東急線西武線まるごときっぷの旅(その6)

0.はじめに

長い休みが続いている。不本意ではあるけれど、せっかくの休みは有効に活用しなければ。さて、次はどこに行こうか。そろそろあれの出番か?ということでお待たせしました、東急線西武線まるごときっぷで西武線の旅に出よう。西武線シリーズもはや6回目。というか長いな。まあ、路線長を考えれば妥当なところだろうか。ただ、東急線からしか入れないというのも地味に影響している気がする。

今回も前回の続きを進むことになる。その他に、東村山からアクセスできる局が1つあるのでそちらも回ろうと思う。少し寄り道になるが、見たいものもあるので。

前回からの続きとして、国分寺からは多摩川線、多摩湖線、拝島線その他の沿線を拾ってから、池袋線に戻る。とりあえずの目標は飯能だが、そこまで行けるとは思っていない。

1.プランニング

今回は、先に東村山市の局から回る。その後は、国分寺線の残り(泣)、多摩川線の残り、多摩湖線、拝島線を回って、西所沢に戻る。そこからは池袋線を秩父に向かって進むことになる。

今回もあのややこしいエリアを攻略することになる。取り漏れには十分に気を付けたい。今回のコースは以下の通りとなる。
東村山~(グリーンバス)
東村山~(国分寺線)~国分寺
武蔵境~(多摩川線)~競艇場前(是政局は訪問済みだった)
国分寺~(多摩湖線)~萩山
萩山~(拝島線)~西武立川
萩山~(多摩湖線)~多摩湖
多摩湖~(山口線)~ベルド
ベルド~(狭山線)~西所沢
西所沢~(池袋線)~飯能

これで、国分寺~所沢辺りのややこしいエリアは網羅しているはず。これが終わってようやく秩父に向かって進むことができる。

さて、今回の想定は13局。エリア的にはこれぐらい取れてもいいと思うのだが、いかんせん歩く距離が長くなる。それがどう影響するのか。

2.東村山市の旅

ああ、スタート地点が遠い。本当に前泊してもいいくらいの距離ではあるが、前回も書いたようにきっぷが東急線発なのでそれはできない。仕方ない、のんびり行こう。今日のスタート地点は東村山である。面倒な新宿乗り換えは避け、副都心線から直通列車で所沢を目指す。所沢で乗り換えになるのは仕方ない。

ライオンズのポスター
【求む!勝てる先発投手】

●東村山諏訪
なんでワシはこんなところにいるんでしょう?そう、コミュニティバスで1局行けるからである。西武バスとは関係ないバスなので(運行体系上はね)、西武バスツアーに組み込む必要はない。

利用するのは東村山市のコミュニティバスであるグリーンバス。西武バスの運行だが、運行開始当初は銀河鉄道(という名前のバス会社)と共同運行だったためか、西武バスの1DayPassは使えない。今は西武バスの単独運行なんですけど。

駅西口から出る諏訪町循環のバスに乗る。前乗り前降り、というよりマイクロバスなので出入り口が前しかない。PASMOをタッチすると178円引かれる。1円単位で運賃が設定できるのはICカードの強みだな。徳蔵寺バス停で降りる。さっきバスが曲がったバス停手前の角を戻ってさらに南へ100mほど下がると、諏訪局があった。

グリーンバスのりば
【グリーンバスのりば】

グリーンバス諏訪町循環
【グリーンバス諏訪町循環】

東村山諏訪局
【東村山諏訪局】

ここではスタンプを大小用意してくれていたが、小さい方を押してくれた。昔ながらの大きいスタンプは昔の縦型通帳用のスタンプだからな。

帰りはルートの都合で西宿通り北バス停から戻る。郵便局と交差点の中間点あたりにバス停があった。このバスは東村山駅を出て新山手病院で折り返して戻ってくるルートである。1時間間隔なので、逃すと1時間待ちとなる。なんともスリリングなプランだが、どうにか発車3分前には間に合った。

西宿通り北バス停
【西宿通り北バス停 前方に諏訪局が見える】

東村山駅に帰ってきた。駅の反対側(東口)に志村けんの銅像とモニュメントがある。ここもお参りしておこう。松ちゃんをよろしくお願いします(コラ)。ついでに小沢も(ボコッ!)あ、そうそう、中i、ゲフンゲフン。ニュースをチラ見していると、どうやらフ○テレビの問題が大きすぎてまつ○toなか○の問題が霞んでしまっているような。テレビを見ないんで詳しいことは分からないけれど。

志村けんの銅像と木
【志村けんの木と銅像 敬意を込めてアイーン】

土台の横の銘板
【土台の横にある銘板(クリックして拡大)】

3.国分寺市の旅

●国分寺東恋ヶ窪四
東村山から国分寺行きに乗って、終点手前の恋ヶ窪で降りる。前回のツアーでは最後になった場所である。あの時は近くの局ということで西側にある国分寺局に行ったので、今日は反対側の東恋ヶ窪四局を目指す。出口は反対側のホームにある。出口から出て、目の前の道路を左へ、300mほど先の恋ヶ窪交差点を右斜め前に進み、さらに300mほど進むと東恋ヶ窪四局があった。

国分寺線のりば案内
【東村山駅の国分寺線のりば案内 遠いんだよな】

国分寺行き 2000系
【各停 国分寺行き 2000系 ローカル線だけでなく新宿線でも現役】

川越鉄道開業130周年
【川越鉄道開業130周年 それはめでてえ】

国分寺東恋ケ窪四局
【国分寺東恋ケ窪四局】

ここのスタンプは黒色の通常タイプと赤色のデザインのもの。もちろん赤色の方を押してもらう。恋と言えばそうだな(下の通帳印字面参照)。それとこの辺りはまともな歩道が少ないので、バス利用がいいのかもしれない(西武バスの北の原住宅バス停が近い)。

国分寺局への案内板
【国分寺郵便局の案内板 すでに訪問済み】

国分寺第6号踏切
【各停 東村山行き2000系 恋ヶ窪駅に近い国分寺第6号踏切】

ちなみに、川越鉄道というのは国分寺~川越(現在の本川越)間を建設した鉄道会社である。つまり、現在の国分寺線と新宿線の一部ということになる。国分寺~久米川(仮)(現在の東村山)間が1894年に開業、その翌年1895年3月に久米川(仮)~川越間が開業した。そこから数えて今年の3月に開業130年となるらしい。川越鉄道はその後武蔵水電に吸収合併され、さらに帝国電灯に吸収合併されいろいろあって西武鉄道(旧)となり、戦後武蔵野鉄道(池袋線グループの前身)に吸収合併され西武農業鉄道、翌年に現在の西武鉄道となった。

そうか、のぼりに書いてあったくめがわかり駅って久米川(仮)のことだったのか。

4.小金井市の旅

終点の国分寺に着いた。ここから武蔵境へ移動する。中央特快は停まらないよな?(次の停車駅は三鷹)快速東京行きに乗り、武蔵境で降りる。なんでワシはこんなところにいるんでしょう?そうか、多摩川線が残っているからだな。多摩川線は他の西武線の路線と隔絶されている。なので国分寺からJR中央線で武蔵境まで移動する必要がある。なぜこうなったかというと、元々多摩川線は多摩鉄道という会社だったからである。この多摩鉄道が西武鉄道(旧)(西武新宿線の前身、現在の西武鉄道とは少し違う)に吸収合併されたことにより、現在は西武鉄道の一部となっている。

武蔵境駅には西武線への連絡改札がある。しかし、このきっぷは紙券なのでSuicaみたいにシームレスに使えない。もしかしたら紙券+ICカードの技が使えるかもしれないが、確信が持てないので素直に出場して西武線改札に入り直す。何?このきっぷは使えませんだと?西武線は全線使えると思っていたのに。とりあえずSuicaで入るが。東急線のサイトで確認すると、実は多摩川線で使用する場合は自動改札ではなく有人改札を通らないといけないらしい。西武線は基本的にPASMOのシステムだが、多摩川線についてはJRとの親和性のためかSuicaが導入されていたはず。その関係なのか、自動改札機はJR仕様なのかもしれない。

●小金井東二
そんなこんなで(?)是政行きの電車に乗り、新小金井で降りる。出口は上りホームにしかない。のでいったん上りホームに移動して改札を出て踏切を渡ってまた戻る。駅前の道を入り連雀通りに出たら左に進む。600mほど進むと東二局があった。町名は東町二丁目なんだがな。ここではティッシュをはさんでくれた。

是政行き 101系
【是政行き 101系】

新小金井駅の踏切
【構内踏切を向かって右から左、出て外の踏切を左から右へ】

小金井東二局
【小金井東二局】

5.府中市の旅

●府中紅葉丘
是政行きの電車に乗り、多磨で降りる。地図を見るとほぼ西側に郵便局がある。西口から出て左方向に進み、次の角を右に曲がる。地図上は道がないけど、通り抜けられないかな?甘かった。見事住宅に阻まれ進めない。仕方なく北側の路地に入り表の都道110号線に出る。120mほど進んで交差点を左に入ると紅葉丘局があった。

多磨駅ホームと発車案内
【多磨駅は片面ホームになっている 行き先別に色分けされてるのは分かりやすい】

府中紅葉丘局
【府中紅葉丘局】

帰りは先ほどの路地に入り、突き当たりを左に進むと駅前に出られた。

●府中白糸台
是政行きに乗り、白糸台で降りる。実は、多摩川線の白糸台と京王線の武蔵野台はかなり近いところにあり、乗換駅と見なされることがある。京王線シリーズでは武蔵野台で降りて、近くの車返団地内局には行ったのだが、その時は時間がなくて白糸台局まで行けなかったのだ。今回は白糸台駅で降りて白糸台局へ向かう。これが普通のアクセスなんだろうけど。今や珍しい構内踏切を通って出口から正面の道を進む。130mほど進んだ交差点の右側に白糸台局があった。

府中白糸台局
【府中白糸台局】

●府中小柳町
是政行きに乗り、競艇場前で降りる。北口は陸橋になっていてそのままボートレース多摩川に直結しているが、ししょーは競馬専門なので、いや今日は局巡りの日なので南口から出る。目の前の道路を左に500m近く進み、6中通りを左に進むと小柳町局があった。ここでよかったらお使いくださいとティッシュをもらえた!小田原ツアー以来かあ。

競艇場前駅発車案内
【競艇場前駅の発車案内 結構シンプル】

競艇場前駅注意書き
【酒に酔って他人に迷惑をかけるのはやめましょう そうだな】

府中小柳町局
【府中小柳町局】

終点の是政から行ける是政局はなぜか訪問済みなので、ここで戻ることにする。ところで多摩川線では自動改札が使えないので、改札窓口を通ることになるが、そんな人はあまりいないのかちゃんと券面を見なくても通してくれる。18きっぷでもそんなことがあったような。

競艇場前駅東口
【北口はもちろん競艇場に続いている】

競艇場前駅上りホーム
【競艇場前駅の上りホームは封鎖されている】

競艇場前駅上りホーム跡
静波まつりちゃんて有名なんですか?またFかよって競馬にそういうシステムはないので】

6.小平市の旅

はあ、やっと国分寺に帰ってきた。本来はここがスタートのはずだったが。ここからは多摩湖線に乗る。時計を見ると、ゲゲッ、もう14時を回っているではないか。あまりのんびりできないな。

●一橋学園駅前
多摩湖行きに乗り、一橋学園で降りる。種別はたぶん各停なのだが、種別表示の部分はマスクされて使われていない。北口から出て並行する道路の踏切を渡って左側へ。さらに160mほど北に進むと一橋学園駅前局があった。

ベルーナドームへは山口線にお乗り換えください
【ベルーナドームへは その予定なんだが】

9000系側面方向幕
【もはや種別はないことになっている】

一橋学園駅前郵便局交差点
【一橋学園駅前郵便局前交差点 ご本尊はここから70mほど北にある】

一橋学園駅前局
【一橋学園駅前局】

●小平(ゆうちょ銀行小平店)、小平仲町
多摩湖行きに乗り、青梅街道で降りる。出口を右に進んで、次の角を右に入る。萩山通りを200mほど進んで交差する緑山通りを左へ。300mぐらい進んで(ここもGPS頼みである)北寄りの道に入って進むと小平局があった。実はJR武蔵野線の新小平駅も近いのだが、今回は便宜上西武線からのアプローチとした。どのみち降りないといけないわけだし。

小平局
【小平局(ゆうちょ銀行小平店)】

小平局前の丸ポスト
【小平局前の丸ポスト ここの市内多くない?】

ここはゆうちょ銀行。それなのにお客さんがいない?それはともかくフロアの行員さんはいた。「ご用件はなんでしょうか?」と久々に仕事してる行員さんを見た(コラ)。番号札をもらい窓口に出す。そして、窓口用の番号札は、このレシートだった。

ゆうちょ銀行の小さな番号札
【たまにある薄い番号札 ふむふむ新NISAって言うんだ(ウソ言うな)】

使用済みペン入れ
【久々に見る使用済みペン入れ】

駅まで戻って、今度は駅前の通り(青梅街道)を東に進む。500m近く進んだ小平十四小南交差点を右に入り、さらに100mほど進むと仲町局があった。

小平仲町局
【小平仲町局】

青梅街道駅に戻ってきた。しかし、寸前で多摩湖行きの電車が出て行ってしまった。1回休み。10分間隔だからそれほど影響はないけれど。

7.東村山市の旅(その2)

●萩山駅前
次の電車は萩山行き。終点の萩山で降りる。実はここの駅前にも郵便局がある。出口の左側の踏切(多摩湖線)を渡って拝島線の線路沿いに進む。向こうの方に〒マークが見える。あれかな?踏切の150mほど先に萩山駅前局があった。

萩山駅前局の上の方
【マンションの上に〒マークが?】

萩山駅前局
【萩山駅前局】

ここでもティッシュをはさんでくれた。局を出ると残り時間は5分。予定ではここから拝島方面に向かうはずだったのだが、次回に回すことになる。

急行西武新宿行き30000系
【萩山駅を出る急行西武新宿行き 30000系】

8.おわりに

きっぷの都合でなんとか池袋線に行きたいのだが。当初予定に従って西武球場前(ベルーナドーム)を目指すことにしよう。多摩湖行きに乗り、終点の多摩湖で降りる。ホームの前方にあるレオライナー(山口線)ののりばに進む。レオライナーの終点西武球場前からは各停西所沢行きに乗る。

9000系ライオンズブルー
【9000系ライオンズブルー 国分寺行き】

季節を感じられるベルーナドーム
【季節を感じられるドーム球場 ベルーナドーム】

甲斐野央の柱
【生きとったんかワレ!?】

西所沢からは池袋線の池袋行きに乗れるが、次の駅は所沢。所沢と言えば、そう狭山そば。もう降りるしかねえっしょ!と急行池袋行きに乗り、当然のように所沢で降り、本川越方面の1番ホームに足が向かっていた。

舞茸天そば
【季節限定 舞茸天そば】

いかん、そばが美味すぎて忘れていた(忘れんな)。今日の結果は、東京都:10(東村山市:2、国分寺市:1、小金井市:1、府中市:3、小平市:3)となった。あれ?この前は当分の間東京都は行かないって言ってなかったか?でも西武線を順番に回っていくミッションの都合上仕方のないところではないかなと。それにしても東京都から脱出できなかったことは反省材料と言える(のか?)。想定は少なめだったのにそれよりも下回るのは、見込みが甘いのだろうか。確かに結構移動が多かった気がする。

本日の結果(恋ヶ窪ほか)
【本日の結果(次ページは略)】

ぐぬぬ、次回からは池袋線に復帰できると思っていたのに。また中途半端な旅になってしまうのか。次はいつになるのか分からないけど、次回お楽しみに(絶望)。最後に目標を飯能なんて言ってたことを深くお詫び致します。

ラビュー車内

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