相模鉄道(相鉄)の旅

0.はじめに

ついにやって来た、大型連休の季節が。なんか変な表現だな。それで今回の連休のパターンから言って、休めそうな平日は2日くらい。なのだが、無理やりもう1日くらい追加できることになった。なので、急遽予定を入れることにしたのであった。

どこか今までに行ってない所で1日乗車券がある所は、と探していると相鉄沿線が未訪問であることに気付いた。規模的にもなかなかお手頃感があって良いのではないか。と言うことで相鉄沿線を回ることにした。相鉄は、横浜から海老名に至る本線と、途中の二俣川から藤沢市の湘南台を結ぶいずみ野線、そして東京都心への進出の足がかりになる相鉄新横浜線(という名称である)から成っている。

相鉄線は基本的に(相鉄新横浜線の相互乗り入れを考えないと)神奈川県内のみを走る路線である。営業範囲が一県のみに留まるのは大手私鉄としては珍しい(と言われている)。前回の横浜ツアーの続きとしてちょうど良いのではないだろうか。相鉄線が走るエリアは、横浜市、大和市、海老名市、(座間市)、藤沢市となる。回れる所を回れば、後は神奈中バスツアーに委ねることになるのだろうな。相鉄バスが1日乗車券を出してくれればかなり捗るのだが。

1.プランニング

プランと言っても、相鉄の路線に沿って進む訳だが。相鉄線を利用するのは初めてになる(もちろん旅行貯金においてという意味である)。では、横浜駅からスタートするのか?と言えばそうではない。実は、本線の鶴ヶ峰辺りまではほぼ市バスが並走しているので、そこまでは訪問済みなのである。なお、羽沢横浜国大の駅周辺に郵便局はない。よって、その先の二俣川からスタートすることになる。二俣川からは本線といずみ野線が分かれるが、まずは本線から回ることにする。

おそらく海老名までは到達できるはずなので、その後は二俣川に戻っていずみ野線を進む。小田急線ツアーがいい加減すぎて、海老名駅周辺は未訪問になっている(ちょっと反省)。でも局数から言って海老名駅で終わるかも。

2.横浜市の旅

●横浜旭(ゆうちょ銀行横浜旭店)、横浜二俣川
まずはスタート地点の二俣川を目指す。ここは相鉄線しかアクセスがないので必然的に相鉄を利用することになる。調子に乗って埼京線から乗り込もうかとも思ったが、時間が無駄なので素直に横浜から相鉄本線に乗る。しまった!電車の時間に気を取られて1日乗車券を買うのを忘れていた!横浜~二俣川間の運賃は199円ナリ(ICカード)。まあ、お布施だと思えばいいか。。。

二俣川駅に到着。時間はギリギリ9時前。と言ってもスタートの局は駅近でないのでほぼ遅刻である。ともかく、いったん出場して1日乗車券を買い求める。相鉄・鉄道全線 1日乗車券(この文章内では1日乗車券とする)は740円。紙券とPASMOが選択できるようだ。では、今回はPASMOにしてみようか。PASMOと指定があるのでSuicaでは買えない模様。なお、ししょーのPASMOは年代物で印字面がボロボロのためとても見せられるものではない(と言うよりボロボロすぎて印字がまともにできない)。だったら紙券の方が良かったのでは?とたった今(この文章を書いている時に)気付いた。

相鉄一日券領収書
【1日乗車券の領収書 載せる意味あるのか?】

二俣川駅に来るのは、去年の3月以来となる。その時は、相鉄バスの旭4系統で横浜今井局を訪問したんだっけ。今回は鉄道線の旅なので、駅から歩ける範囲を回ることにする。

まずは、横浜旭局へ。北口を出て、バスのりばに向かって、いや右方向に通路を進む。一番奥の階段を降りて、下の道路に出てさらに進む。高速道路(保土ヶ谷バイパス)の高架をくぐってさらに東方向へ。前方に郵便局の建物が見える。道路の反対側にあるので、本村インター交差点(東側)で道路を渡る。二俣川駅からここまで約700m。ん?緑の看板。ここはゆうちょ銀行だったか。しかし、行員さんは見当たらない。自分で通常貯金のボタンを押して、番号札を発券する。

横浜旭局
【横浜旭局(ゆうちょ銀行横浜旭店)】

消毒済みのペン
【消毒済みボールペン】

使用済みボールペン
【使用済みボールペン入れ なんか面倒ですなあ】

座席の表示
【出た!いらすとや】

郵便局前バス停
【一応バス停はあるのだが、これでは】

二俣川駅に戻ってきた。意外とハードだな。駅の南口を右に進む。そうてつローゼンに沿って進むと、テナントの一角に二俣川局があった。

相鉄が取っても便利になります1
【相鉄がとーっても便利になりますよ、でも東急があおりを受けますよ】

二俣川局案内版
【二俣川局ほかへの案内版 右矢印だが直進ということらしい】

横浜二俣川局
【横浜二俣川局】

●横浜南希望が丘、横浜中尾、希望ヶ丘駅前
隣の希望ヶ丘に移動する。来た列車は、快速海老名行き。停車駅は、えーと、西谷から先の各駅。と言うことは実質各駅停車だな。まずは、南希望が丘局へ。南口を出て、駅前広場の左側の道を進む。これは地図では分からないアップダウンの激しい道。上ったり下ったりして600m少し進むと右側にポリテクセンターが見えた。その次の道を左に入ると南希望が丘局があった。しかし、距離よりもアップダウンのせいでかなり体力を削られる。これはバス推奨だな。希望ヶ丘駅から相鉄バスの二俣川駅南口行きが日中でも1時間に2~3本出ている。

南希望が丘局への道
【地図では分からなかったが、結構アップダウンがある】

横断旗入れ
【これはゴミ箱ではないよな】

横浜南希望が丘局
【横浜南希望が丘局】

また坂を上って下って希望ヶ丘駅まで戻ってきた。踏切を越えて進むと右側に希望ヶ丘駅前局が見えたが、後で来るからここはパス。希望が丘駅入口交差点を越えてさらに進む。道なりに進み、次の信号(と言っても600m以上ある)を右に入る。200mほど進むと右側に中尾局があった。番号札を引いて待つが、時間がかかってるな。どうやら保険の手続きで窓口が塞がれているらしい。局員さんが近付いてきて、入金ならATMでもできますが、と声をかけてくれたが、そういう輩であることに気付かれた。待ってますんで、大丈夫です。

横浜中尾局
【横浜中尾局】

これも後で分かったのだが(この文章を書いてる時)、二俣川駅北口から出ている運転免許センター循環のバスに乗って中尾町バス停で降りると、中尾局までは500mほどで行ける。ただし、道順が分かりにくいが。時間的には微妙かな。でも今回はバスに乗らないポリシーなので。

来た道を戻って、やっと駅まで戻ってきた。おっと、忘れるところだった。踏切手前の希望ヶ丘駅前局に入る。

希望ヶ丘駅前局
【希望ヶ丘駅前局】

各停海老名行き(JR)
【各停 海老名行き JR乗り入れ車】

●三ツ境駅北口、三ツ境
快速海老名行きに乗り、隣の三ツ境へ。北口を出てバスのりばへ向かうと、バスのりばの左奥の方に三ツ境駅北口局が見えた。バスターミナルを回り込んで向かう。

相鉄20000系 快速海老名
【快速 海老名行き 相鉄20000系】

三ツ境駅バスのりば
【三ツ境駅バスのりば 奥に郵便局が見える】

三ツ境駅北口局【三ツ境駅北口局】

駅に戻って、今度は南口のペデストリアンデッキを進み、右奥の階段を降りる。道路を渡って右方向に少し戻ると左側の道に三ツ境局があった。これだけ近いとありがたいのだが。

ズーラシア案内
【ズーラシア案内 マイナーだが一応ズーラシアへのアクセス駅】

三ツ境駅南口
【三ツ境駅南口】

横浜三ツ境局
【横浜三ツ境局】

三ツ境駅空室
【何かテナントがあったように見えるが】

●瀬谷(ゆうちょ銀行瀬谷店)、瀬谷北
隣の瀬谷に移動する。次の電車は各停の海老名行き。しかもJR車(E233系7000番台)。ということは新宿から来た各停だろう。南口を出て左に進み、突き当たりを右に進む。道なりに500mほど南下し、厚木街道に出て左に進むと瀬谷局があった。また緑の看板がある。今度は行員さんがいる。あ、番号札をくれた。ありがとうございます。番号を呼ばれて、いつもなら窓口用の札をもらえるのだが、今回はレシート(番号札)が返された。これが窓口用の札を兼ねているらしい。

瀬谷局
【瀬谷局(ゆうちょ銀行瀬谷店)】

消毒済みのペンと使用済みペン
【またこのパターンですか?】

アパート前バス停
【最寄りのバス停はこんな感じ(旭29系統ニュータウン南瀬谷循環)
使いにくい】

厚木街道の瀬谷駅入口交差点を左に入り、先ほどの道を北上する。途中に分かれ道があるが、どうやらこちらを通る方が駅からは近かったみたい。直進して踏切を越え、150m先の瀬谷小学校前交差点を右に進むと瀬谷北局があった。

横浜瀬谷北局
【横浜瀬谷北局】

瀬谷駅待合室
【こんなところにそうにゃん】

3.大和市の旅

●南大和、大和中央一
今度は快速の海老名行きに乗り、隣の大和に移動する。ここは小田急線との接続ポイント。前回ツアーで江ノ島線の南林間までしか到達していなかったので、ここは未訪問となる。南口の方が近いので南口へ向かおうとしたが、この駅の構造として北口が相鉄改札、南口が小田急改札につながっている。小田急側から出場できる改札機もあるが、1日乗車券の扱いが分からないので、とりあえず北口から出る。小田急の高架に沿って南に進み、高架をくぐって線路の反対側に出る。目の前の道を左に300mほど進むと中央一局があった。

大和中央一局
【大和中央一局】

厚木街道を戻り、大和駅南入口交差点を300mばかり右に進む。小田急の線路を越えて、大和南交差点を左に入ると、南大和局があった(ややこしいな)。

南大和局
【南大和局】

帰りは北に進んで、駅に向かってだだっ広い道を進む。ちょうど相鉄線の真上に当たる部分。と言うことは、地下に潜った相鉄線がかつて走っていた跡なんだろう。何だかこの雰囲気に覚えがあるなと思っていたら、下北沢付近の小田急線跡に似ていることに気付いた。

●相模大塚駅前
快速海老名行きに乗り、隣の相模大塚に移動する。何だか疲れるなと思ったら、二俣川からずっと各駅に降りていることに気付いた。いつもなら2、3駅飛ばすところもあるのに、丹念に1駅ずつ拾うというのは地味に疲れるな。北口を出て地上に降り、線路沿いに左に進むと、相模大塚駅前局があった。北口から約100mぐらい。ここも近いな。ここでは、局員さんが局名印を探している。あまり訪問者がいないのか?「押させて頂きます」はい、よろしくお願いします。

相模大塚駅電留線
【相模大塚駅の電留線 なぜかJR車ばかり】

相模大塚駅前局
【相模大塚駅前局】

相鉄モヤ700形
【相鉄モヤ700形に遭遇!今日はいいことがありそう?】

4.座間市の旅

●さがみ野駅前
またも快速海老名行きに乗り、隣のさがみ野に移動する。さがみ野駅は海老名市にあるのだが、さがみ野駅前局は市境を越えて座間市にある。北口を出てなんとなく目の前のそうてつローゼンに入る。外に出て左に進み、突き当たりを右に進む。斜めに交差する道路を越えて(これが海老名市と座間市の市境)150mほど進むとさがみ野駅前局があった。

さがみ野駅前局
【さがみ野駅前局】

座間市の標識
【ここは座間市】

5.海老名市の旅

●大塚本町、かしわ台駅前
快速海老名行きに乗り、隣のかしわ台へ移動する。たぶん座っている時間より歩いてる時間の方が長そうだ。まずは、大塚本町局へ。東口から出ると近そうだな。と考えて東口へ進む。が、長い!ホームの端から陸橋を越えて、線路の右側に降りる。そこから、果てしなく続く細くて長い道。300m以上も線路沿いを進むとようやく出口が見えた。これは駅構内なのか?東口を出て右に進み、厚木街道に出て右に進む。大塚本町交差点を直進して130mほど進むと大塚本町局があった。その先には綾瀬市の標識が。ここは、海老名市のようだが。

かしわ台駅通路1
【相鉄の電車をご覧頂けるスペース】

かしわ台駅通路2
【謎の庭園】

かしわ台駅通路3
【たぬきが出没します? なんとのどかな】

かしわ台駅通路4
【かしわ台駅東口通路 上の写真もその一部である】

大塚本町局
【大塚本町局】

綾瀬市の標識
【向こうはもう綾瀬市】

海老名市の標識
【ここは海老名市】

来た道を戻る。目の前には座間市の標識が。気にせず駅に向かって進む。踏切を越えてさらに120mほど進み、左に曲がる。300m進んで中学校の中程の道を左に進み(この辺りはマピオン頼みである)坂を上ると駅前を通る道に出る。その先にかしわ台駅前局があった。このタイミングで上り坂はかなり足に来る。

念仏坂
【念仏坂 この坂もまた、実に走りたくなる坂、ではない!】

かしわ台駅前局
【かしわ台駅前局】

●海老名駅西口、海老名
快速海老名行きに乗り、ついに終点の海老名に到着した。ここも小田急との接続ポイントだが、例によって中途半端な回り方をしていたため、未訪問である。さて時刻は15時20分を過ぎている。まずは海老名駅西口局へ。西口だから近いだろう、なんて思っていたら甘かった。海老名駅は東側に小田急と相鉄の駅があり、200mほど離れた西側にJR相模線の駅がある。西口というのはそのJR側のことであった。2階の小田急のりばに上がり、遠く離れたJRの駅を過ぎて、バスのりばの手前の陸橋を左に進み、右側の階段を降りると目の前に海老名駅西口局があった。さすが駅前だけあって(JR側だけど)混んでいるな。と列を避けようとしてふとローソンに入りかけてることに気付く。これはトラップだな(違うよ)。

海老名駅西口局上から
【海老名駅西口局】

海老名駅西口局
【すみません、ちゃんと撮り直しました】

次は海老名局へ。ここから陸橋を戻り、東口から出て、ペデストリアンデッキをビナウォークに向かって進み、ビナウォーク内の階段を降りて南に進む。この時点で残り10分。果たして間に合うのか?海老名駅入口交差点を南へ進み、260m先の国分関免交差点を渡って東に進む。前方に郵便局が見える。残り2分で何とか海老名局に到着した。何とか間に合ったな。国分関免交差点から200m、海老名駅西口局からは実に1km以上の道のり。急いで入金票に記入して、入口に並んでいる番号札発券機の貯金マシンから番号札を引き抜く。今日は最後まで頑張った。

海老名局
【海老名局】

番号札発券機の列
【ずらりと並んだ番号札発券機 16時を過ぎたらフタをされていた】

6.おわりに

さて、海老名駅まで戻ってきた。本日の成果は、神奈川県:17(横浜市:9、大和市:3、座間市:1、海老名市:4)、ティッシュ:0。相鉄本線の運転間隔はさすがだ。後は歩き続けることができれば。とは言え、歩数計を見ると25000歩を超えていた。かなり頑張ったのではないか?相鉄バスを使えばもう少し楽なのだが、今回は鉄道で回れるだけ回るというミッション(?)だったので。

えび~にゃ
【海老名市のアイドル えび~にゃ】

相鉄線を全部回る勢い(と言うか気持ち)だったのだが、終わってみればやはり海老名(本線)止まりになってしまった。残りはいずみ野線となるわけだが、終点の湘南台は訪問済み(横浜市営地下鉄ブルーライン)なので、かなり中途半端になる。どうしようかな?範囲としてはいずみ中央までの各駅なのだが、全部神奈中バスで回れたら相鉄ツアーはこれで終了となる。が、南万騎が原駅には相鉄バスしか乗り入れていないので、第2回相鉄ツアーはありそう。

まだ暑さでバテるような気候ではないが、とにかく足が痛い。でも二俣川まで戻ってくると幾分足の状態はマシになった気がする。とりあえずそばでも食べるか。

相鉄が取っても便利に2
【相鉄がとおーっても便利になります、でも東急サイドにはメリットないです】
敢えて言うなら、武蔵小杉・日吉~二俣川のアクセスが楽になるくらいでしょうか?参考までに武蔵小杉~二俣川間の運賃を比較してみます(金額は推定)。
■JR・相鉄ルート:516円
■東急・相鉄ルート:476円(運賃改訂後)
■横浜経由(JR・東急同額):449円(運賃改訂後)
うん、やはり横浜乗り換えがお勧めです。ただし、直通の場合JR経由よりも東急・相鉄ルートの方が安くなりますね。なぜ、武蔵小杉から二俣川かと言うと、東急サイドからは川崎民が運転免許センターに行くぐらいしか需要がないからです(断言)。

ちくわ天そば
【ちくわ天そば@二俣川 ネギを分けるのは最近のトレンドなんでしょうか?】

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