、比較的現実的なご意見だと判断し、追加しました。ただ、表作成のHTMLタグ(”td”とか”tr”ですね)を駆使して表を書くのは面倒だった。もっと楽な方法もあったらしいけど。でも一応完成させました!都道府県別訪問数がそれです。もうやりたくない。。。
  3. ツイッターやfacebookで世界へ発信!
    まあ、仰ることはもっともかもしれませんけど、これ1人でやってるんですよ。複数のアシスタントを抱えていればそれができるかもしれませんが。こういうSNS系ってただ登録すればいいわけではありません。適宜更新しないといけないのです。一時Web2.0という言葉が登場し、SNSの活用なんてものが持て囃されましたけど、それが長続きしなかったのは、こういう負担が原因であったと思われます。ししょーはぼちぼちツイッターでつぶやくことにしました。
  4. 外国人観光客を取り込むために英語版を作ろう
    あのー、旅行貯金(ゆうちょ銀行口座)のシステムを理解されているんでしょうか?まず郵便局で身分を証明して貯金口座を開かないといけないんですが。となると、対象者は日本人または日本に長期間住んでいる外国人が対象となります。ちょっと日本へ1週間遊びに来た観光客程度には無理です。
    このサイトは、旅行貯金を始めてもらうことをメインに考えておりまして、こんな趣味があることを世界に発信したいわけではないです。「旅行貯金とは」という紹介ページは他に多数ございますので、そちらにお任せしたいと思います。
    仮に世界に発信したとしても、日本語の分からない方が高速な英語で貯金窓口の局員さんを襲撃することも考えられます。それはさすがに迷惑でしょう。日本に長期在住されている外国籍の方なら(留学生含む)それなりに日本語を理解されているはずなので、あえて全部英語の記事を書き起こさなくていいかなとも思いますし。

そうですね、アドバイスをいただけるのは大変ありがたいです。ですが、このサイトの趣旨と、実現の可能性を勘案していただきたいなと、内心思うししょーでありました。

青春18きっぷ

毎年、春、夏、冬に発売される風物詩(?)青春18きっぷ。1枚のきっぷで期間中5回利用できます。1日(1人)辺り2370円でJR線が乗り放題(といっても制約があります。詳細は拙文便利なきっぷ(その他地域東編)をご覧ください)です。これを高いとみるか安いとみるか。民鉄の1日乗車券や関東でも都区内きっぷならば、これより安いのでお値打ち感は乏しいかもしれません。しかし、フリーきっぷの及ばない地域(大都市近郊区間の外)では、その威力を十分に発揮するのではないでしょうか。

特に郵便局を回るのであれば、各駅停車の旅になるのは避けられないところ。そういう面でも、いつでも好きな駅に降りられる青春18きっぷはとても便利なきっぷです。整理券を取る必要もないし(原則として発駅証明のために取らないといけないようですが)、無人駅でも気兼ねなく乗り降りできるし、結構助かってます。

ただこの金額設定は、なかなか微妙なところです。なぜなら、大都市近郊区間では近距離の移動で初乗り運賃を払う方が安くなる場合があるからです。大都市近郊からある程度の距離を取るか、列車本数の多さに期待して都心から出発するのか、計画性が試されるところでしょう。

そんなわけで、ししょーはある程度距離が離れた地域で使うことにしています。もちろん、地域を回るお得なきっぷがないことが前提条件ですが。

しかし、昔は1枚で1日分だったのに、いつの頃からか5回分が1枚になってかなり使いづらくなりました。もっとも、金券ショップやネットオークションなどでは残り回数2~3回程度の青春18きっぷが売られているので、節約のためにはそれらを活用するのもアリだと思っています。

あとはくれぐれもルール違反にならないように、注意して行動していただきたいと考えております。特急、急行の利用には利用区間の乗車券も必要です。車内でも青春18きっぷを見せれば、自動的に特急券と乗車券を発行してくれますので、気兼ねなく利用してください(ワープなんて言い方もあるようですよ)。

旭川市と周辺部の旅

0.はじめに

これは昔の話ですが。郵便局攻略法に書いた1~2時間に1本の便をうまく利用する方法の実践編として、数年前に北海道に行った時のことを書かせていただきます。昔の話ですので、詳細があやふやな部分もあり、旭川市以外も回ったのですが、他の部分は割愛させていただきます。

1.プロローグ

20xx年のある夏のこと、ししょーは北海道は新千歳空港に向かう飛行機に乗っていた。目的は、3度目の宗谷岬訪問、そして今度こそは日本最北端の宗谷岬局を制覇すること、そしてその前後に札幌市と旭川市の郵便局を回ることであった。しかし、北海道に5回渡ってそのうち3回も宗谷岬に行くって、バカなんじゃないの?と自問自答しつつ、今回は郵便局に行くのが目的だからと正当化しつつ、そんなことをよそに飛行機は無事新千歳空港に到着した。オニオンスープはまあまあだったな。。。

さて、今回の全行程は、新千歳空港から札幌市内へ向かい、市内散策(?!)、翌日は1日かけて宗谷岬へ行って戻り、帰りは旭川で移動を止め、さらに翌日旭川市内を回り、旭川空港から内地へ戻る2泊3日のプランとした。今回のきっぷだが、行程があまりに常軌を逸しているので、道内の移動はほぼ片道きっぷの利用となった。すなわち、新千歳空港~新札幌、札幌(市内)~稚内、稚内~旭川のJRきっぷ、そして札幌市内は地下鉄移動のため地下鉄1日乗車券、旭川市内はバス移動(旭川電気軌道)だが、1日乗車券がないのでバスカード(Asaca)を購入。これが最適解だと思ったんだけど、どうなんだろうか(LCCを使わないししょーはあのきっぷが使えないのだ) “旭川市と周辺部の旅” の続きを読む

WEB通帳

都市銀行などではよく見るWEB通帳、いわゆるペーパーレスな通帳のことですが、時代の波はついにゆうちょ銀行まで押し寄せてきたようです。とうとうゆうちょ銀行まで始めましたね、WEB通帳を(ゆうちょダイレクト+(プラス)という名前のようですが)。

今まで、通帳というものは紙でなくてはならない、という固定観念を打ち破ったIT革命(最近聞かないけど)はすごいですね。この流れがさらに進むと、紙の通帳が廃止になるのでは?我々の数少ない楽しみは?と不安を覚えたりしますが。

ですが、幸いにして(?)WEB通帳の普及率はいまいちなのか、紙の通帳をなくします、完全にWEBに移行しますという話は聞かれませんね。最大15ヶ月までのデータしか保存されないというのもネックなんでしょうか。それとも、インターネットって我々が思っているほど世の中に普及してないのかな?そういうわけで、まだ我々の数少ない(ウソです)楽しみは守られるということでしょうか。ちょっと安心しました。とは言え、油断はできないので引き続き注意することは忘れないようにしようと思います。

三島村の簡易局

鹿児島県鹿児島郡三島村。三つの島(竹島、硫黄島、黒島)から構成されているので、そう呼ばれているようですが。そのうちの竹島の簡易局(竹島簡易局)の局員さんが音信不通になって、今は40キロ以上離れた黒島の職員さんが応援で週2回来て営業しているそうです。

本来、簡易郵便局の設置基準として代表者(局長)の他に2名以上の職員を確保しなければいけないのですが、竹島簡易局についてはその補助員が黒島にいるということで、急な休みに対応することは難しかったようです。しかも、離れた島の人をいちいち呼ぶこともできないので、局の業務はほぼその局長さん1人で行っていたようで、かなりの負荷であったと想像できます。

ちなみに三島村には、竹島簡易局の他に、硫黄島局(硫黄島)、大里簡易局、片泊簡易局(いずれも黒島)がありますが、このような僻地、特に離島ではなかなか人員の確保は難しいであろうと思われます。

郵便局に課せられたユニバーサルサービス、すなわち全国一律のサービスの難しさを感じます。僻地での人員の確保の難しさがあり、そこで平日のみとは言え毎日営業時間内の業務、さらに時間外の付帯業務をこなせる人員が確保できるのか。公営であれば、ある程度採算は度外視して人員を配置することは可能でしょうが、民営である以上余計なコストはかけられない、そんな状況で他地域と同レベルのサービスを提供することが困難であることを痛感させられます。『民間にできることは民間で』などと嘯いたあのパーマに、この状況を説明してもらいたいと衷心より思います。

このような事案は、別に離島に限ったことではなく、山間部の僻地でも起こりうることだと思います。このような現状を鑑み、郵政事業は本当に民営化して良かったのか、有識者の方々の賢明な判断を願う次第です。