新潟・東北の旅

今回は、いつもの(?)郵便局メインではなく、あくまで旅行の途中で記念に貯金するという本来の旅行貯金となる。といいながら、郵便局回りを考慮したプランになってるのはなぜ?

1.プランニング(参考)
使用するきっぷは、いつものようにフリー乗車券とか周遊タイプのものではなく、JR東日本の株主優待券という東日本エリア内の片道きっぷを割引で購入できるものがあるので、それを利用した乗車券となる。ゆえに旅のメインとしては、JR東日本エリアで適当な箇所を回って帰ってくることになるのだが、磐越西線(新潟の新津から福島の郡山を結ぶ路線、電車が走っているのはそのうち喜多方と郡山の間)に乗りたいなという願望からルートを決めた。詳細を書くとサイトの趣旨から外れるので省略するが、経路は上越新幹線で長岡まで、そこから信越本線で新津へ、新津から磐越西線の旅を郡山まで。そのまま帰るとあまり面白くないので、福島に上がって奥羽本線(新幹線ではなく)で山形へ、最後は仙台がゴールとなる。

このうち、窓口が開いている9時~16時の時間帯が、郵便局へ行く時間となる。で、その時間帯で時間が取れた長岡、新津、郡山、福島、山形が訪問対象となった。
ここは旅行貯金のサイトなので、鉄道の旅行記についてはほぼ書きません。

2.1日目
●長岡(長岡、長岡四郎丸、長岡東神田、長岡呉服町)
上越新幹線を長岡で降りる。なんか時間がかかるなと思ったら各停だった。上越新幹線て列車名が「とき」と「たにがわ」しかないから分かりづらい。

レルヒさんとオコジロウ
【日本スキーの祖?レルヒさんとSLばんえつ物語のオコジロウ】

とりあえず駅に近い長岡局(本局)を目指す。西口の地下道を抜けて広い道を右に進み、交差点を左に入るとあった。本局だから見つけやすいのはいい。中に入ると、ここは直営店だった。ゆうちょ銀行の直営店って、番号カードの発券機の前に店員さんが待ち構えていて、たまに「ご入金ですか?!」と意表を突いて声をかけてくるのでちょっと苦手。さて、窓口に通帳を出すと「スタンプを押させていただいてよろしいですか?」と聞かれる。はい、そのために長岡で降りたんです!

次は、駅周辺局を検討した結果、少し遠いが四郎丸局に行くことに。幹線道路(R352)を南へ下り、道路に沿って東に進む。遠いな。田舎って結構スパン長いんだよな。JRの線路をくぐり、さらに歩きようやく四郎丸局にたどり着く。
ここからは道路を北に進み、長岡駅に向かって曲がり、川沿いの道を北上し、東神田局へ。これも結構遠い。

予定ではここまでだったが、まだ時間があるし、郵便局アプリを見ると近くにもう1局あるみたい。そんなわけで、線路沿いに南に戻り、踏切を越えて呉服町局へ。ここでも障害物(雪国名物の雁木)に隠れた看板を見つけ出し、何とか到達する。余談だが、この局の裏に山本五十六記念館があるらしい。やまもといそろく?あ、知ってる!肉じゃが作った人でしょ?(それは東郷平八郎だよ・・・)。ここでは書きませんが、まあ、色々偉い方です。「苦しいこともあるだろう 云い度いこともあるだろう 不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 泣き度いこともあるだろう これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である」心に刺さりますな。

呉服町局
【呉服町局 雪国名物の雁木が視界を遮る、部分的に】

駅に戻ろうと、線路に沿って駅に入ろうとするが入口が分からず、なんとか見つけたCoCoLo長岡から入り込む。細長い通路は新潟の特徴なのか?
新津行きが出るまでの10分ちょっとでそばを食べる。

●新津(新津山谷、新津、新津駅前)
新津に到着。新津は信越本線、羽越本線、磐越西線が集まる交通の要衝で、鉄道の町をアピールしているが、この淋しい雰囲気は仕方ないのか?余談だが、今は新津市ではないらしい。新潟市秋葉区だそうである。

ここは駅近に2局あるが、次に乗る会津若松行きの列車まで3時間以上あるので(磐越西線てそんなところです)、離れているが山谷局へ行くことに。線路沿いを南に下り、線路を渡る必要があるのだが踏切がない!結局跨線橋を越えるしかないのか。広い道路をかなり歩いて山谷局に。

新津山谷局
【新津山谷局 せっかくなので】

ここから来た道を戻り、跨線橋を越えて新津局へ。そこから商店街を抜けて駅前に戻り、駅の手前の道に入る。この辺に新津駅前局があるはずなのだが、それらしきものは見えない。心配になり郵便局アプリを見ると方向はあってるみたいだな。と思ったらあった。看板が奥に引っ込んでいて見えなかったのだった。まあ地元の人は場所を分かっているだろうからそれでいいんだろう。

新津駅前局
【新津駅前局 かなり手前でもこの見え方。無理ゲーだろこれ】

駅に戻り、時間を持て余す。お土産物屋とか駅弁コーナーはあるが、期待したようなそば屋さんはないようだ。長岡で無理してよかった。

ここからは本日のメインイベント磐越西線で郡山へ移動する。昔懐かしい(古いって事です)ディーゼルカーに揺られて、ぼーっとする。こういう時間が好きだ。普通の人にとっては苦痛かもしれないけれど。

3.2日目
●郡山(郡山方八町、郡山中町)
郡山駅東口のホテルを出て、そこから南へ進み広い道を東へ進むと方八町局がある。着いたらまだ営業開始まで5分以上ある。ロケットスタート(9時の開局と同時に1局目に入ることを勝手にそう呼んでいる)を決めるのが理想だが、泊まり以外でできたことはあまりないなあ。

局員さんから最近閉局したところがありますよと言われ、あとで確認したら未訪問局だった(郡山元町局)。暑いのでお気を付けてと声をかけていただく。そうですね、東北の暑さはじわじわ来ますね。

郡山駅周辺は昔回ったことがあるので、残る中町局を目指す。方八町局の前の道を西に進み、線路を越えて中町局へ。久々にティッシュを挟んでもらえた。

ここから電車で福島へ移動する。福島までは本数が多いけれど、その先の山形方面がまたネックとなる(新幹線は多いのだが)。

●福島(福島太田町、福島中町、福島栄町、福島置賜町、福島中央、福島曾根田)
ここで約2時間の空き時間ができる。山形方面の新幹線は多いのだが、在来線は悲惨なほど本数が少ないのである(米沢まで)。

駅周辺には割と多くの局があるが、あくまで空き時間での行動なので、行けるところを行くことに。まず西口から出て、駅裏の狭い道を南へ進み、突き当たりを右に進むと太田町局がある。

ここから東へ進み、線路をくぐり中町局へ。ここも結構遠いな。バス停はあるが、時刻表を見ると2時間に1本、しかも方向が逆だ。

中町局を出て北に進み、広い通り(R13)に出て栄町交差点を西に入ると栄町局がある。ここは分かりやすくてよい。中に入ると、郵便窓口しかない?これは貯金窓口が2階にあるパターンだ!東京では結構遭遇するパターンだけど、福島でこれに遭うとは。

元の道に戻り置賜交差点の東の狭い道を入り、北へ進むと置賜町局がある。数が多いのは都会の証なんだろうか。

さらに元の広い道に戻り、ここからさらに北へ進むと福島中央局がある。当然、ゆうちょ銀行の直営店である。窓口の対応がとても丁寧で恐縮する。

ここから歩いて福島駅に戻ると時間的に危なそうなので、近くにある福島交通の駅から戻る。というプランにより曽根田駅近くの曾根田局へ。住宅地を抜け、曾根田局にたどり着く。ん?なんか変だ。入口の上の表記は『福島曽根田郵便局』だが、自動ドアには『福島曾根田郵便局』と書いてある。どうやら曾根田が正しいみたい。

福島曾根田局
【福島曾根田局 ドア上の表記が違うみたい(複数資料を調べた結果です)】

広い道路に出て、たぶんこっちだろうと南へ進む。踏切を見つけ、そちらに進むとありました、曽根田駅。例によって無人駅だが、券売機があるのできっぷを買う。最近の傾向としてローカル私鉄でもICカードの導入が進んでおり、ここにもカードリーダー(簡易改札機)がある。自動改札はお金がかかるから導入できなかったが、ICカードはコストがかからないからか採用されたパターン。

飯坂線曽根田駅
【福島交通 曽根田駅 こういうローカル線らしい?駅舎って落ち着く】

●山形(山形五日町、山形駅前、霞城セントラル)
福島駅の地上ホームから奥羽本線(山形新幹線じゃなくて)の普通列車で北上し、途中米沢で乗換えて(降りていたら時間がなくなるから)山形へ。

まずは駅の南にある五日町局へ。駅の東側を線路に沿って南下し、1つ目の踏切を左に曲がると見つかる。1つ目のとか言いながら、これも結構な距離だったりする。

駅前に戻り山形駅前局へ。駅前広場の北側のそれっぽい道に入るとすぐに見つかった。局員さんに「定額貯金はいかがですか?」と勧められるが、旅行貯金の通帳に定額貯金を乗っけてる人っているのかなあ。確かに総合口座通帳ではあるけれど。

駅の北側にある東西自由通路を抜けて、駅の西側へ。今日の予定で最後の霞城(かじょう)セントラル局へ。館内の案内に沿って進んだつもりが、途中で分からなくなり結局建物の外から入ることに。ここでご飯にしようかと思ったが、ラーメン屋が閉まっている。あとは時間がかかりそうな店だったので、諦めて駅に戻る。

今日は想定以上に歩いたような気がする。暑さはそれほどつらくはないが、足が痛い。仙台行きの仙山線の電車に乗り、クーラーの快適さを満喫する。やっぱりクーラーはありがたいなあ。

4.まとめ
旅行のついでとか言いながら、比較的途中駅で時間を取るようなプランになってしまった感はある。ただ、地方では本当に列車の時間が空くところもあり、今まではただ駅でどうやって時間をつぶすか考えていたから、より有意義に時間を過ごすことができるのはよかったと思う。データ的には、空白地の山形県に行くことができ、新潟県もようやくまともな数字になったかなと思う。

本来は便利なきっぷに書いているきっぷでないと参考にならないのかな?でも、利用できる手段は他にもあるし、工夫次第で色々できますよって事で。でも、本来は旅行先で名も知らぬ郵便局に立ち寄るのが、旅行貯金の意味だから。などと自分の行動を否定してみたり。

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